文化放送

「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送、2008年6月20日(金)13:00-15:30)

○「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送、2008年6月20日(金)13:00-15:30)

※少しだけ加筆修正。2008年6月26日(木)

いつものようにポッドキャスティングで「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送、月〜金13:00-15:30)の「大竹メインディッシュ」の面白そうなのを選んで聴取。

お笑い芸人や役者をゲストに迎えたときの大竹の知識と洞察の深さには、聴いていていつも触発される。

昨年のM-1グランプリ決勝で、他の審査員は誰も票を入れないだろうとわかった上で、どうして大竹はひとりキングコングに一票を投じたのか、その理由を語った6月19日(木)放送分も面白かったが、6月20日(金)放送分の立川志の輔を迎えての回は興味深かった。

大竹まこと ゴールデンラジオ!「大竹メインデッシュ」【6月20日ゲスト:立川志の輔師匠】

※ただし、公開は放送後1週間。2008年6月27日(金)のお昼過ぎには削除される。

時おり大竹が演劇論的なアプローチで切り込みつつ、全編にわたり落語談義が展開された。終盤、座布団の上に小さく座って噺し、手拭いと扇子程度の小道具で「落語って何でこんなシンプルにやってられるんだろう?」と志の輔自身が問を立て、最近解ってきたこととして「落語はお客さんが一生懸命仕事してるんですよね」というひとつの答を提示する:

立川志の輔 あのぅ、ま、単純な、わりと好きな小噺ですけど、その、あの、
「係の人、私この絵は知ってるんだけど、えぇと、誰の絵だったかしらねぇ?」
「あぁ、奥様、それはあのぅ、レオナルド・ダ・ヴィンチでございます」
「あぁ、ダ・ヴィンチ! あぁ、そうそう、知ってるのよ、係の人。隣はほら、あのぅ……」
「奥様、ゴッホでございます」
「あ、ゴッホ。わかっ、わかってるのよ、あなた。その隣が、あ、あ、係の人、これは私わかるから余計なこと言わないでちょうだい。この絵はピカソよねぇ?」
「奥様、鏡でございます」
っていうのがある。
大竹まこと・六車奈々 はははは。
志の輔 このときに、係員を思い出し、奥様の顔を想像し、わかってる絵を自分の知識の限り思い出し、最後「ピカソでしょう?」「奥様、鏡でございます」って言われた瞬間に、その、ま、仮にね、会場が笑うとしますよ。その瞬間に、あなた、ピカソの顔とそっくりの奥さんを思い出してっていう、そのありとあらゆる作業をしてるのは全部客だってことですよ。
六車 そうですよね。全部その言葉で想像してるわけですもんね。
志の輔 そう、私、今喋っただけですから。

落語通の御仁はわが意を得たりとニヤリとしたかもしれない。また同時に、ラジオ・ファンのなかには「これはラジオの話でもある」と心得た向きもあるだろう。いずれの人も、この話を耳にして、語りを軸とした表現が映像表現を凌駕する契機を見出して陶然とするかもしれない。

しかし、私はラジオ・ファンとしてこの話にはどこか満足できない。

というのも、もし上述の話が事実であるとするならば、言語パフォーマンスが到達しうる最高の価値が、結局は映像だということになりはしないか。語りは映像を引き出すためきっかっけ、いわば「頭の中のテレビ」のスイッチに過ぎない。となると、これは即ち、映像に対する言語の従属ではないか!

私は落語に不案内なのでラジオの話として言うならば、ラジオ愛好者は「想像力」というキー・ワードを梃子にしてラジオの価値を映像に向かって押し上げるたがる。「ラジオを聴くと想像力が豊かになり、テレビよりももっとすごい映像が頭のなかに浮かぶ」という具合だ。しかし皮肉なことにその時、ラジオの価値が、テレビを基準に値踏みされている。ラジオの優位を語っているつもりのその言葉が、テレビや映画に対するラジオの敗北を宣言していることになる。

もちろん、ラジオにおける言語パフォーマンスは、新聞を拾い読みするものもあれば、志の輔が言うような聴き手の想像力を映像へと導くものもあり、ニーズやテーマに応じて多様であってよい。もちろん、後者は充分に高度な精神のはたらきを含んでいることを認めるが、それでも、言語パフォーマンスの前衛がそこにあるとは私は思わない。

志の輔の解釈に抗して

ここで改めて考えてみよう。私たちは志の輔の先ほどの小噺を聴いたとき、本当に「ピカソの顔とそっくりの奥さん」を思い描いているだろうか?

よく考えてみれば容易に解るが、もし件の「奥様」の顔がピカソがキュビスムの手法で書いた肖像画にそっくりだとしたら、それはそれでシュールではあるが笑いにはつながらない。この小噺が笑いを呼び起こすためには、「奥様」は生身の醜い顔の持ち主でなければならない。となるとしかし、「この絵はピカソよねぇ?」と「奥様」が口にしたときに、鏡に映っているのは生身の醜い顔の「奥様」であるから、その途端この小噺は映像としては破綻してしまう。実はこの小噺は、志の輔の解釈とは全く正反対に、映像化不可能なのだ。逆に言えば、この小噺は、映像化不可能性によってはじめて笑い話として成立し得るのだ。

この小噺の聴き手が思い浮かべるのは、ある種のイメージには違いないが、厳密に言えば、具体的な「映像」に還元することは出来ない。伊集院光が好んで度たび引用する「松の木におじやぶつけたような不細工」や「暗闇にヘタをつけたような大きな茄子」という落語の表現なども類似の例で、その言語と映像との間にある裂け目にはえも言われぬ活力が満ちている。

言語と映像の両方に抵触しつつも、そのいずれとも完全には一致しない——贔屓目に言うならば、その両者を媒介としつつその両者を乗り超える、いわば「第三のイメージ」とでも言うべきものがそこに現出する。このようなかたちで言語と想像力が出会う場こそ、言語パフォーマンスの前衛たり得るのではないだろうか。

「映像化不可能性」という専売特許

あなたは「テレビは見るもの、ラジオは聴くもの」と思ってはいないだろうか? それは誤解である。私たちは、テレビを見ると同時に聴いている。テレビは映像と音声の両方を扱っており、音声は必ずしもラジオの専売特許ではない。

ラジオの愉しみの神髄は想像力を媒介とした「言語→映像」の変換作業だと考えるのであれば、それはラジオの愉しみの一部を語っているに過ぎない。もっと言えば、ラジオの可能性を貧困化しているとさえも言える。「聞けば、見えてくる」というTBSラジオのキャッチ・コピーは、コピーとしては100点だが、ラジオの特性についての説明としては70点ぐらいだ。ラジオは見えるはずのないものさえも伝達し得る。

「全然テレビに負けちゃって、ゲームとかにも全然歯が立たないような」「媒体価値の下がってる」「形だけのマスメディア」だと一般に思われているラジオ(宮川賢)が、テレビとは別様の固有性を発揮する可能性があるとするならば、それは「想像力による映像化」にではない。すべてラジオ番組がそれを目指す必要はないが、ラジオの前衛はむしろ「映像化不可能なイメージ」のほうにあるのではないだろうか。なぜなら、映像なしでは成立し得ないテレビには「映像化不可能なイメージ」を扱うポテンシャルがないからだ。

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在京民放ラジオ5社共同広告:バージョン2(東京5社ラジオ強化委員会・都営地下鉄、6月2日(日)〜6月7日(土))

○在京民放ラジオ5社共同広告:バージョン2(東京5社ラジオ強化委員会・都営地下鉄、6月2日(日)〜6月7日(土))

先日の下記話題の続き:

都営地下鉄車内広告とラジオスポットがタイアップ|東京都

在京民放ラジオ5社共同広告(東京5社ラジオ強化委員会・都営地下鉄、バージョン1:2008年5月25日(日)〜6月1日(日))(当ブログ内)

2008年5月25日(日)〜6月1日(日)のバージョン1に続き、第2弾が都営地下鉄に掲示された。

乗客がいるなか地下鉄の中吊り広告を撮影するという行為は、我ながらイタい感じ。でも頑張りましたよ。前回同様、早朝に撮影するも、そこそこの乗客数。人の少ない車輛を選ぶ。こんな早くから出勤とは、職住分離も度を越すのはよくない。

新型車両では、広告と吊り革との距離が近く撮影に不向き。よって旧型車輛を待つ。ちなみに、土曜日に用事で都営大江戸線に乗ったが、大江戸線は他の路線より車輛が小さい。よって、車高の低さを考慮して、横から見ると2枚の広告が「Y」の字を成すように広告を途中で折り曲げて掲示している。これまた撮影に不向き。

左から:

・TBSラジオ:安住紳一郎(「安住紳一郎の日曜天国」日10:00-12:00)
・文化放送:玉川美沙(「玉川美沙 たまなび」
月〜金15:00-17:50
・ニッポン放送:テリー伊藤(「テリーとたい平 のってけラジオ」月〜金13:00-15:30)
・TOKYO FM:チャットモンチー(「SCHOOL OF LOCK!〜チャットLOCKS!〜」火23:05-23:30、
 箭内道彦「風とロック」
24:30-25:00)
・J-WAVE:ジョン・カビラ(「JK RADIO Tokyo United」金6:00-11:30)

今回のヴァージョン2には、引用できる中吊り広告の公式な画像がない——と思っていたら、とくながたかのりさんからの情報で、『宣伝会議』のサイトにヴァージョン1、2両方の画像が掲載されていることが判明。ありがとうございました。さっそくふたつともダウンロード。

在京ラジオ5局、初の共同広告|宣伝会議ヘッドラインニュース

ついでに……

「地下鉄でラジオの宣伝したって聴こえないじゃん、地下だし」と思ったあなた、なかなか鋭い。でも甘い。都営地下鉄では、1994年11月からAMラジオ再送信サーヴィスを行っており、地下であるにもかかわらず車内でAMラジオを聴取することができる。

AMラジオ再送信サービス | 東京都交通局

今回の撮影がてらに聴いてみた。確かにNHKも民放も聴取可能で、神奈川県に送信所のあるラジオ日本は、家で聴くよりもクリアーだ。「好きな番組が、受信環境が悪くて聴けない」というかたは、都営地下鉄で行ったり来たりするというのもアリかもしれない。ないか……。

聴いていて気付いたのだが、島型のホームの中央あたりよりも線路に近付いたほうが良く聴こえたり、ホームを離れてエスカレーターや連絡通路に出ると聴こえなくなったりする。これは、線路の天井や壁面に渡してある誘導通信線からラジオの電波を出しているからのようだ。

再送信についての詳細や技術的な話は『ラジパラ』(三才ブックス、2007年)の記事「突撃企画!勝手に表彰状 地下鉄でAMラジオが聞けるなんて素晴らしいじゃないか! 都営地下鉄に表・彰・状!」(pp.134-137)に詳しい。AMラジオ再送信システムが模式図を用いて解説されている。

ただ、残念なことに、810kHzにチューニングしてもAFNは聴こえなかった。都営地下鉄内に攘夷派の動きか?

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在京民放ラジオ5社共同広告(東京5社ラジオ強化委員会・都営地下鉄、バージョン1:2008年5月25日(日)〜6月1日(日))

○在京民放ラジオ5社共同広告(東京5社ラジオ強化委員会・都営地下鉄、バージョン1:2008年5月25日(日)〜6月1日(日))

在京民放ラジオ局5社が共同でキャンペーンを行っている模様。TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、TOKYO FM、JーWAVE の5社。InterFM が参加していないのは何故だろう?

○都営地下鉄車内広告とラジオスポットがタイアップ|東京都

都営地下鉄に中吊り広告が出るとのことで、ぜひ写真を——と思ったが、地下鉄の車内で中吊り広告を撮影している姿は、どう見てもバカ丸出し。じゃぁ諦めるか? ご冗談を。よって、始発なら乗客が少ないだろうと見込んで出発。ちなみに、ふだんはJRで、地下鉄は使わない。その日は、JRの代わりに三田線と新宿線に乗車。

しかし、見込みが甘かったようで、始発にもそこそこ人が乗っている。さすが東京の都心。

三田線には件の広告がなく、新宿線でようやく発見。人の少ない車輌へ移動し、挙動不審ぎみにシャッター・チャンスを虎視眈々と狙い、どうにか撮影:

加筆(2008年6月1日)

コメント欄でご指摘いただいたように、上の写真が見にくいので以下を加筆。吊り革が邪魔なのと、車内の蛍光灯の光が反射するのとで、きれいに撮れなかった。吊り革を避けると反射し、反射を避けると吊り革がかぶさってくるという感じ。豪腕映画監督よろしく、「吊り革どけろ! 電気消せ!」ともいかないので。

よって、東京都のウェブサイトの画像も併せて引用:

左から:

・TBS:爆笑問題(「爆笑問題カーボーイ」火25:00-27:00
         「爆笑問題の日曜サンデー」日13:00-17:00)
・文化放送:大竹まこと(「大竹まこと ゴールデンラジオ!」月〜金13:00-15:30)
・ニッポン放送:中川翔子(「中川翔子のG(ギザ)サイエンス」金24:10-24:40)
・TOKYO FM:八代英輝(「クロノス」
月〜金5:00-8:30
・J-WAVE:木村カエラ(「OH! MY RADIO」火24:30-26:00)

2008年6月2日(月)〜6月7日(土)には、バージョン2の掲示が予定されている。

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補足:大竹まこと ゴールデンラジオ!(文化放送、2008年4月8日(火)13:00-15:30)

○補足:「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送、2008年4月8日(火)13:00-15:30)

先日、西川のりおがゲスト出演した「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送、2008年4月8日(火)13:00-15:30)についてこのブログで言及したところ、 どういたしまして浜村淳です! さんから「もうちょっと内容を詳しく教えてほしい」とのご要望があった:

「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送、2008年4月8日(火)13:00-15:30)

ポッドキャスティングでの公開も放送後わずか1週間の期間限定であるため、このブログを見た方の中にも聴けなかった方がいらっしゃるかもしれない。よって、面白かったところを少しご紹介しようと思う:

浜村淳および「ありがとう浜村淳です」(MBSラジオ、月~金8:00-10:30、土8:00-11:30)について:

西川のりお [浜村が]映画の話するんですけど、普通、映画って評論で、「あの映画が面白かった」とか、「ここポイント」って話でしょ。ちゃうんですよ。全部筋をしゃべるんですよ。

西川 あの方歳いってますから、70回ってますから、ものすご早く来て、スタッフも迷惑らしいんですけどね。

西川 言葉が噛みそうになったらおんなじ言葉、2回繰り返すんです。「そこで、追い詰められました……追い詰められました」[……]。本人は流暢にしゃべってるつもりなんですけど、必ず2回3回しゃべってるときは、次の文脈にくるもんを探しとるわけですよ。

西川 浜村さんの車てすぐわかるんですよ。ちょっと人が乗ってないような色の車のってるんですよ。なんか、ものすご売れ筋の車なんですけど、なんかあのぅ、阪急電車のボディーみたいな――

山本モナ あっはははは。

西川 海老ゆがいたような、なんかね、小豆色みたいなね。

山本 (机を叩いて喜ぶ音)

西川  次、買う人、これ誰が買うんだ、と。どうせ下取り安いだろう、と。

西川 [車に]杉良太郎か松平健のディナーショーみたいなね、サテンのいっぱい入った、ラメの入った服がいっぱいかかってんですよ、後ろに。

大竹まこと 外から見えんの?

西川 車、こう乗るとき、後ろ、手持ちのやつあるでしょ?

大竹 はいはい。手で持つね。

西川 そこにいっぱい服、ぶら下げとるんですよ、フリルの入ったブラウスから。そんな車ないですよねぇ?

大竹 じゃぁ、もうほとんど、「あ! くたばりぞこないの車だ」って……。

西川 ほんで、それに[服が]いっぱいかかっててね、おまけに下、床見たら、靴がいっぱいドサ~って置いてあるんですよ。「家、帰ってないんかなぁ」て思うぐらいに。

西川 [ラジオの]ギャラがすごいんですよ。

大竹 ギャラ?

西川 ラジオのギャラって、いろいろまぁ、この文化放送も問題あるかわかりませんけどねぇ、始まってもう30数年、35、6年。35、6年ぐらいやっとるでしょうねぇ。

大竹 そいだけやったら、やっぱしねぇ。

西川 はい。正直言いまして、プロ野球選手のちょっとした、あの、高額年俸の給料に届くぐらい、年間ですよ。1か月すごいですからね。そら普通、あのぅ、「えぇ!」って思うぐらいのギャラなんですよ。[……]100万、200万だったら、正直僕言わないですよ。300[万]、400[万]でもないんですよ。500万でもないんです――

山本 あ~~!

大竹 わかりました、わかりました。

アベロク(安部憲幸)について:

西川 僕は朝日放送でアベロクさんて、この方と一緒にラジオやったんですけど、このかたテレビ向きじゃないですけどねぇ。

山本 はははははは。

西川 一応、饒舌で上手いんですよ。あの10・19て、あの、近鉄とロッテの引き分けになって、近鉄の迎木監督がやったときの、あの名解説を、「二ュースステーション」を、あの、ぶち抜いてやって、横のワイプで出てきたかたの……ときの、あの解説をした名アナウンサーなんですけども、非常にラジオむきで、テレビにむいてないんですね。

大竹 「ラジオむき」ってのはどう、どういう……?

西川 今時分、宮根[誠司]とかね、ちょっとテレビ流行顔があるじゃないですか?

大竹 あぁ、大阪「ミヤネ屋」[よみうりテレビ]。

西川 宮根は、調子こいてる部分ある。

山本 今ねぇ、日本テレビでもやってます。

大竹 ネットになって、東京も今。

西川 [宮根は]見てくれはイケメン風やけどね、[アベロクは]そういう感じじゃないんですよ。もう、ホント、実力派、と。

大竹 ふははは。

西川 昔のラジオの人ってあるぁないですか? 「ホントあんた、ラジオの人ですね」と。

西川きよしの選挙戦について:

西川 僕は実は選挙運動手伝うてるときにね、あのぅ、正直な話、ウチの師匠[西川きよし]、こない言うたんですよ――「いつもなぁ、横山[やすし]ばっかり目立っとたやろ、事件起こして。初めてや、オレ、芸能以外でマスコミの注目浴びたん」て言うのをね。

あの、上、サンルーフの天井開く車あるじゃないですか? 選挙カーから首出して。あんな師匠見たん初めてなんですよ。今までは、どっちか言うと堅苦しい人やなぁ思てたんがね、「オレはホンマなぁ、雑誌とかに追跡されたかったんや」て。「いつも「やっさん、やっさん」言われやがってなぁ。やっと、見てみ、オレのこのカメラ後ろついてる数、その雑誌社の数、腕章はめたん。俺はこれやったんや。オレ別にな、オレが……大阪府が全部、オレのイベント会場や!」て言うた瞬間――

大竹まこと わはははは。

西川 キレたな、キレたな、いいぞいいぞ思て。

横山ノックの選挙戦について:

西川 ノックさんがね、それこそ、あのう、初めて府知事になったときね、最後は大阪の梅田の阪急てあるじゃないですか? 梅田の中心街。あそこで、上岡[龍太郎]さんが選挙演説、普通ウソでもおだてるもんでしょ?

大竹 はいはい。

西川 「こんなアホに知事さしていいんですか? アホですよ」と。「私はこの男と長年付き合ってます。ホンともう、ホンマもんのアホです」と。

大竹 で、客、「わあああ」と。

西川 「わあああ」と喜んで。ほんで[横山が]「ちょっとょっと、お前、言い過ぎや」言いながら、[上岡が]「何が言い過ぎや? いい足らんぐらいだ、この男は。数かずの悪行三昧」

西川・大竹 はははははは。

西川 でも、通るんですよ。

山本モナ でも入れちゃうんですよねぇ、票を。大阪ってステキ。

橋下徹大阪府知事について:

山本 のりおさんからみた橋下府知事はどうですか?

大竹 橋下さんはどう?

西川 たしたことないと思いますね。

大竹 たいしたことない?

西川 いや、何でかと言いますとね、あの人、ただ自民党と公明党の顔色見てるだけですね。

これも正直言います、僕は、僕なんかのレベルで解んのは、元もと[自民党]大阪府連の会長で、中山太郎といった、元もと外務大臣の方がいらっしゃったんですよ。そのときに、あの人無所属でノックさんみたいな通り方するんだったら、僕は認めるんですけども、知名度もともとあるのにもかかわらず、大阪の自民党のほうに顔出して、公明党のほうに顔出して、「お願いします」と言って、まぁ正直、あの両党で当選したんですよ。

38[歳]で、おそらくこの両党からしたらね、手なずけて、「表向きは東国原のまねをしろよ」という風に見せててね、内うちは、この2つの党の言いなりだと思います、僕は。

橋下大阪府知事と東国原英夫宮崎県知事の比較:

大竹 東国原さんはアレだよね、いろんなそういうパッシング[バッシング?]のときに、一回も……あんまり怒んなかったね。

西川 そうですね。

大竹 橋下さんは、こう……ね、結構「NHKは何だ!」「ここは何だ!」みたいなことをやっぱし言ってたね。

西川 大竹さんね、芸人とやっぱり弁護士の違いなんですよ。

大竹 あ、そうか!

西川 東国原は芸人ですからね、あいつ。芸人の技量が出てますね

このブログで、「ストリーム」(TBSラジオ、月~金13:00-15:30)のポッドキャスティング・アーカイヴの充実ぶりについて何度か指摘したが、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送、2008年4月8日(火)13:00-15:30)も「大竹メインディッシュ」のコーナーだけでもアーカイヴ化してもらえないものだろうか?

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大竹まこと ゴールデンラジオ!(文化放送、2008年4月8日(火)13:00-15:30)

「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送、2008年4月8日(火)13:00-15:30)

「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送、2008年4月8日(火)13:00-15:30)の「大竹メインディシュ」に西川のりおがゲスト出演した。結構聴きモノかもしれない。

出だしは、テレビの深夜放送談義(というか想い出話)から始まり、やがて大阪のラジオ事情と称して浜村淳いじりが展開。映画の筋を全部喋ってしまう件(これは、ときどき「ストリーム」(TBSラジオ、月〜金13:00-15:30)でもやっているようなので、東京のラジオ・リスナーも聴いたことがあるかもしれない)、「噛みそうになったら、同じ言葉を2回繰り返す」テクニック(?)、「阪急電車のボディみたいな」「下取り安いだろう」と予想される愛車の話、驚きのギャラ(「プロ野球選手のちょっとした高額年俸の給料に届くぐらい」)などが話題に上った。

他に、道上洋三・アベロク(安部憲幸)にも言及。道上については噂程度には知っているが、番組では山本モナは道上からアナウンサー研修を受けたと語っていた。アベロクについては全く知識のない私。西川によると「非常にラジオ向きでテレビ向きじゃない」「ホントあんたはラジオの人ですね」とのことで、火曜日のアシスタントの山本モナ(彼女は元朝日放送のアナウンサー)は「東京でアベロクさんの話を東京で聞くとは思わなかった」そう。

大阪出身の人であれば、私以上に愉しんで聴ける内容かもしれない。うらやましいゾ、大阪人。

他には、選挙時の西川きよし氏のキレっぷりを紹介したり、橋下徹大阪府知事を「たいしたことないと思いますね」とバッサリ斬ったりしていた。自民・公明の顔色うかがいで当選したにすぎない、「芸人と弁護士の違い」「東国原は芸人ですからね、あっこは芸人の技量が出てますね」など、彼の橋下評は、かなかの慧眼かなとも思った。確かに、橋下府知事には東国原宮崎県知事ほどの人間的な魅力はないなぁ、と私も思う。私の見立てでは、「お勉強のデキる杉村大蔵」程度の感じ。

ポッドキャストで聴けるが、公開期間は放送後一週間程度。下記からお早めに:

○大竹まこと ゴールデンラジオ!「大竹メインデッシュ」

  
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川口桜まつりin文化放送送信所(埼玉県川口市赤井3丁目9番16号、2008年4月4日(金)〜6(日))

川口桜まつりin文化放送送信所(埼玉県川口市赤井3丁目9番16号、2008年4月4日(金)〜6(日))

前回、文化放送送信所(埼玉県川口市赤井3丁目9番16号)に出かけたとき、「川口桜まつり」(今年は2008年4月4日(金)〜6(日))のときに、送信所構内が開放されることを知ったので、5日(土)に出かけてきた。

文化放送送信所(埼玉県川口市赤井3丁目9番16号)

ようこそ! 川口桜まつり

今回は、散歩がてらに荒川沿いを散歩し、JR川口駅からバスで行くことに。途中でダイエー川口店に寄ったが、TBSラジオの月刊広報誌「954press」はなかった。まだ早かったかな?


JR川口駅東口からバスで「蓮沼」まで。片道、\230。
そういえば、バスに乗るのは久しぶり。
こういうドリンク・ホルダーは修学旅行を想い出す。
送信所最寄の「蓮沼」バス停からチョッと路地を入ると——


送信所です。前回来たときは人っ子ひとりいなかったのに……。
ゲートの後ろに見えるポールが送信アンテナ。
見方を変えると、電波塔を信仰している村の祭のようにも見える。


構内。結構な葉桜。先週の日曜が満開だった。


左を見ると、どこかのどなたかのオン・ステージ。


さて問題、これは何でしょう?


正解はこちら。送信アンテナを固定する「ステー」の台座でした。
さっきのと比べると、かなりの世代交代ぶり。




送信所内の建物。


構内にもうひとつの門、その前には東南アジアの軍人のような警備員が。


門の奥の建物。送信所職員の詰所だと思われる。
今日は祭関係者の控え室になっているようだった。


送信所から振り向くと、結構きれいな桜並木だが——


やっぱり、葉桜ぎみ。

川口桜まつりは2008年4月6日(日)もやってます。

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文化放送送信所(埼玉県川口市赤井3丁目9番16号)

○文化放送送信所(埼玉県川口市赤井3丁目9番16号)

先日、2008年3月4日(土)にTBSラジオの送信所に出かけたことは既に言及した:

○TBS戸田送信所(埼玉県戸田市氷川町3丁目3番51号)

余勢を駆って、その翌日(2008年3月5日(日))、文化放送の送信所にも出かけてみた。

地図を見ると、首都高速川口線に沿って埼玉方面に向かえばよさそうだったので、「伊集院光 日曜日の秘密基地」(TBSラジオ、日13:00-17:00)を聴きつつ、今回も散歩がてらに歩いて向かった。

首都高川口線は途中で大きく湾曲しているので、その部分をショート・カットして歩こうと思ったが地図を忘れてきたので道に迷いそうになった。結局、いったん首都高まで出るはめに。あとは首都高の下の道をてくてくてくてくてくてくてくてく、ひたすら歩く。

次第に送信アンテナらしきものが遠くに見えてきた:

首都高から少し脇道に入り、住宅地の中を縫って少し進むとアンテナが近づいてくる。アンテナは少し小高い丘の上に位置している。NHK第一放送(JOAK)の送信所もかつては、都心では標高の高い愛宕山から送信されていた(現在は埼玉県南埼玉郡菖蒲町と久喜市の境から)。ちなみに、TBSラジオの送信所は、平地だが荒川沿いの見晴らしの良い場所に位置している:


送信所全景。
川口市立川口東中学のすぐ近くに位置している。
左のパラボラ・アンテナで文化放送からの電波を受信しているようだ。


桜の木の枝で見えにくいが、建物の壁面に「JOQR 1134kHz」と書かれている。

正面に回ってみた:


正面から見た全景


こちらの壁面には「JOQR 文化放送」と書かれている。

送信アンテナそのものを見ると、TBSラジオのアンテナの頂上にあった輪っかはない。また、先述の通り、受信用のパラボラ・アンテナは別の鉄塔に設置されているので、送信アンテナには付いていない:

『ラジオマニア 2007』(三才ブックス、2007年)に掲載されたラジオ日本の送信所レポートによると、アンテナを支えるために張られている無数のワイヤーは、「ステー」と呼ぶのだとか。ステーは碍子(ワイヤーの途中の粒つぶ状に見えるヤツ。陶製)で絶縁されている。ステーに電流が流れると、ステーそのものがアンテナの機能を果たしてしまうので、それを防いでいるそうだ。TBSラジオ送信所同様、アンテナが赤白のストライプに塗装されているのは、航空法の規定により目立つ色にする必要があるからだそうだ。

よく見ると、けっこう塗装が剥げている:

正面の門には「花見の構内開放・終了」の注意書き……てことは、花見シーズンには構内が開放されるということか。確かに構内にはたくさんの桜が植えられている。調べたところ、構内が解放されるのは、毎年「川口桜まつり」の日。川口市の公式サイトによると、今年の開催は2008年4月4日(金) 〜 2008年4月6日(日) 。川口桜まつりの公式サイトも存在し、これによると「ソメイヨシノほか約300本あり、川口でも桜の、名所として知られています」とのこと。あるサイトの花見情報によると「出店が出るし、地元の人しかいないので、上野や九段下のように混んでない」らしい。

川口市/’08川口桜まつりについて

ようこそ! 川口桜まつり

iMi声活エンジン 季節限定情報/おすすめのお花見スポット/埼玉県からの声

ただ、TBSラジオの送信所と異なり、文化放送の送信所へは自動車以外の手段で行く場合は、交通のアクセスが良くないのが残念。今回も、家から歩いて3時間ぐらいかかってしまった。

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大竹まこと ゴールデンラジオ!(文化放送、2008年3月11日(火)13:00-15:30)

○「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送、2008年3月11日(火)13:00-15:30)

この番組は、ポッドキャストで聴いている。

ポッドフィ−ドの登録をしておけば、更新ごとに勝手にダウンロードされるらしいが、私は、いちいちサイトから手動でダウンロードしている。というのも、全部聴いていては時間がいくらあっても足りないので、基本的に、「大竹メインディッシュ」のコーナのみ聴いている。そして、ゲストによって取捨選択している。

先日、サイトを見てみると、「メインディッシュ」のゲストに野田聖子衆議院議員の名が。正直言ってどうしようか迷ったが、一応ダウンロード、という感じ。

しかし、聴いてみて驚いたが、実に秀逸な回で、今年一番の面白さだった。って、まだ3月か……。

大竹まこと ゴールデンラジオ!「大竹メインデッシュ」【3月11日ON AIR】

※2008年3月18日(火)の夕方には削除されるので、興味を持った方はお早めに。

「いろいろ、あのぅ、聞きたいことは山ほどあるんですけど」と前置きした大竹は、代理出産の話を始めた。どうやら、オープニング・トークからのテーマのようで、大竹と山本は、打ち合わせ段階から喧嘩に近い大論争だったとのこと。お互いに納得いかないまま、スタジオに突入したそうだ。

大竹まこと ゴールデンラジオ!「オープニング」【3月11日ON AIR】

※2008年3月18日(火)の夕方には削除されるので、興味を持った方はお早めに。

大竹は代理出産に慎重、火曜日アシスタント山本モナは賛成のようだった。「メインディッシュ」では言葉少なだったが、自分の見解をハッキリと主張する、従来の昼ワイドのアシスタントらしからぬ山本の姿勢は、なかなかいい(彼女が「NEWS 23」をあんなかたちで降板しなければ、筑紫哲也とどんなやり取りを展開しただろうか。つくづく勿体ない)。

さて本題。この回の「メインディッシュ」で大竹がホストとして秀逸だったのは、次第に専門的で細かくなりがちなこの話題を、「欲望」「技術」「諦観」というキー・ワードで、もう一回根本的なステージに戻したことだ。いわば話を「積分」したような感じ。この視点の導入で、話がぐんと引き締まり、最後まで退屈せずに興味深く聴けた。

さらに大竹は、ここに「格差」というもうひとつの軸を付加して、際限ない欲望が技術の進歩に下支えされて、富者であれば諦観を跳び越え、貧しい人たちを媒介として欲望を果たしうるのではないか、という疑義を提示した。

野田は、欲望実現の可能性が広がる状況において「どこで諦観するかっていうのは自分自身で決めること。それは、国が統制することではないだろう」という考えで応じた。郵政族で規制論者だとばかり思っていた野田が、この点に関しては実に自由主義者だということに驚く。「私自身も不妊治療をやってきたんですけど、代理出産を望むってのは、もう熟慮の末ですよ」という言葉も印象的。不妊治療の当事者だけあって、この問題について考え抜いていることがわかった。とはいえ、野田が用いる、「子供をもらう」という表現には最後まで違和感があったけれども。

語弊はあるかもしれないが、正直言って、昼のラジオのワイド番組でここまで濃密で充実した話が聴けるとは思っていなかった。リベラル派のTBSラジオのお株を奪う激論だった。

実をいうと、私の立場は、野田の考え方に近い。

とはいえ、もともと私は、山本モナの立場に近かったかもしれない。正直言って代理出産について突き詰めて考えたことがあるとは言えない私だが、大学でジェンダー論の洗礼を受けたのをきっかけに、妊娠中絶・生殖医療・クローンなどの話題を多少なりとも気にかけるようになったし、その時どきの最前線のフェミニストたちの著作は、社会的公正について新鮮な視点をいつも与えてくれた(この印象はいまでも変わらない)。バイオ関係の論題は、軍事・知的所有権などと並び、新自由主義を考える上での要諦でもある。

大学2年ぐらいの時だったら、私は、代理出産を擁護し、代理出産を認める法制を望み、代理出産に反対する者に容赦なく敵対したかもしれない。今でも、代理出産に活路を見出す人びとを擁護し、代理出産を認める法制を望むことには変わりないが、反対派に対する立場は少し変わった。

個人がどのような信念をもつかということと、どのような立法が最適かということとは分けて考えるべきだと思うようになったのだ。多くの人たちの——あまつさえ、立法府の成員である国会議員の多くですら——心のなかではこのふたつが癒着している。代理出産に反対の人たちは,代理出産を認める法制にも反対したりしてないだろうか。自分が反対だからって、人の望みを挫く立法をしていいはずはない。

何が言いたいかというと、私の個人的な信念としては、個人の幸福追求のための選択肢が閉ざされるべきではないと思う。しかし、反対派の信念に対する寛容さを捨ててはいない。

ここで論理的に考えると、代理出産に最後の可能性を託す人びとと、代理出産反対の人びとが、互いに信念を全う出来る方法は、代理出産を認める立法しかない。代理出産を認める法の下では、代理出産を選ぶことも選ばないことも出来る。しかし、代理出産を認めない法の下では、代理出産に否定的な人びとに影響はないが、代理出産に懸けようとする人の幸福追求権が制限される。

有り体に言えば、規制が少ない方が、幸福追求のための選択肢が広がるということだ。自分がやるかは別として、やれるようにしておく方がいい。

自分の信念が法律として具現化されなくても、あなたの信念は全う出来る、と反対派の人に言っておこう。

大竹まこと ゴールデンラジオ!「オープニング」【3月11日ON
AIR】

大竹まこと ゴールデンラジオ!「大竹メインデッシュ」【3月11日ON AIR】

※2008年3月18日(火)の夕方には削除されるので、興味を持った方はお早めに。

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A & G SUPER RADIO SHOW アニスパ!(文化放送、2008年3月1日(土)21:00-23:00)

「A & G SUPER RADIO SHOW アニスパ!」(文化放送、2008年3月1日(土)21:00-23:00)

いわゆる「アニラジ」がきらいだ。

「アニラジ」とは、アニメとゲーム関連の内容を主とする、多くの場合は声優がパーソナリティを務める番組のこと(コレであってますか?)。いい歳の作り声の女が少女の体裁で呼び掛けてきたり、どこのどなたか存知あげない男が二枚目声で粉をかけてくる。基本的にアニメを見ず、ゲームは一切しない私には、残念ながら、アニラジには概して何の聴き所もない。

友だちにはオタクも結構いる。他方私は、心根は文化系でも、青春時代を通して体育会系の生活を貫いてきた(しかも武道)。私のオタク度を正直に告白しておくと、オタクの友だちが貸してくれた士郎正宗『攻殻機動隊』(講談社、1991年)はなかなか面白かった(終盤、福岡伸一『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書、2007年)とも通じる面白さがあった)が、永野 譲『ファイブ・スター物語』などはピンとこなかった(長いし)。必ず見るアニメは、夏休みにやる『ルパンIII世』スペシャルのみで、決まって毎年、手酷い裏切りに意気消沈させられている。まぁ、この程度です。

私のアニラジに対する気持ちを、大槻ケンヂが「みうらじゅんの「サブカルジェッター」〜2番目がいいんじゃない」(TBSラジオ、2007年11月10日(土)19:00-20:25)で、次のようにうまく言い当てた——「「知らねぇよ」って。声優の人たちがさぁ、ホントねぇ、声優が内輪の話してんですよ。」

ネットでラジオの感想や批評のサイトを捜すと、アニラジがらみのモノが多く、私の求める検索結果が得られない。確かに、声で仕事をする声優とラジオとの親和性、アニメやゲームとネットとの親和性を考えると、これも道理だとは思うが、ラジオについて書くブログを自分で始めたのには、かかる現状に対する不満が理由の一端としてはたらいている。

そんななかでも聴いているアニラジがふたつだけある。そのひとつが「A & G SUPER RADIO SHOW アニスパ!」(文化放送、2008年3月1日(土)21:00-23:00)

最近、「伊集院光 日曜日の秘密基地」(TBSラジオ、日13:00-17:00)終了決定の話題が続いているので、少し趣向を変えて取り上げてみる。

もともとは文化放送のインターネットラジオBBQRでやっていた「浅野真澄・鷲崎健のスパラジ!」(BSQR489および文化放送インターネットラジオBBQR、2003年6月13日〜2003年9月19日、2004年1月9日 - 2004年3月19日、隔週(金)23:00 - 25:00)が、地上派に昇格したもの。「アニスパ!」は、『Quick Japan』63(太田出版、2005年)ラジオ特集号でも、名だたる番組に混じって紹介された。

この番組を聴いている理由は、鷲崎健浅野真澄のかけあい。とにかくふたりの息が合っていて、浅野の突飛でアナーキーな発言(これにより「荒鷲」と呼ばれることもある)と、鷲崎のツッコミとが、純粋に愉しい。良くも悪くも、聴いた後に何も残らない(褒めているつもり)。何も残らないので、ここで言及するチャンスがなかった。

文化放送の「A & G ゾーン」(アニメとゲーム関連の番組帯)の旗艦番組的位置付けであるにも関わらず、声優である浅野はアニメについてあまり詳しくないようだ。それが幸いしているのか、門外漢の私にも充分愉しめる。フリー・トークは、普通のトーク・ラジオとしても高い水準だと思う。箱番組にはあまり興味なし。ゲストも知らない人たちばかりだが、きっとふたりが面白くしてくれるだろうと思って聴く。でも、聴いているうちに、多少はアニメのことがわかってくるといえばわかってくる。

鷲崎はPOAROというユニットで活動するミュージシャン。月曜UP'S(当時)「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ、月25:00-27:00)の「輝け! 紅白電波歌合戦」(1996年)で有名になったらしい。結局伊集院の話に戻ってきてしまった。

名もなきページ:伊集院光辞典−か

輝け!紅白電波歌合戦

浅野は声優で、最近は「あさのますみ」のペン・ネームで、童話「ちいさなボタン、プッチ」で第13回おひさま大賞童話部門最優秀賞を受賞したり、「花」でブレイクした奄美大島出身のシンガー中孝介のシングル「春」(2008年4月9日発売予定)に詞を提供したりと、文筆活動も行っている。

最近、浅野の荒鷲ぶりが後退しているのが残念だが、先日(2008年3月1日(土))のオープニング・トークが面白かったので、今回ブログで取り上げようと思った。まぁ、下ネタだけども:

浅野 私はいっぱい[結婚の]条件あるんですけど、タケちゃんは?
鷲崎 そうですよね。え〜、結婚? 結婚?
浅野 結婚願望はある?
鷲崎 そもそもそれがないんですよ。
浅野 はぁ〜。
鷲崎 そう! 
浅野 女子とさぁ——
鷲崎 おぉ。
浅野 ——あ、そうだよね、付き合ったことはあるよね。
ふたり ハハハハ。 
鷲崎 そうだね。そうだね。
浅野 付き合ったことはあるよね。
鷲崎 付き合ったことはありますけどね。
浅野 あそっか。え? タケちゃん、付き合ったってさぁ、デートしたとかが付き合っただけじゃなくてさぁ、何ていうの——
鷲崎 うんうんうん。
浅野 それ以上のこともしたことある?
鷲崎 それ以上……あのぅ、——どこの話をしてる? 今、何の話したい? 今、何の話したい?
浅野 その話は、じゃぁ、やめて……。
鷲崎 ハハハハ。
浅野 結婚の条件て、なぁに?
鷲崎 結婚の条件、わからん? そもそも結婚願望があんまりない——すっごいぶっちゃけた話していい?
浅野 うんうん。
鷲崎 すっごいぶっちゃけた、誰も別に愉しくない話ですけども、していい?
浅野 じゃぁ、やめて。
鷲崎 あのぅ、身の回りで——
浅野 やめて、タケちゃん。
鷲崎 身の回りの友だちで結婚してる人間が、こぞって離婚してるんですよね。
浅野 あぁ〜、そうなんだ?
鷲崎 仲良しの友だちとかがね、で、結婚してる人が、ワリと離婚率がですね——
浅野 はっは〜ん。
鷲崎 6割超えてるんですよね。
浅野 すご〜い。
鷲崎 すごいでしょ。
浅野 アメリカとトントンだね。
鷲崎 ハハハハ。おまえの例は、デカい。ハハハハ。
浅野 ハハハハ。
鷲崎 友だちの離婚率と、ハンバーガーの消費率がアメリカとトントン。ハハハハ。
浅野 すっごい。
鷲崎 そうなんですよ。
浅野 あっそ。それ見ちゃうと、ちょっとアレだよね。
鷲崎 そうなんですよねぇ。
浅野 え? ちなみに、タケちゃんってどういう女の人が好きなの?
鷲崎 オレ?
浅野 うん。
鷲崎 あのぅ、前も言うたことあると思いますけども——
浅野 うんうんうん。
鷲崎 えぇと、僕のサービスを100%受け入れてくれる人。
浅野 サービス? 性的な?
鷲崎 アハハハハハハハ。あの、たとえばさぁ、家に帰って——
浅野 他に何だよ?
鷲崎 何で他にないねん、おまえ? 何でおまえ、男が女にするサービスは、性的なヤツのみか おまえ?
浅野 わかった、あるある。
鷲崎 アハハハハハハハ。だからだから——
浅野 わかったわかった、ありますあります。
鷲崎 ちがうちがう、その言い方、何て言うの、おまえに不利やていうのわかってる?
浅野 そうだね、私も今そう思った。
鷲崎 おまえにとって不利な発言やていうの、今わかって発言してる、今?
浅野 ハハハハ。今、私なにも考えないで喋ってるだけだから。それで? サービスって何?
鷲崎 だからねぇ、たとえばふたりでいるときに、わ〜ってしゃべったりさぁ、なんかこう、なんかいろいろ、こう、笑かしたりするとするじゃない——
浅野 う〜ん。
鷲崎 そんなときに、「いいのよ、私といるときは、」あのう「そんな頑張んなくて、普通に自然にしてくれて」——
浅野 うん。
鷲崎 ——て言われるとダメ。
ふたり ハハハハハハハハ。
鷲崎 オレのサービスを100%受け入れて、「ハッハハハ。タケちゃん、ナイス!」て言っといてほしい。
ふたり ハハハハハハハッハ。
浅野 ねぇねぇねぇ。
鷲崎 なになに?
浅野 そういう関係になった後にさぁ、何ていうか、こうさぁ、色っぽい雰囲気になる?
鷲崎 そう——だよね。
浅野 うん。
鷲崎 何ていうのかなぁ——
浅野 なりづらくない?
鷲崎 だって、それって、オレの高田文夫がほしいってことだもんねぇ?
ふたり ハハッハハッハハハッハ。
鷲崎 オレの高田文夫……高田文子ちゃんが——
浅野 ハハハハハ。
鷲崎 ほしいってことだから——
浅野 そう。
鷲崎 そうだね。まぁでも——
浅野 色っぽい雰囲気になりづらいよ。
鷲崎 高田文子も頑張ればイケるよ。
浅野 ハハハハ。
鷲崎 頑張れば色っぽい雰囲気にもなる。
浅野 あぁ、ほんと?
鷲崎 ただ——
浅野 うん。
鷲崎 ベッドでもゲラゲラがほしい。
浅野 えぇ〜、ホントに?
鷲崎 マジマジマジ。
浅野 どんな? 「本物、コレ?」みたいな?
ふたり ハハハハハハハハ。
鷲崎 ちょ待って、ちょ待って。おまえ、どんな——セックスしてんの?
浅野 いやいやいやいや。
鷲崎 直語[?]で、いま言うてもうたけど。楽屋バラしみたいで、ゴメンな。
浅野 何も考えないで喋ってるだけなんですけどぉ——
鷲崎 うんうん、何も——
浅野 「ゲラゲラ」って何?
鷲崎 何も考えんで喋んのはええけども、何も考えんとクエスチョンをされたら、困る。答えるもん。アハハハハ。
浅野 アハハハハ、そっか。
鷲崎 そうだね、まぁ、ゲラゲラ、何ていう、ゲラゲラ——
浅野 ゲラゲラ——あ、そっか、「タケちゃん、コレできるぅ?」みたいな?
鷲崎 アハハハハハハハハハハハハハハハハ。
浅野 「できる、ねぇ? できる? できる?」みたいな。
鷲崎 アハハハハハハハハハハハハハハハハ。こういうことかなぁ。そういうこと——ゴメン、「ベッドでゲラゲラ」は言い過ぎた。
浅野 そうだよねぇ? ありえないよねぇ?
鷲崎 そうだねぇ。
浅野 ハハハハ。
鷲崎 そうだねぇ。
浅野 そうだよねぇ。
鷲崎 ちょと、ちょと、言い過ぎた。うぅん……。
浅野 ハハハ。まぁでも、タケちゃん、そこにのっかってほしいんだ?
鷲崎 そうだね。あのぅ、「いいのよ、自然にしてくれて」って言われると、なんか、どうしていいかわかんねぇ。
浅野 あぁ、ハハハ、なるほど〜。
鷲崎 どうやっていいかわかんねぇから、「うぅん……」てなる。
浅野 ハハハハ。
鷲崎 「うぅん……」てなっちゃう。

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大竹まこと ゴールデンラジオ!(文化放送、2008年2月25日(月)13:00-15:30)

○「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送、2008年2月25日(月)13:00-15:30)

「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送、2008年2月25日(月)13:00-15:30)のオープニング・トークで大竹が、「伊集院光 日曜日の秘密基地」(TBSラジオ、日13:00-17:00)終了決定について言及したことが判った。

AFBさんが当ブログのコメント欄で教えてくださった。どうりで、「大竹まこと」を検索して当ブログへ来てくださっている方が急増しているはずだ。もう少し詳しく見ると、「伊集院」「秘密基地」「終了」など、「日曜日の秘密基地」関連のキー・ワードとの組み合わせての検索の模様。

ともあれ、早速、下記サイトのポッドキャスティングで確認:

文化放送のポッドキャスト「Podcast QR」

※公開期間は放送から1週間。聴きたいかたはお早めに。2008年3月3日(月)の夕方には削除されているはず。

大竹は、この時期に総集編をやっていることと、伊集院の言い種とに違和感を感じながら聴いていたのだとか。私は、伊集院が番組終了を告げるまで気付かずに能天気に聴いていた。ラジオ・リスナーにあるまじき鈍感さというか、リテラシーの低さというか……。

番組終了を報じる記事が2008年2月25日(月)付けの東京新聞に出たことも言及された。

大竹は、

伊集院さん、ラジオ大好きだから。もう、大好きな人だから[……]上手いし、計算も立ててるし、えぇあの、引き込む話術ももっててね。ま、これ終わっても、たぶんどっかでね、放送が始まると思いますけども、そういうふうに期待してたのが終わっちゃってね、ちょっと僕は残念だなぁと、そ