メディアに取り上げられたラジオ

仰木 豊[監督]『FM89.3MHz』(AMGエンタテインメント/楽映舎、2006年;2007年劇場公開)

○仰木 豊[監督]『FM89.3MHz』(AMGエンタテインメント/楽映舎、2006年;2007年劇場公開)

今回は、仰木 豊[監督]『FM89.3MHz』(AMGエンタテインメント/楽映舎、2006年;2007年劇場公開)をご紹介。

「FM89.3MHz」と書いて「えふえむやくざ」と読む。ミニFMラジオ局を舞台にしたヤクザ映画である。

ラジオとヤクザという組み合わせは、あのイヤな事件を想起させるので紹介を見送ってきたが、そろそろいい頃合ということでバーニング。

特典のメイキング映像における出演者の談によると、当初はVシネマとして制作されたようだが、2007年に劇場公開されている。

小沢仁志主演映画 FM89.3(ヤクザ)公式サイト


『FM89.3MHz』予告篇

ミニFM局を舞台にした映画といえば、中山美穂・織田裕二主演の『波の数だけ抱きしめて』(1991年)を思い浮かべる人もいるかもしれない。私は観たことがないけれど、想像するに、おそらく『FM89.3MHz』のほうが数倍パンチの利いたエンターテインメント作品になっているはず。

主演はVシネ四天王のひとりに数えられる小沢仁志アニキ。組長の息子の仇を取って服役し、15年ぶりに新宿・歌舞伎町に戻ってきた昔気質の任侠ヤクザ・工藤準次を演じている。

小沢仁志 オフィシャルブログ 顔面凶器の独り言

出所した準次が新たに与えられたシマは、組が借金のカタに取ったビルにテナントとして入っているミニFM局。かつては8人で運営していたが、現在では銀河系アイドル・ゆかタン(浅川稚広)が、弁当の移動販売のアルバイトをしながら独りで運営している。

浅川稚広 - ☆- ちっふぃ~のブログ - ☆-

準次とゆかタンは、最初は対立する。しかし、アルバイト帰りのトラブルで生放送に間に合わなくなったゆかタンに代って準次が急遽DJを務め、話は急展開。

その後、人生相談が人気を集めたり、刑期を終えた出所者を紹介する「出所だより」のコーナーを始めたり、ファッションヘルス・裏DVDショプ・非合法カジノなどをスポンサーに付けたり、生放送で抗争する組同士の手打ちを取り仕切ったりと、局の経営は軌道に乗り始めるが……という内容。

後は観てのお愉しみ。

ヤクザ映画なのに、監督のルックスが完全にアキバ系で意外だった。

浅川稚広 - ☆-  ちっふぃ~のブログ - ☆- : 【FM89.3(ヤクザ)HMz 】

押尾学や酒井法子にも見せたい作品(観れば意味が解る)。

実際の萌え系アイドルはイタいブサイクと相場が決まっているが、ゆかタンを演じる浅川稚広は美人だ。この映画で初めて知った女優さんだが、メイキング映像の彼女がとてもキュートで、チョッと好きになったかもしれない。ちなみに、李相日[監督]『フラガール』(2006年)や、店員のユニフォーム姿で紀伊國屋書店の「キノビジョン」に出演したりもしている。

小沢のアニキが自ら歌うエンディング・テーマ「新宿夢鴉」は、心にしみる名曲だ。

年末年始はコレを観ろ!

『FM89.3MHz』、おススメです。ピチョ!!

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秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「闇に流れる声」の巻、『週刊少年ジャンプ』51号(2009年11月30日号)

○秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「闇に流れる声」の巻、『週刊少年ジャンプ』2009年51号(11月30日号)

※若干の加筆修正(2009年12月6日)

葛飾区亀有公園前派出所勤務の両津勘吉巡査長がラジオ局を開局したらしい。

その名も、FM両津(75.9MHz)。隅田川沿いのタワー・マンションの一室(=両さんの弟・両津金次郎宅)からの24時間生放送だ。無線マニアで、第1級陸上無線技術士の資格をもっている両さんの弟が、技術面をサポートしている。

財団法人 日本無線協会

これは、『週刊少年ジャンプ』51号(2009年11月30日号)での話。このエピソード、実を言うと、このブログで以前にご紹介したコジマラジオのブログの下記動画で偶然知った:


チャンネルクリーム2(コジマラジオ)

チャンネルクリーム2-コジマ ラジオ ブログ

東京のミニFM局リスト(暫定版)2009年11月29日改訂(当ブログ内)

あらすじは、上掲の動画に任せるとしよう。

『ジャンプ』は中学卒業と同時に卒業して現在は読んでいないので、不覚にも完全にノー・マークだった。上の動画を観て、矢も盾もたまらなくなった。しかし、51号は既にバックナンバー。どうしても読みたいし、単行本まで待てない。噂で、JUMP SHOP という店があり、そこでバックナンバーが手に入ることもあると聞いて、東京ドームシティ店と東京駅店を訪れたが、ダメだった。集英社にも問い合わせたが、『週刊少年ジャンプ』のバックナンバーは直販していないとの回答で、ダメだった。神保町古書センター2Fの中野書店漫画部にも出ていなかった。週刊漫画誌のバックナンバーを手に入れるのは、なかなか難しいですね。

いろいろ試して、ナンダカンダでようやく入手。


『週刊少年ジャンプ』2009年51号

中学卒業以来手に取るのも初めて。こういう製本の漫画誌を手に取るのも久しぶり。なんだか、線の細い、昔の『週刊少年サンデー』みたいな雑誌になってしまってるなぁ。

さて、肝心の「こち亀」は? ちょっとだけ引用:


「ラジオを聴く人が少なくなったらしいな」
「よし! ラジオのおもしろさをアピールしてくる」
 

ラジオ局に乱入。追い返される両さん。
マイクの形がTBSラジオと同タイプ。
パーソナリティーは、松本ともこ&小西克哉風?
 


ナンダカンダで、両さんはFM両津を開局。

続きは是非ご自身で読んでみて下さい。

途中まではいつものドタバタ喜劇の展開だが、終盤からはいつもと違う雰囲気を帯び始め、そして、しんみり終る。

「コサキン」リスナーや「にち10」リスナーであれば、秋本氏がラジオずきであることは周知の事実。このエピソードからは秋本氏のラジオに対する想いがじんわりと伝わってくる。本気なんだなぁ、きっと。巻末目次(似顔絵が変ってる。もうニット帽のアレじゃないんだね)では「同じ深夜ラジオ「コサキン」のファンだった臼井儀人さんが亡くなってとても寂しい」とコメントしている。


「コサキン」25周年(「サンケイスポーツ」より)

「秋本先生の好きなもの」2009年07月19日放送分 TBS RADIO 954 kHz > 安住紳一郎の日曜天国

「こち亀」史上に残る名エピソードの予感。

ただ、この回の感想をネットで検索すると、「ラジオは聴いてない」「ネット・ラジオでいいじゃん」「オチは?」というのが圧倒的に多い。隔世の感。これにも、ある意味しんみりした。

おまけの加筆:

読み返していたら……


『週刊少年ジャンプ』51号の「こち亀」のひとコマ。
背景に「コサキン」をエア・チェックしたテープがビッシリ。
ちなみに、絵のラジカセは秋本氏の自宅のものと同じ型
Panasonic RX-MDX81)。
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小林信彦「本音を申せば」第581回「一記者の描く政治の実相」、『週刊文春』2009年12月3日号

○小林信彦「本音を申せば」第581回「一記者の描く政治の実相」、『週刊文春』2009年12月3日号

今回は、

 ・安井かずみによる作詞の坂本九「GIブルース」
 ・TBSラジオ国会担当武田一顯記者
 ・<五五年体制>型の日本のマスメディア

の3題で、実質的には、武田記者の本をベタ褒めする内容が全体の7〜8割ぐらいを占めていた。

これから政権交代の本がいくつか出てくるだろうが、武田一顯氏のこの本を超えるものは出ないだろうと思う。

と最高の評価。

「ゆうべ、民主党の若手議員とめしを食ったけど……」としたり顔でいう四十代のヒヨッコ評論家たち(ラジオにはこのたぐいがおおい)とちがう

とのこと。察するに、こんなことを言っている「ヒヨッコ評論家たち」と言えば、私が聴いたことのある範囲で言えば、頭に「宮」のつくアノ人たちのことだろうか。

武田記者の筆致を「実在の人物が入り乱れる人間喜劇」とも評していた。

小林御大はコラムを、

ぼくが大新聞を読まず、テレビも観ずにいて困らないのは、武田記者の存在もあるが、<他人を信用しない>という敗戦の体験が身にしみついているからだと思っている。

と締めくくっている。

奇しくも、小沢昭一が「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ、2008年11月9日(日)13:00-17:00)にゲスト出演した際に自分を「疑り深い」と表現したのと重なる内容だ。戦争を経験した反体制知識人に共通する感覚なのかもしれない。

爆笑問題 日曜サンデー(TBSラジオ、2008年11月9日(日)13:00-17:00)

「爆笑問題の日曜サンデー」に絡めて言えば、小林御大は、こんなことも書いていた:

TBSラジオが数字的に好調ときいて、ある女性タレントが「テレビの方は良くないのに」と口をすべらせていた。ま、本当のことですが。

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深夜食堂(MBSテレビ;TBSテレビ、水24:34-25:05)

○「深夜食堂」(MBSテレビ;TBSテレビ、水24:34-25:05)

ウチ、ラジオしかないからなぁ……。

テレビ・ドラマ「深夜食堂」

安倍夜郎『深夜食堂』がテレビ・ドラマ化されている。

好きな漫画なので、変な感じになっていたらイヤだなぁと思っていたが、見てみたらかなりいいドラマ。漫画の飄々とした感じも好きだけれど、生きた人間が演じることによって醸成される陰影もナカナカ。

全話好きだけれど、第5話「バターライス」がよかったなぁ。

マスター役、私の希望は藤竜也だったれど、小林薫がキャスティングされている。そう来たか!それもすばらしい。常連客の忠さん役として、不破万作も出ていた。伊丹十三[監督]『マルサの女2』(1988年)のあのシーンが見たくなったなぁ。「猫まんま」の回の売れない演歌歌手・千鳥みゆき役が田畑智子なのは、猫顔だからかなぁ。漫画のイメージとはだいぶん違うけれど、意外と良かった。第5話には、流しの歌手・ゴローの役であがた森魚も出ていた。

ドラマでは、店は新宿のゴールデン街にあるという設定になっているようだ。撮影は川崎でやっていたらしい。

そして、オープニング曲がすごくいい。曲が始まるまで少しのあいだ無音なのが絶妙。最近の自分が好きな音楽の傾向に合致していることもあり、すぐにハマった。ワリと見慣れた新宿の街も、あの曲を聴きながら見るとひと味違って見える。あの曲は、鈴木常吉の『ぜいご』(2006年)というアルバムに収められている「思ひ出」という曲。ドラマの中では同アルバムから他の曲も何曲か流れる。

この曲、なんで「挿入歌」扱いなのかねぇ。どう考えてもテーマ曲だと思うけれど。番組サイトでもフィーチャーされていない。色いろあんのかなぁ、大人のアレが。

常と吉捕物帳 always lucky home page(鈴木常吉ウェブサイト)
※CDの通販もなさっています。「どうせ買うなら私から」だそうです。


「深夜食堂」予告編

セメントミキサーズ「ヒ・メ・ジ」
g&voが鈴木常吉氏。当時は鈴木常之

忌野清志郎&つれれこ社中「トランジスタ・ラジオ」
アコーディオンが鈴木氏

マスターの SONY ICF-110

さて、本題。一応「ラジオ批評ブログ」なので、ラジオの話。

第2話後半で病身のみゆきが最後に店を訪れるときなど、マスターが聴いているラジオは、 SONY ICF-110 という機種。ちゃんとケースに入っていて、状態もよさそうだ:


第2話「猫まんま」より 

第3話「お茶漬け」より

シルエットはICF-110Bという機種とほとんど同じだけれども(ひょっとしたら中味は同じかもしれない)、本体左側の赤い「LIGHT」ボタン、ケースの隙間からチョッとだけ見えるシルバーの部分、プッシュ式のON/OFFボタンの位置から、あのラジオは、やはりICF-110だと思われる。

ドラマを見ていたら欲しくなってきた。

ネット・オークションなどには時どき出品されている。さっき某オークションを見たら、ケースなしで本体のみではあったが、即決価格7,000円だった。どうしよう。

このラジオは1969年のモデルで、AM・FM・短波放送(3.9〜12MHz)を受信することが出来る。「イレブン」シリーズと呼ばれるもののひとつで、後のスカイセンサーへと連なる、SONY のBCLラジオの再初期の製品。発売当時の定価は14,800円。現在の全国消費者物価指数が、当時の約3倍であることを考えるとかなりの高級品。

幼き日のマスターは、BCL小僧だったのだろうか。あのマスターの所持品としては、少し不自然な気もする。

ちなみに、冒頭に引用した台詞は、みゆきのCDを聴かせろと言う常連客・忠さんに対してマスターが返した言葉。原作の漫画にはない台詞。原作にラジオ出てきたっけ? 読み直そう。

写真館 | ドラマ「深夜食堂」公式サイト
※ラジオの写真も出ています。

ソニー IC-11 (ICF-110 ICF-110B)(「ラジオ資料館」内)

トランジスターラジオ 型番データ:SONY(「はじめくんのホームページ」内)

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『ラジオ番組表』2009年秋号(三才ブックス、2009年)

『ラジオ番組表』2009年秋号(三才ブックス、2009年)

ラジオ馬鹿のバイブル『ラジオ番組表』2009年秋号(三才ブックス、2009年)を今季も購入。表紙はBerryz工房の嗣永桃子……よく知らないけれど。それより、YAMERZ弘房はどうなった?

いつもの番組表・改編トピックス・改編NEWS・「リスナーの主張」以外の読み物記事は以下の通り:

ラジオなのに旅番組!? 旅の達人に訊く番組の聴きどころ MBSたびぐみ(p.3)
鉄道の達人 馬野雅行/韓国の達人 八木早希 インタヴュー
「MBSたびぐみ とっておき旅ラジオ」(MBSラジオ、火〜金18:30-21:00)の紹介インタヴュー記事(記事体広告?)。

緊急企画NHKの連ドラでも注目された コミュニティFM局の現状(いま)(p.242)
かつしかFMを中心に紹介。

最近、市民メディアについての本をいくつか読んでいたところだったので、とても興味深い記事だった。この記事は、市民メディアとしてというよりも、企業としてのコミュニティーFMという切り口。改めて紹介する予定。

発表!読者が選ぶ好きな DJ Ranking!(pp.250-254)
いつもながらランキングの並びが独特で面白い。むしろランク外の15位以下にメジャーな人が多かったりする。コミュニティーFM局 レディオ湘南DJ・HAGGY「GOOD MORNING 湘南」月〜木6:30-10:00)が3位に入っていたり、「GROOVE LINE」(J-WAVE、月〜金16:30-20:00)のピストン西沢(ランク外)を抑えて秀島史香が10位に入っていたり。

1〜15位まではランクインしたDJの写真も掲載。1〜8位まではインタヴュー、9〜15位まではコメントまたは番組紹介文つき。(一部ないものもあり)

※当ブログ内の関連エントリー:

東京圏民放AM局2009年秋の番組改編

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不可思議事件ファイル 悪霊の声が聞こえる「特命リサーチ200X II」(日本テレビ、2003年6月15日(日)19:58-20:54)

○不可思議事件ファイル 悪霊の声が聞こえる「特命リサーチ200X II」(日本テレビ、2003年6月15日(日)19:58-20:54)

ラジオの仕組みが知りたい。

どうして電波を受信できるのか? 受信した電波からどうやって音を取り出すのか? そういうもろもろが知りたい。

情報を求めてネットを検索していたらアヤシゲなサイトを発見。見た目がアングラっぽい雰囲気だったので、「電波系サイトかな? 二重の意味で」などとバカなことをつぶやきつつ見ると、日本テレビの番組サイトだった。

Research Request No.015「不可思議事件ファイル 悪霊の声が聞こえる」 F.E.R.C Research Data - 2003/06/15(「特命リサーチ200X」サイト内)

「誰もいない場所なのに、人の話し声のようなものが聞こえることがあります。[……]これは心霊現象なのでしょうか?」という視聴者(?)の問いを科学的に解明するというもの。

この問に対する答として、名古屋工業大学の藤原修博士が「体がラジオとして働いた可能性がある」という仮説を立て、番組が検証する。

結論としては、人体がアンテナ、歯の詰め物が検波器、骨がスピーカーとして機能したという。

ホンマかいな?

質問者の女性の家がラジオの高出力の送信所の近くだというのもミソらしい。

少し離れたところに、ラジオの電波塔があることが判明した。そして、この電波塔はNHK第2放送を送信しているものであり、その出力は500kWとかなり高かったのだ。藤原博士によれば、高出力の電波塔の近くにいれば、人間の体がアンテナ代わりとなり電波を受信する事は起こり得るという。

とか。理論的には「起こり得る」のかもしれない。

トンデモ記事っぽい内容ではあったが、ラジオ受信の仕組みをざっくりと知るヒントにはなった。

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宮崎哲弥「仏頂面日記」第155回、『週刊文春』2009年10月22日号

宮崎哲弥「仏頂面日記」第155回、『週刊文春』2009年10月22日号

「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、2009年10月28日(水)22:00-23:55)を聴いていたら、宮崎哲弥「仏頂面日記」第155回、『週刊文春』2009年10月22日号 が話題に上っていた。

宮崎哲弥が、「GROOVE LINE」(J-WAVE、月〜金16:30-20:00)の公開放送最終日に渋谷のHMVに行ったという話。

言及しそびれていたのでこれを契機にご紹介。既にバックナンバーになった号なので、該当箇所を引用:

そこで仕事の前に、最後の公開放送を一日観ておこうと渋谷に立ち寄った。

ところがHMV2階のフロア全体がファンで立錐の余地もない状況。

パーソナリティのピストン西沢氏や秀島史香さんの姿がまったく見えない。人気の高さに安堵しつつ、諦めて仕事に向かった。

宮崎哲弥「仏頂面日記」第155回、
『週刊文春』2009年10月22日号

私は行けなかったのだけれども、行ったとしても観られなかったのか、結局。

ちなみに、同じ号に気になる記述もあった:

ラジオなどの仕事も順次整理していく見込み。

「アクセス」のこと?

当ブログの関連エントリー:

宮崎哲弥「仏頂面日記」第152回、『週刊文春』2009年10月1日号

ナンテンマン「南天のど飴の歌」
(2009年)produced by ピストン西沢


 ・「南天のど飴の歌」single:ナンテンマン - 南天のど飴の歌 - Single - 南天のど飴の歌
 ・「南天のど飴の歌」PV:南天のど飴の歌

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『TV Bros.(テレビブロス)』2009年10月17日号、特集「ラジオの学校」(東京ニュース通信社)

『TV Bros.(テレビブロス)』2009年10月17日号、特集「ラジオの学校」(東京ニュース通信社)

『TV Bros.(テレビブロス)』2009年10月17日号(東京ニュース通信社)で「ラジオの学校」と題したラジオ特集。

実は去年、『TV Bros.』2008年8月16日号(東京ニュース通信社、2008年)でこの糞ブログを紹介して頂いた。その節はありがとうございました。

『TV Bros.』2008年8月16日号(東京ニュース通信社、2008年)で紹介されました。 (当ブログ内)

その恩もあるので言いにくいけれど、「ブロスなら、もっとやってくれると思ったのになぁ……」というのが正直な感想。

『TV Bros.』の名誉のために言うと、「日本コミュニティ放送協会杉田英明副会長に聞く、『地デジ化でラジオはどーなるの?』」など独自の切り口もある。また、そもそもテレビ情報誌でラジオ特集をやってくれるというのも嬉しい。

しかし、全体としては『BRUTUS』657号(マガジンハウス、2009年)のラジオ特集の縮小版に、チョチョッとサブカル風味の味の素を振りかけたような印象。質・量ともに物足りない。

『BRUTUS』657号、特集「なにしろラジオ好きなもので。」(マガジンハウス、2009年)(当ブログ内)

「こんなラジオが欲しかった〜。最新機器チェック。」と題する受信機紹介記事(p.11)で、中波受信最強の誉れ高い SONY の ICF-EX5 MK2 について「天高くそびえる大型のバーアンテナ」など意味不明な記述も見られ、「解って書いてるのかなぁ?」と疑問。ロッド・アンテナとバー・アンテナの区別がついていない模様。また、「ユニコーン、ラジオで解散番組放送事件」(p.9)では、内容の半分がブルーハーツの話だったりと、解りにくい文章もいくつか。

そんななかでも興味を持ったのは、上述の「こんなラジオが欲しかった〜」で紹介されていた、ANDO の S7-651A という受信機。『BRUTUS』657号で石野卓球が使っていた Tivoli Audio の Model One に見た目は偶然とは思えないほど似ているけれど、S7-651AはAM/FM/SWが聴けて実勢4,980円と手頃な価格。受信感度・音質などの性能は不明。たぶん値段相応だろうけれど、失敗しても許容範囲の価格かな……と思いつつ注文しようと思ったら、短波が 4.9〜10.3MHz と物足りない。どうしようかなぁ。


似すぎでしょ?

「放課後バトル! ラジオモンスター(ラジモン)カード」(p.10)という記事では、ラジオ・パーソナリティーをポケモンに準えて紹介している。伊集院光を「物事を考え過ぎる不幸と幸福を与えてくれるラジモン」と紹介したり、結構うまい表現が多い。

ラジオとは関係ない内容だけれど、小堺一機のインタヴューも載っている。

蛇足

それにしても最近、雑誌のラジオ特集が多い。うれしい反面、ラジオ・リスナーのラジオ愛が狙い撃ちにされているような雰囲気もなくはない。カネのにおいがするのかねぇ。ざわ…ざわ…。資本による非資本主義的外部収奪の一環か?

それでも買うのです。ラジオが好きだから。


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『Quick Japan(クイック・ジャパン)』vol.86(太田出版、2009年)

○『Quick Japan(クイック・ジャパン)』vol.86(太田出版、2009年)

このエントリーを書いている最中に、たまたまつけていたTBSラジオの「読書の秋スペシャル〜もう一度読みたい本」(TBSラジオ、2009年10月11日(日)19:00-20:00)にTBSの小島慶子アナウンサーが録音コメントで出演中。

小島アナが紹介していたのは、学生時代に通学電車の中で読んでいたという清少納言『枕草子』。清少納言の「意地悪な視点」、あるいは清少納言が世界からすっと拾い上げる愛すべき「欠片」が、小島アナの思春期の感受性と共鳴したらしい。

小島アナが語る清少納言像は、小島アナ自身と重なる。

『Quick Japan』vol.86(太田出版、2009年)「小島慶子 キラ☆キラ」(TBSラジオ、月〜金13:00-15:30)の特集が組まれるとのことで、それ目当てで購入。『銀魂』? 読んだことねぇなぁ。

『ラジオライフ』『アサヒ芸能』『Quick Japan』——「キラ☆キラ」は、極めて偏ったメディア包囲網を展開中。

「DJ Interview 54 小島慶子」『ラジオライフ』2009年7月号(三才ブックス)(当ブログ内)

「小島アナ「陰嚢話」を連発!」『アサヒ芸能』2009年10月1日号(徳間書店) (当ブログ内)

ともあれ、「キラ☆キラ」って、やっぱり注目されてるようだ。未だにゴネている「ストリーム」派の人、閃く剣を鞘におさめよ、夜露で錆びる。「ストリーム」も確かに面白かったし、私も好きだったけれど、「キラ☆キラ」も面白いよ。

「やしきたかじん×勝谷誠彦×宮崎哲弥×辛坊治郎の座談会も載ってるよ」って言えば、そっち系の人も読むかな。

ちなみに、伊集院光のインタヴュー・座談会も載っている。

「キラ☆キラ」特集の目次は下記の通り:

いま、ラジオは。
『小島慶子 キラ☆キラ』
◆メイン・パーソナリティ 小島慶子インタビュー
「アナウンサーになったときからずっと、『思ってるより世の中って悪くないよね』って話しかけたかった」
◆[コメント]『キラ☆キラ』への道
古川博志(編成部長)
村沢青子(番組プロデューサー)
加藤嘉一(代表取締役社長)
◆日替わりパートナーが語る、『キラ☆キラ』と小島慶子
ビビる大木「長州力に似た、ストロングな匂い」
神足裕司「どうしてこんなにいじめられるのか、考えることがある」
宇多丸「正直ゆえに暴走や暴言が生まれる」
ピエール瀧「本来の意味でニュートラルな、市民感覚の最たる存在」
水道橋博士「彼女は昼間の月。上弦や下弦はあっても満月は絶対見えない」
◆『キラ☆キラ』トークテーマ リスト
『キラ☆キラ』発言集"喜怒哀楽"
◆日替わりコラムニストによる、書き下ろしコラム 「○○とラジオ」
「スポーツとラジオ」小林信也
「永田町とラジオ」上杉 隆
「音楽とラジオ」西寺郷太
「タレント本とラジオ」吉田 豪
「映画とラジオ」町山智浩

小島アナのインタヴューは8ページにわたるロング・インタヴューで読み応えあり。他の雑誌のインタヴューで読んだ既知の内容もあるけれど、テレビの画づくりについての話は初めてで、興味深かった。

画になる番組を演出することに伴う、テレビの面倒くささや嘘くささについて語っているのだが、ラジオを偏愛するリスナーがテレビから嗅ぎ取っている違和感をまさに言い当てていている。

「『キラ☆キラ』発言集」は、喜怒哀楽それぞれ1ページづつ、小島アナの暴走発言を集めている。一見するとこれが目玉のような感もあるが、私としては、「日替わりパートナーが語る、『キラ☆キラ』と小島慶子」が、切り口にそれぞれのパートナーの個性が出ていて、いちばん面白かった。岡野宏文が出ていなかったのが残念。

気になった言葉を2つだけ引用:

ラジオの距離感って、やってて心地いいんだよね。リスナーの声は拾えるし、レスポンスも早いし、ネットほど傍若無人じゃないでしょ。

ピエール瀧

[……]小島さんは「書割の中で微笑み、余計なことを言わない」のような女子アナの定義の中にいる自分の違和感をよく口にするじゃない。男性社会の中に、従順で可愛く存在し、潤滑油であるべき女子アナ像みたいなものは、ハナからバカにしてて、自ら破壊しようとするよね。

水道橋博士

褒めてばかりも気持悪いので、この特集に敢えて難を言うなら、「『小島慶子 キラ☆キラ』トークテーマリスト」は、読者としては要らないかな。雑誌をつくる人としては編集上誌面が締まるので必要な記事かもしれない。でも、番組本編がないと何が何だか解らないので、残念ながら実用性には乏しい。

でも、総じて言えば面白い特集だった。当初の予定の18ページから、発行時には25ページに拡大し、全体の1割りを占める大特集となったとか。でも、読み終わるまであっという間で、とても短く感じた。正直言って、ちょっと物足りない感もなくはない。

「もう終りかよ?」って、面白いラジオと同じだ。

TBS RADIO 2009年10月9日(金) 水道橋博士 ペラ☆ペラ - 小島慶子 キラ☆キラ

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宮崎哲弥「仏頂面日記」第152回、『週刊文春』2009年10月1日号

○宮崎哲弥「仏頂面日記」第152回、『週刊文春』2009年10月1日号

今売りの『週刊文春』2009年10月1日号で、宮崎哲弥が「GROOVE LINE」(J-WAVE、月〜金16:30-20:00)を褒めていた。

内容としては、「BATTLE TALK RADIO アクセス」(TBSラジオ、2009年9月2日(水)22:00-24:00)内で語ったものと基本的には同じで、TBSラジオで他局の番組を褒めてしまった、という感じの書き方。

BATTLE TALK RADIO アクセス(TBSラジオ、2009年9月2日(水)22:00-24:00)(当ブログ内)

そして、

これこそラジオの面白さだよなあ、と思い知らされること頻り。本来のAMラジオ番組の持ち味で、いまAMラジオから失われてしまった軽やかな生動感がここには漲っている。

と番組を評価していた。

ナンテンマン「南天のど飴の歌」
(2009年)produced by ピストン西沢


 ・「南天のど飴の歌」single:ナンテンマン - 南天のど飴の歌 - Single - 南天のど飴の歌
 ・「南天のど飴の歌」PV:南天のど飴の歌

実を言うと、私は「GROOVE LINE」をちゃんと聴いたことがなく、聴いたとしても、ごくたまに番組の最後のほうをせいぜい30分〜1時間とか、その程度。よって、いっそ先の連休に SHIBUYA HMV STUDIO に観に行こう、と決心。しかし、すっかり忘れてしまっていた。

そうしたら、渋谷での公開生放送は9月いっぱいとのこと。たぶんもう観に行けないなぁ、残念。

放送でもお知らせしましたとおり、
10年以上に渡って「J-WAVE SHIBUYA HMV STUDIO」から
公開生放送スタイルでお届けしてきた「GROOVE LINE」ですが、
この10月からは六本木ヒルズのJ-WAVE本社スタジオから
お送りすることになりました!

「GROOVE LINE」は10月から六本木へ!(J-WAVE WEBSITE : GROOVE LINE)

ポッドキャスティングがあるのも知らなかった。

81.3 FM J-WAVE : GROOVE LINE Podcasting
 2009年4月24日で更新終了


※「GROOVE LINE」J-WAVE、2009年7月6日(月)
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