以前に書いた記事

ラジオのミニコミ紙を発行しております(17):Lilmagさんで『ラジオ中毒』完売&追加納品。

○ラジオのミニコミ紙を発行しております(17):Lilmagさんで『ラジオ中毒』完売&追加納品。

いまさらではありますが、ネットを通じて集結したラジオ・ファンのみなさんで記事を執筆して『ラジオ中毒』というミニコミ紙を発行しております——まだ創刊号しか出ておりませんが。

ミニコミ誌のオンライン・セレクトショップ、Lilmag さんにお預けした初回納品分がめでたく完売したとのことで、追加納品いたしました。

当時DTP歴0日だった私が、ソフトの使い方を覚えながら編んだミニコミ紙。アーティスティックなミニコミ誌がずらりとラインナップされている中、どうなることやらと思っていましたが大健闘であります。

お求め下さった方がた、ありがとうございます。

まだお求めでない方、よろしくお願い致します。

Lilmag----zine and other publications.(トップ・ページ)

ラジオ中毒 創刊号 - Lilmag----zine and other publications.

Lilmag store 最近のおしらせ(2009年2月5日)

ネットを武器に新世代ZINEカルチャー台頭!? / 野中モモ | ネット探偵団 annex(『TVBros』の記事)

『ラジオ中毒』取扱店

模索舎(東京都:新宿御苑新宿門むかい)  地図

タコシェ(東京都:中野ブロードウェイ3F)  地図

bar plastic model(東京都:新宿ゴールデン街) 地図

貸本喫茶ちょうちょぼっこ
(大阪市西区北堀江1-14-21第一北堀江ビル4F) 地図
※第一北堀江ビルは、地元では「鳥かごビルヂング」として親しまれているそうです。
 営業日にご注意ください(
第1〜第3週末のみの営業)。

ちんき堂
(兵庫県神戸市中央区元町通1-11-8 千成堂ビル2F)地図

キララ文庫(熊本県熊本市黒髪6-9-9) 地図

Lilmag----zine and other publications.(オンライン・ショップ)

しつこいようですが、万一売り切れているというようなことがありましたら、「今度はいつ入荷しますか?」などと、あくまでも紳士・淑女的な物腰を保ちつつ、お店のかたにやんわりプレッシャーをかけてください。

ミニコミ紙の内容紹介

A5版、16ページ、¥150。

目次(取り上げられている番組など)

1 ギャラクシー賞/「文化系トークラジオ Life」(TBS)
2 若者向けローカル番組について考える/
 訃報(山田耕嗣氏)
3 「日曜日の秘密基地」(TBS)/社説(舌禍事件)
4 「小沢昭一の小沢昭一的こころ」(TBS)
5 「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)
6 「ラジ魂!!」(HBC)/
 「ヤングタウン」・「オレたちやってま〜す」(MBS)
7 「土曜だ!! 江越だ!?」(RKK)・
「はやおきラジオ水谷ミミです」(東海ラジオ)/
  「ヤマヒロのアナPod Cafe」(関西テレビ)
8 電子工作(ミニコンポAM 受信感度UP 方法)
9 「鉄音アワー」(ネットラジオ)/
 「オレたちやってま〜す」(MBS)・
 「ミュージックパラダイス」(ABC)
10 誰のためのコミュニティーFMか/ FM なかしべつ/
 「安住紳一郎の日曜天国」(TBS)
11 大阪ラジオの魅力/「QIC」(ウェブラジオFMC)
12 「元気イチバン!芹沢誠です」(ABC)/
 「ゴチャ・まぜ」(MBS)・「ヤンピース」・
 「魂のラジオ」(ニッポン放送)
13 「集まれ昌鹿野編集部」(ラジオ関西)/
 月曜「DAYBREAK」(JFN)
14 ラジオ的想像力
15 笑福亭鶴光・
 「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)/
 4コマ漫画
16 ラジオ欄/執筆者紹介/編集後記
その他 TBS 武田記者語録

下が売り込み用につくったチラシです。こちらにも目次が載っています。よろしければダウンロードしてみて下さい:

『ラジオ中毒』のチラシをダウンロード radioholicflyer.jpg (444.5K)

執筆者[50音順、敬称略。()内は執筆なさっているブログなど]

・安東三 (日々:文音体触 〜compose&contact〜)

・河内の政 (ラジオの雑談

・kiku (ラジオウォッチブログ

・365連休

・とくながたかのり(とくながたかのりのSpecial Days

・2児パパ (ラジオでクネクネ

・MasaruS ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!

・ヨダレ (ヨダレのじかん

Google

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ジェットストリーム(TOKYO FM、月~金 24:00-24:55)

○「ジェットストリーム」(TOKYO FM、月~金 24:00-24:55)

このブログ、開始したばかりということで、コンテンツ増強のため、過去に私のウェブサイトに載せた日記(2007年1月25日(木)付)をこちらに再録します(若干の加筆・修正あり):

1月25日(木)

遠い地平線が消えて、
深々とした夜の闇に心を休める時、
遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は、
限り無い宇宙の営みを告げています。

満天の星をいただく果てしない光の海を、
豊かに流れゆく風に心を開けば、
煌く星座の物語も聞こえてくる、夜の静寂のなんと饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えていったはるかな地平線も
瞼に浮かんでまいります。

これからのひと時。
日本航空が、あなたにお送りする
音楽の定期便。「ジェットストリーム」。
皆様の、夜間飛行のお供を致しますパイロットは、
わたくし、城達也です。

さっき[=2007年1月25日深夜]、「報道ステーション」で「ジェットストリーム」特集をやっていた。城達也の「ジェットストリーム」中心の取り上げ方で、なんか「団塊の世代の青春ロマン」的なアプローチだったが、ちゃんと今も続いている番組だし、私も城達也の「ジェットストリーム」をリアル・タイムで聴いていた、おそらく最後の世代。城達也の「ジェットストリーム」はオッサンだけのものではないのです。

 世代に絡めてもうひとつ言うならば、私にとって「ジェットストリーム」のエンディング・テーマと言えば「夜間飛行」で、「夢幻飛行」の記憶はほとんどない。

 「報道ステーション」のまとめでは、城達也の「ジェットストリーム」は、FMラジオ最長寿番組として、現在の伊武雅刀に引き継がれているという話になっていたが、小野田英一、森田真奈美の「ジェットストリーム」はなかったことになってるゾ。いいのか?

 とはいえ、小野田、森田の「ジェットストリーム」は、正直言って好きになれなかった。小野田ヴァージョンは、小野田が男前声で直接リスナーに語りかけてくるようなスタイルだった。小野田とリスナーの二人だけの世界を演出するのはいいが、男の私には煩わしかった。森田ヴァージョンは、ゲストを呼んでトークをしたりして、ラジオの向こうで世界が完結している感じがして残念だった(現在 J-WAVE でやっている某番組に雰囲気が似ているかもしれない)。かといって、これらが小野田や森田のせいでないことは解る。城の「ジェットストリーム」のあとで、城のスタイルを踏襲してもリスナーには容易に受け入れられなかっただろう。時間をおいての城フォーマットへの復帰は由あることなのかもしれない。

 とはいえ、餅は餅屋、「ジェットストリーム」は城達也。小野田、森田の「ジェットストリーム」は、正直行ってピンとこなかった。伊武が「ジェットストリーム」を引き継いで、城のころのフォーマットに戻ったときは少しだけうれしかった。 ただし、懐かしの「りんりんダイヤル」は、もうない。

 伊武の「ジェットストリーム」もかなりよいと思う。城も伊武も低音が魅力ではあるが、とはいえ、両者の語りには決定的な違いがあるという印象をもっている。伊武の低音は、城のそれに比べて、「ジェットストリーム」のような番組の声としては、少し芯が太すぎる感じがする。城の声は空気によく溶けたが、伊武の声は存在感が強くて空気に溶けにくい。また、城の声には重厚さだけではなく、他にはない軽妙さがあった。

 城の語りの軽妙さは、声の質だけでなく、語りのスタイルにも由来していたと思う。あくまでも個人的な印象だが、城は、聴き手に直接語りかけるというよりは、ラジオと聴き手のあいだにそっと言葉をリリースし、音の空間をつくり出していたような気がする。城の語りは、小野田、森田ヴァージョンのような完結した閉鎖空間ではなく、辺縁のない開放空間を構成していたと思う。そこには、音の空間に身をゆだねることから得られる独特の快適さがあった。また、伊武の芯の太い低音は、言葉の意味をリスナーの耳に直接響かせてしまう。他方、城の声は、インストルメンタルの曲の合間にあって違和感を感じさせないものだった。その意味では、城の声も音楽だった。

 何はともあれ、正直なところ「報道ステーション」の「ジェットストリーム」特集はうれしかった。ラジオ・ファンとしては、ラジオの価値が少なからぬ人びとに共有されていることが確認できたからだ。しかし、しかしだ、やっぱり映像が邪魔なのだ。テレビだから仕方ないのだが、ラジオの価値を映像を通じて伝えることには限界があるというか、土台無理なのだ。同じ内容がラジオで紹介されていたら、もっと違った味があったと思う。

 今となっては、城達也の「ジェットストリーム」を録音しておけばよかったと思う。ラジオは基本的に再放送はやらないが、せめて城達也氏のご命日2月25日だけでもいいので、城達也の「ジェット・ストリーム」の再放送をやって頂けないものかなぁ。

夜間飛行のジェット機の翼に点滅するランプは、
遠ざかるにつれ、
次第に星のまたたきと区別がつかなくなります。

お送りしておりますこの音楽が、
美しくあなたの夢に溶け込んでいきますように。

日本航空がお送りした音楽の定期便、
「ジェットストリーム」
夜間飛行のお供をいたしましたパイロットは
わたくし、城達也でした。

JET STREAM(公式サイト)
「団塊世代に贈る(5)ジェットストリームと深夜放送の時代」 tv asahi|テレビ朝日 報道ステーション
YouTube - Jet Stream(「報道ステーション」の特集の動画)

Google

| | コメント (0) | トラックバック (3)

「やっぱり、ラジオ!」『論座』2007年5月号(朝日新聞社)

○「やっぱり、ラジオ!」『論座』2007年5月号(朝日新聞社)

このブログ、開始したばかりということで、コンテンツ増強のため、過去に私のウェブサイトに載せた日記(2007年4月2日(月)付)をこちらに再録します(若干の加筆・修正あり):

4月2日(月)

2号続けて『論座』(朝日新聞社)を買う。

 今回の2007年5月号は「やっぱり、ラジオ!」という特集に魅かれて購入。物足りないといえば物足りない特集だった、ラジオ馬鹿は「ラジオ」と書いてあれば何でも反応してしまうのです。

 永六輔、太田光など、いろいろな有名人が寄稿している「私とラジオ」というショート・エッセイ・コーナーで最も印象に残ったのは、渡辺恒雄讀賣新聞主筆、そう「ナベツネ」だ:

大小いろいろのラジオを買って試したのだが、SONY の ICF-A110V という中型ラジオが、TV・FM・AMがそれぞれ7波づつワンタッチでピタリと音が出るので重宝している。

というフレイジングや、わざわざ型番を出しているところなどにラジオ好きの匂いを感じて、妙に親近感をおぼえてしまう……ナベツネなのに。

Google

| | コメント (0) | トラックバック (0)