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リブロ池袋本店、閉店(2015年7月20日(月・祝))

○リブロ池袋本店、閉店(2015年7月20日(月・祝))

 

リブロ池袋本店 閉店
 
リブロ池袋本店 閉店
 
リブロ池袋本店 閉店
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リブロ池袋本店、閉店

東京・池袋の大書店、リブロ池袋本店が、2015年7月20日(月・祝)をもって閉店した。

閉店の理由はテナント契約が満期を迎えたからとのこと。こういう商業施設のテナント契約は、収益が著しく落ちて追い出される場合を除いては、基本的に自動更新なんじゃないかと思うのだけれど……。

あくまでも噂話ではあるけれど、西武百貨店がセブン&アイ・ホールディングス傘下に入ったことが関係しているとも言われている。リブロは現在、セゾングループではなく、書籍取継の日販の子会社で、西武百貨店との資本関係はない。西武百貨店の親会社であるセブン&アイの鈴木敏文会長は、書籍取継のトーハン出身で、現在、同社の副会長も兼任しているのだとか。

リブロ池袋本店の想い出

東京の池袋にリブロという大書店があることは『知の技法』(東京大学出版会、1994年)で知った。

『知の技法』は東京大学教養学部の基礎演習のテキストが出版されたもので、発売当時、人文書としては異例のベストセラーになった。巻末の文献渉猟に関する部分で、都内の大型書店のひとつとしてリブロが非常に好意的に紹介されていた記憶がある。

大学進学で上京して、初めてリブロに行った時は、夢が叶ったような気すらした。大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、本屋が一軒もない町で育った本ずきな田舎者の正直な感想だ。

上京してすぐの頃は、まだジュンク堂池袋本店もなく、新宿の紀伊國屋書店も本店だけだったので、リブロによく通っていた。

リブロ池袋店は、いわゆるニュー・アカデミズムやセゾン文化を論理的・物質的に支えていた側面があったと言われる。僕と同年代の人は、宮台真司や小林よしのりの影響を受けた人が多いような印象だけれど、僕はどちらかというとニューアカ世代に憧れていた。僕が上京したてのころは、ニューアカの時代はとっくに終っていたけれど、人文系の世界では社会史やフランクフルト学派などがまだギリギリ流行っていて、リブロにもニューアカっぽい雰囲気がほんのり残っていた。

当時のリブロは、店員のセンスで、一見関係のなさそうな本や、ジャンルの違う本が近くに並べられていて、独特の棚の作り方をしていて面白かった。店の構造が複雑なせいもあって、本の森を散策しているような愉悦もあった。

しかし現在のかたちに改装されてからは、正直言うと、そういった面白さはなくなり、変な構造の特徴のない大書店になっていたと思う。

大書店に検索機が導入されるようになると、独特な売り場づくりをするよりも、目当ての本を探しやすい理路整然とした陳列のほうがお客の利便性にかなうのかもしれない。


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