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蛭子能収「常に貧乏人を装ってるんです」:「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」(TBSラジオ、2015年1月9日(金)15:00-15:20)

○蛭子能収「常に貧乏人を装ってるんです」:「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」(TBSラジオ、2015年1月9日(金)15:00-15:20)

 

「小林悠 たまむすび」(TBSラジオ、金13:00-15:30)内で放送されている「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」(TBSラジオ、2015年1月9日(金)15:00-15:20)に漫画家でタレントの蛭子能収が出演。彼の隠された一面と、独特の処世術・人生哲学が興味深かった。

伊集院光「蛭子さんの映画ずきって、あんまり知られてないですよね?」

まずは、蛭子能収が、意外にも映画ずきという事実が判明。

伊集院光 蛭子さんの映画ずきって、あんま知られてないですよね?

蛭子能収 声高には言ってないですけどね。

伊集院 言ってない。

蛭子 まぁ、でもホントに、休みの日は、映画に行くか競艇に行くか。

伊集院 映画に行くか。競艇のほうは声高に言ってますからね。

阿部哲子アナ (笑)

蛭子 でも、まず映画を観て、それから競艇に行くことが多いですね。

伊集院 へぇ〜。

蛭子 で、終わったらまた映画に行くと。

伊集院 すごいなぁ! え? 年間にしたら何本ぐらい、まぁまぁ、月何本でもいいです。

蛭子 いや、年間にしたらそんなには行ってないと思いますね。月に……でも、あんまりそんなに観てないですよ。

伊集院 もう撤回?

蛭子 4本ぐらい、4本ぐらいしか観てない。

伊集院 月4本観てたら、まぁまぁ。

蛭子 そうですかね。

蛭子能収「夢として映画監督を目指して東京に出て来たつもりだったんですよ」

蛭子は、単なる映画ずきではなくて、さらに新たな事実が判明。

伊集院光 蛭子さん、インタヴューとか答えて、色んなとこで本になったりとかするじゃないですか?

蛭子能収 えぇえぇ。 

伊集院 で、そういうときに「それ違います!」とか言わないから、独り歩きするじゃないですか、色んな言葉が?

蛭子 そうですね。

伊集院 蛭子さんが映画監督になりたいっていうのを何かで読んだんですけど、それ、ホントですか?

蛭子 それはねぇ、一応、もう、夢として映画監督を目指して東京に出て来たつもりだったんですよ。

伊集院 マジだったんだ!

蛭子 マジなんですよね。でもね、最初はシナリオ専門学校に行ったんですよ。それで、そこでですね、仲間とかができて、映画サークルみたいなのができて、ほいで、こう、「みんなで撮ろうや」とか言って、それでそのうちオレにも映画監督って回ってくるかなって、ひとりで勝手にこう夢見てたんですけど——

阿部哲子アナ はい。

蛭子 まず、映画学校に行ってから、誰ともしゃべってないんですよ。

伊集院・阿部アナ (笑) 

伊集院 サークルができるとこまで届かなかったんですか?

蛭子 届かない。まず、ひとりの友だちもできなかったです。

蛭子能収「常に貧乏人を装ってるんですよね」

ここで、蛭子が最近「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京、不定期土18:30-20:54)などで人気が出ていることに話題が及び、そういった状況における蛭子の処世術が開陳される/

伊集院光 でも蛭子さん、どうですか、今少なくとも仕事はどんどん増えるじゃないですか?

蛭子能収 仕事はスゴく多かったですねぇ。

伊集院 怖くない?

蛭子 怖いです。

伊集院 だって社会は、蛭子さんがどんどん人気になると、応援してた人が急に「あいつ、調子に乗ってるぞ」って。
蛭子 そういう風に思われたくないので、常にですね、貧乏人を装ってるんですよね。

伊集院・阿部哲子アナ (爆笑)

伊集院 それは言ったらダメだって。

蛭子 ダメなんだよね。

伊集院 言ったら「あいつ、貧乏じゃない」ってバレて、今の現象が起こるから。

蛭子 スゴいお金もらってんのに、なんか、でも、やっぱり庶民のように振る舞わないといけないっていう、なんか、そういうのスゴい気ぃ付けてるんですよ。

伊集院 いや、気ぃ付けてないです。今のも全然出ちゃってるし。

阿部アナ 言っちゃってる時点でね。

蛭子と伊集院、文芸坐でニアミスか?

番組本題であるおススメ映画の紹介で、蛭子はジョンカーペンター[監督]『遊星からの物体X』The Thing(1982年)を挙げた。ここで、蛭子と伊集院がニアミスしていたかもしれないという事実が判明。

伊集院光 さぁ、じゃぁ、その映画ずきの蛭子さんの推薦してくださる今回の映画、タイトルをお願いできますか?

蛭子能収 えぇとねぇ、それはですねぇ、『遊星からの物体X』っていう映画です。

伊集院 これ、オレも観ました。

阿部哲子アナ うん。

蛭子 もう、この映画ねぇ、東京に出て来てから久しぶりに行った映画。文芸坐——二番館だったんですけど——で観たんですけど。

伊集院 池袋?

蛭子 池袋の。

伊集院 はいはい。

蛭子 もうね、今まで観た特撮映画の中で抜群に良く出来た映画だなと思って。

伊集院 ちょっと待って、今オレ、スゴいこと気づいた。

蛭子 え?

伊集院 オレたぶん、文芸坐とかで観てる気がする。文芸地下。

蛭子 文芸地下でしたっけ?

伊集院 二本立てだった気がする。

蛭子 うん、そう、二本立てでした。

伊集院 わぁ! オレ、蛭子さんとすれ違ってるかも!

蛭子能収「この後、カート・ラッセルの映画があんまり上映されてないんですよ」

蛭子は、紹介した『遊星からの物体X』について、まさかのネタバレに及びつつ、独自の珍解釈を披露する。

伊集院光 さぁ、[おススメポイント]3つ目ですよ。

蛭子能収 やっぱり、ストーリーの「おいおい、この先どうなるんだ?」って思わせる筋立て。「これがホントのサスペンス」って、オレが自分で書いてしまったんですけど。

伊集院 ちゃんとメモして来て。蛭子さん、そういうとこ、たまに真面目だなって思うんですけど。ありがたい。

蛭子 すっごいサスペンスが効いてるんですね。ドキドキっていうか、ホントにねぇ、10人ぐらいの人間がひとりづつエイリアンになっていくんですよ。

阿部哲子アナ へぇ〜。

蛭子 これが、そのエイリアンになった人からまた、人間がエイリアンに襲われるんですね。そしたら、またそれがエイリアンに変るんですよ。でも、ホントの主人公っていう人が、カート・ラッセルさん。

伊集院 はいはい。

蛭子 もう、この人に、まぁ一応気持ちがこう行くんですけどね、「この人だけは頼むからならないで」って。

阿部アナ はぁ〜。

蛭子 でも、最後にねぇ、あの、この人がねぇ——

伊集院 大丈夫? この人が、大丈夫(笑)?

蛭子 大丈夫かなぁ? この人ともうひとり、ふたりだけ残るんですよよ。

伊集院 (笑)

蛭子 このふたりが残って映画が終わるんですけど——

阿部アナ うん。

蛭子 この映画の終わり方が、これねぇ、これなんか、絶対に終わった感じがしないんですよね。この先に、このふたりが、どっちかがもしかしたらエイリアンで、結局エイリアンになってしまうのか、それとも地球に帰れるのか、これがスゴい心配になって終わるんですよ。

阿部アナ 判らないんですか、結果が?

蛭子 それで、この後ねぇ、カート・ラッセルさんの映画がねぇ、あんまり上映されてないんですよねぇ。

伊集院・阿部アナ ははははは。

蛭子 カート・ラッセルさんが、他の映画に出てくれりゃいいんだけど——

伊集院 蛭子さん、超おもしろい(笑)。

蛭子 その後ねぇ、カート・ラッセル主演の——

伊集院 蛭子さん、20代中盤で観て、そう思ったんですよねぇ?

蛭子 そう。この後、カート・ラッセルさんが出る——

伊集院 出ませんね、確かに、カート・ラッセルねぇ。

蛭子 出ないんですよ。このままホントにねぇ——

伊集院 『バックドラフト』ぐらいまで当たらないですね、この人、たぶんねぇ。そうですわ。

阿部アナ ホントにエイリアンになっちゃたかもしれないっていう。

蛭子 そうなんですよ。

伊集院 蛭子さん、利口なんだか馬鹿なんだか判らないとこありますよね、ホントに。

そして、CMを挟んで……。

伊集院 今、CMのあいだにですねぇ、蛭子さんのポンコツぶりがまた露呈したんですけど、20代中盤で観たって言ってた『物体X』ですが——

蛭子 はいはい、そうですね。

伊集院 公開時に、もう35歳になってることが判りました(笑)。

蛭子 そう、失礼しました。

阿部アナ アバウトですね。

蛭子能収「良いほうに目立つのは、人の心を刺激するような気がして」

番組終盤で、敢えて自分のダメな部分を隠さない蛭子の処世術の背後にある、理由が明らかになる。

伊集院光 さぁ、そんな中、蛭子さんの本のお話したいと思うんですが——

蛭子能収 ありがとうございます。

伊集院 『ひとりぼっちを笑うな』っていうね、漫画じゃないですよ、新書なんですけども、蛭子さんが証明したのは、ダメな人って、ダメなこと隠すじゃないですか、もっと? 

蛭子 あぁ、そうですね、オレは隠さないタイプですね、ダメなこと。

伊集院 「しょうがない。もう、包み隠さず見てくれたら、これを面白がってくれる人もいるんだろ」みたいな、蛭子さん、変な度胸の座りかたしてるじゃないですか?

蛭子 なんかねぇ、ダメな部分をむしろよく自分では宣伝するっていうか、ダメなふうに思ってもらったほうが気楽なんで。

伊集院 それ、何歳頃にその境地になりました?

蛭子 子どもの頃から。新しい靴を履いたりとか、床屋に散髪に行きますよねぇ、それもイヤで、帰りがけには髪を乱しながら帰ったり、新しい靴はもう泥を付けて古い靴に見せたりとか。

阿部哲子アナ 目立ちたくなかったんですね。

蛭子 そう、目立ちたくない。悪いほうには目立ってもいいんだけど、なんか、良いほうに目立つのは、すごく人の心を刺激するような気がして、なんか、ただの一般の人のようでいつもありたかったっていうのが、スゴい本音ですよ。

伊集院 蛭子さん、何ですかねぇ、人は妬み嫉みをもってるものだみたいな意識っていうのは、何から生まれてるんですか?

蛭子 もしかしたら、子どもの頃に、ちょっと金持ちのお坊ちゃん風なのが、不良にいじめられたとか、そういうのをちょっと見たことがあるような。

伊集院 なるほど。

蛭子 だから、普通の人を——

伊集院 装う。

蛭子 装うっていう。まぁ、普通の人なんですけどね。とにかく、キレイな服を着るとか、そういうのがスゴくやだったですよね。


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