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ついに完結! 柳澤健「1974年のサマークリスマス—— 林美雄とパックインミュージックの時代」:『小説すばる』2014年11月号(集英社)

○ついに完結! 柳澤健「1974年のサマークリスマス—— 林美雄とパックインミュージックの時代」:『小説すばる』2014年11月号(集英社)

 

柳澤健「1974年のサマークリスマス——林美雄とパックインミュージックの時代」が、『小説すばる』2014年11月号(集英社)掲載分で最終回。2013年8月号から連載開始した、元TBSアナウンサー林美雄に関するノンフィクション。

雑誌の連載を愉しみにしたのは久しぶりだった。1974年には未だ生まれていないラジオ聴きにとっての憧れのラジオ黄金時代を、生々しく追体験できた。

小説すばる 2014年11月号 集英社
『小説すばる』2014年11月号(集英社)
 

林はキャリアの後半、アナウンス部と編成部に同時に所属し、プロディーサーとしても活躍。

指導者としては、小林豊、小島慶子、外山恵理ら新人アナウンサーのメンターとなった。会社員でありながら無頼派、それでいて後輩からの人望は厚かった。

「パック・イン・ミュージック」(TBSラジオ)降板後に担当したワイド番組では、夢の遊眠社で売り出し中の野田秀樹をこう口説いた:

林さんは『ひと月八万円渡すから、三十分番組を毎週やってくれ。番組の内容はどうだっていい(笑)。内容には一切口出ししないし、スポンサーもいない。だからかなり自由が利く。乱暴な番組が作れるよ』と。

しかし、ツービートはTBSラジオのオーディションに落ちていた。

皮肉にも、「パック〜」にとどめを刺したのは、「ビートたけしのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)。

みんなの番組からオイラの番組へ。

怪物がめざめる夜は、もう一つの別の広場の終り。

※当ブログ内の関連エントリー

柳澤健「1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代」、『小説すばる』(集英社)2013年8月号〜連載中


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