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特集「「慰安婦」が見た日本軍」:『DAYS JAPAN』2014年10月号

○特集「「慰安婦」が見た日本軍」:『DAYS JAPAN』2014年10月号

 

フォト・ジャーナル誌『DAYS JAPAN』2014年10月号。特集は「「慰安婦」が見た日本軍」。元「慰安婦」が日本軍による慰安所運営の指導・関与と強制性を証言している。

DAYS JAPAN 2014年10月号 特集「慰安婦」が見た日本軍
『DAYS JAPAN』2014年10月号
特集:「慰安婦」が見た日本軍」
 

元「慰安婦」の証言と聞いて、「また反日の特定アジアか?」と思った似非愛国者のあなた。甘い甘い。

この特集は、インドネシア人・フィリピン人の証言と公文書の3本柱。メインは「親日国」インドネシアの元「慰安婦」たちによる実名・写真つきの証言集。

確かに、当事者の証言を史料としてどう扱うかは、オーラ・ルヒストリーのデリケートな問題だけれど、特集のしんがりは、日本軍による慰安所運営の指導・関与を裏付ける公文書。

なかなか練られた構成。よくある紋切り型の論難は通用しない。

記事とは直接関係ないけれど、ついでに思い出したことがある。

学生時代に、ウチの大学で戦時中のインドネシアに関するワークショップが開催されたことがあった。学者の人たちっていうのはふだん集まりが悪いのに、その日は見慣れない顔の一団が早くから前列に陣取っていた。

会が始まるやいなや、前列の一団が怒号を発し始め、進行を妨害。彼らの主張は「日本の国立大学で反日イヴェントの開催など許されない」。

そんなこと言ってたら国公立大学は行政の御用学者だらけになってしまうし、「大学の自治」という概念を知らんのかいな。それに「反日イヴェント」じゃないし。

真の愛国者ならむしろ、「親日国インドネシアを蹂躙した日本軍許すまじ」って言わなきゃダメじゃない?

国の肩を持つことで強いものと一体化して安心するのは、愛国者ではなく、国家主義者・権威主義者のやることだよ。

そのとき、イエスは言われた「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」。

ルカによる福音書 23:34

※当ブログ内の関連エントリー

書き起こし(1):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

「風俗業の活用」について

「愛国者」「愛国心」:アンブロウズ・ビアース『悪魔の辞典』(1911年)

レイシストを葬送するための読書メモ


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コメント

おはようございます。
興味深く記事を拝読しています。「愛国」を声高に叫ぶ輩の本性が表れた瞬間だと思います。
『DAYS JAPAN』の該当記事を是非読みたい。

投稿: 石﨑亮史朗 | 2014年9月28日 (日) 07時35分

日本軍事での、慰安婦について、
慰問団と慰安婦派遣との区別は理解が出来ますか?
何故、李香蘭 山口淑子さんは李香蘭と満州で呼ばれたのかが、判りますか?
日本軍は中国駐屯地へ、慰問団を派遣し、目的は芸能人活動と日本軍人兵士への慰安が目的でしたが、身の回り世話人が必要に成り、慰安婦が当時の報酬額300円で日本帝国陸軍が公募した、しかし、当時の300円は戦時中は女性が一生分の雇用給与に値し、女性の命を300円で売れと、身売りを意味した、
大抵の日本人家庭は生活資金が戦時中で雇用も無く、親の借財で300円は消える、僅か10円前後を所持金にして満州へ渡航したが、日本帝国軍事は他国から戦争活動資金を借り入れ、軍事約束手形で或る軍票を発行、軍票一枚が300円の等価に成りました。しかし、終戦となり、敗戦した日本帝国軍は諸外国から借り入れた戦争活動資金を返せず、日本人慰安婦を軍票の約束手形と供に海外駐屯地へ残して、兵士達は日本へ帰還した、後々に、益々、戦争が長くなり、負け戦に成り、捕虜とした韓国人や諸外国の女性を日本軍慰安婦として、軍事借り入れ資金の約束手形で或る軍票と借り入れ返済の代わりに捕虜とした韓国人慰安婦を相手国へ引き渡した為、日本帝国軍は人権侵害の戦犯と成り下がった。未だに、慰安婦の問題と軍票約束手形を逃げる政治犯に抗議した問題と云えるだろうな!

投稿: (-.-;) | 2014年9月29日 (月) 07時32分

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