小泉今日子・真田広之[主演]/和田誠[監督]『快盗ルビイ』(1988年)は、期待をはるかに上回る快作だった。
○小泉今日子・真田広之[主演]/和田誠[監督]『快盗ルビイ』(1988年)は、期待をはるかに上回る快作だった。
和田誠[監督]『快盗ルビイ』(1988年)をスクリーンで観た。池袋・新文芸坐。主演は、小泉今日子・真田広之。
和田誠[監督]『快盗ルビイ』(1988年)予告編
子どもの頃、テレビで観た記憶があるのだけれど、ガムで鍵の型を取るところしか憶えていなかった。まぁ、子どもが食いつくシーンはあそこぐらいかな。
私もキャビアずき。初めて食べたとき、私もあんな感じでした(観た人は解る)。
先日、フィルムセンターで見た斉藤由貴[主演]/大森一樹[監督]『トットチャンネル』(1987年)もそうだったけれど、ベタなアイドル映画だと高を括っていた作品が、いま観直すと、映画としてよくできている。
いや、ベタなんですよ。ベタなんだけど、ものすごい多幸感。
小泉今日子・真田広之「たとえばフォーエバー」
作詞・作曲 和田誠(!)
ヤンキー的リアリティ番組が跋扈する昨今では得難い、あの時代の小泉今日子と真田広之だから成り立つ世界観。
いつもTwitterのタイムラインを覗き見させていただいている月本夏海さんも、昨日今日と新文芸坐にいらしていたようだ。上手いことおっしゃるなぁ。
和田誠『快盗ルビイ』@新文芸坐。キュートでドリーミィな小泉今日子と八木正生の音楽、本当にすばらしい。観ている間中、からだや脳みそがとろけっぱなしだった。公開時の時代性を剥ぎ取ってみれば、和田誠の過剰なハリウッド・クリシェが人工甘味料のように甘い。当時のわたしの目は節穴でした。
— 田旗 浩一 (@tsukimoto_natsu) 2014, 6月 22
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