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CMがなければネットで稼げばいいじゃない?:ラジオ局はYouTube公式チャンネルを開設すべきだと思う。

○CMがなければネットで稼げばいいじゃない?:ラジオ局はYouTube公式チャンネルを開設すべきだ。

 

ラジオ局はYouTubeパートナーになるべきだ

MBSラジオがYouTube公式チャンネルを開設しているのを最近知った。

MBS1179RADIO - YouTube

ポッドキャストで番組本編の音源およびスピン・アウト音源を配信しているラジオ局は多いものの、YouTube公式チャンネルで公開している局は、まだ少数派だと思う。

ラジオ局はYouTube公式チャンネルを開設して、YouTubeパートナーになるべきだと思う。

YouTubeパートナーとは、動画再生時に表示される広告から得られる収入を、パブリッシャー(=動画配信者)とYouTubeが分け合うシステム。

パートナーになるためには、公開するコンテンツが著作権等の問題をクリアしたオリジナルである必要があるが、その点、放送局は、最も良質なオリジナル・コンテンツを制作できるパブリッシャーになりうるはずである。

YouTubeでいくら儲かるのか?

古い話になるけれど、2013年1月にGoogleのCBOニケシュ・アローラ(Nikesh Arora)が語ったところによると、YouTube史上初めて10億回の再生を突破したPSYの「Gangnam Style」(江南スタイル)はYouTubeで800万ドル以上の広告収入を稼ぎ出したという。1ドル=102円とすると、8億1600万円の収入となる。その後も再生回数を伸ばしている。


PSY - GANGNAM STYLE (강남스타일) M/V (2012)
※これを観ると、遠藤周作「黒い旧友」(1975年)を思い出してしまう。
 

広告収入のうちYouTubeの取り分はどうやら45%らしいので、PSYの取り分は440万ドル(4億4880万円)の計算になる。

YouTubeパートナーが得る、動画再生の1回あたりの取り分を計算した人たちによると、0.1〜0.8円/回となるようだ。しかし、実際のところ、0.1円/回前後が平均的な数字のようだ。

他方、以前見た某ラジオ局のセールス・シートによると、若手お笑い芸人が担当する深夜の30分番組の広告料が350万円/月ぐらいだったと記憶している。

となると、広告料と同じ額をYouTubeで稼ごうと思えば、3500万回/月の再生が必要になるが、言語の壁や日本の人口を考えると、現実的ではない。

週1回=月4回の放送で、仮に1回の放送が1万回再生されたとしても、4,000円/月の収入にしかならない。それっぽっちの小銭を拾いに行くぐらいなら、350万円/月の夢を追ったほうがマシと考えるのが、マスメディアの矜持というものかもしれない。

ラジオ局がYouTubeパートナーになるメリット

しかし、ラジオ局がYouTubeパートナーになることには、以下のようなメリットがある:

  • ラジオ局側のメリット
    • サーヴァー・コストの負担がない。
    • 広告を取るための営業をする必要がない。
    • 公式音源が存在することで違法アップロードが減る(違法アップロードする意味がなくなる)。
    • 番組の宣伝になる。
  • リスナー側のメリット
    • 無料で聴取できる。

「らじこん」では、20〜30分の放送音源を1本200〜300円で有料配信している。

しかし、どんなに面白い番組でも、放送では得られない付加価値を付けるとか、定額制で聴き放題にするとかしない限り、1回タダで放送された音源をわざわざお金を払って買う人は、それほどいないだろう。

※関連リンク:

ラジオ局売上高ランキング(関東)平成24(2012)会計年度(当ブログ内)

Google: Psy’s ‘Gangnam Style’ Has Earned $8 Million On YouTube Alone - Business Insider(英語)

PSY「江南スタイル」、YouTubeの広告収入だけで800万ドル - ITmedia ニュース

Does YouTube Want a Bigger Cut of Branded Entertainment Ad Revenue? - CMO Today - WSJ(英語)

YouTubeの「1再生あたりの収益はいくらなのか」調べてみた

-らじこん- ラジオ局やコンテンツプロバイダー制作の音声コンテンツ配信サイト


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