『ガレキとラジオ』やらせ問題「ラジオはドキュメンタリーにしにくい、絵にならない」:「QIC」第906回(ウェブラジオFMC、2014年3月9日放送分)
○『ガレキとラジオ』やらせ問題「ラジオはドキュメンタリーにしにくい、絵にならない」:「QIC」第906回(ウェブラジオFMC、2014年3月9日放送分)
「QIC」第906回(ウェブラジオFMC、2014年3月9日放送分)で、リスナーからの投稿を受けて、『ガレキとラジオ』やらせ問題が話題に上った。
パーソナリティー榎田信衛門氏が、今回の騒動およびやらせ一般について、30分弱にわたって語った。
榎田信衛門 実は、ラジオというものは、ドキュメンタリーに極めてしにくいものだと私は思ってるんですよ。[……]絵になんないのよ、だいたい。ぼんやりとしたもんでしてねぇ。
で、もっと絵にならないものがあるんですよ。それは何かっていうとね、ラジオを聴いてる姿。みなさん、ラジオどうやって聴いてます。だいたい、だらんとして聴いてないスか?[……]だいたい、パッとしないっスよ。シャキッとしない状態で聴いてると思いますよ。
ラジオを真剣に聴いてる頭の中にこそ、本当に面白い映像が実はそこにあって、イマジネーションの世界で、それをねドキュメンタリーで表現するのは極めて難しいなと思ってるから、もう、昔っからやりたいんだけど、できない、ですよ。
その後、ウェブラジオFMCの前身であるミニFM局が某公共放送の取材を受けたときの体験について語り、やらせがどのようにしてつくられるか実例を以って説明した。この取材に基づく番組は、1985年に関西以西の西日本全域で放送されたとのこと。
「QIC」の番組ウェブサイトに、実際に放送された映像に榎田氏がコメントを付けた「実例動画」へのリンクが貼ってある。
この映像も爆笑で、一見の価値あり。
○QIC/FMC
※2014年3月9日放送分(第906回)B枠「お便り(花粉症+ガレキとラジオ)」の7:15ぐらいから。
公開後1か月聴取か可能。
※当ブログ内の関連エントリー:
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コメント
こんばんは。
映像(写真や動画)は確かに印象に残る。が、「絵になる」という価値観はどうなのだろうか。「絵になる」のなら、事実はどうでもいいのだろうか。
事実を軽視するドキュメンタリーの存在意義は何。それなら、フィクション(ドラマ)のスタッフの方が尊敬に値する。
投稿: 石崎亮史朗 | 2014年3月10日 (月) 23時09分