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『ガレキとラジオ』を無料上映:第3回うらやすドキュメンタリー映画祭2014

○『ガレキとラジオ』を無料上映:第3回うらやすドキュメンタリー映画祭2014

 


ヒューマントラストシネマ渋谷で2013年4月13日に撮影
 

先日やらせ報道で話題になったドキュメンタリー映画、梅村太郎/塚原一成[監督]『ガレキとラジオ』(2012年)が無料上映される。第3回うらやすドキュメンタリー映画祭2014(2014年3月28日(金)〜30日(日))、「特別企画-3.11もうひとつの視点から」での上映。

上映日時は、3月29日(土)19:00〜、および3月30日(日)10:30〜の予定。詳細は主催者発表の情報でご確認を。

第3回うらやすドキュメンタリー映画祭2014| 浦安ドキュメンタリーオフィス(公式サイト)

先日のやらせ報道後の上映について、主催者は趣旨を以下のように説明している:

  • 現地FMラジオ局の存在自体は事実であり、被災地である浦安で、今後も震災を忘れずに考えていく上でも、彼らの活動を否定されるような印象を与えることはしたくない。
  • 問題があったから中止にするという一律の対応を講じるのではなく、今回のことを通じてドキュメンタリー映画の「演出」や震災後に行われたことについて、来場者や映画関係者にもあらためて考えていただく機会にしたい。
     
    第3回うらやすドキュメンタリー映画祭での『ガレキとラジオ』の上映について(2014年3月12日浦安ドキュメンタリーオフィス、PDFファイル)

「彼らの活動を否定されるような印象を与えることはしたくない」という姿勢を、私は全面的に支持します。

それに、やらせ報道をきっかけにこの映画にはじめて興味をもって観に行く人が、観た後にやらせについてガタガタ文句を言うのは論理的におかしいんじゃないかなという気もするので、釘を刺しておきたい。

やらせに興味をもって、やらせを自分の意志で観に行き、やらせを実際に観ることが出来るのだから、完全に目的を達することになる。どこに文句があるのか。むしろ、これ以上の満足はないはずだ。

そんな人は、映画でも災害エフエムでもなく、単にキナ臭い話に興味がある野次馬にすぎない。

返す返すも、出演者の方がたが気の毒だ。

30日の上映後には、関連する公開シンポジウムも開催される予定。

●公開シンポジウム「埋もれたテーマを掘り起こせ!」
 3/30(日)15:15~ 中ホール【入場無料】

ドキュメンタリー作家はどのようにテーマを探すのか?何を基準に撮ることを決めるのか。撮影を断念せざるを得なかったテーマはあるのか。そして、ドキュメンタリー制作にあたって「演出」はどこまで許されるのか。監督をはじめドキュメンタリー制作関係者を招いて行う公開トーク。

★【ゲスト】松原 明さん(ビデオプレス代表)
      松江 哲明さん(ドキュメンタリー映画監督)ほか

※当ブログ内の関連エントリー:

梅村太郎/塚原一成[監督]『ガレキとラジオ』(2012年)を観た。

梅村太郎/塚原一成[監督]『ガレキとラジオ』(2012年)のやらせが発覚したそうです。

『ガレキとラジオ』やらせ問題「ラジオはドキュメンタリーにしにくい、絵にならない」:「QIC」第906回(ウェブラジオFMC、2014年3月9日放送分)


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コメント

こんばんは。
災害エフエム局の皆さんの活動を否定することは、私もしたくない。

投稿: 石﨑亮史朗 | 2014年3月26日 (水) 22時19分

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