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「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ)ワタミ過労死裁判の回を聴いて、高杉良『青年社長』(ダイヤモンド社、1999年)を想い返す。

○「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ)ワタミ過労死裁判の回を聴いて、高杉良『青年社長』(ダイヤモンド社、1999年)を想い返す。

 

「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2014年02月17日(月)22:00-24:55)、テーマは「ワタミ社員の過労死裁判をきっかけに考える。過労死をなくすには、どうしたらいいのか?」:

2014年02月17日(月)「過労死問題 」(提案モード) - 荻上チキ・Session-22

元会長で参議院議員の渡辺美樹は、出演依頼に応じず。

番組を聴きながら、高杉良『青年社長』(ダイヤモンド社、1999年)を想い出した。

この小説は、渡辺美樹を主人公とする立志伝で、学生時代の仲間たちと起業し、ワタミフードサービスを成功に導く、彼の半生に取材している。

この小説は、渡辺が夢ひとつ徒手空拳でベンチャー企業を立ち上げ、自らの商才とヴァイタリティーで外食業界トップの一角にまで登り詰める話——と思われているかもしれない。

しかし実際に読んでみると、渡辺の成功は、周囲の人たち、とりわけ先輩たちの助けなしではあり得なかったことが判る。

まず、学生時代に立ち上げたイヴェントで資金集めに窮した際には、大学の剛胆なOBの手が差し伸べられ、成功に漕ぎ着けることができた。

開業資金を貯めるために入社した佐川急便では、大卒だというだけの理由で他のトライヴァーの理不尽なイジメにあい、「一日のノルマが、七十軒百三十個の配達と、二十軒八十個の集荷」という重労働で体を傷めてしまう。しかし、所長や古参のドライヴァーの理解に助けられる。

(ちょっと脱線。世間じゃ「佐川男子」だとか「佐川萌え」だとか言ってるけれど、要は、筋肉質で機敏な青年が四六時中走り続けないとこなせない仕事量ってことなんじゃないの?)

飲食店経営のスタートでも、同業の大先輩であるつぼ八の社長の提案で、飲食業会のノウハウを実地で学ぶチャンスを得る。仲間をつぼ八に入社させて「産業スパイ」よろしくノウハウを学ばせていたとろ、それに気づいたつぼ八の社長からスカウトされたのだ。

その後何度も経営上の危機に瀕するものの、その度に必ず様ざまな先達の助け舟を得て切り抜けている。

出来る人というのは、他人にも多くを要求するもので、社員に過大な要求をするのは、渡辺自身が自分の手で事業を成功させたという自負の結果かもしれない。

でも、先輩たちに助けられて来たという事実を、忘れちゃぁいないかい。

渡辺がキー・ワードとしてよく挙げる言葉に「夢」がある。彼が以前文化放送で担当していた番組名が「渡邉美樹「夢の途中」」だったり、彼が理事長として文京区で運営している学校の名前は「郁文館夢学園」だったり、ことあるごとに「夢」を語る。

でも、命あっての夢だよね。

※関連リンク:

ワタミ社内文書入手渡辺美樹会長が「365日24時間死ぬまで働け」 | スクープ速報 - 週刊文春WEB


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コメント

こちらにてすいません。岐阜エフエム自主再建断念とのこと。お邪魔しました。

投稿: ビフォ | 2014年2月19日 (水) 23時02分

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