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岐阜エフエムが自主再建を断念、新会社に放送事業譲渡へ(2014年3月31日)。

岐阜エフエムが自主再建を断念、新会社に放送事業譲渡へ(2014年3月31日)。

 

ビフォさんから頂いたコメントにもあるように、経営難の岐阜エフエムが自主再建を断念し、2014年3月31日で会社を解散、新会社に事業を譲渡するとのこと。いわゆる「新旧分離」。

このニュースを、朝日新聞中日新聞岐阜新聞それぞれのウェブ版で見たところ、不思議なことに、岐阜から離れれば離れるほど記事が詳しい。岐阜新聞に至っては、サイト内を「岐阜エフエム」で検索しても事業譲渡に関する記事がない(2014年2月20日現在)。大人の事情? 紙の紙面には出てるのかもしれないけど。

経営難の岐阜エフエム、3月で解散 新会社に事業譲渡へ(朝日新聞デジタル、2014年2月19日)

 岐阜県域のFMラジオ放送局で、債務超過による経営難に陥っていた岐阜エフエム放送(岐阜県大垣市、金川五朗社長)は19日、自主再建を断念し、3月末で解散すると発表した。放送事業は今後、同局が加盟する系列のキー局、エフエム東京やエフエム愛知が新設した会社が引き継ぐ。

(つづきは朝日新聞デジタルで)

岐阜エフエムが会社解散、新会社に譲渡へ(中日新聞、2014年2月19日)

 岐阜県内でFMラジオ放送を行う岐阜エフエム放送(岐阜県大垣市)は19日、総務省の許可を条件に、3月31日で解散して放送事業を新会社「エフエム岐阜」に譲渡すると発表した。

 総務省から放送免許承継の許可を受けて事業譲渡されるのは、全国の民放FM局では3例目。エフエム岐阜は事業所やスタジオ、従業員をそのまま引き継ぎ、放送を継続する方針。

(つづきは CHUNICHI WEB で)

岐阜新聞 Web内「岐阜エフエム」の検索結果

気になるのは、「「新会社「エフエム岐阜」(大垣市)は昨年8月、エフエム東京、愛知の2局のほか、民放FM38局に番組を供給する「ジャパンエフエムネットワーク」の出資で設立」(朝日新聞)とのこと。地元に受け皿となる企業がいないのだろう。「承継後の今年4〜6月に第三者割当増資を実施し、岐阜県内企業の出資比率を50%以上に引き上げる」(中日新聞)とのことだけれど……。

岐阜エフエムは、21世紀に入ってから開局した唯一の県域ラジオ局(2001年4月1日)。Wikipedia によると「県域AM局として岐阜新聞系列の岐阜放送があり、1980年代後半まで郵政省が、県域AM局経営安定の観点から県域FM局の周波数割り当てを渋っていた」とのこと。経営に関する懸念は開局する前からあったということだ。

Radio-i 閉局(2010年9月30日)も含め、九州・関西・東海でラジオ局の苦境が顕在化してきた。関東は、いつまで持ち堪えられるのだろうか?

※ラジオ局の事業譲渡

  • CROSS FM:株式会社エフエム九州→株式会社CROSS FM(2008年7月1日)※新旧分離
  • Kiss FM KOBE:株式会社Kiss-FM KOBE→兵庫エフエム放送株式会社(2010年10月1日)※新旧分離
  • LOVE FM:株式会社九州国際エフエム→天神エフエム株式会社(2011年1月1日)※既存別会社への譲渡
  • FM COCOLO:関西インターメディア株式会社→株式会社FM802(2012年4月1日)※既存別会社への譲渡
  • 岐阜エフエム:岐阜エフエム放送株式会社→エフエム岐阜(2014年4月1日)※新旧分離

以前に一度だけ岐阜に行ったことがある。金の信長像が屹立する駅前の道路の道幅の広さにはビックリしたけれど、ほとんど車が走っていなかった(日曜日だったからかもしれない)。

他方、岐阜駅への人の流れは多かった。同行の名古屋人によれば、「名古屋に行くんじゃない?」とのこと。新快速1本、20分ぐらいで岐阜から名古屋に出られてしまう。県庁所在地同士がこんなに近いというのも珍しい。岐阜駅前に柳ヶ瀬という大きな繁華街があったけれど、人はあまりいなかった。

ひょっとしたら、リスナーも広告も名古屋の放送局に吸い取られてしまってるのかも。岐阜県内では名古屋のAMも聴けるし、美濃のほうは FM AICHI や ZIP-FM も受信できるらしい。

広告代理店の人も売り上げを上げたい一心で、「もうちょっと上乗せして頂ければ、名古屋のラジオで広告出せますよ」とか言っちゃってたりして(これは邪推)。


JR東海道本線新快速車窓 岐阜~名古屋
ホントに20分で着いてしまうんです。
 

岐阜エフエムは「13年3月期で3億円超の債務超過」(中日新聞)なのだとか。ちなみに、その昔、金津園に3か月で1億稼いだ「南野陽子」というソープ嬢がいたらしい。「南野陽子」9か月分。90年代は景気よかったんスね。

東海地方では、4月にはInterFM名古屋も開局する。新生岐阜エフエムも良い再スタートが切れることをお祈りいたします。

ナンノこれしきっ!

※当ブログ内の関連エントリー:

ラジオ局売上高ランキング(関東)平成24(2012)会計年度

nterFM名古屋局、2014年4月開局・周波数79.5MHz・送信所は東山タワー・試験放送2014年2月頃開始予定:東海総合通信局報道資料(2013年10月25日)

名古屋のラジオ局を片っ端から見てきた(6+):RADIO-i

朝霧さぎり『サヨナラ、ありがとう〜FMラジオ局の音が消える日〜』(近代映画社、2011年)


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