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ラジオな一曲(49):Liza Minnelli, "New York, New York" (1977)

○ラジオな一曲(49):Liza Minnelli, "New York, New York" (1977)

 


Liza Minnelli, "New York, New York" (1977)
マイクはガイコツ(SHURE 55SH)ですね。
 

映画史上屈指の歌唱シーンだと思います。

フランク・シナトラ(Frank Sinatra)の歌唱でこの曲を知っている人が多いと思いますが、マーティン・スコセッシ[監督]『ニューヨーク・ニューヨーク』New York, New York(1977年)でライザ・ミネリ(Liza Minnelli)が歌う劇中歌がオリジナル・ヴァージョンです。

それぞれ歌手とサックス奏者としての成功を夢見てニュー・ヨークにやってきた、フランシーヌ(ライザ・ミネリ)とジミー(ロバート・デニーロ)の青春ラヴストーリー。

上の動画は、愛し合ったまま不本意な別れを経て、歌手として成功したフランシーヌと別のかたちで成功を手にしたジミーが同席するシーンです。上の動画にもあるように、ジミーが作った曲という設定です。曲紹介の中の "a great believer in major chords" というフレイズが好きです。

ニュー・ヨークを取り上げるテレビ番組やコーナーでは必ずと言っていいほどこの曲のシナトラ版がBGMに使われるのはご存知のことでしょう。確かに、都会的でゴージャス、なおかつクラシカルな感じが、いかにもニュー・ヨークを彷彿とさせます。

しかし実際には、この歌はニュー・ヨークの歌ではなく、ニュー・ヨークに上京してくる田舎者の歌です。歌い出しはこうです:

Start spreading the news
I am leaving today
I want to be a part of it
New York, New York
さあ、みんなにニュースを広めてよ
今日出発するんだ
仲間に入りたい
ニュー・ヨークの

たかが上京するぐらいで大騒ぎですが、私も上京組の田舎者なので気持ちは解ります。

さて、関東在住で伊集院光のリスナーを長く続けている人は、最後まで聴くと懐かしい演奏を聴くことができます。「ラジオ批評ブログ」的には、これが本題なんですけどね。

「2時間クイズ、むずかC〜!」

* * *

余談ですが、"Martin Scorsese" 、何と読みますか?

日本語での読み方は、最近では 「マーティン・スコセッシ」で定着しているようですが、かつては映画雑誌によってまちまちで、私は最初「スコシージ」と憶えていました。少なくとも、私が中学生ぐらいのころの『ロードショー』(集英社)では「スコシージ」だったと思います。

ちなみに、Scorsese 作品に主演したこともあるレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)が「スコースィーズ」と発音しているのを聴いた記憶もあります。"Scorsese" を英語の発音のルールに則って素直に読むとそうなるので、英語音声学的には正しい発音です。

では、Martin Scorsese 本人はどう発音しているかというと、


「アントラージュ★オレたちのハリウッド」
"Entourage" season 5, episode 12(November 23, 2008)

 

「スコースィー」に近いようです。


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