輝く!僕のラジオ大賞 2013
○輝く!僕のラジオ大賞 2013
数年前から、年末の「輝く!日本レコード大賞」に時期をあわせて、その年の面白かったり印象に残ったりしたラジオ番組のランキングを私の主観で勝手に決めております。
最近、地上波のラジオよりネットラジオのほうが面白いと思うことが多い……確認したら、去年も同じことを書いていた。
まずは第3位は——
「荻上チキ・Session-22」秦郁彦、吉見義明、歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』の論点(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)
聴取可能な関連音源:
○秦郁彦、吉見義明、第一人者と考える『慰安婦問題』の論点 - YouTube当ブログ内の関連エントリー
○書き起こし(1):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)、ほか
こういう話は関西のテレビでやると、決まって歴史修正主義・自由主義史観側が圧勝することになっている。でも、ラジオで細かい話に踏み込むと、必ずしもそうならないところが興味深い。
そして第2位は——
「深夜快速」Vol.839 水曜版 週刊突撃一番 拡大版・宮城訪問記(ウェブラジオFMC、2013年5月25日)
聴取可能な関連音源:
○Vol..839「土曜版/週刊突撃一番」: 日刊・深夜快速当ブログ内の関連エントリー
○震災から2年後の宮城県:「深夜快速」Vol.839 水曜版 週刊突撃一番 拡大版・宮城訪問記(ウェブラジオFMC、2013年5月25日)
○熊本⇔仙台 東日本大震災で始まったウィスキーのバトン:「Colon de RADIO」vol.1(ネットラジオ、2012年8月12日(日))
震災からそろそろ3年になろうとしております。時が経つのははやい、復興が進むのは遅い。
そして、栄えある第1位——
「さんだ☆へたれいでぃお」第109回「なにコイツーぅヤバイー!」(ネットラジオ、2013年10月22日配信)
聴取可能な関連音源:
○さんだ☆へたれいでぃお : 第109回「なにコイツーぅヤバイー!」
兵庫県三田市から配信しているネット・ラジオ。
僕がラジオを聞き始めた頃は、まだそれほど深くない夜の時間帯にこういう雰囲気の番組がけっこうあったような気がして、なつかしい。
毎回面白いのだけれど、この回は特に、トークあり、AVのレヴューあり、音楽ありで、とにかく愉しいです。
ミレービスケット(野村煎豆加工店)
都内では、高知県のアンテナショップ「まるごと高知」で買うことができる。でも、成城石井のほうが安い。
他には、日本のネットラジオ最長寿番組と言われる「QIC」(ウェブラジオFMC)の第888回の公開収録を聴きに行ったのが良い思い出でありました。上京してからけっこう経ちましたが、横浜・中華街は初めてでした。
また、ラジオ番組ではないけれど『小説すばる』(集英社)で連載中の、柳澤健「1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代」を読むのが、最近の愉しみです。熱いんだ、これが。
○柳澤健「1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代」、『小説すばる』(集英社)2013年8月号〜連載中(当ブログ内)
2014年こそはラジオ聴きにとって良い年でありますように。
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コメント
いつも更新を楽しみにしています。来年もよろしくお願いします。
投稿: 石崎亮史朗 | 2013年12月31日 (火) 18時34分
ちなみに先日TBSラジオで
林美雄 空白の3分16秒
放送日 2013年12月27日(金) 午後7:00~8:00
出演:宮沢章夫(劇作家・演出家・作家)
1980年9月30日。数多くのアーティストを発掘し、日本のサブカルチャーの目利きとしてリスナーの信頼を集めた「林美雄のパックインミュージック」が最終回を迎えた。そのエンディングで林アナウンサーは、テーマ曲にのせて挨拶を始めたが、途中で自ら音声を絞り、そのまま3分16秒の間、テーマ曲だけが放送された。テーマ曲が終わりかけたころ、再び林アナウンサーの声が流れ、「音としては(放送に)のっていませんでしたが、いろんな事をいま言いました・・・だから、勘弁してくださいね。」の言葉で番組は締めくくられた・・・。
この3分16秒、林アナウンサーは何を語ったのか?何を伝えたかったのか?林アナウンサーが58歳の若さでこの世を去って11年。作家・宮沢章夫が関係者の証言から、林美雄という人物に迫るドキュメント。
というのが放送され柳澤健さんもコメントしていました
投稿: | 2014年1月 1日 (水) 12時42分