高畑勲[監督]『かぐや姫の物語』(2013年)を観た。
◯高畑勲[監督]『かぐや姫の物語』(2013年)を観た。
高畑勲[監督]『かぐや姫の物語』(2013年)を観た。シネマサンシャイン池袋のレイト・ショーで観賞。
高畑勲[監督]『かぐや姫の物語』(2013年)予告編
端的に言うと、
・話の構造としては、ニール・ブロムカンプ[監督]『エリジウム』Elysium(2013年)の逆。
・メッセージとしては、鬼塚ちひろ「月光」(2000年)の逆。
ネタバレになってしまうけれど、なななんと、かぐや姫は月に帰ってしまいます! ビックリさせてすみません。基本的には、誰もが知っている通りの話で、原作ファンも納得のストーリー。安心して下さい。
ただ、『竹取物語』で描かれていなかった部分、即ち、何故かぐや姫が月からやって来て月に帰って行ったのかという部分が高畑流の解釈で付け加えられている。
残念なのは、かぐや姫が作品のメッセージを演説してしまっていた点。台詞じゃなくてストーリーで表現してほしかった。それに、説明してしまっては、作中で繰り返される歌の意味がなくなってしまう。ただ、設定が設定だけに現代人が共感できるエピソードを挿入するのはなかなか難しいのかもしれない。
今どき流行りの映画にはない、驚くほどストレートな生の肯定。ただ、かぐや姫の罪や業の部分がもう少し深く鋭く描き込まれていれば、もっとメッセージが際立ったかもしれない。
この作品の最大の美点であるあの絵柄は、その点においては災いしていたかもしれない。
われらが伊集院光親方も声で出演している。伊集院は伊集院だった(観た人は解る)。結構上手かったと思う。
宮崎駿[監督]『風立ちぬ』(2013年)に比べると、モヤモヤした気持ちは残らず、スッキリ終る。スッキリしすぎて余韻に乏しいと言えなくはないけれど……。
たぶんヒットしないと思う。
でも、オレは好きかな。
きっと彼女は今頃、あの歌を歌っているに違いない。
※当ブログ内の関連エントリー:
◯ネタバレ編:高畑勲[監督]『かぐや姫の物語』(2013年)を観た
◯高畑勲監督は初音ミクユーザーみたいです:「MUSIC 24/7 THU 森本千絵のエリンギとイベリコブタ」(TBSラジオ、2013年12月5日(木)20:00-22:00)
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