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ラジオの地方局、リスナーもパーソナリティーも涸渇?

○ラジオの地方局、リスナーもパーソナリティーも涸渇?

 

地方にはそもそもラジオ・リスナーが少ない

「桜川マキシム」第380回 ポッドキャスト考の十四 アプリコット姫(ネットラジオ、2013年9月12日配信)を聴いていると、ラジオの地方局のリスナー数について話題になっていた。

地方局の番組よりも、ネットラジオの人気番組のほうが多くのリスナーに聴かれているのではないか、という話:

JUS まぁ割と地方やとラジオ自体の局数が少ないんで、結果、リスナーの数も少ないっていう話になって——

Al それですよ。

JUS [……]だから、地方のラジオ局によっては、ひとつの番組聴いてるのが数千人やったりとかする——

Al うんうんうん。

JUS って意味では、もうすでにAlさんの ほうが聴いてる人多いかもわかんないですよ。

Al えらいこっちゃですな。

JUS・Al (笑)

JUS この番組ねぇ、一応2万ぐらいを推移してましたから[……]。

Al 「トリカゴ(放送)」さん、まぁヤマモトさんのところなんかそうですけど、まぁ、あと「タイムマシン部」さんとかも10万とかって、化け物級のカウントが出てますしねぇ。

第380回 「ポッドキャスト考の十四 アプリコット姫」 - 桜川マキシム

「ラジオ離れ」についてはここ数年来、度々話題になっているけれど、地方のラジオ局の番組リスナーの実数という観点は目からウロコだった。

ちなみに、日本の場合は、テレビ・ラジオの人気を視聴率・聴取率あるいは占有率などの「割合」で捉えることが多いが、アメリカやイギリスなどでは、番組の人気を視聴者・聴取者の「実数」で測るようだ。

そこで、実数で考えてみると、日本で最も人口の少ない鳥取県(平成22年国勢調査で588,418人)の場合、例えば聴取率1.5%の番組で県内のリスナー実数は8,826人、2.0%でも11,768人である。

また、高知県は平成22年国勢調査で人口764,596人で、聴取率1.5%の番組で県内のリスナーは11,469人、2.0%で15,292人であるが、高知県から配信されているネットラジオ「トリカゴ放送」は、@nifty の Podcasting Juice 終了直前の登録者数が169,153人であった(ポッドキャストジャーナル調べ、2011年9月19日 1:00現在)。

そして、「タイムマシン部」(ネットラジオ)の登録者数276,040人は、東京都の人口13,159,388人(平成22年国勢調査)の約2.097%に相当する。

地上波の番組よりネットラジオのほうが聴かれているという話は、ない話ではなさそうだ。

地方には放送業界の人材が少ない

他方、「QIC」第882回(ウェブラジオFMC、2013年9月22日放送分)では、放送業界の人材に関する割合と実数が話題に上った。

榎田信衛門 これも何度も話してますけど、何でこちらの、特に熊本の業界のかたは足で稼がないかね?

トンカラリン恭子 足で稼ぐ?

榎田 色んな人を見つけに行かないですよね。

トンカラリン恭子 もう固定されちゃってますよね。

榎田 来るヤツを待ってるでしょ。その、出たがりを。

トンカラリン恭子・キラウエア裕子 うんうん。

榎田 出たがりのご応募の中から選ぶでしょ? 出たがりが上手いかどうかとか、向いてるかどうかとかって別問題と思うんですよ。

だって、オーディション開催して、大手芸能プロダクション、何千人・何万人と応募があるじゃないですか。使えるヤツってどんだけいるの? 0.01%以下でしょ、たぶん。

で、じゃぁ、熊本で応募してくるヤツってどんだけいるの? やっぱり、100人ぐらいいるんですかね? そのなかで0.01%っていう数字を当てはめたときに、1人もいないってことですよ。なのにそん中から選んじゃってて何とかしようとしてるわけでしょ。

FMC/QIC
※上記サイトの「2013年9月22日放送分(第882回)」A枠「南瓜トーク+お便り(ネズミー園のお.も.て.な.し+榎田マスコミ嫌い?)」」
公開後3週間聴取可能

"QIC"第882回(2013/9/22放送)A枠/浦安ネズミー園のお.も.て.な.し+榎田マスコミ嫌い?: QIC/Quemule Insider Club
※ここでも聴けます。

さらにギャラの話がこれに続く:

榎田信衛門 同じ企画を考えるとすると、企画料というのをもし貰えるとすれば、仮に東京が100だとする、ね。すると、大阪が50、福岡が……5から10。

キラウエア裕子 えらい額の違いですねぇ。

トンカラリン恭子 えぇ! そんなに違うんですか?

榎田 熊本はボールペンかお茶。

才能ある人は東京に出て行ってしまうし、どんなに才能のある人でもギャラは市場の規模の制約を受けるので必ずしも才能に比例しない——大都市圏と地方との人材の格差や賃金の格差は、話の筋としては自明だ。

ただ、「ボールペンかお茶」はネタだとしても、改めて数字で見てみると生々しいインパクトがある。

以上、地方のラジオ局について数字で考えると非常に寂しい気持ちになる、というお話でした。


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コメント

初めまして、面白そうなネットラジオ探してて辿りつきました。
そういえば前に第何回かは忘れましたけど「青春あるでひど」で
スポンサー見つけて地上波の時間買って流せる環境を整える事
が難しく無い事が解ったけど、ソコまでしてもメリットがないので
ネットラジオ配信のままでいい事にした、という話がありました。
大阪みたいな都会でも商売として成立し難いとなると
地方は言うに及ばすですよねえ

投稿: 色河童 | 2013年10月19日 (土) 14時11分

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