« ラジオの人気番組パーソナリティーの年齢 | トップページ | ラジオの地方局、リスナーもパーソナリティーも涸渇? »

radioweb.jp、9月21日スタート。“ラジオ再価値化プロェクト”第2弾 全国民放ラジオ100局のオンエア情報が一目でわかる共通ウェブサイト(日本民間放送連盟プレスリリース、2013年9月12日)

○radioweb.jp、9月21日スタート。“ラジオ再価値化プロェクト”第2弾 全国民放ラジオ100局のオンエア情報が一目でわかる共通ウェブサイト(日本民間放送連盟プレスリリース、2013年9月12日)

 

“ラジオ再価値化プロェクト” 第2弾 radioweb.jp スタート

日本民間放送連盟(民放連)が2013年9月21日に、radioweb.jp(ラジオウェブ) というサービスを開始した。“ラジオ再価値化プロェクト” の第2弾とのこと。

radioweb.jp(公式サイト)

ちなみに、“ラジオ再価値化プロェクト” の第1弾は、「ALL TOGETHER NOW 2013 by LION」(2013年5月4日(土)・5日(土))。1985年の野外ライブ音源を民放全100局で放送した。これ、聴いた? 30年前の音源で "再価値化" ねぇ……。

ALL TOGETHER NOW 2013 by LION(公式サイト)

これだったら、民放FM全53局とKDDIがアーティストのライヴを全局放送する「MEET THE MUSIC」のほうが、"再価値化"っぽさでは上だ。

全国民放FM&KDDI present MEET THE MUSIC(公式サイト)

そもそも、“ラジオ再価値化プロェクト”という名称自体、ラジオが価値を失っていると喧伝しているようなものではないか……。もっといい名前ないの?

全100局のオンエア情報が一目でわかる……のはいいけれど

さて、radioweb.jp は、全国民放ラジオ100局のオンエア情報が一目でわかる共通ウェブサイトとのこと。

主要コンテンツは

  • 民放ラジオ全100局の番組表
  • キーワードによる番組検索
  • ラジオ局からのおすすめ番組・イベント紹介
  • その他、radioweb.jp独自コンテンツなど。

キーワードで番組が検索できるのは確かに便利だ。検索結果には「放送局」「放送日時」「番組名」「出演者」「番組内容」が表示される。「番組内容」には番組メールアドレス、Twitterハッシュタグ、facebookページのアドレスなども表示される。


radioweb.jpの「ラジオ番組検索」結果画面
画像クリックで拡大表示
 

ただし、ゲスト出演者で探すなどの精度の高い検索は今ひとつ。各局が radioweb.jp にどの程度の情報を提供しているかによる。

それに、好きなミュージシャンなどが出演している番組を見つけたとしても、エリア外なら当然聴くことはできない。

『毎日新聞』2013年9月2日 東京夕刊によると、

 ラジオウェブで 番組を調べて、そのままネットで聴けるように、無料聴取サービス「ラジコ」とも連動させる。ただ、ラジコに参加する民放は69局にとどまり、聴取できる局 は放送エリアごとに制限されているため、全国の番組を自由に聴けるわけではない。このエリア制限の改善が業界全体の課題になっている。

『毎日新聞』2013年09月20日 東京夕刊

多くのリスナーが望んでいるのは、「全国民放ラジオ100局のオンエア情報が一目でわかる共通ウェブサイト」じゃなくて、「全国民放ラジオ100局の番組が一箇所で聴ける共通ウェブサイト」じゃないのかな? radioweb.jp がその一里塚だといいけれど。

ナンダカンダで結局は応援してはおりますが。

そんなことより、『ラジオ番組表』の将来が心配だ。三才ブックス、頑張れよ!

(報道発表)全国民放ラジオ100局のオンエア情報が一目でわかる共通ウェブサイト「radioweb.jp」を9月21日よりスタート

2013年9月12日
日本民間放送連盟

 一般社団法人 日本民間放送連盟〔民放連、会長=井上 弘・TBSテレビ会長〕のラジオ委員会〔委員長=三木明博・文化放送社長〕は、ラジオ再価値化プロジェクトの第2弾として、全国民放ラジオ100局のオンエア情報が一目でわかる共通ウェブサイト「radioweb.jp(ラジオウェブ)」の開設について、別紙のとおり発表いたしましたので、お知らせいたします。

別紙: PDFラジオ共通ウェブサイト「radioweb.jp」を9月21日よりスタート


当ブログ内の人気記事


Google

|

« ラジオの人気番組パーソナリティーの年齢 | トップページ | ラジオの地方局、リスナーもパーソナリティーも涸渇? »

AM」カテゴリの記事

FM」カテゴリの記事

メディアに取り上げられたラジオ」カテゴリの記事

番組評以外のラジオの話題」カテゴリの記事

ラジオ」カテゴリの記事

コメント

ラジオは
再価値化は無理だが
創価化は止らない。

投稿: | 2013年10月 3日 (木) 22時20分

この”radioweb.jp”、こういうラジオの情報をまとめたサイトの出現は嬉しいのですが、何故かいまひとつ使いにくいんですよね~。「放送局情報」では”演奏所”と”送信所”を取り違えて載せている局もあったし。それに”演奏所”って表現は間違いじゃないけど”スタジオ”か”本社”でいいような…。
ただ、どの局も1週間分の番組表がチェック出来る点は評価します。
そして私も、三才ブックス「ラジオ番組表」には頑張って欲しいです。

投稿: 田舎リスナー | 2013年10月 4日 (金) 23時30分

実際に本社とスタジオが別の場所にあるという局もあります かんと地方には現在ありませんが 以前はありました TBSはまだ「ラジオ東京」と言っていた時代 本社はラジオ局舎のある有楽町 テレビは現在と同じ赤坂にスタジオがあったそうです

投稿: よっちゃん | 2013年10月 5日 (土) 09時35分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: radioweb.jp、9月21日スタート。“ラジオ再価値化プロェクト”第2弾 全国民放ラジオ100局のオンエア情報が一目でわかる共通ウェブサイト(日本民間放送連盟プレスリリース、2013年9月12日):

« ラジオの人気番組パーソナリティーの年齢 | トップページ | ラジオの地方局、リスナーもパーソナリティーも涸渇? »