総工費600円 バイノーラルマイク自作講座(TBUG / Tokyo Binaural Users Group)
○「総工費600円 バイノーラルマイク自作講座」(TBUG / Tokyo Binaural Users Group)
キミはバイノーラル・マイクを知っているか?
バイノーラル・マイクをご存知ですか?
バイノーラル・マイクとは、立体音響を録音するためのマイク。「バイノーラル」(binaural)は "bi"(2つの)+"aural"(耳の)という意味。
録音には、人間の頭の形をした模型の両耳の位置にマイクを組み込んだ「ダミー・ヘッド」(dummy head)が使われる。アーヘン工科大学(Rheinisch-Westfälische Technische Hochschule Aachen)で開発されたことから「アーヒェナー・コプフ」(Aachener kopf:アーヘンの頭)とも呼ばれる。
○Georg Neumann GmbH - Products/Current Microphones/KU 100/Description
2つのマイクを人間の両耳の位置にセットして録音することで、左右の耳の位置の違いに由来する音量差・時間差・周波数特性の違い、人間の頭部や外耳の構造に由来する音波の回折・反射などが録音される。
この方法で録音された音源をヘッドフォンで再生すると、立体的な音場が再現され、臨場感のある音を聴取することができる。
Neumann KU-100 Binaural Dummy Head Demo - Studiocare
NHK-FMでその昔、この録音方法を用いた「ダミーヘッドアドベンチャー」「ダミーヘッドによるサウンド夢工房」というラジオ・ドラマ番組も放送されていた。
バイノーラル・マイクを自作しよう
高価なダミー・ヘッドを買わなくてもバイノーラル録音はできる。
イヤフォン型のマイクを自分の耳に装着して自分の頭部を使って録音することで、同じ効果が得られる。Roland CS-10EM のような製品もあるが、自作することもできる。
前置きが長くなったけれど、ここからが本題。
ネット上で色いろな自作バイノーラル・マイクを見たけれど、下記サイトのものがいちばん良いと思う。見た目の洗練度と費用の安さのバランスが絶妙で、作ってみたいなと思わせる。
お値段、Neumann KU 100の約1,000分の1。
○総工費600円 バイノーラルマイク自作講座 – TBUG / Tokyo Binaural Users Group
TBUG / Tokyo Binaural Users Groupウェブサイト
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