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2013年6月

トランジスタの日(6月30日)

○トランジスタの日(6月30日)

 


RCサクセション「トランジスタラジオ」(1981年)
 

アメリカのベル研究所(Bell Laboratories)のジョン・バーディーン(John Bardeen 1908-1991)とウォルター・ハウザー・ブラッテン(Walter Houser Brattain 1902-1987)は、トランジスター開発につながる現象を発見した。

ウィリアム・ブラッドフォード・ショックレー(William Bradford Shockley 1919-1989)と研究を進め、3人の連名で1948年6月30日にトランジスターの発明を発表。1956年にはノーベル物理学賞を受賞した。

トランジスター(transistor)の名付け親は、ノーベル物理学賞受賞者のジョン・R・ピアース(John R. Pierce 1910-2002)。

トランジスターの発明者は日本人?

ちなみに、トランジスターの発明者は日本人だという説もある。

その説とは、NHK技術研究所の内田秀男が、上記3名に先立ってトランジスターの原理をすでに発見していたというもの。

「鉱石ラジオの鉱石は検波しかないが、真空管は検波用もあれば増幅用もある。ならば鉱石でも増幅用ができないだろうか?」という学生時代の着想が元になっているという。思考の流れとしては筋が通っている。1943年にはトランジスター発明の確信を得て、戦後には開発に必要な条件を満たした鉱石の調達の目処も立っていたという。内田はこのトランジスターを「三極鉱石」と命名。

画期的なアイディアであったが、上司の無理解で発表の機会が得られず、GHQの検閲によりこの情報がアメリカに漏れたと言われている。ベル研究所の3名がトランジスターの発明を発表したのは、検閲の半年後だったという。

ただ、当時の日本では、トランジスター開発に必要な高純度のシリコンやゲルマニウムの結晶は入手できなかったとの理由で、日本人発明説を否定する声もある。

これらの話を聞いた素人の私の感触では、内田秀男はトランジスター原理を発見し、発明直前までアイディアを練っていたものの、実際に現物をつくるところまでは至らず、ベル研究所の3人に先を越されてしまったということなのかもしれない。

ちなみに、秋葉原のラジオセンターの2階に「内田ラジオアマチュアショールーム」という店がある。クラシックなラジオが所狭しと並べられた店内におばあさんが座っている。この方が内田秀男夫人の久子さん。内田秀男が開いた店とのこと。

ラジオセンターにそのような店が存在するというのも象徴的だ。この話を聴くまでは店の前を何の気なしに通っていたけれど、この話を知って以来、特別な店のような気がしている。

NSの歩きかた 第10回 アキバに見た ヴィンテージ・ラジオの宝庫(「NipponStyle JKヴィジュアルアーカイブ」内)

秋葉原ラジオセンター各店舗のご案内 内田ラジオアマチュアショールーム


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足立区・北千住に新しいネット・ラジオ局が開局:CROSS WAVE☆SENJU(2013年7月〜)

○足立区・北千住に新しいネット・ラジオ局が開局:CROSS WAVE☆SENJU(2013年7月〜)

 

足立区・北千住に、2013年7月8日、新しいネット・ラジオ局、CROSS WAVE☆SENJUが開局する。

株式会社CANが運営するSENJU×ROAD(SENJUX)が開局するネット・ラジオに、足立エフエム開局準備会が技術協力するかたち。

このエントリー執筆時には詳細は明らかになっていないが、北千住駅前のスタジオから、月~土21:00-24:00に生放送を行う予定。

まずは、足立エフエム開局準備会が、これまで放送して来た「アダチ区民放送局」を2013年6月29日(土)22:00から放送する。その後に試験放送(?)が続き、本放送は7月8日から。

なお、足立エフエム開局準備会は、足立区にコミュニティーFM局開局に向けて活動中。


 

※関連リンク

CROSS WAVE☆SENJU | powered by Radio Adachi Broadcasting

USTREAM: CROSS WAVE☆SENJU: CROSS WAVE☆SENJUは、東京都足立区の千住地区から発信する、千住人によるネットラジオ放送局。北千住駅前のスタジオから、月曜~土曜の毎日21時~24時に生放送!

SENJU×ROAD

足立エフエム開局準備会 | あなたの放送局、いま作ってます!

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書き起こし(5):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

○書き起こし(5):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

 

この日の放送は、歴史学者の秦郁彦と吉見義明がゲスト、「従軍慰安婦」問題がテーマ。

2013年06月13日(木)「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」(対局モード) - 荻上チキ・Session-22

勉強のために、内容を文字起こし中。今回で完結。書き起こし(4):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)のつづき。

長いので、適宜、小見出しを入れております。

強制連行の有無など、秦と吉見のあいだで認識が共通している部分が多いのが判ります。番組の最後にそれぞれが発したひと言に、両者の立場の違いが浮かび上がったと思います。

荻上チキの名行司ぶりに感心。がっぷり四つに組んでいるときは気配を消し、ここぞという時に巧く両者を割る軍配さばきが絶妙。

* * *

 


「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)
 

「強制連行」——定義、軍の関与の有無

荻上チキ あの、論点としては強制連行という所が残っているので、吉見さんのほうから伺っていきたいと思うんですけど、強制連行に軍が、あるいは政府が関与した証拠は見つけられなかったということはね、河野談話などで言われたり、今でもそういうことが言われたりするわけですけれども、では、その「強制連行」、つまり吉見さんが例えば「甘言」とか「誘拐」とか色いろな話がありましたけれど、「強制連行」とはつまり何で、そうした事例はあったのかなかったのか、そのことについて、もう一度吉見さん、いかがでしょうか?

慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話(平成5年8月4日)(外務省ウェブサイト)

吉見義明 えぇっと、強制の問題はですね、やっぱり慰安所での強制があったかどうかが全てだと思います。

荻上 労働実態が?

吉見 そうですね。労働というか、労働ではないですよね。

荻上 労働ではない? 

吉見 使役されるということですね。

もうひとつは、連れて行かれる過程で色いろな問題が起こっているわけですが、それは、軍・官憲が直接やるかどうかは一応外しますと、先ほど言いましたように、略取とか誘拐とか人身売買で連れて行くのがほとんどだったわけですよね。

で、そして、朝鮮半島で誘拐や人身売買があったということは、秦さんも認めておられるわけですが——

秦郁彦 当然ですよ。それが大部分ですよ。

吉見 たとえ業者がそういうことをやったとしても、その業者は軍に選定された業者である。で、実際に被害が生じるのは慰安所ですけれど、慰安所というのは軍の施設である、軍が作った軍の施設であるわけですね。そこで、女性たちが誘拐とか人身売買で拘束をされているというわけですね。当然、軍に責任があるということになると思うんです。

荻上 なるほど。

吉見 もうひとつは、軍・官憲が暴行・脅迫を用いてですね、連行したケースがなかったかどうかということですけれども、これは現在ではもう色いろ出てきてると思うんです。

荻上 えぇ。

吉見 まぁ、いちばん典型的なのは、オランダ政府が1994年に白人女性の被害についての報告書を出しましたけれども、それを見ますと、軍・官憲が関わった暴行・脅迫による連行のケースは、未遂を含めて8件か9件ぐらいあると思います。スマラン事件とか、マゲラン事件とか、フローレス事件とかですね。

Gedwongen prosf itutie van Nederlandse vrouwen in voormalig IMederlands-lndië(PDFファイル、オランダ語)
「日本占領下蘭領東印度におけるオランダ人女性に対する強制売春に関するオランダ政府所蔵文書調査報告」

女性のためのアジア平和国民基金「慰安婦」関係資料委員会[編]『「慰安婦」調査報告・1999』(PDFファイル)

公文書からみるスマラン事件(白馬事件)、他の解説。 - Transnational History

吉見 で、たぶん、それは否定できないんじゃないかと思うんですね。

 もちろん。

荻上 秦さんも本の中にそれは書かれてますしね。

吉見 それから、中国では4件、元慰安婦のかたが提訴されて、裁判になっておりますけれども、まぁ、裁判では敗訴しますけれども、裁判所は事実認定をしてるわけですよね。その事実認定の中で、いずれも、日本軍が暴行・脅迫を用いて連行したということを認定しているわけです。

慰安婦の被害事実(証言を含む)が認定された8件の裁判 - Transnational History

荻上 それは、官憲や軍人がおこなったもので——

吉見 そうです。

荻上 でも、その、秦さんからすると、例えば、「それは、軍が命令したわけじゃないだろう?」っていうふうには——

裁判所による事実認定について

 これはねぇ、非常に大きな錯覚があるんですよ。

荻上 「錯覚」?

 「裁判所が認定した」と言われますけどね、十数件そういう訴訟を起こしてるんですよね。全部、敗訴なんですよ。

というよりね、最初から、訴訟を起こしてもね、これ、勝つ見込みはゼロなんですよ。ね。

じゃぁ、なぜ起こすのかっていうと、そういうことで運動を盛り上げて、たくさんのね、お仲間を集めて、募金もしてという一種の政治活動・経済活動なんですね。

で、裁判所ではですね、これは何かっていうと、戦前は国家無答責、国家は責任を負わない、過失についてね。それから、いちばん大事なのはね、時効なんですよ。

荻上 時効?

 えぇ。 いちばん長い時効でも20年なんですよ。

吉見 いや、今問題になってるのは、そういう事実があったかどうかっていう事実認定の——

 いや、だから、争わないんですよ、裁判所は。馬鹿馬鹿しいでしょう。もう、時効でダメだと判ってるのに。

吉見 裁判所は争わないんじゃない。

 裁判所は争わないんです。

吉見 裁判所は事実認定をしてるわけでしょ?

 しないんですよ!

吉見 裁判所の判決に書いてあるわけでしょ。

 だって、捜査に行ってないから。こういうふうに陳述をしましたというだけで、それに対してですよ——

吉見 いや、そういう事実があったという事実認定をしているわけですよね。

 「これは違ってる」とかそういうことは言ってないんですよ。

これは非常にね、だから、法学会で論争になってるんですよね。どうして、そういう時、検事側がですね、それに対して論戦を挑まないのかということなんだけれども、実際問題として、今の中国の話のようにですね、じゃぁ中国から証人を呼んで来てくれったってですね、中国が応じるはずないでしょう?

荻上 今、あの、非常に議論が盛り上がっているんですけれども、残り時間が短くなって、というか、残り時間が1分になってしまったので、ホントはですね、今後どういう議論をしていくべきなのかとか、あるいはアジア女性基金など色いろな経緯をふまえて、どういったルートがあり得るのかなど伺いたかったんですけど、まぁ、色いろ激論がかさむふたりなので、最後ひと言づつですね、この慰安婦問題について、若い世代を含めて、どういった所に注目してほしいか、ひと言お願いします。

秦さんいかがでしょう?

 もともと、この慰安婦問題というのは、後に支援勢力ということになりますけれども、日本と韓国の支援勢力がですね、やったことなんです、始めたことなんですね。

ですから、韓国大統領が来てですね、2〜3年後に、それで言ったことはね、この問題は、おたくの国の運動家とマスコミが一緒になってね、われわれを怒らせた——

荻上 経緯を知れということが——

 これは、おたくのほうで起こした——

荻上 はい、時間が……ひと言だったので。残り30秒。吉見さん、お願いします。

吉見 えぇ、慰安婦問題は色んな事実が発掘されてきていますので、そういう事実をですね、是非知って頂きたいということだと思いますね。

それから、国際的には、これは性奴隷制度であるという認識が定着しています。で、それはキチンと根拠があるものだと思います。

で、日本政府としてはですね、この問題を解決するためには、戦時性的賠償法案というのができてますので、補償法案というのができてますので、それを通せば問題は解決すると。

戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案(衆議院ウェブサイト)

荻上 議論の経緯を、今だからもう一回学び直そうということですね。

(了) 


 

※おまけ

関連する新聞記事。

画像をクリックすると、新しいウィンドウで大きいサイズの画像が表示されます。

Asahi19920111朝日新聞 1992年1月11日朝刊
 
Mainichi19970806毎日新聞 1997年8月6日朝刊
 

※当ブログ内の関連リンク

「風俗業の活用」について

「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

翻訳:英『エコノミスト』誌による安倍政権評:"Abe’s master plan", The Economist, May 18th-24th 2013, p.11

書き起こし(1):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

書き起こし(2):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

書き起こし(3):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

書き起こし(4):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

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この際、すべて見せます。「メディア業界のお金と権力」。1000万円じゃ足りないテレビと、低予算ラジオ(MSN求人ウェブサイト)

○「この際、すべて見せます。「メディア業界のお金と権力」。1000万円じゃ足りないテレビと、低予算ラジオ」(MSN求人ウェブサイト)

 

ラジオ番組の制作費について知りたくてネットを検索していたら、こんなサイトがあった:

この際、すべて見せます。「メディア業界のお金と権力」-MSN求人-

その中に、「1000万円じゃ足りないテレビと、低予算ラジオ」というパートがあり、ラジオ番組の制作費についての記述がある。

テレビ業界のお金の流れはチャートで詳しく示されているのに対して、ラジオについてはテキスト・ベースで、実にアッサリしたものでございます。その時点で既にオチが見えたような気もするけれど……。

ラジオの所だけ引用:

独自路線を走る「低予算」のラジオ

テレビとは似て非なる、ユニークなメディアがラジオだ。制作費は1/100ともいわれ、放送局から制作会社に発注する際は番組1本で安くて5000円程度のこともあるという。

スタッフが1人2役で兼任することも多い上、アシスタントディレクターは放送業界にあこがれる専門学校生をインターンとして無給使用することも。ディレクターすらフリーであることが多く、「1本2万円でやってよ」といった口約束で契約する。構成作家は1本5000円から1万円が相場だ。

そんなラジオ、低予算の身軽さと「ながら聴取」できる特性を生かし、ウェブラジオやPod castなど他メディアと異なる方向性を模索する。「個人の持ち込んだ素材を15万円で番組に仕上げる」サービスもあるなど最もパーソナル・地域密着なメディアといえよう。

「安くて5000円程度」と「構成作家は1本5000円から1万円が相場」という部分を付き合わせてみると、「どうなってんだ?」という感じもするけれど……。

番組の長さ(放送時間)などへの言及もないので、極めて解像度の低い情報と言わざるを得ないし、どこまで本当か判らない。

……まぁ、とにかく安いってことが言いたいのでしょう。

実際のところ、どうなんでしょうね?

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80歳永六輔 闘病車椅子生活で7年ぶり「遠くへ行きたい」出演(スポニチ Sponichi Annex、2013年6月24日)

○「80歳永六輔 闘病車椅子生活で7年ぶり「遠くへ行きたい」出演」(スポニチ Sponichi Annex、2013年6月24日)

 

ラジオの話題じゃないけれど、ラジオな人の話題。

観たいけど、ウチにはテレビがない。

「80歳永六輔 闘病車椅子生活で7年ぶり「遠くへ行きたい」出演」(スポニチ Sponichi Annex、2013年6月24日)

 放送作家でタレントの永六輔(80)が、来月21日放送の日本テレビ系「遠くへ行きたい」(日曜前5・30)に7年ぶりに登場する。車椅子生活を送っており「多くの人に車椅子でも旅を楽しめることを分かってもらいたい」と出演を決意。「最後の旅番組出演になるかも」との思いから、会いたい人、好きな景色が多い京都を訪れた。

 「遠くへ…」は、1970年10月放送開始の長寿番組。著名人が「旅人」として日本各地を訪ね、自らの声でリポートする。永は、初回から半年間「旅人」を担当し、その後も定期的に出演。今回は、06年12月以来7年ぶりの登場だ。

(つづきはスポニチ ウェブサイトで)

東京に来てしばらくは、「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」(TBSラジオ、土8:30-13:00)を聴いていなかった。やっぱり、大学生の食指が伸びる感じではないし。

でも何かのきっかけで聴き始めて、ほぼ毎週聴くようになると、東京のラジオ界で最もパンクなのは永六輔だな、と思うことが多々ある。

※関連リンク

遠くへ行きたい

土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界|TBS RADIO 954 kHz

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震災から2年後の宮城県:「深夜快速」Vol.839 水曜版 週刊突撃一番 拡大版・宮城訪問記(ウェブラジオFMC、2013年5月25日)

○震災から2年後の宮城県:「深夜快速」Vol.839 土曜版 週刊突撃一番 拡大版・宮城訪問記(ウェブラジオFMC、2013年5月25日)

 

少し前に配信された、「深夜快速」Vol.839 土曜版 週刊突撃一番 拡大版・宮城訪問記(ウェブラジオFMC、2013年5月25日)に心を動かされた。

必聴です。

聴けよ、マジで。

Vol..839「土曜版/週刊突撃一番」: 日刊・深夜快速

聴いた?

番組の出演者でバーテンダーでもあるマスタード☆鶴田氏が、宮城県を訪問した道中について語っている。ご本人を含む熊本のバーテンダー20人+アサヒビール熊本支社/ニッカウヰスキーからの2人による、大所帯の弾丸ツアー。

東日本大震災から2年経った宮城県について、ユーモアあり、感動的な所もあり、考えさせる所もあり、実際に現地を訪れた人だけが語りうる非常に貴重な話を聴くことが出来る。話が上手いというのは、改めて素晴らしい才能だと思う。

仙台空港、名取川、高速道路(仙台東部道路)、塩竈港、イオン多賀城店、石巻……当時の津波の光景を振り返りつつ、実際に目の当たりにした現状を語る鶴田氏。

話を聴いていると、私自身も不思議なほど当時の映像を憶えていることに驚く。それに比べて現在は、嘘のような穏やかさとのこと。しかし、震災・津波の爪痕は生々しい様子。

同じ宮城県でも地域によって復興の進捗が異なり、遅々として進んでいない所もある模様。話を聴きながら、「復興にガンガン国費をつぎ込めよ! 人助けの銭を渋るほどオレたちはしみったれてはいない」と、お役所仕事を呪詛する。

他方、権利者が行方不明ゆえに、解体申請が出ていない家屋が残されているという現状もあるようだ。

石巻まちなか復興マルシェの芸能人のサイン、門脇小学校における長渕剛の紅白歌合戦の話に関する現地の人たちと外部の人たちの温度差——鶴田氏の話を聴いて初めて解った。

オレはまだまだ人間として未熟だな。


さとう宗幸「青葉城恋唄」(1978年)
♪時はめぐり また夏が来て/あの日と同じ 流れの岸/
瀬音ゆかしき 杜の都/あの人は もういない

 

※当ブログ内の関連エントリー:

ぬくだまりの宿 みちのく亭(NHKラジオ第1、2011年5月11日(水)21:30-21:55)

ヴァルター・ベンヤミン「物語作者」(1936年)


随時更新。
被災地情報の取得・安否確認等にお役立てください。
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書き起こし(4):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

○書き起こし(4):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

 

この日の放送は、歴史学者の秦郁彦と吉見義明がゲスト、「従軍慰安婦」問題がテーマ。

2013年06月13日(木)「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」(対局モード) - 荻上チキ・Session-22

勉強のために、内容を文字起こし中。書き起こし(3):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)のつづき。

長いので、適宜、小見出しを入れております。

番組としては、今回文字起こしした部分がハイライトという印象。

出し抜けに、番組の流れを断ち切ってまで、懐に忍ばせた隠し剣を抜いた秦。吉見はどう迎え討つのか?

* * *

 


「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)
 

慰安婦の生活状況——「楽しく」「暮らし向きは良かった」か? 

荻上チキ この後ですね、強制連行や、あるいは河野談話をめぐる評価の話をしようかと思っているんですけれども、その前に、秦さんから先ほどの議論に対して補足があるということで、いかがでしょうか?

秦郁彦 最近吉見さんがですねぇ、しばしば繰り返しておっしゃってることなんですけれども、強制連行があったかどうかっていうのは大した話じゃないと。

荻上 ほう。

 今はね。現在は、4つの自由がなかった、慰安所における性奴隷という、こちらのほうがずっと重要なんだということを何度も言っておられるんで。

私は強制連行はなかったと思いますけれども、これ議論するとね、橋下さんのような議論になっちゃいますんでね。

その……今の……慰安所の状況はそんなに酷いものであったのかどうかということをちょっと申し上げたいと思うんですけどもね。

荻上 劣悪な環境で働かされた、だから性奴隷だっていうけど、そもそも劣悪だったのか疑問があると。

 そういうことです。

4つの自由ということは、これはね、吉見さんは、居住の自由・外出の自由・廃業の自由・接客拒否の自由がないというね、それは慰安所の女性たちは文字通りの性奴隷だというふうにね述べておられるわけですよ。

それで、吉見さんが編纂されたですね『従軍慰安婦資料集』っていうのがですね、これにですねぇ、1945年、北ビルマで捕えられた韓国人の慰安婦20人に対する米軍の尋問書というのが入ってるわけですよ、訳されたものがね。

アメリカ戦時情報局心理作戦班日本人捕虜尋問報告 第49号 1944年10月1日 APO689
※前出史料の日本語訳
Report No. 49: Japanese Prisoners of War Interrogation on Prostitution - Segunda Guerra Mundial - Exordio
※前出史料の原文(英語)
アメリカ戦時情報局心理作戦班アメリカ陸軍インド・ビルマ戦域軍所属APO689(テキサス親父公式サイト内)
※前出史料の原文(英語)・日本語訳・文書の画像
慰安婦:米軍の捕虜尋問資料 第49号:イザ!
※前出史料の原文(画像)などへのリンク

 で、その中でどういう生活だったんだということを訊かれてですね、まぁ、こういう件があるんです:

兵隊さんと一緒に運動会、ピクニック、演芸会、夕食会などに出席して楽しく過ごした。

それから次にですね、

お金はたっぷりもらっていたので、暮らし向きは良かった。

荻上 慰安婦の当事者の発言ですか?

 そうですね、20人のねぇ、証言です。

それから、

蓄音機も持ち、都会では買い物に出かけることが許された。

と、

接客を断る権利を認められた。

それから、

一部の慰安婦は朝鮮に帰ることを許された。

兵隊さんから結婚申し込みの例はたくさんありました。

というのがありましてね、何よりも、月の収入はですね750円、彼女たちのね。その頃日本の兵隊さんはねぇ、命を的に戦ってるんですけど、月給は10円ぐらいなんですよ。

荻上 ううん。

 つまり75倍という高収入を得ていたわけですね。

荻上 高収入でかつ楽しかったという発言があるということですね。

 日赤の看護婦さんの10倍です、この金額は。さらに、軍司令官や総理大臣より高いんですね、この通りなら。だいたい似たり寄ったりだったと思うんで、私はこういう状況下にある女性たちがねぇ、性奴隷であったと思えませんねぇ。雇い主よりはるかに高い収入を得ている奴隷なんて、この世の中にいますか?

荻上 っていうのは今の、吉見さんへの質問っていうことですね?

 そういうことですね。

荻上 いかがでしょう?

慰安婦の「高給」と外地のインフレ

吉見義明 ええっとですね、あの、まず、これは女性たちがこういうふうに言ったとおっしゃいましたけれども、この尋問調書はですね、2名の業者と20名の朝鮮人女性のヒアリングをアレックス・ヨリチ(Alex Yorichi)という人が聞いてまとめてるわけです。どの部分が被害者の女性の証言であり、どの部分が加害者側の業者の証言かよく判らないっていう点があります。

それからもうひとつはですね、「将兵と一緒にスポーツ行事に参加」したというふうなことがありますが、これはたぶんですね、戦地で女性がいないので慰安婦をそういう所に連れ出すとか、宴会に連れ出すとか、そういうようなことであったと思います。夕食会に出席するということもあると思うんですね。

もうひとつは、高収入だということですけれども、当時のビルマのもの凄いインフレっていうことをですね考慮に入れておられないということは、非常におかしなことだと思います。

荻上 インフレ?

吉見 えぇ。ビルマはですねぇ、軍票を大量に徴発して、1943年頃からもの凄いインフレになるわけですね。

荻上 インフレというと、お金の価値が下がるということですね。

吉見 1945年に入ると、もう軍票はほとんど無価値。

それで、女性たちがなぜそれだけのお金を持っているかっていうと、慰安所に通う軍人がですね、持ってても何も買えないのでチップとして女性たちに渡すわけですよね。

南部広美 「軍票」っていうのは何でしょう?

吉見 軍隊が占領地で発行する「軍用手票」っていう紙幣に代るものですね。

南部 お金に代るもの。

吉見 この時期は、南洋開発銀行というところが、そういうものを出してたわけです。

荻上 後ほどお金に引き換えるっていう?

吉見 そうですよ、まぁ、一応現地の、まぁ、例えば1ルピーは日本円で1円ということになってたわけですけど、内地と比べてですね、もの凄いインフレになるので、外地金庫というのをつくってですね、そのインフレが内地に及ばないようにしてたわけですね。

南方軍政と軍票政策 - 従軍慰安婦問題を論じる

NHKスペシャル|圓の戦争(NHKオンライン)
≪NHKスペシャル『圓の戦争』 より文字起こし≫|MelancholiaⅠ

「ビルマ方面で使用された軍票1ルピー」 奈良県立図書情報館
 「ビルマ方面で使用された軍票1ルピー」

吉見 現地では軍票を持っててもほとんど何も買えないので——

荻上 名目上の金額だけだったと。

吉見 ほとんどそういう状態になってるわけです。

それから、もうひとつはですねぇ、秦さんが引用されなかった所があるんですけれども、女性たちはそれだけのお金を持っているけれども、すぐに「生活困難に陥った」というようなことが書いてあるわけですね。

荻上 同じ証言ですか?

吉見 同じ証言です。で、もしそれがその、高額であればですねぇ、どうして生活困難に陥ることが起こるんでしょうかね? これはまぁ、インフレっていうことを考えないと解らないんではないかと思うんです。

それからもうひとつは、同じ引用された捕虜尋問報告のいちばん初めでですね、女性たちはどういうかたちでビルマに連れて来られたのかということを書いてる部分があるんですけれども、その部分を見ますとですね、こういうふうに言っています。1942年5月に、日本の周旋業者たちが、朝鮮にやって来て女性たちを集めたわけですけども、

その「役務」の性格は明示されなかったけれども、それは病院にいる負傷兵を見舞い、包帯を巻いてやり、そして一般的に言えば、将兵を喜ばせることにかかわる仕事であると考えられていた。

これは誘拐ですよね、騙して行くわけですから。それから、

これらの周旋業者が用いる誘いのことばは、多額の金銭と、家族の負債を返済する好機、それに、楽な仕事と新天地における新生活という将来性であった。

これは甘言に該るので、これも誘拐罪を構成します。 

このような偽りの説明を信じて、多くの女性が海外勤務に応募し、2、3百円の前渡金を受け取った。

というふうにありますんで、まぁ、人身売買でもあるわけです。

こうして、現地で慰安所の生活に拘束されたというふうに書いているんですよね。

「日本の周旋業者」の「甘言」?

荻上 はい。ちょっと、今のを質問に変えますと、当時インフレだったことを考慮しないのかというのが1点と、それからその、今読み上げて頂いた方がたのそもそも来た理由というものが、そもそも甘言、騙されて来ている方がたなので——

 それを騙したって——

荻上 誰が騙したんでしょう?

 まず、ほとんど朝鮮人でしょうね。

吉見 これ、「日本の周旋業者」って書いてありますよ。

 え?

吉見 「日本の周旋業者たちが朝鮮にやって来て」。

 「日本人の」ですか?

吉見 いやいや、「日本の」だから「日本人の」でしょう?

※註:該当箇所の原文は、”Early in May of 1942 Japanese agents arrived in Korea for the purpose of enlisting Korean girls for "comfort service" in newly conquered Japanese territories in Southeast Asia.”

"Japanese agents" だけでは「日本の」か「日本人の」かは不明だが、"arrived in Korea" とあるので、少なくとも "Korea" の外から来た "agents" であると読める記述にはなっている。

 当時日本人なんですよ、朝鮮人はね。だいたいね——

吉見 いや——

 朝鮮に住んでた日本人でねぇ、朝鮮語で朝鮮人を騙せるほどねぇ、朝鮮語上手い人は、ほとんど1人もいなかったと思います、えぇ。

吉見 元締めが日本の業者で、まぁ、手足としてですね地元の業者を使うってことはよくあることですよね。

それから、この周旋業者っていうのは、軍に選定された人物であって、軍から色いろ便宜を図ってもらって、まぁ、誘拐とか人身売買やってるわけですよね。

しかし、これは犯罪なわけでしょう? それで連れてった元はどこにいるのかっていうと、軍の施設である慰安所に入れるわけですよね。そうすると、そこで軍の責任が発生しないんですか? どういう風にお考えです?

 そこは関係はないわけですよ。朝鮮総督府の管内でですよ——

吉見 いやいや。

 朝鮮人が騙したということね、で、それをね、ちゃんと旅行許可を出してるわけでしょ? そすと、朝鮮人の巡査もいたわけですなぁ。それで、どうしてそういう騙しを摘発しなかったんですか?

荻上 ちょっと先ほどの話に戻って、気になったのが、先ほどそういう証言があって「楽しかった」という話があったということなんですけど、その他の慰安所でも同様に楽しかったということになるんでしょうか?

 例えば、こういうのがあります。文玉珠(ムン・オクチュ)というねぇ慰安婦なんですがねぇ、彼女の一代記が本になってるんですよ。これは山川菊栄賞をねぇ、もらった。本当にねぇ——

荻上 当事者の発言がということですか?

 いやぁ、その、回想記です、一代記です、元慰安婦のね。で、なるほど、これは非常に良くできてる、読ませる本なんですけどもねぇ。

で、彼女は色んな所を転々としたんですけど、最後はビルマに行ってるんですね。で、ラングーンにいたんです、首都のね。「利口で陽気で面倒見のいい慰安婦」として将軍から兵隊までね、人気を集めチップが降るように集まったと。

荻上 はい。

 それで、5万円貯金が出来たと、2年余りでね。

荻上 えぇ。

 そのうち5千円を軍用郵便で下関郵便局へ送ったわけですねぇ。

荻上 何年ごろの話ですか?

 昭和18年。戦争中ですね。ですからね、これなんかもですね、非常に楽しかったというのが基調なんですよ。

だからね、なかには悲惨な人もいたかもしれない。しかしねぇ、兵隊たちに良いサービスをしてもらうために、軍もそれなりに気を遣うわけです。それで、業者との間では、だいたい慰安婦側に立って有利になるようにしてやってる。ね。だからね、さっきの……要するに、米軍の尋問調書でねぇ、あれでも性奴隷とおっしゃるんですか?

吉見 そうですね。

 ほう。だって、4つの自由のうち3つの自由は完全にあったわけですよ。

吉見 いやいや。

 もうひとつ、居住の自由っていうのはねぇ、これはねぇ、居住の自由っていうのは看護婦さんもないですよ、居住の自由は。だってね、まさか、戦地でねぇ、バスで通勤なんていうねぇ、ね、アパートとか借りてなんていう、そんなことあり得ないでしょう?

吉見 それは、看護婦さんと、それから慰安婦の女性たちがさせられている事柄って、全く違うじゃないですか? その、看護をするというのはですね、本人にとってはそれは名誉なことですけれども、軍人たちの性の相手を毎日させられるっていうことと全く性格が違うんじゃないですか?

 それを論じたってしょうがないでしょう? 職業のひとつとして割り切ってんだから。その代りにね——

吉見 職業だとおっしゃいますけども、誘拐で連れて行かれた——

 嫌な仕事かもしれないけどね、軍司令官よりも高い給与もらってんだからからねぇ——

吉見 いや、それは——

 みんなねぇ、なりたがるんですよ。

吉見 それは幻想なわけでしょ?

 騙されてっていうのはおかしいですよ。

荻上 今、秦さんの話の中では、「なかでは」っていう話があったんですけど、なかでは困ってる人も、悲惨な例もあったけど——

 そりゃ、あるでしょう。

荻上 こういった豊かなケースもあったというお話があったんですが。

あの、論点としては強制連行という所が残っているので、吉見さんのほうから伺っていきたいと思うんですけど——

つづく


※当ブログ内の関連リンク

「風俗業の活用」について

「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

翻訳:英『エコノミスト』誌による安倍政権評:"Abe’s master plan", The Economist, May 18th-24th 2013, p.11

書き起こし(1):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

書き起こし(2):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

書き起こし(3):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

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書き起こし(3):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

○書き起こし(3):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

 

この日の放送は、歴史学者の秦郁彦と吉見義明がゲスト、「従軍慰安婦」問題がテーマ。

2013年06月13日(木)「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」(対局モード) - 荻上チキ・Session-22

勉強のために、内容を文字起こし中。書き起こし(2):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)のつづき。

長いので、適宜、小見出しを入れております。

粛々と文字起こしに徹しようと思っていたのだけれど、気になってしょうがないので、寸評を。

一言一句拾って行く過程で気づくのは、秦郁彦の没論理ぶりが目立つということ。また、史料を用意して来ている吉見に対して、秦は他の事象に関する通念とのアナロジーに依拠した立論を繰り返す。

また、吉見は、批判的な人の色眼鏡で見れば、現在の価値観で歴史を斬っているように見えるかもしれないけれど、実際には、軍の行為が当時の刑法に照らしてどういう犯罪を構成しているかを繰り返し強調している。

* * *
5
 


「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)
 

慰安婦制度運営のメカニズム

荻上チキ ちょっとここで一旦整理させて下さい。

公娼制度の中で、人身売買などの、それこそセックス・スレイブ、性奴隷というように言われるケースももちろんあっただろうし、同意のものもあっただろう。それは、まぁ、個々人によって[見ないと]判らないけれど、全否定することも出来ないけれども、全員がそうだったとも言えないわけですよね? その実態っていうのは判らないと。

ただ、その慰安婦っていうもののなかで、公娼制度と同じようなものだという評価をするのであれば、そうしたものと同程度に、それこそ本人の意図に合ないものもあったんじゃないか——吉見さんの言いたいことっていうのは、そういったことなんでしょうかねぇ?

吉見義明 えぇっと、僕は、日本軍慰安婦制度っていうのはですね、ひとつは人身売買を基礎にして成り立っている。

それからもうひとつは、朝鮮から連れて行かれた女性たちの中に非常に多いわけですけども、騙して連れて行かれるケースが多いわけですよね。騙して連れて行くっていうのは、当時の刑法で言うと誘拐罪に該当するわけです。だから、誘拐罪を基礎にして成り立っている。ある場合には、法律用語で言うと「略取」と言いますけれど、暴行・脅迫を用いて連れて行くケースもあるわけですよね。

それから、もうひとつ付け加えて言いますと、例えば占領地なんかでは、軍が地元の有力者に女性を出せというふうに言って要求をしますよね。これは、現地の軍がオールマイティーなので断れない。そうすると、誰か犠牲者を差し出すということになるんですが、これは権力濫用による半強制。中国なんかでは、そういう例が非常に多かったと思いますが、そういうものを基礎にして成り立っているシステムであるというふうに思うんですね。

荻上 今の話は、意に反して売春、つまり慰安婦になる人がいたとした場合、それの、意に反してさせたのは誰かっていう議論につながってくると思うんですけども、秦さんのお考えではどうでしょうねぇ?

秦郁彦 それはねぇ、朝鮮人たちの身の上話ってあるんですよ。これは身の上話AとかBとかね、まぁ、酷いのになると5通りぐらいあるんですよ。

荻上 表現がっていうことですか?

 そうそうそうそう。それでねぇ、まぁ、どれが本当か判らないんですけどもね。だから、ある段階から、朝鮮人の慰安婦のねぇ、慰安婦になった動機としてはですね、主語を全部外しちゃったんですよ。つまり、騙されて、連行されてっていうのをね、これを取っちゃったんですですよね。

荻上 表現の中から?

 表現の上からね。これは向こうの支援団体の挺対協[=韓国挺身隊問題対策協議会]というのがね、当然、協議してやってると思うんですよ。

한국정신대문제대책협의회(挺対協公式サイト、朝鮮語・英語)

荻上 「向こう」というのは韓国のことですかねぇ?

 韓国ですねぇ。

ですからねぇ、なぜ主語がないかというと、これは私に言わしむれば、これみんな「朝鮮人」なんですよ。朝鮮人の親が、朝鮮人のブローカーに売って、そのブローカーが朝鮮人の抱え主にまた売るということで、ここまではほぼ一本ですよ、この中でね。その他の内情っていうのは解りません。だから、それは一切韓国の側から出て来ないわけです。

だから私は初期の頃ねぇ、ブローカーを見つければね全貌がすぐ解るよって言うんですけどもねぇ、日本政府はねぇ、そんなことは到底韓国政府には頼めないって言うんですよね。一切出て来たことはない。それから、親が売ったという話も出て来ないわけですね。

だけど、だいたい私は大多数は今のルートで、それで抱え主になると日本人もいます、これが戦地に行って、軍と渡りを付けるわけです。するとこれは需要と供給ですからね、一種の商談なんですよ。ね。だから、どっちが頼んでとか、どっちが主導してとかっていう、そういう問題じゃないんですね。えぇ。

荻上 となると、そういった市場があって、それに、まぁ「商品」を提供していた側というのは、それこそ韓国の側、それこそブローカーであるとか、家族の側から提供していたのであって、そこに騙されたというものがあったとしても、それは軍の責任などを問われるような類のものではないんじゃないかということですかねぇ?

 それはなぜかって言いますとですね、このブローカーまでの段階で契約っていうのがあるわけですね。えぇ。あの、それから抱え主との間までも契約書がある。軍と抱え主との間でも、連れて来た慰安婦も、抱え主も、軍のメンバーじゃないんですよ、嘱託でもなければ。御用商人なんですよ。

荻上 「御用商人」?

 御用商人が女性たちを連れて「いかがですか?」と。ということで、一種の商談が行われると。その結果、両方の需要と供給が合致してですね、それでそこに慰安所が出来ると、まぁ、こういうことですよね、簡単に言えば。

荻上 ひとつだけ確認しておくと、御用商人っていうのは、誰にでもなれたわけではないんですねぇ?

 そうじゃないですねぇ。

荻上 許可制といいますか、軍の許可証を持っていないと、っていうところがあるわけですか?

 いやいやいや、そうじゃないです。

荻上 そうではない?

 それは、色いろなコネやなんかでねぇルートを付けて。御用商人ってみんなそうでしょう?

荻上 えぇ。

 「この人は宮中御用達」なんて看板出してるのもありますけどもねぇ、あれは本当に認めてるのかどうなのか判りませんよね。納入したことが1回でもあると、そういうふうに言っているかもしれません。

だから、私は御用商人だと考えればいいわけで、だから民法上の関係はそこで切れちゃうわけですね。ですから、軍のほうでは、その女性たちがね、どうやって連れて来られたかということは判らない。

荻上 その段階で軍の責任は切れているっていう話だと思いますけど。

 切れてます。

軍の責任と「無給軍属」としての慰安婦

荻上 吉見さんは、今の責任論についてはどうですかねぇ?

吉見 まず、業者ですけれども、これは軍が選定した業者ですね。あるいは、軍に頼まれて総督府が選定した業者が集めているわけですよね。身分は軍属の待遇を与えられていると思います。

 違います。

吉見 いや、違わないですよ。

 軍属名簿というのがありますよ、ちゃんと。それにはありません。軍属待遇と言われるでしょ?

吉見 えぇ。

 いかにも軍属と同じだと。しかし、軍属なら給料が払われるはずです。

吉見 いや、国会のですね厚生省の答弁なんかではですね、「無給軍属」だというような言い方をしてますね。

荻上 「無給軍属」というのは、給料は払われない?

吉見 給料は払われないけれども、純粋民間人だと軍用船に乗せるわけにもいかないし、軍の施設を使わせるわけにもいかないので、そういう身分を与えているということですよね。

 女にも与えたっていうことですか?

吉見 そうですね。

 女にも軍属の——

吉見 無給軍属。

 無給軍属、そんなのありませんよ。

吉見 というふうに厚生省の答弁はしてますよ、ちゃんと。

 それは一般論の話でしょ?

吉見 一般論じゃなくて、国会答弁でちゃんとそういうふうに——

 ちゃんと「慰安婦も」とか言ってるんですか?

吉見 言ってますよ、もちろん。

 それはありえないですね。

吉見 いや。

 いつごろの答弁ですか?

吉見 えぇっとですね、ちょっと待って下さい(書類を探す音)。

荻上 当時のということですね?

吉見 戦後ですね、戦後。

 南方へ行く場合はね、あらゆる人は全部ね船に乗って行かにゃいかんわけですよね。それで船は全部陸軍がコントロールしてるわけです、配船はね。だから、便宜供与なんですよ、それに乗る人は、色んな人は。

吉見 だから民間人は乗れないわけですよね?

 乗れますよ。便宜供与で。たくさん進出してるんです。

吉見 それは、だから軍属待遇にしているわけでしょ?

荻上 その軍属待遇が、船に乗せるというようなかたちで——

 正式の軍属待遇じゃないんですよ。

荻上 特別に、そういった場合に、この人たちを船に乗せていいというようなかたちで——

 許可するわけです。

荻上 その場その場で許可を出すというようなことになるわけですねぇ。

 そういうことです。

荻上 となると——

吉見 昭和43年の社会労働委員会の会議録、昭和43年4月26日ですね。

一応戦地におって施設、宿舎等の便宜を与えるためには、何か身分がなければなりませんので、無給の軍属というふうな身分を与えて宿舎その他の便宜を供与していた、こういう実態でございます。

という答弁があります。

衆議院会議録情報 第058回国会 社会労働委員会 第21号(国立国会図書館ウェブサイト)

 誰ですか、答弁したのは?

吉見 これはですね、えぇ……実本政府委員って、あの、厚生省のお役人だと思うんですが。

 厚生省のねぇ。それは認識が間違ってますよ。

吉見 いや、あの、実態に合ってるんじゃないですかね。

 軍属待遇にするという辞令なんか出てないはずですよ。だからね、それは乗船許可を出すということはね、みなすという、そういうことであってですね、身分関係はないんです。

吉見 それからですね、あの、えぇ、外務省の公文書によりますと、慰安婦や慰安業者については「軍従属者」っていう身分を与えているわけですね。この「軍従属者」っていうのは、純粋な民間人ではないっていうことでしょうね。

軍慰安婦の法的地位は「軍従属者」 - 永井和の日記 - 従軍慰安婦問題を論じる
2.「慰安婦」はいたが、「従軍慰安婦」はいなかった?
※上記は、いずれも「軍従事者」関連史料を引用。

軍関与の犯罪か?

吉見 それから、もうひとつはですね、その軍によって選定された業者が、例えば人身売買とか誘拐という犯罪を犯して女性を海外に連れて行ってですね、軍の慰安所に入れるわけですよね。その時に、あの、軍の慰安所は女性たちをチェックしないかっていうと、チェックしてるわけですよ詳しく。

 どうやってチェックするんですか?

吉見 それはあの、契約関係調べたりですね、色んな書類を見てチェックしてるということは——

 いやぁ、それじゃわからんでしょ? そんなことを書く人はいませんよ。女たちも無理矢理連れて来られたなんて言いませんよ。そしたらね、結局、仕事を失うですよ。ね。いくらでも補給源はあるわけですから。そんなことは言いませんよ。

吉見 いや、そういう例があるんですよ、言っている。

 インフォーマルにでしょ?

吉見 いやいや。ひとつの例を示しますとですね、あの有名な『漢口慰安所』という軍医さんが書いた本の中にですね——

 あぁ、あの本ですね。

吉見 日本から連れて来られた若い女性がですね、前歴もないというふうに書かれているので、まぁ、売春の経験のない女性ですね、その女性が性病検査の時にですね、こういうふうに言ってるわけですね、

私は慰安所というところで兵隊さんを慰めてあげるのだと聞いてきたのに、こんなところで、こんなことをさせられると知らなかった。帰りたい、帰らせてくれ[……]。

というふうに泣いて、性病検査を拒んでいる。その日はできなかった。翌日、泣きはらしてですね体をブルブル震わせながら性病検査に応じるんですが、たぶん業者に殴られてそうされたんだろうというふうに、この長沢健一さんという軍医さんは言っているわけです。

荻上 軍の関係者の側が言ってるっていうことですか?

吉見 そうです。この女性は慰安所で働くということは聞いてるんだけども、慰安所というのは何か、軍人の性の相手をさせられるっていうことを知らないで来たわけです。ですからこれは騙して連れて来られてるわけですから、誘拐罪に該当するはずですね。

 それはどうやって立証するんですか、騙したということを?

吉見 この女性がそういうふうに言って拒否してるわけですから。

 信じるわけですか、その人の言うことを?

吉見 もちろんそうですよ。

 だってね、どの程度のインテリジェンスがある人か判らないけどもね、慰安所に行くと言ってですね、しかも戦地のですよ、誰か聞きゃぁいいじゃないですか、その辺の大人に?

吉見 それはあれですよ、秦さんのように教養のある人はそうだけれどもですね——

 だってそれはレベルの高い人でしょ、割と? 違うんですか?

吉見 いや、違いますよ。田舎から連れて来られた女性だというふうに。

それから、もうひとつ言いますとですね、この女性は重い借金を負っているというふうに長沢軍医は言っているわけです。

 それもおかしいですよね。

吉見 それで、つまり、誘拐罪でもあり、人身売買罪にもなるわけです。ところが、結局この女性は解放されないで、そのまま軍の慰安所に入れられてしまうわけですよね。これが犯罪だって言う認識が軍の側にないって言うのは、非常におかしいですよ?

荻上 認識としてっていうことですかねぇ?

吉見 そういう事態が起こったらですね、女性は解放して送り返さなきゃいけないはずですよね? 業者は逮捕しなきゃいけないっていうことになるわけで、もちろん、送り出した警察もちゃんとチェックしてないという問題はありますよね?

荻上 前提として、そういうふうに「いやだ、いやだ」と言った場合は、帰るっていう手はあったわけですか?

 借金を返せばね。借金を返せば何も問題ないわけですよ。

吉見 つまりその、借金を返すまでは何年か、そこに拘束されるわけですよね?

 親がねぇ、返さにゃいかんのですよ、親が。

吉見 それが性奴隷制度だっていうことですよ。

 親が売ったのが悪いでしょう?

吉見 秦さんが解ってないのはそこですよ。

 どうして?

吉見 借金を返せば解放されるっていうのであれば、それは、あれですよね、人身売買をそのまま認めてることになるじゃないですか?

慰安婦の生還率

荻上 ちょっとあの、ここで質問メールも来ているので1通読まさせて下さい。

南部 ラジオ・ネーム「ガリレオ」さんです。17歳の男の子ですね。

「歴史に少し興味をもっている高校生です。素朴な疑問なんですが、終戦後、従軍慰安婦だった女性のみなさんは無事ふるさとに帰ることは出来たんでしょうか? 多くの人がなくなったという本を読みましたが、事実はどうだったのか教えて下さい」。

荻上 その本のねぇ、タイトルもちょっと気になったりもしますけれども。これは、秦さん、どうでしょう?

 私は自分の本の中でねぇ、それを計算したんです。で、生還率はね、控え目に見て9割以上。

荻上 9割以上?

 えぇ。実際はねぇ、日赤の看護婦さんなんかがねぇ、96%以上なんですよ、生還がね。だいたい、慰安婦と、看護士さんがいる野戦病院はねぇ、前線から離れた比較的安全な場所にいたわけですね。

しかし、まぁ、戦争末期になりますとねぇ、そうもいかなくて、戦闘に巻き込まれたこともあるし、逃げ遅れてね。それから玉砕地っていうのがあるでしょ、島でね? そういうのも考慮しましてね、私は日赤看護婦さんの生還率より低かったことはないだろうと。

荻上 となると、だいたい9割以上はあるだろうと、控え目に見てっていうことですね。

吉見さん、どれぐらいのかたがかえられたんでしょうねぇ?

吉見 あのぉ……何%というのを計算したことがないから判らないんですけれども、たぶんですね、日赤の看護婦さんよりももっと生還率は悪かったんじゃないかと思います。

荻上 はいはい。それは——

吉見 というのは、慰安所の生活というのはとても厳しくてですね、毎日数人から数十人の男性・軍人の相手をさせられるという日々が続 くわけですよね。そのなかで、性病をうつされたり、体を悪くしたり、そこで病気で亡くなるというケースも非常に多いと思いますので……戦地で命を落とした 女性は決して少なくなかったんではないかということは言えると思うんですよ。

荻上 まぁ、これももちろん推計ということで、実際にそういった名簿がもちろんあるわけではないでしょうし、カウントすることは非常に難しい と思うんですが、この後も、橋下市長の会見などでもしばしば話題になる強制連行ということも話題になったりしますし、軍の関与とか、それから今後、責任、 今後というか、その論争以降の責任の取り方論、色いろ議論のポイントがあったと思いますので、そちら、お知らせを挟んで続けて行きたいと思います。

つづく

5

※当ブログ内の関連リンク

「風俗業の活用」について

「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

翻訳:英『エコノミスト』誌による安倍政権評:"Abe’s master plan", The Economist, May 18th-24th 2013, p.11

書き起こし(1):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

書き起こし(2):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

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赤字の文化放送に税金投入あり? AMラジオの急がれる経営再建(週刊実話、2013年6月27日 特大号)

○「赤字の文化放送に税金投入あり? AMラジオの急がれる経営再建」(週刊実話、2013年6月27日 特大号)

 

さすがに税金投入はナシでしょ。radio-iが浮かばれない……。

さて、とくながさんがコメントに貼って下さったリンクの記事を拝見。

報道もエンターテインメントも、テレビとは異なる世界をもつラジオ。そういう多様性がメディア・エコロジー的におもしろいと私は思っているわけですが、記事によると、実態は、バックにテレビ局があるかないかで差が出ているという皮肉なお話。

文化放送、春の大改編の効き目は今のところ……という感じ?

「赤字の文化放送に税金投入あり? AMラジオの急がれる経営再建」(週刊実話、2013年6月27日 特大号)

 できれば文化放送に税金を投入し、経営の建て直しができないものか。
 売上低迷から、AMラジオ局はFMラジオ局への形態変貌が検討されている。その中で、もっとも逆風に耐えながら生き残っているのが文化放送である。
 '13年3月期決算をみても、首都圏AMラジオ局の中で唯一、文化放送は赤字だった。売上高77億4200万円(前年同期比0.8%増)、経常損失1億9300万円、当期純損失1億9500万円である。
 「前期、前々期も赤字。2億円の赤字は経営的にきつい」(ラジオ業界事情通)

 他局もやっと黒字を達成している状況だ。
 もっとも優良なのがニッポン放送で、売上高192億300万円(同1.9%増)、経常利益が1億8400万円(同21.1%増)、当期純利益が1億1100万円(同46.6%減)。
  続いてTBSラジオが売上高108億200万円(同4%減)、経常利益が3億2500万円(同27%減)、当期純利益2億2400万円(同8.7%増)。 そしてラジオ日本が売上高18億3300万円(同9.6%減)、経常利益1300万円(同61%減)、当期純利益が2300万円(同475%増)である。

(つづきは、『週刊実話』ウェブサイトで)

アニラジって、儲かってないの?

※当ブログ内の関連エントリー

フジ定年の福井謙二アナをヘッドハント 聴取率トップ狙う文化放送の複雑事情(週刊実話、2013年1月3日特大号)

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特集ドラマ「ラジオ」(NHK総合テレビ、2013年3月26日(火)22:00-23:13)

○特集ドラマ「ラジオ」(NHK総合テレビ、2013年3月26日(火)22:00-23:13)

 

女川さいがいエフエム(宮城県牡鹿郡女川町周辺 79.3MHz)を題材にしたテレビ・ドラマ、「ラジオ」(NHK総合テレビ、2013年3月26日(火)22:00-23:13)

安藤サクラがクワバタオハラの小原正子に見える。


「ラジオ」(NHK総合テレビ、2013年3月26日(火)22:00-23:13)
 

ラジオが聴こえなくなるエンディングは、台詞以上に多くを語っているようで、良いと思った。

いつも池袋のアンテナショップで買っている笹蒲の高政さんが営業している様子を初めて見ることが出来たのがうれしい。

映画でも見た女川町の海沿いの景色には、改めて言葉を失う。

ちなみに、当初11人いた局のスタッフも、現在は4人とのこと。

被災地の外で11日にしか思い出されないあの震災は、私たちの日常なのです。過去形ではない現在進行形なのです。

私にしたら11日は震災を思い出す日でもなく、黙祷する日でもなく、被災地と被災地外の温度差を感じる日になってるように思います。

※関連リンク

特集ドラマ「ラジオ」(NHKオンライン)

女川さいがいエフエム 79.3MHz:臨時災害放送局» Blog Archive » ドラマ「ラジオ」をご覧になった皆さんへ

おかあさん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました。
※某ちゃんのブログ。
女川の女子高生のブログ『本当に受け入れて欲しかったモノは』にこめた思い。その後の本人のツイートまとめ。 - Togetter

「クローズアップ現代」密着 女川災害FMの3か月(NHK総合テレビ、2011年7月5日(火)19:30-19:58)(当ブログ内)

藤川佳三[監督]『石巻市立湊小学校避難所』(2012年)を観た。(当ブログ内)

レヴュー:東日本大震災とラジオに関する書籍あれこれ(当ブログ内)


随時更新。被災地情報の取得等にお役立てください。
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書き起こし(2):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

○書き起こし(2):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

 

この日の放送は、歴史学者の秦郁彦と吉見義明がゲスト、「従軍慰安婦」問題がテーマ。

2013年06月13日(木)「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」(対局モード) - 荻上チキ・Session-22

基本的には、家父長制 vs 近代主義、相対主義 vs 普遍主義という対立軸。

勉強のために、内容を文字起こし中。書き起こし(1):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)のつづき。

長いので、適宜、小見出しを入れております。

今回は、橋下徹大阪市長の発言から。

* * *


「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)
 

橋下徹大阪市長の発言について

荻上チキ まず最初の論点として、何と言っても、やはり橋下市長の会見がきっかけになりました。それについても質問メールが来ているので読み上げて頂けますか?

南部広美 はい。ラジオ・ネーム「タクヤカンダ」さんからです。35歳男性のかたです。

「従軍慰安婦論争は昔からありましたが、橋下徹大阪市長の発言で再び注目を浴びました。おふたりは橋下市長の一連の発言についてどう思われますか? 政治的な面、歴的学な面でどう評価しているのか知りたいです。」

荻上 「政治的な面」と「歴的学な面」、ふたつ挙げて頂きましたよね。これやっぱりポイントになるなと思うんですけれども、秦さんは橋下市長のこの会見——秦さんの著書もこの会見で少し引用されていたりというか、名前を挙げられていたかと思いますけども——この会見について、いかが思いましたかねぇ?

秦郁彦 まず、政治的ということはね、歴史家の私からあれこれ言うべきことではないと思いますが、まぁ、とにかく舌足らずであったと。そういう部分があちこちに見られたと。その辺が大きくクローズ・アップされたと思うんですね。

これは全然予定していなかったのがですね、ちょっと逸れてこの問題に入ったということで。そういうことも考えてあげなきゃいかんだろうと思うんですけども。

事実関係に対してはですね、私は大体その通りだったと、ほぼ正確だというふうに感じてます。

荻上 なるほど。さきほど、一部だけ橋下市長の会見を流しましたけれども、インターネット上には全文見ることができるインターネット・サイトもあります。なのでそちらも確認して頂ければと思うんですが、先ほどおっしゃっていた「舌足らず」の面があるというところは、例えばどういったところにお感じになりましたかねぇ?

 例えばですね、新聞報道なんかでは、「当時の」というのが最初は抜けてたんですね、ですからまさに現在の時点でですね慰安所は必要だったというふうに彼は考えているという風に取られたようですね。ここが砲火が集中したところじゃないかと。後で言い直しましたよね。だからこれはですね、聞いてるほうも、彼はず〜っと戦後も後の生まれですし、「当時の日本軍の指導者たちが慰安婦を、慰安所が必要であると考えて設立した」とつまりそういう意味なんですね、本当は。

荻上 意図としては。

 えぇ。それがちょっと舌足らずになっちゃったということでねぇ、そういうのが他にも何箇所かあったと思います。

荻上 その後、メディアに対して「誤報だ」と言ったり、メディア側が「いや、誤報ではない」っていうかたちで、ちょっとしたそこも論争になったりしましたけども。

じゃあ、橋下市長の会見を見て、吉見さんはいかが思われましたでしょうか?

吉見義明 まぁ、ちょっとビックリするような、とんでもない発言だというふうに思いましたね。

荻上 「とんでもない」?

吉見 と言うのはですね、「舌足らず」だとおっしゃいましたけども、「慰安婦制度が必要なのは誰だって解るわけです」というふうにおっしゃっているわけで、まぁこれ素直に読めばですね、当時も現在も必要だったという発言になるわけですね。

それとセットになって、事実上沖縄の米軍に風俗業の活用を勧める、事実上売春を勧めるという考え方が、ピタリと平仄が合うわけですよね。

失言だとか舌足らずではなくて、まぁ、本音でそういうふうに言って、未だにそれを撤回していないという点が非常に大きな問題だと思いますね。

荻上 「今は許されませんよ」と言った橋下氏の発言、その後にあったように思いますが、それはまた別というようなかたちになるんでしょうか?

吉見 在沖米軍に風俗業の活用を勧めるということは撤回されましたけども、当時は、彼は、それでいいんだというふうに思ってたんでしょうね。ただし、前のほうの発言は「マスメディアの誤解だ」というふうに逃げてるわけですね。未だに撤回をしてないわけですが、それは、非常に不誠実な態度だと僕は思いますね。

荻上 先ほどの秦さんのほうが、歴史的な事実に関しては概ね正しいんじゃないかという話がありましたけども——

 大筋では。

荻上 大筋では——吉見さんの評価としては、歴史的な認識といいますか、彼の思想とはまた別に、認識の面ではどうでしょうか?

吉見 歴史的な事実としても、彼はよく知らないということではないでしょうか。

荻上 よく知らない? どういった点にお感じになりましたかねぇ?

吉見 ひとつは、慰安所で女性たちに対して強制があったということ自体を否定しているわけですよね。それから、慰安婦制度が性奴隷制度であるということも否定している。で、しかし、実際に女性たちは慰安所に閉じ込められて、数多くの軍人の性の相手をさせられた。それは、非常に酷い状態であるというわけですね。

しかも、慰安所の制度は軍がつくった制度ですけれども、例えば居住の自由もないわけですよね。それから、外出の自由もない、廃業の自由もない、拒否する自由もないような状況の中で軍人の性の相手をさせられているわけですので、そういう事実を彼は見ようとしていないっていうことでしょう。

「慰安婦」とはいつ出来た言葉で、誰が作った言葉か?

荻上 事実をめぐる議論はですね、秦さん吉見さん、それぞれご意見があるということなので、リスナーのメールからですね、たくさん質問が今日来ております。その質問を受けるかたちで、様ざまな事実についておふたりで話し合って頂きたいなというふうに思っております。

南部 まずはラジオ・ネーム「イガデン」さんです。「「慰安婦」とはいつできた言葉で、誰がつくった言葉なんでしょうか? そして、世界的には「慰安婦」と同じような意味の言葉はあるんでしょうか? 教えて下さい」というメールを頂いております。

荻上 それじゃあ秦さん、ちょっといかがでしょうかね、このメール?

 はっきりしないんですよ。

荻上 はっきりしない?

 つまりね、「慰安婦」というのは少なくとも日中戦争期の軍の公文書のなかにも出てくるんですよ、「慰安婦」という言葉はね。それで、それに「従軍」という言葉を付けたのは、戦後ね、千田夏光氏だと言われてるんですけど、これはまだ確実とは言えませんね。

慰安婦とはどういう存在か?——公娼制と慰安婦制度

 それでは慰安婦とはどういう存在なのかというと、当時日本は公娼制、つまり売春を政府が認めてたわけです。現在でも認めてる国はありますけどもね。その業に従事している女性たちですね、これを「娼妓」と呼んでいたわけですね。ですから、戦地における娼妓が慰安婦だと。実態はそういうことで、基本的には同じ公娼制の延長線上であったと考えていいと思います。

荻上 「延長線上」ということは、全く同じではない?

 それは当然のことながら戦地ですからね。だから、一番大きな違いはですね、内地の売春婦はですね警察が監督してたわけですね。で、戦地に行った場合には慰安所の慰安婦たちは憲兵と軍医が監督してた。その違いですけどもね。憲兵はセキュリティー、つまり秘密漏洩、そういうことを防ぐためにですね、やはり関与してたということで。

それ以外は、形態としては、そのまま延長線上ということでね。で、同じ女性が内地の遊郭で働いていて、で、今度は高い給料取れそうだということと、それから、動員が大規模になりますとね、内地から男がどんどん減っていくんですよ、戦地に移っちゃうわけです。ですから、そこへ移動して、同じことをやるという、そういう意味です。

荻上 なるほど。元もと公娼だったかたも参加されたという意味で言うと「延長線上」ということと、制度として違う部分もあるけれども、意味合いとしては同じだということになるんでしょうかねぇ?

 まぁ、制度上の違いではないですね、私に言わせれば。ほぼ同じと考えていい。

荻上 ほぼ同じ? 吉見さん、いかがでしょうか?

吉見 両者に関連があるということは言えると思いますけれども、明らかに別のものだと思うんですね。

荻上 公娼と慰安婦制度というものは?

吉見 えぇ。それはなぜかっていうと、内地にある公娼っていうのは民間の業者が全部運営してるわけですがねぇ、軍の慰安所っていうのはそうではなくて、軍が作りですね、軍が例えば建物を接収して業者に使わせる場合もありますけども。女性を集めるのも軍が直接やる場合、軍が選定した業者に集めさせる場合もありますけども、軍がやってるわけですよね。

それから、慰安所の規則も料金も軍が決めてるわけですね。それから実際にそこを利用するのは軍人軍属に限られてるわけです。民間人はそこを使えないわけですから、明らかに違うということだと思うんですね。

荻上 なるほど。

吉見 それからもうひとつは、内地の公娼制度も、僕は性奴隷制度だったと思いますけれども、それはなぜかっていうと、要するに、人身売買を基礎にして成り立っているわけですよね。確かに、人身売買は公認されていて犯罪ではなかったわけですけども。

慰安婦制度の場合は、公娼制度よりももっと、何と言うんですかね、性奴隷制度の性格が強い。それは例えば、内地の公娼制度の下ではですね、自由廃業という規定があったわけですね。自由廃業っていうのは、商業を辞めようと思えばすぐに辞められる権利なんです。ただ、これは実際は、紙の上の権利でしかないわけですけれども、一応そういう物があったわけですが——

荻上 公娼で携わっていた女性の告発とか日記見ても、辞めさせられないという文章も当時もありますし、まぁ、今の風俗などで辞めさせてくれない店とかもあったりしますけれどもねぇ。

吉見 建前としては辞められるという自由廃業の規定があったわけですけれども、軍の慰安所ではですね、自由廃業の規定すらないわけですよね。それは、明らかに違うと思うんです。

荻上 吉見さんのお考えでは、元もとの公娼制度も、今から考えたら性奴隷的だと言えるし、ましてや軍の関わった慰安所に関しては、公娼よりも一歩進んで、そういった評価は妥当だろうということですかねぇ?

吉見 それから、もうひとつはですね、国内では人身売買は犯罪ではなかったわけですが、当時の刑法で、国外に連れて行く場合はですね、「国外移送目的人身売買罪」というのがキチンとあるわけですよね。女性たちが人身売買で海外に連れて行かれて、慰安所に入れられたとすれば、これは犯罪なわけです。

荻上 日本政府が犯罪だとしていたと。

吉見 そうですね。当時の刑法で、それは3年以上の懲役という非常に重い刑罰を科すことになっていたわけです。

で、仮に人身売買されて慰安所に入れられたとすればですね、慰安所というのは軍の施設ですから、そうすると、そこで女性たちをいわば使役し続けるわけですから、軍の責任というのが生じてくる。まぁ、犯罪に加担をしていると言われてもしょうがないということであるわけですね。

明らかに違うと思います。

自発と強制の線引き

荻上 秦さんは、今の吉見さんの意見はどうですかねぇ?

 ちょっとそれは私は同意しかねますねぇ。

内地の公娼制をね、これ、奴隷だということになってくると、そうすると、現在のオランダの飾り窓だとか、ドイツも公認してますしね、それからアメリカでも連邦はだめだけれどネバダ州は公認してるんですよ。これは皆、性奴隷ということになりますね。

吉見 それは、人身売買によって女性たちがそこに入れられているわけですか?

 人身売買がなければ奴隷じゃないわけですか? 志願した人もいるわけでしょ? 高い給料に惹かれてねぇ。

吉見 それは、セックス・ワークはどういうふうに認めるかということについては色いろ議論があってですね、難しいわけですけれども、少なくとも、人身売買を基にしてですね、そういうシステムが成り立っている場合は、それは性奴隷制と言う他はないんじゃないですか?

 自由志願制の場合はどうなんですか?

吉見 それは、性奴隷制とは必ずしも言えないんじゃないですか。

 言えない? 公娼であっても?

吉見 うぅん、それは本人が自由意志で仮にそういうことを、性労働をしているのであれば、それは強制とは言えないし、性奴隷制とも言えないでしょうね。

 だからね、日本の「身売り」ってのがありましたね? 「身売り」ってのは人身売買だからこれはイカンってことになってるんですよ、日本の法律で。ですから——

吉見 いつ「イカン」ってことになってるんですか?

 人身売買自体は、ほら、マリー・ルイーズ号事件[※「マリア・ルス号事件」の誤り] の時からあるでしょ? ね? だから——

吉見 それは確かにあるけれども、建前なわけですよね。

 だから建前にしろ、建前にしろですね、人身売買ってのはだいたい、親が娘を売るわけですけれどもね、売ったという形にしないわけですよね。要するに金を借り入れたと。で、それを返済するまでね、娘がね、これを年季奉公と言ったりなんかするんですけれどもね、その間、性サービスをやらされるっていうことなんでね。

それで、娘には必ずしも実情が伝えられてないわけですよね。だからね、しかし、いわゆる身売りなんですね。

荻上 行ってみたら、こんなはずじゃなかったっていうような手記が残っているっていうのもあるわけですよねぇ。

 騙しと思う場合もあるでしょう。だから1936年の調査ってのがあるんですが、こういうその売春婦たちのですね、調査をやったところ、「なぜなったか?」ということについてですね、「家庭の事情」というのが96%なんですよ。つまりね、娘たちは、親が自分を売ったっていうことは思いたくないし、そうであってもですね、これはその、言うに忍びない。これは朝鮮の場合も同じだと思います。だから、そうするとね、娘たちは騙されたと感じるのもあるでしょう。親も言いそびれますよね。

荻上 はい……?

 だからね、これはね、んん……何て言うかな、これは自由意志か自由意志でないかっていうのは非常に難しいんですね。家族のためにっていうことは、誰が判定するんですか?

吉見 いや、そこに明らかに金を払って女性の人身を拘束してるわけですから、それはもう人身売買って言う他ないじゃないですか?

荻上 ちょっと時期はズレますけれどもね、『吉原花魁日記』とか『春駒日記』とかっていう、昔の、大正期などの史料などでは、親に「働いてこい」と言われたけど、実際に働いてみるまでそのことだとは思わなかったケースもあったりすると。

 うん、そうそう。

荻上 それは、親も敢えて黙っていたかもしれないし、周りの人も「いいね、お金が稼げて」と誉のように言んだけども、内実を周りは知らなかったっていうような話は色いろあったみたいですね。

吉見 実際にはあれでしょ、売春によって借金を返すというシステムになってるわけでしょ?

 うん。今だってそれはあるわけですよ。

吉見 それは、それこそ人身売買であって、それは問題になるんじゃないですか?

 じゃぁ、ネバダ州に行って、あなた、大きな声でそれは弾劾するだけの勇気がありますか?

吉見 もしそれが人身売買であれば、それは弾劾されるべき。

 志願してる場合ですよ、自発的に。自発かね、人身売買か、どこで区別するんですか?

吉見 何を言ってるんですか、あなたは?

 え?

吉見 売春で借金を返済するという契約の下で——

 契約じゃないんですよ、それは。借入金を返済するってことですからね、大審院はね、逃げても構わないと、ね。しかし、債務は残るということですからね、結局、辞められないんですよ。

吉見 いや、それは当時のですね、その判決自体に問題があるわけですよ。

 大審院の判決?

吉見 そうですね。

 だけど、みんな服さなきゃいかんですよ、当時の人間は。

吉見 うん、あの、結局ですね、ひとつの契約をふたつに分けてね、売春で借金を返すのは違法だけれども、借りた借金は返さなきゃいけないっていう判決が出るから、結局女性たちは遊郭から逃れられなかったわけですよ。

南部 泣き寝入りみたいな感じになっちゃうってことですかね?

明治33年大審院判決

明治三十二年(オ)第七十七号
明治三十三年二月二十三日第二民事部判決

 ○判決要旨貸

一 座敷営業者ト娼妓トノ間ニ於ケル金銭貸借上ノ契約ト、身体ヲ拘束スルヲ目的トスル契約トハ各自独立ニシテ、身体ノ拘束ヲ目的トスル契約ハ無効ナリ

 第一審 函館地方裁判所  第二審 函館控訴院

  上告人  坂井フタ  訴訟代理人 橋下好正

  被上告人 山田耕一  訴訟代理人 石尾一郎助
                   斉籐 孝治

○参考:坂井フタの自由廃業訴訟P1416−P1417(「函館市史」通説編2 4編13章1節4-2)

つづく

※当ブログ内の関連リンク

「風俗業の活用」について(当ブログ内)

「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

翻訳:英『エコノミスト』誌による安倍政権評:"Abe’s master plan", The Economist, May 18th-24th 2013, p.11

書き起こし(1):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

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決定版 映画の中のラジオDJベスト10:Classic Ten - Radio DJs in the Movies(AMC Blog, November 18, 2009)

○「決定版 映画の中のラジオDJベスト10」:Classic Ten - Radio DJs in the Movies(AMC Blog, November 18, 2009)

 

今日はおもしろいラジオがない……たまにはそんな日だってあるだろう。

ラジオがなければ、映画を観ればいいじゃない? 

でも、やっぱりラジオが聴きたいんだ!

……そうだ! ラジオが出てくる映画を観ればいいじゃないか !!

そんな人の参考になりそうな面白い記事を見つけたので、訳してみました。

* * *

決定版 映画の中のラジオDJベスト10

○元記事:Classic Ten - Radio DJs in the Movies - AMC Blog - AMC


『パイレーツ・ロック』The Boat That Rocked(2009)
 

『パイレーツ・ロック』でフィリップ・シーモア・ホフマンが演じたイギリス人DJは言うにおよばず、映画の中のラジオ・ブースでは、これまで多くの俳優たちがマシンガン・トークを全開させてきた。ここからは、映画史上最も記憶に残るDJたちをご紹介。ビデオがラジオ・スターを殺した? いやいや、彼らは今も映画の中でしっかり生き続けているゼ。

10. アビー・バーンズ(ジャニーン・ガラファロー):『好きと言えなくて』(1996)
Abby Barnes (Janeane Garofalo) in The Truth About Cats & Dogs (1996)

シラノ・ド・ベルジュラックの現代版にして女性版のこの役で、ジャニーン・ガラファローが演じるのは、リスナー参加型番組を担当するさえないルックスの獣医。熱烈なリスナーの誘いでデートに及ぶや、モデルはだしのお隣りさん(ユマ・サーマン)に自分になりすましてくれと頼み込む。キュートで文学的な作品で知的で面白いし、平凡な女子に希望を与える点ではポイントが高いものの、10位止まり。


『好きと言えなくて』(1996)
 

9. アラン・フリード(ティム・マッキンタイアー):『アメリカン・ホット・ワックス——アラン・フリード物語』(1978)
Alan Freed (Tim McIntire) in American Hot Wax (1978)

ロックン・ロールの名をお茶の間にまで浸透させたDJ・アラン・フリードのキャリアをたどる、カメオ出演満載の伝記映画。評論家グレイル・マーカスは、この作品を「今までで、ポップ・ミュージックの衝撃をもっとも正確に活写した映画」と呼び、ジェリー・リー・ルイスや、今は亡き偉大なるスクリーミン・ジェイ・ホーキンスなど、綺羅星のごときスターたちをフィーチャー。しかしながら本作、興行的には今ひとつ。ひょっとして、ジェイ・レノが出てたから?


『アメリカン・ホット・ワックス——アラン・フリード物語』(1978)
 

8. バリー・シャンプレイン(エリック・ボゴシアン):『トーク・レディオ』(1988)
Barry Champlain (Eric Bogosian) in Talk Radio (1988)

エリック・ボゴシアンが、ピュリッァー賞にノミネートされたオフ・ブロードウェイの舞台作品を映画化。リスナー口撃への報復で凶弾に倒れたアラン・バーグにインスパイアーされた辛口ラジオ・パーソナリティー、バリー・シャンプレインを自ら演じる。「お前が何を考ようと気にしない。誰ひとり気にしてねぇよ!」と叫ぶ彼は、好き好んでバカ者たちの相手に甘んじているわけではない。息詰まる密室劇で、しばしばとてつもなく不快な本作は、辛うじて下位に食い込んだ。


『トーク・レディオ』(1988)
 

7. デイヴ・ガーヴァー(クリント・イーストウッド):『恐怖のメロディ』(1971)
Dave Garver (Clint Eastwood) in Play Misty for Me (1971)

ランキングのラッキー7は、今や数知れぬ女ストーカーものの先駆け。『危険な情事』はこの作品のモロパクリ? チョイとひと晩のつもりで寝たら、いつのまにやらモノノケ女。デイヴ・ガーヴァーのDJブースは牢獄と化し、電話の向こうの女の名前は口が裂けても聞けないぜ。電話の女、IDのおかげでランクイン?


『恐怖のメロディ』(1971)
 

6. ミスター・セニョール・ラヴ・ダディー(サミュエル L. ジャクソン):『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989)
Mister Senor Love Daddy (Samuel L. Jackson) in Do the Right Thing (1989)

サミュエル L. ジャクソン演じるラヴ・ダディーは、リスナーに 「猛暑で頭がくるくるパーマ注意報」を発令中! でも、こんなの序の口。ブルックリンの暑い夏の日、黒人のハイ・テンション、スパイク・リー節が炸裂だ。寝ぼけたリスナーを叩き起こしたかと思ったら、ダディーがおシャレなお皿を回す We Luv Radio——「ダイヤルはそのまま、お前のハートは思いのまま」。


『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989)
 

5. D.J. (リン・シグペン):『ウォリアーズ』(1979)
D.J. (Lynne Thigpen) in The Warriors (1979)

カウントダウンの真ん中、第5位はカルト映画にしてファッション・マニュアル——ベースボール・フューリーズの格好に憧れなかったヤツがいただろうか? ストリート・ファイターのギャング集団「ウォリアーズ」がブロンクスからコニー・アイランドへ帰る道案内は、シルキー・ヴォイスのDJ(素晴らしきかなシグペン)。彼女の顔は見えないが、彼女にはみんなの顔がハッキリ見えている。「バッパーのみんな、チューニングはそのまま」。


『ウォリアーズ』(1979)
 

4. ウルフマン・ジャック(ウルフマン・ジャック):『アメリカン・グラフィティ』(1973)
Wolfman Jack (Wolfman Jack) in American Graffiti (1973)

「1962年の夏、あなたはどこにいましたか?」大人になりかけのティーンエイジャーたちを見つめるジョージ・ルーカスのあたたかい眼差しを、ひとつの作品にまとめ上げるのがラジオだ。最初に聴こえてくる音は、ラジオのチューニングを合せる音。喉の奥から響くザラついたつぶやきと雄叫び——ウルフマン・ジャックの声が登場人物たちをひとつにする。そのうちのひとり——若きリチャード・ドレイファス——は、伝説のディスク・ジョッキーが町外れのワンマン・スタジオでアイス・キャンディーをほおばる姿を目撃する。


『アメリカン・グラフィティ』(1973)
 

3. ハワード・スターン(ハワード・スターン):『プライベート・パーツ』(1997)
Howard Stern (Howard Stern) in Private Parts (1997)

ワード・スターンは、「全メディアの王」になる前、FCC(連邦通信委員会)の懲罰を受ける前には、ラジオの世界での成功を夢見るオタクっぽい学生DJで、自分の人生を愛することに必死だった。自伝の映画化である本作で、かのショック・ジョックは本人役で登場。驚くべき下品さで、髪型も本当にヒドい。この作品は、本当の意味で、正直で、おバカで、恥知らず。第3位にランク・イン。


『プライベート・パーツ』(1997)
 

2. ピーティー・グリーン(ドン・チードル):Talk to Me(2007)
Petey Greene (Don Cheadle) in Talk to Me (2007)

第2位も実話に基づいたストーリー。D.C. が演じるのは、武装強盗の罪で服役した刑務所仕込みのDJプレイ、ラジオDJピーティー・グリーンのお話。チードルはパフォーマンスも達者、ソウル・ミュージックをかけても時事ネタでファンを煽っても、どこまでもヒップだ。本当のことしかしゃべらないと心に決めて、局長もスタジオから閉め出して(!)ミキサー卓をあやつるのだ。


Talk to Me(2007)
 

1. エイドリアン・クロンナウアー(ロビン・ウィリアムズ):『グッドモーニング、ベトナム』(1987)
Adrian Cronauer (Robin Williams) in Good Morning, Vietnam (1987)

米軍放送の実在のDJクロンナウアーを演ずるロビン・ウィリアムズは、軍隊を鼓舞し、戦争を腐す。この喜劇役者、アドリブの妙技と熱狂的な早口で、ほとんど神がかり的なハマり役。役と役者の完璧なマリアージュと、映画自体のトータルな出来の良さで、『グッドモーニング、ベトナム』が最高位に君臨。


『グッドモーニング、ベトナム』(1987)
 
* * *

私は、日本未公開のTalk to Me(2007)(2位)、10位の『好きと言えなくて』(1996)など、このランキングで初めて知った知った作品もいくつかあります。

ご参考になれば幸いです。

前掲ランキングはハリウッド映画からでしたが、ヨーロッパや日本やその他の国にもラジオやラジオDJの出てくる映画はたくさんあります。面白いものがあったら、是非教えて下さい。

※当ブログ内の関連エントリー:

『グッドモーニング、ベトナム』超え!ラジオ映画 No.1 は Talk to Me (2007) で決まりだぜ、y'all, meeen! ※ドン・チードル、キウェテル・イジョフォー主演

オリヴァー・ストーン[監督]『トーク・レディオ』Talk Radio(1989年)

フィリップ・シーモア・ホフマン、死去。(2014年2月2日)※『パイレーツ・ロック』(2009年)主演

ラジオ局を舞台にしたイギリスのTVコメディー「FM」:FM (ITV2, 25th February 2009 – 1st April 2009)

長谷川和彦[監督]『太陽を盗んだ男』(1979年)はラジオ映画だ!(1)


当ブログ内の人気記事



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レイシストを葬送するための読書メモ

○レイシストを葬送するための読書メモ

 

反韓デモを巡り互いに暴行容疑 在特会会長ら8人逮捕(朝日新聞デジタル、2013年6月17日)

 反韓デモの参加者と、それに反対するグループが互いに暴行をふるったとして、警視庁は16日、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)会長の自営業桜井誠(本名・高田誠)容疑者(41)ら同会の関係者4人と、対立する「レイシストをしばき隊」のメンバー4人の計8人を暴行の疑いで現行犯逮捕し、発表した。

(つづきは朝日新聞ウェブサイトで)
 

梅木マリ「トムとジェリー」(1964年)
♪ネズミだっていきものさ、ネコだっていきものさ
なかよくけんかしな
作詞・作曲:三木鶏郎

おれもレイシストをしばきたいけど、暴力反対。

本でも読もう。

レイシズムとは、現実のあるいは架空の差異に、一般的・限定的な価値付けを行うことであり、提唱者の利益のために、被害者の犠牲のもとで、攻撃や特権を正当化するために行われる。

 

Le racisme est la valorisation, généralisée et définitive, de différences réelles ou imaginaires, au profit de l'accusateur et au détriment de sa victime, afin de légitimer une agression ou des privilèges.

Albert Memmi, Le racisme: description, définition, traitement (Paris: Gallimard, 1982)
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書き起こし(1):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

○書き起こし(1):「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

 

この日の放送は、歴史学者の秦郁彦と吉見義明がゲスト、「従軍慰安婦」問題がテーマ。

ポッドキャストで聴くことができる:

2013年06月13日(木)「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」(対局モード) - 荻上チキ・Session-22
※原則1週間で配信終了。

勉強のために、内容を文字起こししてみようと思う。

文字起こしのほか、番組内の発言を評価する材料として、言及される史資料へのリンクも可能な限り貼ってゆく予定。リンク先のサイトの皆様に感謝します。

今回は、本編に入る前の「慰安婦」問題の概要の部分まで。導入部です。これをおさえるだけでも、この問題に関する見通しが結構良くなると思う。

* * *

 

「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)
 

橋下徹大阪市長 軍自体が、日本政府自体が、暴行脅迫をして拉致をしたという、女性を拉致をしたというそういう事実は今のところ証拠で裏付けられていないので、そこはしっかり言っていかなきゃいけないと思いますよ。

[……]

当時、慰安婦制度ってのは各国の軍は持ってたんです。当時はそういうもんだったんです。ところがなぜ、欧米のほうですね、日本のいわゆる「従軍慰安婦」問題だけを取り上げられたかといったら、強制的に意に反して慰安婦を拉致してですね、そういう職業に就かせた「レイプ国家」だっていうところで世界は非難してるんだってところを、もっと日本人はねぇ、世界にどういうふうに見られてるかってことを認識しなきゃいけないです。

時事ドットコム:橋下氏の発言要旨=従軍慰安婦問題


【2013.5.13】橋下徹 大阪市長 登庁時 ぶらさがり取材

南部広美 大阪市の橋下市長の会見の音声の一部をお聴き頂きましたが、この発言がきっかけとなり、慰安婦問題が再燃しました。

慰安婦問題の経過を辿ってみます。

慰安婦とは、1930年代から45年まで、日本の戦地・占領地で日本軍が作った慰安所で軍人の性の相手となった女性たちのことです。

その存在は以前から知られていましたが、1991年に元日本軍の慰安婦だった韓国人女性が謝罪と賠償を求めて名乗り出たことから、政治・外交問題となりました。

日本政府は、慰安所の設置や、慰安婦の募集に日本軍が関与した証拠はないと主張してきましたが、調査を進めた結果、1993年のいわゆる「河野談話」の中で、初めて軍の関与や強制性があったことを認め、謝罪しました。

1993年8月4日に、当時の河野洋平官房長官が発表した、いわゆる「河野談話」の概要です:

  • 慰安所の設置・管理および移送については、旧日本軍が直接あるいは間接的にこれに関与した。
  • 慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれにあたったが、その場合も、甘言・強圧によるなど、本人たちの意志に反して集められた事例が数多くあり、さらに、官憲などが直接これに関与したこともあったことが明らかになった。
  • また、慰安所における生活は、強制的な状況の中での痛ましいものだった。

慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話(平成5年8月4日)(外務省ウェブサイト)

そして、1995年に、女性のためのアジア平和国民基金、いわゆる「アジア女性基金」が設立され、元慰安婦に、首相のお詫びの手紙と民間募金によるお見舞金が渡されることになりました。

慰安婦問題とアジア女性基金/デジタル記念館 (アジア女性基金公式サイト)

2002年までに、364人の元慰安婦が償い金を受け取りましたが、あくまでも国家による賠償を求め、受け取りを拒否した元慰安婦も数多くいます。

また、河野談話が出されて以降も、閣僚から「慰安婦は自由意志で買春をした」という発言があったり、第1次安倍内閣が「軍や官憲によるいわゆる「強制連行」を直接示すような記述も見当たらなかった」とする内容を閣議決定するなど、河野談話の見直しにつながるような動きも出ています。

軍の強制連行の証拠ない 河野談話で政府答弁書(47NEWS)

橋下徹大阪市長の慰安婦を巡る発言の背景となった安倍首相の「閣議決定」に関する発言について:辻元清美 ブログ:つじともWEB

また以前は、日本の歴史教科書の多くに慰安婦についての記述がありましたが、現在はほとんどなくなっています。

その一方で、国連では、「女性たちを強制的に「レイプ・センター」で性奴隷にした」という報告書が提出され、欧米では、日本に改めて謝罪を求める決議が相継ぐなど、この問題は、国際問題であり続けています。

CONTEMPORARY FORMS OF SLAVERY: Systematic rape, sexual slavery and slavery-like practicesduring armed conflict (E/CN.4/Sub.2/1998/13)(国連ウェブサイト、PDFファイル、英語)
※国連人権委員会 差別防止・少数者保護小委員会で1998年に採択された、いわゆる「マクドゥーガル報告書」
"the McDougall Report" Commission on Human Rights, Sub-Commission on Prevention of Discrimination and Protection of Minorities

* * *

荻上チキ 今、冒頭のほうで南部さんのほうから、一般的な慰安婦問題の経緯の説明がありました。まず、これ自体についてもどうか、どう思っているのかと聞いてみたいと思うんですけども、秦さんは先ほどの解説、聞かれてどのように思われましたかねぇ?

秦郁彦 そうですね、細かいことを言いますとですね、多少違和感のある部分がないでもないんですけど、まぁだいたい要約の要約みたいなもんですから、大きな過ちはないと思います。

荻上 なるほど。吉見さん、いかがでしょうか?

吉見義明 経緯については特に異存はないですね。ただ、まぁ一点、歴史教科書ですけども、記述がなくなったのは中学校の歴史教科書で、それは全くなくなっているということですね。

荻上 なるほど。

つづく

※当ブログ内の関連リンク

「風俗業の活用」について

「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

翻訳:英『エコノミスト』誌による安倍政権評:"Abe’s master plan", The Economist, May 18th-24th 2013, p.11

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「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

○「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」秦郁彦 vs 吉見義明:「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)

 

「荻上チキ・Session-22」歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』(TBSラジオ、2013年6月13日(木)22:00-23:55)が面白かった。

歴史学者の秦郁彦吉見義明がゲスト。

「従軍慰安婦」問題をめぐる論陣をそれぞれ代表する論者の対決を通じて、何が争点になっているのかを一気にさらうことができた。

個人的には、昨今のご時世ウケがよさそうなのは秦だが、歴史学者としては吉見のほうがはるかに洗練されている印象を受けた。

ポッドキャストで聴くことができる:

2013年06月13日(木)「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」(対局モード) - 荻上チキ・Session-22
※原則1週間で配信終了。

私は、ものを考える前提は可能な限りシンプルなほうがよいと思っている。

例えば、私にとっては右か左かなどということはどうでもよい。どちらかの陣営に属した途端、常に他人の顔色をうかがう奴隷の生活が始まる。その代り、奴隷身分と引き換えに、ある程度の答えが用意される。

シンプルな前提でものを考えるということは、シンプルな考えに甘んじることとは本質的に異なる。前提がシンプルなぶん、思考そのものは自身の理性と倫理に委ねられる。自分で考える自由を得ると同時に、自分で考えなければならなくなる。

私は常に、権力から最も遠い場所で生きている人の立場で考える。人の話を聞くときは、その人が誰の利益を代弁しているのかに注意している。前提はこのくらいのシンプルさでいいのではないかと思っている。

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ケン・ローチ[監督]『天使の分け前』The Angel's Share(2012年)を観た。

○ケン・ローチ[監督]『天使の分け前』The Angel's Share(2012年)を観た。

 

だいぶ前のことだけれど、ケン・ローチ[監督]『天使の分け前』The Angel's Share(2012年)を観た。

スコッチ・ウィスキーを題材にした社会派の青春映画。

映画『天使の分け前』公式サイト


ケン・ローチ[監督]『天使の分け前』
The Angel's Share
(2012年)
予告編

町山智浩がラジオで紹介していた。


町山智浩「たいしたたま」「赤江珠緒 たまむすび」(TBSラジオ、2013年3月26日(火)13:00-15:30)
 

銀座テアトルシネマで観賞。この作品が、5月いっぱいで閉館した同館のクロージング作品だった。先日の銀座・三原橋のシネパトスといい、単館系の劇場がどんどん閉館してゆく……。


銀座テアトルビル
 

銀座テアトルシネマ
 

最終上映作品
 

この映画について、ピーター・カッタネオ[監督]『フル・モンティ』The Full Monty(1997年)に準える宣伝文句が目立つが、私はどちらかというとダニー・ボイル[監督]『トレインスポッティング』Trainspotting(1996年)を連想した。ただ、『トレインスポッティング』ではユース・カルチャーが大きくフィーチャーされたのに対して、『天使の分け前』ではスコットランドの伝統文化がモチーフになる点が異なるけれど。

一番の見どころは醸造所の美人ツアー・ガイドだったりして……。

商業的には、本作が今年76歳の名匠の最大の成功となったとのこと。

あらすじ

主人公のロビーは、身重の恋人がいるにもかかわらず、悪い仲間との付き合いがやめられず悪事ばかり働いている。昔ながらのクラン同士の対立に縛られて、危険も多い。逮捕され、裁判で社会奉仕を言い渡された直後、恋人が出産するが、ロビーは恋人の父の妨害で出産に立ち会えなかった。後日赤ん坊と対面し、恋人に立ち直りを誓うロビーは、ウィスキー好きの保護司との出会いで、自分にテイスティングの才能があることに気づく。保護司の誘いで、エディンバラで開かれたウィスキーの勉強会に参加したロビーは、オークションにコレクター垂涎の超高級ウイスキーが樽で出品されることを知る。ロビーとその仲間たちは、ある奇策に打って出るのだが……。

感想など

ロビーが恋人の出産への立会を阻まれるシーンや、かつて犯した罪に向き合うシーンなどにおける、心の痛みを肉体的な痛みとして可視化する演出は、観る者に生々しい共感を醸成する。上手いなぁ。

結末については、町山が「これでいいのか?」と言っていたれど、確かにそういう意見もあるかもしれない。

ただ、札付きのワルのロビーが、今いる環境から抜け出し、ひとかどの人間として家族を養うことのできるまっとうな生活を手に入れる方法が他にあり得るだろうか?

エンディングを観ながら想い出したことがある。以前、夜遅くスーパーのレジに並んでいた時に、前のふたりがこんな話をしていた:

知り合いにデリヘルやってる人がいるんスよ。オレも金貯めたら、その人に教えてもらって、デリヘル始めようと思うんス。

どう考えてもやめたほうがいい。そんな突飛でハイリスクなことをするよりも、普通にカタギの職に就いた方がいいに決まっている。

しかし、人生における成功のイメージ、および、それを手に入れるための具体的な方法のイメージは、その人の育った環境や受けた教育の影響を受け、現在置かれている状況によって決まる。

また、レイモンド・ウィリアムズの『長い革命』The Long Revolution(1961年)か何かで(違ってたらすみません)、こんな趣旨のことを読んだ記憶がある——チャールズ・ディケンズ の『大いなる遺産』の主人公である浮浪児ピップは、遺産を得たことで紳士になることができた。裏を返せば、遺産を得るというような奇跡でも起きない限り、彼は浮浪児のままだった。みにくいアヒルの子は白鳥だったから最後に逆転できたのであり、シンデレラも魔法の力がなければ下女のままだった。

映画の中で、ロビーがあの方法で逆転しようとしたことは、裏を返せば、あれぐらいしか逆転する道がないという厳しい現実を示唆している。

あるいは、ポジティヴな見方をすれば、ロビーのあの奇策は、広い意味では、ブルジョワを出し抜く一種の革命なのかもしれない。

『大いなる遺産』のピップも、『トレインスポッティング』のトレントも、金を得てロンドンに出る。ロビーも恋人の父から、金をやるから娘と別れてロンドンに行けと迫られた。しかし、ロビーはスコットランドでの再起を目指す。

ロビーにはウィスキーの味を利き分ける天賦の才能があるぶん、他の仲間3人よりは良いスタートが切れるかもしれない。他方、映画の中で「分け前」を得て、ロビーとその家族を見送る仲間達は、「飲んでしまおう」と無邪気に語る。

しかし何よりも、ロビーは、理解ある大人との出会いによって、地元に活路があることとや、自分の天賦の才能に初めて気づくことが出来た。これこそが、ロビーが地元コミュニティーから得た「天使の分け前」と言えるだろう。


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「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(77)

○「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(77)

 

2013年4月のつづき:

『ラジオ番組表 2013年春号』(三才ブックス、2013年)

翻 訳:オリンピック招致で猪瀬直樹都知事がイスタンブールを中傷。:"In Promoting His City for 2020 Games, Tokyo’s Bid Chairman Tweaks Others", New York Times, April 26, 2013

2013年5月:

安倍晋三自民党政権による憲法96条先行改正案について

川口ライブラリーラジオをまた聴いて来た。(川口市立中央図書館&川口市メディアセブン、2013年4月30日(月・祝))

東京のミニFM局リスト(暫定版)2013年5月6日改訂

「あなたのスクウェア·エニックスアカウントの異常」というフィッシング・メールが来た!

おおつちさいがいエフエム・清水章代氏の話:「ぬくだまりの宿みちのく亭」(NHKラジオ第1、2013年5月8日(水)21:30-21:55)

ナイター・シーズンのラジオについて。

ノーラ・エフロン[監督]『めぐり逢えたら』Sleepless in Seattle(1993年)

備忘録:平成24年度 第67回 文化庁芸術祭賞(ラジオ関連のみ抜粋)

備忘録:2012年(平成24年)日本民間放送連盟賞(ラジオ関連のみ抜粋)

素人の乱・松本哉氏の3人デモ:「荻上チキ Session-22」(TBSラジオ、2013年5月13日(月)22:00-24:55)

ラジオ・ドラマのシナリオ公募リスト(改訂版)

ラジオで好きな曲がかかるとうれしい理由

J-WAVEのスタジオ機材:J-Wave 六本木ヒルズ 森タワー33階((株)スタジオイクイプメント ウェブサイト)

世界卓球と南北統一の青春スポ根映画:ムン・ヒョンソン[監督]『ハナ〜奇跡の46日間〜』코리아(2012年)を観た。

音で聞く太陽フレア:無線通信を妨害(WIRED.jp、2013年2月6日)

ドラマ「ラジオ警察」(妄想)

創価学会のCMと池田大作『人間革命』第二巻について

川田亜子アナウンサーが亡くなって5年になります。 

過去の総目次:

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(1)

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FMの日(6月13日)

○FMの日(6月13日)

 

6月13日は「FMの日」なのだとか。FMの「F」がアルファベットの6番目、「M」が13番目というのが由来とのこと。

FM(frequency modulation:周波数変調)の発明者はエドウィン・ハワード・アームストロング(Edwin Howard Armstrong, 1890-1954)。彼は、超再生方式、スーパーヘテロダイン方式の発明者でもあり、20世紀で最も偉大なラジオ技術者のひとり。

ちなみに、FMラジオの特許成立は1933年12月26日(アメリカ合衆国特許第1,941,066号)。

RADIO SIGNALING SYSTEM - Google Patent Search

以前、ローレンス・レッシグ『FREE CULTURE』(翔泳社、2004年)で、FMラジオについて、次のような印象深いエピソードを読んだことがある——

アームストロングは、1935年11月5日、エンパイア・ステイト・ビルディング(Empire State Building)で行われていた無線技術者協会の会合でFM放送の実証実験を行い、これまで聴いたこともないクリアーな音声で人びとを驚かせた。

アームストロングはRCA(Radio Corporation of America、AV機器用ケーブルのRCA端子でおなじみですね)からの依頼をきっかけに、このFM技術を発明した。

ただ、RCA社長のデイヴィッド・サーノフ(David Sarnoff, 1891-1971)は、アームストロングがAM放送のノイズ除去フィルターを開発するものと期待していた。意に反して、アームストロングはAM放送に対抗しうる全く新しい放送技術を発明してしまったのだ。即ち、アームストロングは、RCAのライヴァルになってしまった。

RCAは当時のアメリカ合衆国のラジオ業界を牛耳る存在。サーノフ社長は、FM技術を社内に封じ込めた。そして、連邦通信委員会(FCC)長官・AT&Tなども巻き込み、テレビ用の周波数調整の名目でFMラジオの割当周波数帯を変更し、出力も制限した。結果として、FMラジオの普及は遅れた。

テレビにもFM技術が使われているが、RCAはアームストロングにFM技術の特許無効を宣告、特許使用料支払いを拒否。

アームストロングはRCAとの訴訟のあと破産し、1954年1月31日、妻へ宛てた遺書を残して13階の窓から投身自殺した。

以上がローレンス・レッシグ『FREE CULTURE』で紹介されていたFM技術開発の裏話。

サーノフ社長は、アームストロングの訃報にふれて「私がアームストロングを殺したわけではない」(I did not kill Armstrong.)とコメントしたと言われている。

皆さんが日頃聴いているFMラジオの背景にはこのような話があることをぜひご記憶ください。

Edwin Howard Armstrong (1890 - 1954) - Find A Grave Memorial(英語)
※お墓検索サイトのアームストロングのページ。サイバーお墓参りをどうぞ。ヴァーチャル献花もできるようです。


Edwin Howard Armstrong, 1890-1954
 

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タクシー運転手に聞いた 本当に面白いAMラジオ 午前帯午後帯ベスト5『東京スポーツ』2013年6月11日(火)16面

○「タクシー運転手に聞いた 本当に面白いAMラジオ 午前帯午後帯ベスト5」『東京スポーツ』2013年6月11日(火)16面

 

家に帰って、ラジオを聴きつつ一息ついていると、その日売り(2013年6月11日(火)付)の『東京スポーツ』(『東スポ』)に「タクシー運転手に聞いた 本当に面白いAMラジオ 午前帯午後帯ベスト5」という記事が出ているという話。

慌てて近所のコンビニで購入。

記事は1/3面ぐらいの大きさ。


「タクシー運転手に聞いた 本当に面白いAMラジオ
午前帯午後帯ベスト5」
『東京スポーツ』2013年6月11日(火)
 

もう店頭には出ていないと思うので書いてしまうけれど、上位陣はこんな感じ:

午前帯

  1. 大沢悠里のゆうゆうワイド(TBSラジオ、8:30−13:00)
  2. 森本毅郎・スタンバイ!(TBSラジオ、6:30−8:30)
  3. 高嶋ひでたけのあさラジ!(ニッポン放送、5:00−8:00)
  4. 生島ヒロシのおはよう一直線(TBSラジオ、5:30−6:30)
  5. くにまるジャパン(文化放送、9:00−13:00)

午後帯

  1. 大竹まこと ゴールデンラジオ(文化放送、13:00−15:30)
  2. 私も一言!夕方ニュース(NHKラジオ第1、17:00−18:50)
  3. 荒川強啓 デイ・キャッチ!(TBSラジオ、15:30−17:46)
  4. 吉田照美 飛べ!サルバドール(文化放送、15:30−17:50)
  5. 高田文夫のラジオビバリー昼ズ(ニッポン放送、11:30−13:00)

午前はTBSが強いけれど、午後はけっこうバラけていて、文化放送がやや強い感じ。ニッポン放送が案外弱い。

各時間帯1位の大沢悠里と大竹まことのコメントが出ていて、肩の力が抜けた感じと、ぶっきらぼうだけれどサーヴィス精神がある感じで、それぞれのキャラクターをよく表していると思う。大竹まことは、

俺の番組だけ聞いてちゃダメだ(笑い)。俺は「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ)を聴いてるよ。

とのこと。

ちなみに、順位表は出ていないけれど、深夜帯は、

「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)との一騎打ちを制した「ラジオ深夜便」(NHK第1)が人気ナンバーワン。

聴取率的には「JUNK」(TBSラジオ)が1位のはずだけれど、ここでは蚊帳の外。おっちゃんには「JUNK」は人気ないのかなぁ? 「ラジオ深夜便」は解るとして、「オールナイトニッポン」はやや意外。


なぎら健壱「ラブユー東京スポーツ」(1985年)
  
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東京のミニFM局リスト(暫定版)2013年6月9日改訂

○東京のミニFM局リスト(暫定版)2013年6月9日改訂

 

※最新版はコチラから。

※自由が丘FMを追加。

先日公開した「東京のミニFM局のリスト」を更新してみました。

ミニFM局って何?
ミニFM局とは、免許を必要としない微弱電波による放送を行っているFM局です。コミュニティーFMとは異なります。


総務省ウェブサイトより引用
 

微弱な電波を利用した無線設備(総務省北海道総合通信局)

ミニFM局以外に、前身がミニFM、あるいは私が勝手に「ミニFM的」だと判断したネットラジオなども含まれています。

情報が少なく、たいして網羅できていません。「他にもこんな局がある」「情報が間違っている」「私がやっています」「ミニFM始めました」などの情報をお待ちしています。頂いた情報に基づき加筆・修正してゆきたいと思います。

* * *

掲載順は放送拠点所在地の全国地方公共団体コードに拠る。同一市区町村内では局名五十音順。

あわたまFM(東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル、88.8MHz
株式会社コスモス食品東京事務所が運営するミニFM。USTREAM配信も行っている。2011年以降の活動については不詳。

おちあいFM(東京都新宿区西落合1-31-24 西落合児童館2階 落合三世代交流サロン、86.9MHz)
目白大学放送研究会による番組などを放送中。その他の番組やタイムテーブルは不詳。

あさくさFM(浅草花やしき内:東京都台東区浅草2-28-1、83.7MHz)
浅草の遊園地花やしきから放送しているミニFM局。生放送番組「Asakusa Catch UP」(月〜土は1日1回、日曜は1日2回)と、多数の録音番組を放送。生放送パートはUSTREAMでも放送していて、放送ブース内の映像を見ることができる。

コジマラジオ(東京藝術大学アトリエ:東京都台東区上野公園12-8)
局名は、かつて小島アートプラザ(旧台東区立小島小学校内)で活動していたことに由来する。
現在は、東京藝術大学のアトリエに拠点を置いている。毛原大樹を中心とするインカレ・ラジオ制作サークル。定期的に放送を行っているかどうかは不明だが、88.0MHzで放送している模様。

どすこいFM(両国国技館:東京都墨田区横網1-3-28、83.4MHz、初日〜千秋楽15:00-)
両国国技館内で場所中に聴取可能なオリジナル館内放送。ラジオの貸し出しも行っている。
この他に、下記番組音声の再送信も行っている:

  • 「NHK BS 大相撲中継・日本語放送」(76.6MHz、初日〜千秋楽13:00-)
  • 「NHK BS 大相撲中継・英語放送」(78.3MHz、初日〜千秋楽16:00-)

学大FM(東京都目黒区五本木2-15-12 五本木プロジェクトビル 五本木カフェ HANADA ROSSO、87.0MHz、火16:00-17:30)
伊藤清光氏の屋上パフォーマンスの一環として始められたミニFM局。番組のネット配信も行っている。

K-MEG4(東京都目黒区上目黒4-28-3、88.0MHz)
プレス・リリース配信サイト ValuePress! が運営する非営利のミニFM局。ポドキャスティングも行っている。
サイトによると、「ValuePlease!(バリュープリーズ)」(水18:00-)と、「The Day Of The Best」(月18:00-)の2番組を制作・放送している模様。いずれもネット配信が更新されていないので、もう放送されていないのかもしれない。

目黒FM(東京都目黒区、88.0MHZ、月〜土10:30-22:30)
コンテンツ制作などを手がける株式会社クロアが運営するミニFM局。
目黒区内でのミニFMによる放送とUSTREAM配信を行っているとのことだが、ミニFMの放送エリアについては不詳。福井仁美・エハラマサヒロ・大西ライオン・安田大サーカス クロちゃんなど、タレントの出演多数。


自由が丘FM(東京都世田谷区奥沢6-33-7、ネット・テレビ)
自由が丘を拠点にUSTREAMでネット・テレビを放送中。
局のメールアドレスから、88.0MHzでミニFMの放送を行っていることも推測されるが、未確認。

SORAxNIWA HARAJUKU ソラトニワ原宿(東京都渋谷区神宮前 3-25-18 THE SHARE 1F、88.8MHz、毎日10:00-24:00)
開局当初はミニFMと謳うネット・ラジオと紹介されていたが、原宿ではミニFMの放送も行っている。
原宿の他に、SORA×NIWA GINZA(松屋銀座屋上)と SORA×NIWA UMEDA(大阪・阪急うめだ本店9F)でもそれぞれ公開放送を行っているが、銀座ではミニFMの電波は出していない模様。梅田については不詳。

さん茶FM(東京都世田谷区太子堂2-34-5、77.0MHz、第2・第4日曜日)
居酒屋「かめや」を拠点として活動するミニFM局。毎月第2または第4日曜日に生放送を行っているとのこと。放送時間は不明。かつては「しゃれなあど ふれあいひろば」で定期的にイヴェントも行っていた。

○下北FM(SFMホール:東京都世田谷区代沢5-8-14 岩城ビルB1F スタジオベイド 下北沢店、ネットラジオ)
大蔵ともあきが代表・プロデューサー・DJを務める「ストリートラジオ局」。週1回のペースで木曜夜に公開生放送を行っている。会場での番組観覧は有料。女性アイドルのゲスト出演が多い。
元もとは88.8MHzのミニFM局としてスタートした模様。ウェブサイトには「是非FMラジオをご持参でのお越しをお待ちしております!」とあるが、現在もミニFMの放送を行っているかは不明。
USTREAMおよびニコニコ動画でのライブ配信も行っている。

ラジオぱお(駒沢大学:東京都世田谷区駒沢1-23-1、88.0MHz、毎月「8」「0」のつく日の12:10-12:50)
駒沢大学グローバル・メディア・スタディーズ学部 金山智子ゼミが運営するミニFM局。駒沢大学内売店・食堂パオわきのテントから放送。

○素人の乱FM(杉並区高円寺北3-9-11 素人の乱五号店周辺、88.0MHz、毎週火曜22:00時ごろ-)
東京都高円寺・北中通商店街でリサイクルショップ・古着屋・飲食店・雑貨店を営んだり、脱原発デモをおこなったりしている素人の乱によるミニFM。アーカイヴをポッドキャストでも配信中。「FM放送をカセットで記録してそれをインターネットに上げている」とのこと。

ラジオぱちぱち(東京都杉並区善福寺3-13-10 善福寺北児童館周辺、88.0MHz、毎月第2土曜日10:00-公開生放送・同日夜再放送、ほか)
杉並区立桃井第四小学校および善福寺北児童館エリアのこどもたちが運営しているミニFM局。複数のレギュラー番組がある。USTREAMでも生放送。

Amlux Campus Channel(東京都豊島区東池袋3-3-5 トヨタオートサロン アムラックス東京 B1サテライトブース、火〜金17:30-18:30)
毎週火曜日から金曜日まで、首都圏17大学の放送関係サークルが日替わりで行っている公開放送。電波は送信していない模様。

○FM千早88(東京都豊島区千早、88.0MHz、土15:00-)
現在放送中かどうかは不明。
日野エフエムが技術的なノウハウを提供して開局したとのこと。

○参考:小学生“女子アナ”活躍 豊島にミニ放送局 『FM千早88』 (東京新聞、2007年2月12日(月))


豊島区千早のミニFM「女子アナ」は小学生「TOKYO MX NEWS」
(TOKYO MXTV、2007年10月15日)

コミュニティラジオ きたくなるまち(東京都北区王子、ネットラジオ、毎月10日・20日・30日配信)
PAL-FM。現在はネットラジオのみの放送。

大東ラジオ・Click Fine T(東京都板橋区高島平2-26-3 高島平団地内さくら通り商店街「コミュニティ・カフェ サンク」)
大東文化大学の「らみらいネット高島平」の一環。学生と地域の住民でラジオ番組を作成。
FMおだわら(神奈川県小田原市、78.7MHz)での「Many Thanks 高島平」(日15:00-15:30;月23:00-24:00(再))の放送が2010年3月で終了し、ネットラジオに移行。

練馬放送(東京都練馬区、ネットラジオ)
生放送番組「ねりなま!」、他録音番組をネット配信。
ラジオネリマ・旧FMえすかれぇしょん(千葉県市川市大洲、埼玉県川口市芝富士、東京都練馬区南田中、東京都上落合などから放送していた)。

WERE-FM(東京都練馬区富士見台周辺、87.5MHz、放送スケジュール不詳)
2001年開局。土日祝日11:00-25:00、音楽中心の放送を行っていたようだが、ミニFMからUSTRAMに移行。おちあいFMでも放送を行っていたが、現在の活動については不詳。
2010年8月1日には、埼玉県川越市の川越百万灯夏まつりにあわせて、ミニFMのイヴェント放送を主催し、連続テレビ小説「つばさ」(NHK総合テレビほか、2009年3月30日~9月26日)の「ラジオぽてと」「甘玉堂」が1日限りの復活を果たしたとのこと。

足立区民放送(東京都足立区、ネットラジオ、土23:00-24:55
足立FM開局準備会による放送。毎週土曜日「アダチ区民放送局」を公式サイトUSTREAMねとらじなどで生放送。現在ミニFMは放送休止中。

FM LoveWAVE(東京都葛飾区柴又1丁目、88.2MHz)

柴又駅前からの不定期放送。
放送環境上の理由から、ネットでのストリーミング生放送に移行の予定。
現在の活動については不詳。

○東京競馬場場内ミニFM(東京都府中市日吉町1-1、東京競馬場
場内で下記番組を放送・再送信中。

  • グリーンチャンネルEAST:87.0MHz
  • ラジオNIKKEI第1放送:87.5MHz
  • ニッポン放送:88.0MHz
  • ラジオ日本:88.5MHz
  • 場内実況:89.5MHz

2000年10月まで「TSS(Turf Sounds Station)」(87.0MHz)、2001年1月から2001年12月まで「Green WAVE」(87.0MHz)で場内限定オリジナル番組の放送を行っていた。

※参考:
東京競馬場の鉄人 [ TOKYO RACE COURSE ] :Anaba
※Green WAVE のスタジオ・ブースの写真あり。

TSS SUPPORT HOME PAGE
グリーンウェーブ(「篠崎菜穂子 応援サイト しのなお.com」内)
場内FMメモリアル(「篠崎菜穂子 応援サイト しのなお.com」内)

FM小金井(東京都小金井市本町6丁目周辺、88.8MHz)
2010年7月20日開局。大光寺邦彦氏が運営し、JR中央線・武蔵小金井駅南口シャトー小金井から放送。USTREAMでも配信中
レコーディングにも対応できるDJブースをもち、ミニFMとしてはかなり本格的。

※参考:
FM小金井(東京都小金井市本町6丁目 シャトー小金井周辺:88.8MHz)(当ブログ内)

さくらじょうすいマイクロFM(東京都小平市上水南町、76.8MHz)
各種災害時における地域密着型の防災支援放送を目的とする放送。平時は、木21:00-24:55および金21:00-23:55に、海外のネット・ラジオを再送信している模様。

局名は「さくらじょうすいマイクロFM」だが、最寄り駅は京王線・桜上水ではなく、JR国分寺駅か武蔵小金井駅。小金井市テニスコート、サレジオ小学校・中学校の付近で聴取可能のようだ。サレジオ学院(横浜市都筑区)・サレジオ高専(東京都町田市)ではない。

日野エフエム放送(東京都日野市新井、76.8MHz)
京王電鉄高幡不動駅周辺で原則毎週土曜日に放送していたが、現在の放送日は不明。詳細はメーリングリストで告知されるとのこと。ミニFM局では珍しい緊急地震速報を導入、 日野市内で震度4以上が観測されると自動放送される。

※参考:
夜のロフトスタジオ(日野エフエム放送:東京都日野市 京王電鉄高幡不動駅周辺 76.8MHz、2009年8月13日(木)21:00-23:00)(当ブログ内)

○JOUT-FM(FM百草)(送信所不詳、86.9MHz)
2011年7月17日に電波法違反で逮捕(同19日の警視庁発表による)。
詳細不明。休日祝祭日に音楽のみを放送しているとのこと。
livedoor のねとらじでの放送も行っていることがあるようだ。ねとらじの番組内容説明によると「UTさん」により「週末 FM  86.9MHz  高幡 百草周辺でオンエア中」とのこと。

※参考:
タレント鈴木蘭々さん兄を逮捕 無許可でFM局開設 蘭々さん、ゲストとして登場も(MSN産経ニュース、2011年7月19日)(当ブログ内)
今日もギンギン謎のFM(電波堂本舗)
JOUT-FM(86.9MHz)(パラかめタクシー、○○中!)
○2009年10月12日(月)に立川駅下りホーム上で放送を確認。
 ・ダウンロード 200910121718joutfm.mp3 (20.5K)
  (17:18ごろの10秒間)

AZYLE-FM(東京都福生市、88.0MHz)
福生市を中心とする西東京地区で活動する AZYLE Entertaiment によるミニFM。
ミニFMおよびUSTREAM配信を行っているようだが、ミニFMの放送エリアは不詳。

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少し前に話題になった、ラジオ放送用MOの話。

○少し前に話題になった、ラジオ放送用MOの話。

 

少し前に、『ラジオ深夜便』2013年1月号の「編集室だより」に載った文章がネット上で話題になっていた。

<深夜便>を含むラジオの制作現場に、今、変化が起きています。インタビューなどの音声を録音・再生する記録媒体として、以前は六ミリテープやDATを使用していましたが、現在はMOディスクが主流です。しかし近々、 さらにコンパクトフラッシュというカードに変更されます。スタッフからは「ようやくMOの編集を覚えたのに」というボヤキも聞かれます。デジタル化の波、新しい機器の導入……。社会の変化とともに、仕事でも乗り越えねばならないことが多々あるようです。スタッフ一同、頑張ります!

「MOかよ !?」と、ラジオ制作現場の時代錯誤ぶりへの驚嘆と揶揄が多く見られた。

私は別のところに違和感があった。

「MOだろうと、コンパクトフラッシュだろうと、どっちもノンリニア編集で基本的に同じじゃない?」

放送現場の機材を使ったことがないので正確には判らないけれど、6ミリテープやDATからMOへの移行に比べれば、MOからコンパクトフラッシュへの移行は大したことなさそうだけれど。どうなんスかねぇ?

メディアが変るだけで、機材が変ってもインターフェイスが激変するとは思えないし、ファイルのフォーマットもBWF-J(WAVの放送用拡張フォーマットの日本版)のままだろうし。

それにそもそも、DATの時点でデジタルだし。

前掲の文章では、アナログからデジタルへの移行と、リニアからノンリニアへの移行と、MOからコンパクトフラッシュへの移行——つまり、「デジタル化の波」と、「新しい機器の導入」と、「記録媒体」の変更が、混同されている。

推測するに、6ミリテープやDATからMOへの移行がよっぽどトラウマで、その記憶が残っているのかなぁ。

単に「深夜便」リスナーの共感を醸成するための大人のレトリックだと言われれば、それまでのこと。まぁ、たぶんこれが正解だと思うけれど、それだと話がすぐに終ってしまってつまらないので……。

そんなことより、コンパクトフラッシュってところに、同じ轍のにおいがする。

※関連リンク

Pro MO - ソニー製品情報
ProMO ユーザーインタビュー - ソニー製品情報

スタジオ機材「MO」(TBS RADIO 954kHz | 〜TBSラジオプレスメール〜 954写真缶)

FMラジオ局の設備:「FM OSAKA 施設案内」(FM OSAKA ウェブサイト内)(当ブログ内)

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AKB48「radiko.jp」で総選挙上位5名の決意表明配信(ナタリー、2013年6月6日)

○「AKB48「radiko.jp」で総選挙上位5名の決意表明配信」(ナタリー、2013年6月6日)

 

AKB48の総選挙を受けて、radiko.jpに、エリア制限なしの臨時特設チャンネルが開設されるとのこと。期間は2013年6月8日(土)25:00~9日(日)25:00のあいだ。

radiko.jp

「なんか違う」という感じもしなくはないけれど、radiko.jp にはそういうビジネス展開もあるのかと感心。

「AKB48「radiko.jp」で総選挙上位5名の決意表明配信」(ナタリー、2013年6月6日)

PC・スマートフォン対応のラジオ配信サービス「radiko.jp」は、6月8日に神奈川・日産スタジアムで開催される「AKB48 32ndシングル 選抜総選挙 ~夢は一人じゃ見られない~」の開票後、上位5名のインタビュー音声を配信する。

「radiko.jp」では今回特設チャンネルをオープンし、上位5名の決意表明を配信。通常は地域別のサービスとなる「radiko.jp」だが、この 番組は全国どこでも聴くことができる。インタビューは1人20分程度の内容で、6月8日(土)の深夜25:00頃から翌9日(日)の深夜25:00頃まで 繰り返し配信される。

radiko.jp「AKB48 32ndシングル 選抜総選挙 ~夢は一人じゃ見られない~ 上位5名決意表明ラジオ」

2013年6月8日(土)25:00~9日(日)25:00

※当ブログ内の関連エントリー

無料の録音・編集ソフト Audacity で radiko をタイマー録音しよう。

Macに初めから入っている音楽制作ソフト GarageBand で radiko を録音しよう。

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CSほっとステーション(ローソン店内放送)

○CSほっとステーション(ローソン店内放送)

 

ローソンでラジオっぽい店内放送を流しているのは、前から知っていた。

しかし、その店内放送のウェブサイトがあると知ったのは最近だ。

タイムテーブルもあり、オンエアー楽曲の検索もでき、リクエストまで受け付けている。知らなかった。

CSほっとステーション|ローソン

でも、生活の動線上にローソンがあまりないし、行った時もさっさと買い物を済ませて帰ってしまうので、ちゃんと聴いたことはない。

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第39回(平成25年) 放送文化基金賞(ラジオ関連のみ抜粋)

○第39回(平成25年) 放送文化基金賞(ラジオ関連のみ抜粋)

 

放送文化基金賞(財団法人 放送文化基金|表 彰|)

放送文化基金賞

◆目 的◆

放送文化基金賞は、4月1日から翌年の3月31日までに放送された
①「視聴者に感銘を与えた優れた番組」
②「放送文化、放送技術の分野で成果をあげた個人・グループ」を表彰します。

※メモ:財団法人放送文化基金が授与。

ラジオ関連部分のみ抜粋&関連リンク貼付

【番組部門】ラジオ番組

【本賞】
「よみがえる話芸 節談説教」(東海ラジオ、2012年5月27(日)14:00-14:45)

<概要>
 落語や講談など日本の話芸の源流といわれる「節談(ふしだん)説教」。僧侶が仏教の教えをわかりやすく説くために言葉に節(抑揚)をつけ、「節が話になり話が節になる」語りで聴衆をひきつけた。江戸時代から昭和初期まで盛んで、1970 年代には小沢昭一氏や永六輔氏らが名古屋の浄土真宗の僧侶・祖父江省念氏の節談説教に注目して一時的に静かなブームを呼ぶ。しかし徐々に衰退し、現在、説教師の数は10 名ほどに。
 番組は講談師の神田京子さんが進行役をつとめる。昭和の名人と謳われた祖父江氏の高座を存分に聞かせつつ、話芸研究家・関山和夫さんへのインタビューや、近年、節談説教の後継者として活動を始めた祖父江氏の孫・佳乃さんに、祖父の逸話や自身の節談説教への取り組みを聞くことで、節談説教の歴史と実像、魅力に迫る。

<選考理由>
 講談師が伝統芸能を語ることで説得力があり、アーカイブスの音源を利用した点も、ラジオ文化の継承や地域の芸能を生かしていくことにつながる。ラジオの良さを生かした、上質な教養、娯楽番組になっている。

 

【優秀賞】
日曜スペシャル「調律師という芸術家 最高の音楽を作る究極のピアノ調律」(ABCラジオ、2012年12月9日(日)20:00-21:00)

<概要>
 ピアノなどの鍵盤楽器に必要不可欠な調律の仕事。世界的なピアニスト達が信頼する調律師・菊池和明氏に密着。調律の基本から、今のピアノより鍵盤が少ない200 年前のピアノの調律、さらにプロのピアニスト・岡原慎也氏が目指す音楽に応えるための“究極の調律”までを、音の変化で伝える。
 特に室内楽ホールでの“究極の調律”の場面では、調律師とピアニストがピアノの音だけでなく、ホール全体に響く音もコントロールしていることがわかる、高音質の録音に成功した。

<選考理由>
 インターネットサイマルラジオ“radiko”が導入された今、AM局が高音質を追求して制作した番組。
 目に見えない調律という音の世界をスタジオで解説するなど、わかりやすく伝えようとする工夫がある。
 ラジオならではの教養番組の新たな可能性を示した。

 

【ラジオ番組賞】
「凍えた部屋~姉妹の“孤立死”が問うもの~」(HBCラジオ、2012年5月26日(土)20:00-20:45)

<概要>
 平成24 年1月中旬、札幌市白石区のマンションで姉妹の遺体が見つかった。姉の佐野湖末枝さん(当時42 歳)と妹の恵さん(当時40 歳)。姉は死後1か月、妹は1~2週間が経過していた。姉は病死、知的障害のある妹は凍死だった。
 幼くして両親を亡くした姉妹。姉は区役所に生活保護の相談を3回もしていたが受け入れられず、役所側はその対応に落ち度はなかったと主張する。相談記録や担当職員の証言、友人や親類のインタビューを通して、全国の一連の孤立死事件の発端となった姉妹の死が本当に「孤立」した死なのか、社会に問いかける。

<選考理由>
 事実、記録、証言をひとつひとつ積み上げて、現代の社会問題に正面から取り組んでいる。
 若い記者による取材からは、事件の背景を追い求めるひたむきさが感じられる。

* * *

【番組部門】個別分野

【制作賞】
「よみがえる話芸 節談説教」(東海ラジオ、2012年5月27(日)14:00-14:45)

 日本の話芸のルーツといわれる「節談説教」の魅力を、わかりやすくテンポよく聞かせ、ラジオの良さを生かし、言葉の力、話す力を充分に伝えている。放送局に残る番組アーカイブスもうまく利用している。

※当ブログ内の関連エントリー:

第50回ギャラクシー賞(ラジオ関連のみ抜粋)

2012年(平成24年)日本民間放送連盟賞(ラジオ関連のみ抜粋)

平成24年度 第67回 文化庁芸術祭賞(ラジオ関連のみ抜粋)

第8回日本放送文化大賞(ラジオ関連のみ抜粋)

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第50回ギャラクシー賞(ラジオ関連のみ抜粋)

○第50回ギャラクシー賞(ラジオ関連のみ抜粋)

 

第50回ギャラクシー賞が発表された。

ギャラクシー賞とは、放送批評懇談会が1963年に創設した賞で、日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰する。毎年4月1日から翌年3月31日を審査対象期間し、応募作品・委員会推薦作品の中から年間賞を選出。テレビ・ラジオ・CM・報道活動の四部門がある。

ラジオ界では最も権威ある賞とされている[要出典(笑)]

第50回ギャラクシー賞受賞作品(放送批評懇談会ウェブサイト)

放送批評懇談会50周年記念イベント「ギャラクシー賞が見つめたラジオ、テレビ、CM」(千代田放送会館、2013年6月22日(土)・23日(日)・29日(土)・30日(日))も開催予定:

放送批評懇談会50周年記念イベント「ギャラクシー賞が見つめたラジオ、テレビ、CM」

ラジオ部門のみを以下に抜粋。番組サイト等の関連リンクを貼付:

ラジオ部門

●大賞●

「日々感謝。ヒビカン」(RCCラジオ、月~金12:00-15:00)

●優秀賞●

RBCiラジオスペシャル 復帰40周年特別番組 ラジオドラマ「40才のタンカーユーエー」(RBCiラジオ、2012年5月28日(月)19:00-20:00)

特集オーディオドラマ「橋爪功ひとり芝居 おとこのはなし」(NHK-FM、2012年8月18日(土)22:00-23:00)

報道特別番組「原発作業員が語る2年」(MBSラジオ、2013年3月31日(日))

●選奨●

「凍えた部屋〜姉妹の“孤立死”が問うもの〜」(HBCラジオ、2012年5月26日(土)20:00-20:45)

「J-WAVE PLUS 地点 introducing “光のない。”」(J-WAVE、2012年11月25日(日)22:00-22:54)

「調律師という芸術家〜最高の音楽を作る究極のピアノ調律」(ABCラジオ、2012年12月9日(日)20:00-21:00)

「三宅裕司 サンデーヒットパラダイス」(ニッポン放送、日9:00-12:00)

●特別賞●

「小沢昭一さん追悼特別番組〜あしたのこころだ…小沢昭一について考える」(TBSラジオ、2012年12月29日(土)20:00-21:00)

●DJパーソナリティ賞●

ピーター・バラカン
「Barakan Morning」(Inter FM)「Tokyo Midtown presents The Lifestyle MUSEUM」(TOKYO FM)「ウィークエンドサンシャイン」(NHK)パーソナリティとして

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トミカのラジオカー第2弾&NHK受信サービスカーが発売予定

○トミカのラジオカー第2弾&NHK受信サービスカーが発売予定

 

先日このブログで、トミカから「昭和のラジオデイズ」としてラジオ・カーのミニ・カーが2013年3月下旬に発売されたことを話題にした。

トミカが70年代のラジオカーを商品化。2013年3月発売予定。 (当ブログ内)

さらに新ラインナップの発売が予定されているようだ。

8月25日にはNHK受信サービスカー、9月25日には「昭和のラジオデイズ」第2弾として、TBS・文化放送・ニッポン放送の新作に加え、ラジオ日本の車輛も登場。

トミカリミテッドヴィンテージ「日産スカイライン バン(NHK受信サービスカー)」(公式サイト)
■トミカリミテッドヴィンテージ「昭和のラジオデイズ 第2弾」製品化予告!!(公式サイト)

LV-50c 日産スカイライン バン(NHK受信サービスカー)

「NHK受信サービスカー」というのは、ラジオ・カーではないけれど、放送メディアの普及や受信状況の改善を図るべく、受信相談のために技術者を乗せて各家庭を廻る車輛のこと。

シブいとこ衝いてきたなぁ。

【商品名】LV-50c 日産スカイライン バン(NHK受信サービスカー)
【発売日】2013年8月予定
【価格】 1,995円(税込)

R型1600ccエンジンを搭載した、SP311型。水平なフロントグリルが外観上の特徴。定番の赤と、淡い水色メタリックの2色です。赤も2000と色合いを変えています。幌を閉じた状態/開けた状態の2つのパーツが付属します。

「昭和のラジオデイズ」第2弾

「昭和のラジオデイズ」第2弾については、昭和53年11月23日に放送周波数が9kHz刻みなってからのモデルで、車輛のボディーに記載されている周波数が現在のものと同じになっている。パッケージには。第1弾同様各社を代表するパーソナリティのインタビューが掲載される予定。個人的には、ラジオ日本のランド・クルーザーがカッコいいと思う。

LV-Ra04 いすゞジェミニ(TBS)

【商品名】LV-Ra04 いすゞジェミニ(TBS)
【発売日】2013年9月予定
【価格】1,995円(税込)

TBSラジオ仕様のジェミニ。グレードはLDと推定されます。白いホイールも当時のTBSカーに共通しています。

LV-Ra05 日産セドリック(文化放送)

【商品名】LV-Ra05 日産セドリック(文化放送)
【発売日】2013年9月予定
【価格】1,995円(税込)

文化放送はセドリック(230型)。周波数が切り替わる前から導入されており、途中で外観が更新されています。

LV-Ra06 日産ブルーバード(ニッポン放送)

【商品名】LV-Ra06 日産ブルーバード(ニッポン放送)
【発売日】2013年9月予定
【価格】1,995円(税込)

ニッポン放送では、87年にブルーバードSSSアテーサが導入されました。ポップな水色が当時の雰囲気です。

LV-Ra07 トヨタランドクルーザー(ラジオ日本)

【商品名】LV-Ra07 トヨタランドクルーザー(ラジオ日本)
【発売日】2013年9月予定
【価格】2,310円(税込)

今回から「ラジオ日本」様にもご協力いただきます。車種は特装車が似合うランドクルーザー(FJ55V型)です。

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「風俗業の活用」について

○「風俗業の活用」について

 

橋下 ソープを使え、ルーク。

ルーク とても嫌な予感がする。

Hashimoto: Use the Soap, Luke.

Luke: I have a very bad feeling about this.

例の、橋下徹大阪市長による「風俗業の活用」発言。

橋下徹大阪市長「米軍の風俗業活用を」はいかなる文脈で発言されたのか(2013年5月13日) | SYNODOS -シノドス

米軍に風俗業の活用を提案するのは大きなお世話だというのは既に多くの人が言っていることだけれど、風俗嬢にかかる負担の大きさについては案外スルーだったりする。

「自分の命を落とすかもわかんないような、そんな極限の状況まで追い込まれるような、仕事というか任務」に就いている「海兵隊のあんな猛者」が、天下御免で「性的なエネルギー」を「発散」しに来ると思ったら、怖くてやってられないだろうに。

また、いわゆる「従軍慰安婦」は性奴隷ではなく売春婦だったのだから問題ないと主張する人もいる。結局私には、一見知識人っぽいチンピラが歴史学のふりをして、「接客業だろ? 客に対してガタガタ言うな。こっちはカネ払ってんだぞ!」と言っているようにしか聞こえないのだけれど。

根底にある考え方は同じ。家父長制と拝金主義の混合物。下衆の極みではないか。

風俗を肯定するつもりはないけれど、産業として存在している以上は、労働者の権利や労働環境ってもんがあるだろうに、とも思う。「自らの意志でそういう職業に就いてる人」か「意に反して、そうせざるをえなかったという人」かは全く関係ない。

橋下市長は、「配慮」の必要性を後者に限定している。人権という発想がないのだろう。弁護士なのにね。風俗業が「法律の範囲内」であることを強調しつつ、風俗嬢を法律の外に放逐している。

彼だけでなく、「商売女は、何をされても自己責任」と内心思っている男は案外多そうだけどね。

日本は軍事的な負担を沖縄に押しつけているし、橋下はそこから派生する社会的負担を風俗嬢に押しつけようとした。

みなさん、弱い者いじめがよほどお好きなようで。

※関連リンク

国連委、慰安婦中傷の阻止勧告 日本政府に要求 - 47NEWS(よんななニュース)

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電波の日(6月1日)

○電波の日(6月1日)

 

6月1日は電波の日。

1950年6月1日の電波三法(電波法・放送法・電波監理委員会設置法)施行に由来し、電波の利用が日本国民一般に開放されたことを記念する日。

1951年に電波監理委員会が6月1日を「電波記念日」とし、同委員会廃止(1952年8月1日)を経て、1954年に郵政省が「電波の日」を制定。

総務省は、毎年この日に「電波の日・情報通信月間」記念中央式典において、情報通信の発展に貢献した個人及び団体を表彰している。

※関連リンク:

総務省|検索結果(総務省ウェブサイト内での「電波の日」検索結果)

○電波法

○放送法

○電波監理委員会設置法

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