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抄訳:ソープランドでは泡ノミクス——英『エコノミスト』誌によるアベノミクス評:"Once more with feeling", The Economist, May 18th-24th 2013, pp.21-23

○抄訳:ソープランドでは泡ノミクス——英『エコノミスト』誌によるアベノミクス評:"Once more with feeling", The Economist, May 18th-24th 2013, pp.21-23

※既出エントリーの一部を独立させました。

 

安倍晋三内閣総理大臣がイギリスの The Economist の表紙になったことで話題になっているようだ。


The Economist, May 18th-24th 2013, p.11
「鳥だ、飛行機だ、いや、ニッポンだ!」
で、なんでジャケット着てんの?
  

先日、同誌掲載の安倍政権に関する記事 "Abe's master plan" を訳した。

一部メディアでは、「アベノミクスが高く評価されている」と紹介しているようだけれど、要約すると「経済は自由化しろ、余計な野心は抱くな」と釘を刺す記事:

翻訳:英『エコノミスト』誌による安倍政権評:"Abe’s master plan", The Economist, May 18th-24th 2013, p.11(当ブログ内)

同じ号には、この記事の他に、長めの記事がもう1本ある(pp.21-23)。そのタイトルは "Once more with feeling"(ノリでアンコール)。『エコノミスト』誌はおそらく、アベノミクスの理論的整合性を全く信用しておらず、フィーリングでやってると思っているようだ。

この記事のイントロが良かったので、チョコっとご紹介:

ノリでアンコール

東京の売春地帯「ソープランド」で最近、「マッサージ」30分の基本料金が、1990年以来初めて値上がりしている。セックス産業を扱う雑誌『俺の旅』の編集長・生駒明によると、60,000円以上の最高級「ハイテク」マッサージの需要がうなぎ上りだ。彼によれば、全て株式市場の高騰のおかげだという。

ソープランドでは、この再活性化は、言いも言ったり、「泡ノミクス」と呼ばれている。日本の別の場所では、2012年12月に首相に就任した安倍晋三を讃えて「アベノミクス」と呼ばれている。[……]

バブルだってさ。

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