平成24年度 第67回 文化庁芸術祭賞(ラジオ関連のみ抜粋)
○平成24年度 第67回 文化庁芸術祭賞(ラジオ関連のみ抜粋)
○文化庁 | 芸術文化 | 優れた芸術活動への重点支援(文化庁芸術祭について)
文化庁芸術祭について
文化庁芸術祭は,広く一般に優れた芸術の鑑賞の機会を提供するとともに,芸術の創造とその発展を図り,もって我が国芸術文化の振興に資することを目的として昭和21年以来毎年秋に開催される芸術の祭典です。
文化庁芸術祭の形態は,執行委員会もしくは執行委員会が委嘱した芸術家等が企画して行う主催公演,芸術祭の期間中に開催される優れた活動実績を持つ芸術家等が行う公演等のうちから参加を希望する公演(演劇,音楽,舞踊,大衆芸能の4部門)や作品(テレビ・ドラマ,テレビ・ドキュメンタリー,ラジオ,レコードの4部門)のうちから執行委員会が芸術祭にふさわしいものとして参加を認めた参加公演および参加作品,このほか優れた実績をもつ芸術家又は団体が芸術祭の期間中に行う公演(作品)のうち,芸術祭の趣旨に協賛しており,文化庁がその公演の広報宣伝に努める協賛公演(作品)があります。
参加公演・参加作品については,それぞれの部門で公演・作品内容を競い合い,成果に応じて文部科学大臣賞(芸術祭大賞,芸術祭優秀賞,芸術祭新人賞)が贈られます。
※メモ:エントリー後、定められた期間に作品を放送する。ラジオ部門には、「ドラマの部」と「ドキュメンタリーの部」があるが、賞はラジオ部門をひと括りにして授与される。
ラジオ関連部分のみ抜粋&関連リンク貼付:
ラジオ部門
芸術祭大賞
東海ラジオ
「よみがえる話芸節談説教」(ドキュメンタリーの部)
受賞理由
落語、講談など話芸の源流といわれる「節談説教」。浄土真宗の僧侶たちが仏教をわかりやすく伝えるため「話が節になり、節が話になる」語りで魅了した。「節談説教」の魅力を名人と慕われた故・祖父江省念の録音や逸話などもまじえ、面白く構成して聴く人を魅きつけた。ラジオ=語りの原点を再考させる見事な番組である。
芸術祭優秀賞
NHK-FM
「FMシアター「ヘブンズコール」」(ドラマの部)
受賞理由
「天国からの電話」というタイトルが想像力を膨らませる。3.11以降、誰もが自分の問題として意識せざるをえない災害、事故、命、人の絆を静かに描いてゆく。主人公を演じる役者の淡々としたセリフが若者の虚無感や優しさを巧みに表現し、人の声や携帯電話を効果的に使いラジオの特性を生かしたドラマに仕上げた。
RABラジオ
「RABラジオスペシャルドキュメンタリー 金正美の青春 詩人桜井哲夫との17年」(ドキュメンタリーの部)
受賞理由
ハンセン病による70年の療養生活を送った桜井哲夫、その言葉のどれもが深いニュアンスを帯びて、リスナーの心に届いてくる。寄り添って生きてきた正美さんや神父の語りもよい。緻密で誠実な取材が紡ぎ出したものだろう。構成も巧みだ。正美さんの人物像をもっと描いてほしかったという意見もあったが、ラジオ作品として、力強い仕上がりになっている。
HBCラジオ
「凍えた部屋~姉妹の“孤立死”が問うもの~」(ドキュメンタリーの部)
受賞理由入社1年目の記者が、札幌市内で起きた姉妹2人の「孤立死」を丹念に追ったドキュメント。2人を、誰に看取られることなく、死後何日も経った状態で発見されてしまうという結末に追い込んだのは何なのか。生活保護の問題点を突くだけで終わらず、誰もが明日、同様の悲劇に陥ってしまう可能性があることを訴えた。
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