臨時災害FM、コミュニティーFM移行への動き始まる。
○臨時災害FM、コミュニティーFM移行への動き始まる。
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震と、およびそれに端を発する東日本大震災をきっかけに、被災地で相継いで臨時災害放送局が開局し、そのほとんどは現在も放送を続けている。
そうした災害FMのなかからコミュニティーFM局へと移行する動きが出始めている。
まずは、たかはぎ災害エフエム(茨城県高萩市 76.8MHz)がコミュニティーFM開局申請を行い、2013年3月15日に予備免許が交付された。
○たかはぎ災害エフエム 76.8MHz(茨城県高萩市)(公式サイト)
○総務省|茨城県高萩市のコミュニティ放送局に予備免許
続いて、みやこ災害エフエム(岩手県宮古市 77.4MHz)が、コミュニティーFMへの移行を視野に宮古エフエム放送株式会社を立ち上げた。
○みやこ災害エフエム(公式サイト)
○「宮古エフエム」立ち上げ 8月放送開始目指す
災害時の情報インフラとしての災害FMの果たしてきた役割は衆目の知るところであるが、今後は平時の恒久的なコミュニティー・ビジネスとしての経営手腕が試されることになる。
過去には、法外な広告料を設定してあっという間に閉局したコミュニティーFM局もある。また、県域局でさえ、経営は厳しい。
経済的社会的ダメージの大きい地域で放送局を経営するにあたり、どのようなビジネス・モデルがあり得るのか、注目しつつ陰ながら応援したいと思う。
随時更新。被災地情報の取得等にお役立てください。
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