宇多田ヒカル、ボブ・ディラン、小坂忠、 都築響一……InterFMの2013年春の改編は気合いが入っているゾ!
○宇多田ヒカル、ボブ・ディラン、小坂忠、 都築響一……InterFMの2013年春の改編は気合いが入っているゾ!
見よ、わたしは新しい事をなす。
やがてそれは起こる、
あなたがたはそれを知らないのか。
わたしは荒野に道を設け、
砂漠に川を流れさせる。イザヤ書 43:19
InterFMが2013年春の改編情報ページを公開している。ピーター・バラカンが執行役員(放送事業担当)に就任し、編成の責任者になって最初の改編。下記ページで新しいタイムテーブルを見ることができる:
○The Real Music Station | InterFM : インターFM [ 76.1MHz TOKYO / 76.5MHz YOKOHAMA ]
……どれが新番組か一目で判るようにしてくれてたらもっと良かったんだけれどね。
以下、注目の番組をいくつかピック・アウト。
「Barakan Morning」月~木7:00-10:00
DJs: Peter Barakan, 今村知子
2009年10月5日(月)から2012年3月30日(金)の月〜金7:00-10:00に放送されていた「Barakan Morning」が復活であります。
個人的には、最近なかなか聴けていなかった「BARAKAN BEAT」(日15:00-18:00)終了のほうが痛恨の大ニュースだけれど……。
○[ 2012年9月14日 ]重要な使用人の人事に関するお知らせ (PDF)(76.1 InterFM : インターFM)
○ピーター・バラカン『ラジオのこちら側で』(岩波新書、2013年)(当ブログ内)
○騒動摘出 忌野清志郎「反原発ソング」放送禁止騒動でピーター・バラカンに聞く「放送局の役割と風評被害」、『SAPIO』2011年5月4日・11日号(小学館)(当ブログ内)
「KUMA POWER HOUR with Utada Hikaru」第3火22:00-23:00
DJ: 宇多田ヒカル
宇多田ヒカルにとっては、「宇多田ヒカルのトレビアン・ボヘミアン」(J-WAVE、1999年10月1日〜2000年9月22日、土24:30-25:30)以来13年ぶりのレギュラー番組。
InterFMでもかつて、「Hikki's Sweet & Sour」(1998年10月8日〜1999年3月、日20:30-21:00)という番組を担当していたことがあるとのこと。
「Bob Dylan's Theme Time Radio Hour」木20:00-21:15;日22:00-23:15(再)
DJ: Bob Dylan
2006年から2009年にかけて衛星ラジオ局・Sirius MX で放送されていた、ボブ・ディランの伝説のラジオ番組が日本の地上波でも聴けるようになる。
番組は、例えば "Weather" とか "Radio" とか "Time" のようなひとつのテーマに沿った選曲とトークで構成される。
全編英語の本編が終わった後、ピーター・バラカンによる日本語要約がつくとのこと。
"Bob Dylan's Theme Time Radio Hour" feat. Tom Waits
「ONEBODY」日8:00-9:00
DJ: 小坂忠
これまで2012年4月から東北地方のコミュニティーFM各局で放送されてきた東北支援番組が、InterFMでも聴けるようになる。
CCM(Contemporary Christian Music)などを紹介する内容のようだ。ちなみに、小坂は20年以上牧師も務めているのだとか。
番組紹介には「本邦唯一のゴスペル番組」とあるが、キリスト教放送局・日本FEBC(1566kHz)に既に「塩谷達也の GOSPEL EXPERIENCE」(隔週火10:15-10:28)というゴスペル番組がある。豆知識。
小坂忠「ほうろう」(1975年)
Live2001 with ティン・パン・アレー
「Roadside Radio」 日24:30-25:30
DJ: 都築響一
2012年に『東京右半分』(筑摩書房)で話題をさらった都築響一の番組。40〜50代の人で彼の影響を受けてきた人は多いのではないかと思う。
個人的には、彼の著作の熱心な読者ではないのだけれど、どんな話になるのか愉しみ。
参考に、他局だけれど、下記のサイトのポッドキャストで都築のトークを聴くことができる:
今回の新編成、全体的にちょっと年輩向けって感じがするけど……。果たして、新しいリスナーの獲得、若者のラジオ離れへの歯止めに寄与できるのか?
でも、歳上の人たちが聴いているものに興味をもつことで、自分は音楽が好きになっていった気がするから、これでいいのかな。
これでいいのかな?
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コメント
こんにちは。
確かにInter FMの改編、気合入ってますね。
ピーターバラカンが本気を出し始めているのが伝わってきます。
しかしこれもまたおっしゃる通り、やや年配の人にターゲットが振れすぎている気がしないでもないですね。
個人的には、昨日最終回を迎えた「6時のやつら」のような、おバカガイジンがパンク系の音楽掛けまくってはしゃいでるようなプログラムはもうこの局では聴けないかもしれないと思うと少し残念にも思います。
投稿: gugan | 2013年3月30日 (土) 10時56分