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放送ネットワークの強靭化に関する検討会・第1回レポート(ラジオNIKKEIウェブサイト、2013年3月1日)

○「放送ネットワークの強靭化に関する検討会・第1回レポート」(ラジオNIKKEIウェブサイト、2013年3月1日)

 

先日、このブログでラジオのデジタル化が難航しているという記事を紹介した:

ラジオのデジタル化、全国規模での実施困難(YOMIURI ONLINE、2013年2月23日)(当ブログ内)

紹介した記事の中に「放送ネットワークの

強靱化に関する検討会」(総務省)

なるものが登場。その第1回(2013年2月27日)の要旨がラジオNIKKEIのウェブサイトでいち早く公開されている:

放送ネットワークの強靭化に関する検討会・第1回レポート | 総務省強靭化検討会レポート | From Webmaster | ラジオNIKKEI

なかでも、新藤義孝総務大臣の発言が秀逸。


この人
 

まずは、

震災後に頼りにされたのがラジオ。情報と安心を得るためにラジオが使われ、放送現場では大変な苦労の中、使命感に基づいて必死の放送が行われたことに敬意を表したい。

とラジオの役割を評価して持ち上げつつ——

今後の大規模災害発生時にどのように強靭化を確保するか、非常に重大な問題。我々としても一定の方向を出したい。
一方で、これに加えて、ラジオをどのように位置づけていくのか。

まずは、放送ネットワークの強靭化を検討するが、その先のラジオのあり方を是非議論して欲しい。
誰かがどこかでそういう方向性を出さないと、今の課題は何年も議論していることも承知している。
そろそろ、ある程度の方向性をしっかりまとめて、必要なものの整備を進める時期が近づいている。この検討会はそういう使命をもっていただいたらありがたい。

何年もチンタラ「検討」してないで、さっさと話を進めろとのお達し。その上「その先のラジオのあり方」まで心配されてるぞ。

さらに、

まず第一には、6月めどに議論して、平成26年度の概算要求に反映させていきたい。中長期的計画も含めて、実務ベースに乗せていきたい。そういう観点を踏まえた運営をして欲しい。

と期限まで切られてしまいました。

ちなみに、別のソースによると、同検討会では、

1-3ch(90-108MHz)を「AMからFMへの移転」に充て、マルチメディア放送を希望する社には、既にmmbiが「NOTTV」 を展開し、インフラが整っているV-High帯(205-222MHz)に参入してもらう案が検討される見通しだ。前者はAMラジオの救済、後者は自己責任によるデジタル化という考え方である。

とのこと。

やっぱりAMのFM化が既定路線か?

※関連リンク

総務省|放送ネットワークの強靱化に関する検討会|放送ネットワークの強靱化に関する検討会

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