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玉袋筋太郎×伊集院光×西村賢太 ;「ボクらの時代」(フジテレビ、2013年2月10日(日)日7:00-7:30)

○玉袋筋太郎×伊集院光×西村賢太 ;「ボクらの時代」(フジテレビ、2013年2月10日(日)日7:00-7:30)

 

これがウワサのアレか。名言連発。


「ボクらの時代」玉袋筋太郎×伊集院光×西村賢太
(フジテレビ、2013年2月10日(日)日7:00-7:30)

 

西村賢太「田舎モンっていうのは、チョッと売れると青山とかマンション借りるんだなと」

西村賢太 田舎モンの私小説書きっていうのは自分のこともの凄く美化して、車谷長吉とか佐伯一麦とか、全部田舎モンなんですよ。

やっぱり、東京生まれの私小書きは大成しないっつうのは、今までそういうジンクスがあったんですよ。やっぱりみんな恥ずかしがりやだから。それは一種の自分だけの中の謙譲の美徳なんですけどね。

そういうのをちゃんと守り抜いてんのに、田舎モンは「自分は命がけで小説書いてる」とか、そういうことを平気で言うの。コッチは言えないの、そういうの、「命がけで小説を書いてる」とか、恥ずかしくて。

伊集院光 わかる、チョッとわかる。

[……]

西村賢太 どっかの前室で、売れっ子の若手芸人が、なんか、青山かどっかに引っ越したっていう話をチラッと聞いたのね。それ聞いた時に、田舎モンっていうのは、チョッと売れると青山とかマンション借りるんだなと。

玉袋筋太郎 ホントに。

オレ、これ使う、使わなくていいや、スピードワゴンのよぉ、小沢っていう馬鹿野郎がいるんだ、あの野郎「おめぇ、どこ住んでんだ?」つったら、「ボク、原宿」つって、それで、赤いBMWのオープンカー乗ってるっつうの。

わぁ〜、これはくせえ〜、くせえ〜、これはやらかしてんなぁ〜、っちゅうさぁ。

お前そんなことやるんだったら、「神社の境内で吐け」つったんだよ。「そっちの方が成長するぞ」つって。

西村賢太「何々大学卒とか、何々首席卒業とか、全員馬鹿に見えてしょうがないんですよ。コイツら、それしかないのかと」

西村賢太 クイズ番組とかで、何々大学卒とか、何々首席卒業とか、全員、オレ、馬鹿に見えてしょうがないんですよ。

玉袋筋太郎 カッコいい。

西村 コイツら、それしかないのかと。

[……]

全員みんなニコニコして、当たり前のようにそういうインテリ・クイズ回答者が出てんのは、ホントに——

伊集院光 シュールですよね。ものすごい、シュールですよね。

玉袋筋太郎 恥ずかしさがないってことだよね。

西村 引っかかるところがないんでしょうね。自分が何でここにいるのかっていうのが、全然根本的に疑問に思ってないんでしょうね。ホントに、京大出てるから、東大出てるから、で、しかも、早稲田あたりでインテリとか言われてるし(笑)。

玉袋 いいねぇ。これどこが使えるんだろうなぁ。

玉袋「もし自分が殿だったら、かわいいなと思うね。「助けてやりてぇなぁ」「じゃぁ、来いよ」とかって言いたくなるんだ。でも、今そういうヤツってなかなかいねぇんだよなぁ」

伊集院「Twitterで弟子入り志願来るよ」

伊集院光 玉さんは、お笑い始めるきっかけ——

玉袋筋太郎 [……]高校3年で「オールナイトニッポン」でイベントがあった時に、「お前、どうすんだ?」って。公開イベントがあって、オレ、参加させてもらったんだよ。で、夏休みにオレ就職決まっちゃってドンヨリしちゃっててさ、でも、そこで[ビート]たけしさんが入れてくれて、うちの師匠が入れてくれて、「おめぇ、辞めてオレんとこ来いよ」つってくれたのが、それが高校3年生の夏休みなのよ。

伊集院 なんなんだろ、その——

玉袋 顔に書いてあったのかな?

伊集院 でもね、書いてあっても、大いなる気まぐれじゃない。声をかけないって言う選択肢は毎日のようにあるわけじゃないですか、たけしさんにしたって。だって、大勢ニッポン放送の前で待ってる人の誰にも声をかけないわけだから。

そん時、何だか解んないけど気になったっていうのは、偶然であり、そこまで偶然だと、運命だよね、逆に言うと。

玉袋 う〜ん、でもね、あの頃殿が36ぐらいなんだけど、もし自分が殿だったら、そういうヤツいたら、かわいいなと思うね。これ、自分をを上げ過ぎちゃってるのかもしんえぇけど。

伊集院 いやいや、ちょっと解る、ちょっと解る。

玉袋 じゃぁオレは、そういうヤツは「助けてやりてぇなぁ」とかさ、「じゃぁ、来いよ」とかって言いたくなるんだ。でも、今そういうヤツってなかなかいねぇんだよなぁ。

伊集院 Twitterで弟子入り志願来るよ。

西村賢太「たけしさんにお会いして、膝が震えたんですよ。石原慎太郎さんでも震えなかったんですよ」

西村賢太 初めてこのあいだたけしさんにお会いして、膝が震えたんですよ。前室で、たけしさん入ってきて。やっぱ「オールナイト」とか、そういうのがあって。

オレ、石原慎太郎さんでも震えなかったんですよ。

高田文夫先生の時に震えたの。その次、たけささん。やっぱり今でも14歳頃の気持ちってのが残ってんですよね。

玉袋筋太郎 中学33年生だからね、オレたち。

西村 やっぱり、あのとき影響を受けたものっていうのが、ここまで影響を引きずるのかと。

伊集院「じゃぁ、それは太田光でいいの?」

玉袋「イヤなこったよ」

伊集院光 お笑い界の同年代は、みんな自分がたけしさんのこといちばん好きだってやっぱり思ってますから、そこのひとりですよ、おそらく。

それこそさぁ、爆笑問題がポスト・ツービートって言われるわけですよ。面白くないわけです、それはね。それも年代も近いから面白くないわけですよ、浅草キッド。

玉袋筋太郎 面白くねぇよ、そりゃぁ。

伊集院 だけど、じゃぁ、玉さんはたけしイズムをいちばん継いでんのはオレだって思ってるでしょ?

玉袋 ……いや、思やしねぇけど、でもオレはやっぱ——

伊集院 じゃぁ、それは太田光でいいの?

玉袋 イヤなこったよ。

(一同笑)

伊集院「今の圓楽にまぁ良くして[もらって]——たぶん、人間にしてもらったと思うぐらい」

伊集院光 僕、もともとすごく根拠のないプライドが高くて、オレは自分でも頭がいいと思ってたし、でも、ある日突然気付いたら0.68倍の学校に行くことも出来なくなってる自分がいて、ヤバいわけですよ。

で、そんなかで、落語家ってカッコよくないですか?

玉袋筋太郎 んぁ〜、そらそうよ!

伊集院 「田中さんの——僕、本名——田中さんの次男はあんなに優秀だったのに今家から一歩も出れないらしいわよ」って言われる世間の評判を大逆転しないと、生きてけない感じになったの。

その時出会った圓楽師匠の弟さんっていう人もいて、その人に相談して、当時の三遊亭楽太郎は、若いし、ちゃんと学校も出てる常識人で、キミに色んなことを教えられると思うから、楽太郎のところに行ってみてはどうかって言われて入ったら、それがズバリで。

まぁ、今の圓楽にまぁ良くして——たぶん、人間にしてもらったと思うぐらい。

伊集院「師匠いてよかったですよね」

玉袋筋太郎 そん時、師匠いくつ?

伊集院光 36、7。

玉袋 あぁ、そうかぁ……。

伊集院 そうなんだよ……。

玉袋 スゴいなぁ。

伊集院 スゴい。

西村賢太 今のわれわれよりも——

玉袋 [自分たちの方が]上なんだよなぁ。

伊集院 愕然としますよね。

玉袋 悔しいよねぇ。

伊集院 師匠いてよかったですよね。オレらと同年代ぐらいで師匠いない人、いっぱいいるけど。

玉袋 師匠いてよかったなぁ〜。

西村 うらやましい。

玉袋「友だちなんか一瞬のすれ違いだよ。それでいいと思うよ、オレ」

西村賢太 友だちっていうのが、オレ、12〜3ぐらいから一切いないんで、だから同じ年なのに、やっぱり心を開けない。酒飲んでも敬語が取れないし、やっぱり、「玉袋さん」「伊集院さん」「そうですね」になるんですよ。これは、一生治らないですね、オレの場合。

玉袋筋太郎 治らない、うん。

伊集院光 でもなんか、「友だち」っていう言葉のウソ臭さみたいな——

西村 はははは。

玉袋 あんなのウソだよ。いないよ。

伊集院 あいつとあいつがオレの友だちだって言った時点で、なんか解んないけど、「本質的な友だちなのか?」っていう。

オレ、だから、玉さんと……「芸能界で仲いい人、心許す人、誰ですか?」っていう時に、「玉さん」って言うのは照れるけど。だって、「いつも飲み行ったりするんですか?」って言ったら、1回——

西村 2回目でしょ?

伊集院 2回目。

(一同笑)

玉袋 だって、友だちなんか、もう、一瞬のすれ違いだよ。それでいいと思うよ、オレ。[……]これ、だって電話番号も知らないし。

伊集院 そうなの。

西村 ホントに!? へえ〜。

伊集院 そうなの。

で、逆に言うと、チョッと「仕事です」みたいなものが付いててくれてるほうがむしろ腹割って話せるみたいなところがあって。

でもね、これも照れのひとつだと思うんですよね。

玉袋 会いてぇに決まってんじゃん、そんなの。だって、毎日この3人で飲みてぇもん、オレなんか。こんな愉しい時間なんかないゼ。

伊集院 でも照れんだよね。

玉袋 やだよ〜。毎日なんか会ってたまるかよ。

ちなみに、ロケ地はココ:

ねぎ豚しゃぶしゃぶ KATSU 新橋店 カツ - 内幸町/居酒屋 [食べログ]

オレがいちばん好きなのは、玉さんの弟子入りの話と、友だちの話。

以下、蛇足。

田舎モンの話。

私は九州から出てきた田舎モンだけれど、神保町とか銀座は大丈夫でも、初めて虎ノ門とか青山に行った時には「人間の種類が違う」と思ったものです。池袋や新宿は大丈夫だけれど、渋谷はいまだに苦手だったり。

スチュアート・ホール(Stuart Hall)というロンドン在住の社会学者が「わざわざジャマイカくんだりから出て来たのに、なんで郊外に住まなきゃいけないんだ?」と言ったらしい。その気持ちスゴくよく解る。

さすがに青山とか渋谷に住むのは照れる。でも、東京23区から出るつもりはこれっぽちもない。

大親友の話。

田舎時代の大親友(と少なくとも私は思っている人)が、私とは別のタイミングで上京してきて、たぶん今も中野に住んでいる。手紙のやり取りを一往復しただけで、未だに一度も会ったことがない。


中村雅俊「ただお前がいい」(1975年) 中村雅俊 - ただお前がいい
♪また会う約束などすることもなく〜
 
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