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2012年12月

輝く!僕のラジオ大賞 2012

○輝く!僕のラジオ大賞 2012

 

数年前から、年末の「輝く!日本レコード大賞」に時期をあわせて、その年の面白かったり印象に残ったりしたラジオ番組のランキングを私の主観で勝手に決めております。

最近、地上波のラジオよりネットラジオのほうが面白いと思うことが多かったりする。

まずは第5位——

「西日本 Podcast 連合もっこもこパレード公開録音イベント〜東の方までもっこもこ!」(東京カルチャーカルチャー、2012年7月27日(金)19:30-22:00)

聴取可能な関連音源:
青春あるでひど : 第319話「もこパレ公開録音!くすぐったいのはなぜでひど」
フィリピン激安ローカルカラオケでの和田虫象お下劣伝説 | トリカゴ放送
第337回 「東京イベント音声だ!」 - 桜川マキシム
さばラジオ:第二百二十一回 年功序列の二部

当ブログ内の関連エントリー:
西日本 Podcast 連合もっこもこパレード公開録音イベント〜東の方までもっこもこ!(東京カルチャーカルチャー、2012年7月27日(金)19:30-22:00) 

いつも聴いているネットラジオのパーソナリティーの面々が目の前に勢ぞろい。夢のような瞬間でありました。

それは 映画のスターでもなく
それは テレビのスターでもない
La La La ・・・・・・・
隣でほほえむ 私のスター

「スター」(混声三部合唱曲)

 

続いて第4位——

"The Invisible Hand" (CBC Radio One, Canada)

聴取可能な関連音源:
Home | The Invisible Hand with Matthew Lazin-Ryder | CBC Radio

当ブログ内の関連エントリー:
カナダCBCラジオの番組を聴いて、英語で経済のお勉強: "The Invisible Hand" (CBC Radio One, Canada)
英語で「経済学ショー歌」、アホの坂田の唄で経済学:Web Extra: The Invisible Hand's Musical Finale (CBC Radio website, Canada)

カナダの公共放送CBC(Canadian Broadcasting Corporation)の経済ヴァラエティー番組。CBCラジオのプロデューサー、マシュー・レイジン-ライダー(Matthew Lazin-Ryder)が、経済学的な概念や事象を、身近な出来事などから説き起こし、一般人や専門家の声を交えつつ易しく紹介する30分番組。

使用言語は英語だけれど、思ったほど速くないので、リスニングの勉強にも良いと思う。

残念ながら、番組は全10回で終了。ポッドキャストでは引き続き配信中。2ndシーズン希望。

 

そして第3位は——

「たまむすび」(TBSラジオ、月〜金13:00-15:30)

聴取可能な関連音源:
podcast(TBS RADIO たまむすび)

当ブログ内の関連エントリー
小林悠 たまむすび(TBSラジオ、2012年6月8日(金)13:00-15:30)
「ビートたけしの欠陥ってどこだと思う?」:田原総一朗×伊集院光「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」、「小林悠 たまむすび」(TBSラジオ、2012年10月26日(金)13:00-15:30)
ほか。

タイマーで全曜日片っ端から録っているのだけれど、実際に聴けているのは金曜日(小林悠アナ・玉袋筋太郎)中心。

前番組の「小島慶子 キラ☆キラ」(TBSラジオ、2009年3月30日〜2012年3月30日、月〜金13:00-15:30)の濃い味に慣れていたので最初はどうかなとも思ったけれど、こっちもじんわり面白くなってきていると思う。

玉さんのそこはかとない知性がシビれるなぁ。

 

そして第2位は——

「気象通報」(NHKラジオ第2、毎日9:10-9:30、16:00-16:20、22:00-22:20)

聴取可能な関連音源:
○なし。

当ブログ内の関連エントリー
気象通報(NHKラジオ第2、毎日9:10-9:30、16:00-16:20、22:00-22:20)
音の風景(NHKラジオ各局) 

今年聴いた地上波ラジオの中でいちばん良かった番組……半分皮肉だけれど、実は本気で心地よいと感じることがあるのです。

疲れた週末は、NHKラジオ第2の土日16:00からの「気象通報」(16:00-16:20)「音の風景」(16:20-16:25)という流れが最高。

 

そして、栄えある第1位——

「Colon de RADIO」vol.1(2012年8月12日(日))

聴取可能な関連音源:
Ustream.tv: ユーザー samekumamoto: Colon de RADIO_vol.1, Recorded on 2012/08/12.

当ブログ内の関連エントリー:
熊本⇔仙台 東日本大震災で始まったウィスキーのバトン:「Colon de RADIO」vol.1(ネットラジオ、2012年8月12日(日))

東日本大震災で被災した仙台市の Bar Andante のマスター・水戸誠士氏と、熊本市の Bar:Colon のマスター・鶴田タケシ氏とのあいだの交流の話。

本当にいい話。

必聴です。

* * *

2012年は残念な話題が多い一年でもありました。

例えば、東海ラジオおよび文化放送のAMステレオ放送終了。東海道・山陽新幹線ミュージック・サーヴィスの2013年3月廃止決定。

東海ラジオ、2012年5月13日でAMステレオ放送を終了。
文化放送もAMステレオ放送を終了していたらしい。
東海道・山陽新幹線のミュージック・サーヴィス、2013年春のダイヤ改正で廃止へ。

また、前身番組から数えて42年続いた「ズバリ快答!テレフォン身の上相談」(TBSラジオ、月〜金9:20-9:35ごろ、ほか)の終了、18年半続いた「日本列島ほっと通信」(TBSラジオ、月〜金14:44-14:52、ほか)の終了。

TBSラジオの長寿番組、「ズバリ快答!テレフォン身の上相談」、「日本列島ほっと通信」が終了するらしい。

そして、元ニッポン放送の塚越孝アナウンサー逝去。

塚越孝アナウンサーが亡くなったそうです。
ニッポン放送・上柳昌彦アナ、塚越孝アナを偲ぶ:「上柳昌彦 ごごばん」(ニッポン放送、2012年6月27日(水)13:00-16:00)

最後に、何と言っても小沢昭一御大の逝去。

小沢昭一氏、逝去。

2013年はラジオ聴きにとって良い年でありますように。

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2012年に観た映画ベスト5

○2012年に観た映画ベスト5

 

今年観た映画のベスト5。

話題の吉田大八[監督]『桐島、部活やめるってよ』(2012年)は、とても面白かったけれど、下の5作品には及ばなかった。

吉田大八[監督]『桐島、部活やめるってよ』(2012年)を観た。(当ブログ内)

5位 浦山桐郎[監督]『キューポラのある街』(1962年)


 

ラジオでCMしていた『吉永小百合 私のベスト20 DVDマガジン』の第1巻で観賞。こういうのは創刊号が特別定価なので、かなりお得(790円)。

川口市にちょっと土地勘があるので、今と様子は随分違っていても、どの辺で撮っているのかがある程度判るので、個人的には2倍愉しめた。

でも、当時の川口駅の小ささにはビックリした。

この作品の大きなテーマは地方の貧困と東京との格差。50年経った現在も連綿と続く問題。荒川を1本挟んだだけの、東京に一番近い「地方」として川口が象徴的な事例として描かれている。

主人公がその貧困に向かいあう様子が、イニシエイションの物語として描かれる。しかし、主人公の決断も、社会問題を個人が背負わなければならないという相変わらずの事態を象徴しているように見えた。

感想など、詳細はいずれ。

 

4位 ヤン・ヨンヒ[監督]『かぞくのくに』(2012年)


 

帰国事業で北朝鮮に渡った兄が病気の治療を目的に25年ぶりに日本に帰ってくる、という話。

イデオロギーではなく人間が描かれているところが良い。

津嘉山正種が相変わらずいい声だ。

映画『かぞくのくに』公式サイト

ヤン・ヨンヒ[監督]『かぞくのくに』(2012年)を観た。(当ブログ内)

 

3位 新藤兼人[監督]『裸の島』(1960年)


 

2012年6月に、新藤兼人監督の生誕100年にあわせて企画された川崎市市民ミュージアムの企画上映で観賞。残念ながら、監督が2012年5月29日に亡くなり、追悼企画となってしまった。

これと『竹山ひとり旅』(1977年)を観るために、わざわざ川崎まで通った。

川崎市市民ミュージアムの映像ホールはとても立派なシアターで、しかも低料金で観賞できるところがすばらしい。

新藤監督の作品を、これからもチョッとづつ観てゆきたいと思う。

2012年6月 | 映画上映 | 展示・上映・イベント | 川崎市市民ミュージアム

新藤兼人監督に関して、小林信彦のほうが正しいことが判りました:「ニュース探求ラジオ Dig」(TBSラジオ、2012年1月29日(木)22:00-23:50)(当ブログ内)

 

2位 井筒和幸[監督]『黄金を抱いて翔べ』(2012年)


 

今年、映画館で2回観たのはこれだけ。

アクション映画として純粋に愉しめるだけでなく、明示的な社会的メッセージはないものの、ちゃんと時代に棹さす作品になっている。

感想などはいずれ。

映画『黄金を抱いて翔べ』公式サイト

 

1位 藤川佳三[監督]『石巻市立湊小学校避難所』(2012年)


 

今まで観たドキュメンタリー作品のなかでも屈指の傑作だと思う。

ミニコミ誌『野宿野郎』のサイトで紹介されているのをきっかけに知った。

最近は、劇場公開も一段落し、自主上映会へとシフトしているようだ。

近くで観るチャンスがあれば絶対観た方が良いと思う。やってなければ、自主上映会を開くべし(思ったほど高くない)。

映画『石巻市立湊小学校避難所』 | 映画『石巻市立湊小学校避難所』公式サイト

藤川佳三[監督]『石巻市立湊小学校避難所』(2012年)を観た。(当ブログ内)

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AMラジオ時報CM、スジャータ(めいらく)からユニー・サークルKサンクスへ。2013年1月1日から。

○AMラジオ時報CM、スジャータ(めいらく)からユニー・サークルKサンクスへ。2013年1月1日から。

 


スジャータ時報CM
 

AMラジオで時報CM ユニーとサークルKサンクス(日本経済新聞電子版、2012年12月27日)

 ユニーと子会社のサークルKサンクスは2013年1月1日から、全国のAMラジオ6局で時報CMを放送する。約35年続いためいらくグ ループ(名古屋市)の「スジャータ」から切り替わり、同日午前5時に1回目を放送する。AMラジオの聴取者に多いシニア層に対し、グループの認知度を高め る。

 文化放送(東京・港)や北海道放送(札幌市)のHBCラジオ、RKB毎…

おなじみのスジャータの時報CM。

と言いつつ、私はTBSラジオを聴くことが多いので、実際には日頃そんなに聴いていない。たまに文化放送を聴く時には耳にする。

現在スジャータの時報CMを放送している局:

  • HBCラジオ(北海道)
  • TBCラジオ(宮城県)
  • 文化放送(東京圏、日曜日以外)
  • CBCラジオ(中京圏)
  • MBSラジオ(近畿県)
  • RKBラジオ(福岡県)
  • JFN各局(土曜日・日曜日)

スジャータ発売35周年の2011年10月1日から、CMのコーラスを子どもの声に代えた新ヴァージョンも放送されていた。

ちなみに、めいらくユニー、どっちも愛知県の会社。

※関連リンク:

スジャータ めいらくグループ│ラジオ時報CM
※旧ヴァージョンをアナウンス抜きで聴くことができる。

スジャータの時報CMが変ったけど、どうでしょう? (当ブログ内)


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ディスク・ジョッキーの日(12月28日)

○ディスク・ジョッキーの日(12月28日)

 

12月28日は、元ニッポン放送アナウンサーで、「オールナイトニッポン』(ニッポン放送)の初代パーソナリティー陣のひとりでもある糸居五郎(1921年1月17日-1984年12月28日)の命日。

ラジオ・プロデューサーの「ドン上野」こと上野修(?-2002年6月30日)の提唱により、この日がディスクジョッキーの日と定められたとのこと。


「糸居五郎のオールナイトニッポン」最終回エンディング
(ニッポン放送、1981年6月30日(月)27:00-29:00)
※司会はくり万太郎
 

「ミュージック・スペシャル in DAC」
(FM東京、1976年11月?日)
※DAC——今はなき第一家電のことなんですねぇ。FM東京でも番組を担当していたとは知りませんでした。
 

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東海道・山陽新幹線のミュージック・サーヴィス、2013年春のダイヤ改正で廃止へ。

○東海道・山陽新幹線のミュージック・サーヴィス、2013年春のダイヤ改正で廃止へ。

※リンクを追加(2012年12月30日)

 

先日発表されたJR東海およびJR西日本の2013年春のダイヤ改正で、東海道・山陽新幹線のミュージック・サーヴィスが廃止されることが判った。

ニュースリリース - JR東海 Central Japan Railway Company
 →詳細(PDFファイル)

平成25年春ダイヤ改正について:JR西日本
 →詳細(PDFファイル)

新幹線のミュージック・サーヴィスとは、いわば、新幹線の車内で聴くことのできるラジオ放送。FMラジオまたはグリーン車座席のイヤフォン・ジャックから聴取することができる。

車輛の所属会社によって番組編成が異なる。JR東海所属車輛の番組は「Shinkansen Music Channel」、JR西日本は「AUDUIO SERVICE」という呼び名で、いずれも5チャンネルあり、チャンネル毎に異なる番組が提供されている。5チャンネルのうちのひとつは同じNHKラジオ第1の再送信だが、ほかのチャンネルはJR東海車輛とJR西日本車輛で異なる。

新幹線車内ミュージックサービス番組表|JR東海

概ね、1時間程度の番組がリピート放送されているようだ。偶数月の20日ごろに番組が更新され、番組表は、月刊誌『ひととき』(株式会社ウェッジ)にも掲載されている(グリーン車の座席にも備え付けになっている)。大きな書店のタウン誌・地方誌コーナーなどに置いてあることもある。

私は新幹線のミュージック・サーヴィスが大好きで、新幹線に乗った時のひそかな愉しみとしてきた。したがって、廃止は非常に残念。

NHKラジオ第1の再送信のみ、今後も継続するとのこと。

ネットを検索すると「番組が面白くない」などと書いている人もいるが、あの毒気のない清々しさが、旅情と相まって特別な気分を醸成してくれるのだ。あまり内容が濃すぎても車窓の景色を邪魔してしまうのでよくないと私は思う。

まぁ、それも一長一短で、これが廃止の遠因かもしれない。

AKBの番組とかがあれば、みんな用もないのに新幹線に乗ったりするのかもしれないけれど。

2013年3月16日(土)のダイヤ改正で廃止となるので、15日までは聴くことができる。あと何回聴けるのかなぁ。

お正月の帰省で東海道新幹線および山陽新幹線をご利用の方は、FMラジオを、グリーン車の人はイヤフォンを忘れずに。

FMラジオで聴くほうが私は好きなのだけれど、席によってはノイズで聴こえないこともあるので、確実に聴きたい人はグリーン車で。

※当ブログ内の関連エントリー:

新幹線車内で聴けるラジオ:新幹線ミュージックチャンネル(東海道・山陽新幹線JR東海車輛内のミュージック・サーヴィス)

「川口満里奈」で検索してこのブログをご覧のかたが微妙に増えているのですが……。

新幹線のオーディオ・サーヴィスとホテルのラジオ、おまけに金環日蝕

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タナダユキ[監督]『ふがいない僕は空を見た』(2012年)を観た。

○タナダユキ[監督]『ふがいない僕は空を見た』(2012年)を観た。

 

タナダユキ[監督]『ふがいない僕は空を見た』(2012年)を観た。


 

 

 

他の映画を観に行った時に予告編は見ていた。「田畑智子、そこまでやるか?」とは思ったものの、あんまりピンと来なくて食指が延びなかった。ライムスター宇多丸がラジオで絶賛していたので、放送の翌日(2012年12月9日)に観に行った。テアトル新宿で観賞。

映画『ふがいない僕は空を見た』公式サイト

TBS RADIO 映画博徒の生き様が一目瞭然!ハスリングの記録・2012年 (ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル)


タナダユキ[監督]『ふがいない僕は空を見た』(2012年)予告編

タナダユキ作品は、ドキュメンタリーの『タカダワタル的』(2003年)しか観たことがなく、彼女の劇映画は初めて。


タナダユキ[監督]『タカダワタル的』(2003年)より
 

『ふがいない僕は空を見た』に話を戻すと、この映画の白眉は、予告編などで印象的にフィーチャーされている前半のコスプレとセックスの部分ではなく、やはり団地の高校生ふたりを描いた後半だと思う。

とりわけ印象的だったのは、団地のふたりが校庭で戯れるシーン。あの瞬間こそが、あのふたりの人生でまぎれもなく最も美しい瞬間で、最も美しい瞬間が最も美しく描かれているのだと思う。それほど、日常が過酷で荒んでいるのだ。

人格形成期の貧困経験は、人の心をねじ曲げる。思春期の少年少女は、自分に責任のない苦境が心を蚕食する日々にそうそう堪えられるものではない。そういう日々のどす黒い沈殿物が外に向う場合は他人や世の中を恨み続け、自分に向う場合はすべてを諦めて希望ある人生から早々に降りる。

ライムスター宇多丸 団地、ね。アメリカで言う、要は「プロジェクト」、公団住宅。これ、アメリカのヒップホップとかラップに通じてる人だったら、まぁ、よくご存知の話だと思いますけども、要は、「オレの生まれ育ったプロジェクト」、ラッパー、ハードコア・ラッパーがよく出てくる、要は貧困の象徴なわけですよね。

[……]。

「そういうヒップホップ的な貧困の現実なんてのは日本にないから、日本語ラップをやるリアリティーはない」だなどと、80年代後半から90年代頭にかけて、訳知り顔の論者がよく言ってましたけど、どの口さげて言ってたんだ。まさに現代日本にもそういう現実はあったし、あり続けてきたし、今もあるっていうことですよね。

「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」(TBSラジオ、2012年12月8日(土)21:30-24:30)

助産院の子・卓巳(永山絢斗)に焦点を合わせれば、今回の経験を経て成長するイニシエイションの話だ。再度登校したときの教室のであの表情は絶妙だった。

でも、最後の、生まれたての赤ん坊を前にした時の台詞は、やや老成しすぎているように思えた。彼のような高校生が、あんな言い方するかなぁ?

すべての生の肯定、すべての性の肯定、すべての業の肯定。

『タカダワタル的』と底流でつながるところがある。


Sharon Jones & The Dap-Kings,
"Ain't No Chimneys In The Projects" (2010)

Sharon Jones & The Dap-Kings - Ain't No Chimneys In The Projects
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クリスマス仕様、リース・アンテナ

○クリスマス仕様、リース・アンテナ

 

クリスマスということで、作ってみました。


 

クリスマス・リース、と思いきや——


 

ループ・アンテナ!

 


バリコンは裏っかわ。
 

蔦の代りにリード線を使ってみました。

1次コイルと2次コイルを別べつにしてあるので、1次コイルだけをリースとして普通に使うこともできます——ただし、バリコン付きですけど。

Merry DXmas !


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「事実上の長距離弾道ミサイル」の意味

○「事実上の長距離弾道ミサイル」の意味

 

ラジオを聴いていると、北朝鮮による人工衛星搭載ロケット打上を、しきりに「事実上の長距離弾道ミサイル」と言い直していて、聴いていてイチイチまどろっこしい。どうやらどの局も、新聞も同じのようだ。テレビでもそう言っているらしい。

日本だけなのかと疑問に思ったので、アメリカのニュース・サイトを検索してみた。あくまでも、サッと検索しただけの半ば恣意的なチョイスだけれど、こんな言い方をしているようだ。

CBCはこんな感じ:

北朝鮮は、初めて人工衛星を軌道に乗せて世界を騒がせた。アメリカに到達可能なミサイルを開発できることを実演していると見られる技術が用いられている。
North Korea rattled the world by putting a satellite into orbit for the first time, using the kind of technology that appears to demonstrate it can develop a missile capable of hitting the United States.

Watch: North Korea launches long-range missle - CBS News Video

FOXニュースは、もっと決め打ち:

北朝鮮、ロケット発射成功も、さほど買い手はつかない見込み
North Korea unlikely to find many buyers despite successful rocket launch

North Korea unlikely to find many buyers despite successful rocket launch | Fox News

ついでに、イギリスのBBCをチェックしてみると:

韓国、アメリカ、日本は、ロケット発射を長距離弾道ミサイル技術のテストを偽装するものであると非難した。
South Korea, the US and Japan have condemned the launch as a disguised test of long-range missile technology.

BBC News - North Korea defies warnings in rocket launch success

なんか、見えてきた気がする。「長距離弾道ミサイル」という言葉は、韓国、アメリカ、日本の3か国によるスピン・コントロールということなのだろうか?

再びアメリカ。CNNの記事。「長距離弾道ミサイル」には言及しているものの、書きぶりは中立的。今回のロケットのミサイル転用の可能性については仮定法で書いている。

ロケット発射成功は、弾道ミサイルに利用可能な北朝鮮のロケット・エンジン、制御、ステージング技術を助けることにはなりうる。この発射台の上段は軽量の衛星を支える設計になっているため、核弾頭を運ぶことはできないであろう。核弾頭は数十倍の重量に達しうる。もしそれが可能だとしても、この技術による三段弾道ミサイルは、理論上1トンの弾頭を10,000から11,000km運ぶことができる。この射程距離は、ミサイルをアメリカ西海岸に到達させることができるかもしれない。このロケットの下2段からなるミサイルに1tの弾頭を搭載すれば、8,000km飛行し、アラスカおよびハワイに到達しうる。

しかしながら、北朝鮮は、そのようなミサイル開発の確信をほぼ、あるいは全く得ていないだろう。そして、ミサイルの軍事利用を厳しく制限するだろう。さらに、平壌はミサイルに搭載可能な核弾頭をまだ開発していないと思われており、そして、大気圏再突入中の弾頭を保護できる長距離弾道ミサイル用断熱材の実証も行っていない。

A successful launch would help North Korea test rocket engines, guidance, and staging technology that could also be used in a ballistic missile. Because the upper stage of this launcher is designed to hold a lightweight satellite, it may not be able to carry a nuclear warhead, which would be some ten times heavier. If it could, a three-stage ballistic missile based on this technology could theoretically carry a one-ton warhead 10,000 kilometers to 11,000 kilometers. Such a range would allow it to reach the West Coast of the United States. A one-ton warhead launched on a missile consisting of the first two stages of this rocket might travel a distance of 8,000 kilometers, which could reach Alaska and Hawaii.

However, North Korea would have little or no confidence in such a missile, which would severely limit its military uses. Moreover, Pyongyang is not yet believed to have developed a nuclear warhead that could be carried by a missile, and has not demonstrated a heat shield for a long-range missile to protect a warhead during reentry.

What does North Korea's planned rocket launch mean? – Global Public Square - CNN.com Blogs

同じ記事の前段に、こういう記述もあった:

11月にアメリカは、前回合意による射程制限300kmに代って、韓国による射程距離800kmの弾道ミサイル製造に最終合意し、これで北朝鮮全土をミサイルの標的にすることができる。
[...] in November, the United States finally agreed to allow South Korea to build ballistic missiles with ranges up to 800 kilometers, instead of the previous limit of 300 kilometers, which allows it to target all of North Korean territory.

What does North Korea's planned rocket launch mean? – Global Public Square - CNN.com Blogs

なるほど、そういうことか。

利害の布置連関を解きほぐしてみる。

北朝鮮は、もちろん、巷間言われるように、金正日の命日に合せた国威発揚、ロケット技術の宣伝などの動機付けもあっただろうし、韓国のミサイル強化への牽制もあったかもしれない。

アメリカと韓国にしてみれば、北朝鮮による弾道ミサイルの脅威を喧伝すれば、韓国のミサイル強化の正当性を再度補強することができる。

さて、日本は?

「事実上の長距離弾道ミサイル」への右へならえは、これとセットで考える必要がありそうだ。


岡林信康「アメリカちゃん」(1969年)
 
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2012年はカセットテープ50周年だそうです。

○2012年はカセットテープ50周年だそうです。

 

もう年末だけれど、2012年はカセットテープ50周年だそうです。

来年の手帖を買いに行ったとき、売り場にこんな製品が出ていて、初めてそのことを知った。テープ・レコーダーをモチーフにした手帖。


 

Moleskine the Audio Cassette 50th Anniversary
モレスキン限定版オーディオカセットノートブック

 Packet/Large × Ruled(Red)/Plain(Green) で4種類。
ノートブックは良いんだけど、ダイアリーは土日の欄が狭いのが不便で1年でもとの手帖に戻した。
 

私たちが一般に「カセットテープ」と認識している記録媒体は、1962年にオランダのフリップス社が開発した。オープンン・リールではなく、小さいケース(cassette)に入っているテープということ。

日本では、このタイプのテープを厳密に言うと「Cカセット」「コンパクトカセット」と呼び、英語では "compact cassette" "compact audio cassette" などというらしい。

専らオーディオ用として用いられてきたが、パソコンの記録媒体としても用いられていた時期もある。私の中学校の理科室の隅にほこりをかぶって放置されているのを見たことがある。

聞いた話では、データを音声としてラジオで放送したものを、リスナーが録音してデータレコーダーでパソコンに読み込むと画像などが表示される、といった番組もあったらしい。これも立派な無線データ通信。

さて、生テープに何かを録音することはもうないけれど、以前に録ったテープがそこそこ残っている。特に、私はMDを使ったことがないので、ICレコーダー導入の直前までカセットでラジオを録音していた。

ICレコーダーは便利だけれど、録れているはずのラジオ番組が録れていなかったり、変なノイズまみれで聴けなかったりすることも稀にあり、その点、テープはけっこう信頼できるメディアだったなぁと思う。テープが回っていればたいてい録れている。

以前、荒川の土手を散歩していたら、大量のカセットテープがゴミ袋に入った状態で投棄されていた。「もし、あれが全部、ラジオをエア・チェックしたテープだったらタイヘンだ」と思ったが、大量すぎて救出は断念した。

今さらカセット・デッキを買おうなんていう物好きも少ないだろうから、捨てられていく一方なんだろうなぁ。

「どうせ捨てるんなら、一回聴かせてくれ!」と思わなくはないけれど、時間がかかる。簡単にサーチのできるデジタル音声ファイルは便利だ。

でも、カセット、なんか好き。

※関連リンク:

カセットテープ紹介サイト tapedeck.org(当ブログ内)

cassette tape culture(designboom 内、英語)

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園子温[監督]『希望の国』(2012年)を観た。

○園子温[監督]『希望の国』(2012年)を観た。

※ご指摘を受けて加筆(2012年12月27日)

 


 

だいぶん前の話になるけれど、2012年10月末あたりに、園子温[監督]『希望の国』(2012年)を観た。ヒューマントラストシネマ有楽町で観賞。

先日の衆議院議員選挙で原発の再稼働が圧倒的多数で承認されたのを受けて、今さらながらこの話題。

園子温監督最新作『希望の国』 オフィシャルサイト


園子温[監督]『希望の国』(2012年)予告編

東日本大震災、福島の原発事故から数年後の近未来、「長島県」で再び地震と原発事故が起きたという設定の話。放射能に過剰な反応を示す妊婦、立ち退きに応じない酪農家の老人など、様ざまな人びとの反応や選択を描いた群像劇。

どことなく、エミール・クストリッツァ監督の作品を彷彿とさせるところもある。

さて、作品の感想をひとことで言うと、メッセージは伝わったけれど、映画としてはまずまずという感じ。

現地で被災者に取材したエピソードが盛り込まれていると聞いていたけれど、むしろ、リアルな場面にリアリティーが乏しかったように思う。特に、被災者が事情を知らされずにバスで避難させられるシーンや、ガソリン・スタンドのシーンなどは再現ドラマのようにすら見えた。

リアルな凄みに欠けているのは、幻想的なシーンが理由ではない。路上を彷徨う牛のシーンや、特に、夏八木勲と大谷直子の盆踊りからは強い印象を受けた。

庭の中に線が引かれ、線の向こうは立入禁止という設定も、一見荒唐無稽だが、距離で線引きされ帰宅が制限されているという福島県の状況の縮図としてよく機能している。

むしろ、幻想的なシーンのほうに独特の凄みと真実味があったとすら言える。幻想的なシーンにリアルなシーンが負けてしまっているという感じ。

もちろん、福島県の双葉町などの被災地でロケを行っていて、被災の様子が時をおかず生々しく作品に収められているという点は意義深い。

私が映画を観に行くと、観客は多くの場合男性で、20代後半や30代以上が多い。でも、今回は珍しく若い女性の客も多かった。

ベタな別れのシーンで泣いている客が多かったけれど、私は、でんでん演ずる鈴木が避難所で息子に言う「いい男だ」という台詞にグッときた。

大災害のあと、「復旧ではなく復興」という言葉が度たび聞かれる。当初は通念の虚を衝く、それなりに新鮮な言葉だったと思う。しかし、今となっては完全な紋切り型で、内実をもたないお題目になりつつある。メディアでこの言葉が登場すると、正直言って鼻白むことすらある。

夫の両親と別れて避難する途中、神楽坂恵演ずる身重のいずみは、村上淳演ずる夫・洋一と抱き合いながら、「愛があれば大丈夫」とつぶやいて涙をこぼす。

私たちは原発事故前に時間を戻すことはできず、起きてしまった原発事故から逃げることもできない。私たちは変ってしまった世界を生きてゆかなければならないのだ。

大谷直子演ずる智恵子には、最後に「でも、やっぱり死にたくない」と言ってほしかったなぁ。


 

※加筆(2012年12月27日)

そのしおんさんからただいたコメントで、庭のボーダーラインは事実に基づく表現とご教示頂きました。ありがとうございます。

園監督もインタヴューで次のように語っています:

そしてある日、福島第一原発から半径20kmの警戒区域ギリギリの場所で暮らす鈴木さんという方に偶然出会いました。ボーダーラインによって真っ二つにさ れた庭の圏外の部分には花が咲き、圏内の部分は枯れている状態で、思いもつかないところに語るべき物語があることに気付かされたんです。そして、このボー ダーラインを映画の舞台にすることにしました

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衆議院議員選挙:東京圏のラジオ開票速報番組一覧(各局、2012年12月16日(日))

○衆議院議員選挙:東京圏のラジオ開票速報番組一覧(各局、2012年12月16日(日))

 


 

2012年12月16日は衆議院議員選挙の投票日。

選挙当日のラジオの開票速報特番(東京圏)の一覧をつくってみた:

◇NHK第1:「衆院選2012 開票速報」19:55-29:55
NHK-FMは19:00-28:59でサイマル放送

 

◇TBSラジオ:「総選挙スペシャル2012」19:57-28:00

第1部 19:57-26:00
「総選挙スペシャル2012~私たちは何を選んだのか~」
【進行】麻木久仁子、荻上チキ
【出演】武田一顯、斉藤淳、神保哲生、小西克哉、萱野稔人、飯田泰之、津田大介、東浩紀、開沼博ほか

第2部 26:00-28:00
「続・総選挙スペシャル2012~で、この国を動かすには?」
【進行】津田大介
【出演】速水健朗、西田亮介、開沼博ほか

Ustreamによる動画中継も実施。

 

◇文化放送:衆議院議員選挙開票特別番組「政権選択選挙スペシャル〜決戦!480議席〜」19:30-25:30

メインパーソナリティ:大竹まこと
出演:阿川佐和子、白石真澄、内田誠、太田英明

 

◇ニッポン放送:「ザ・ボイス 衆議院選挙スペシャル そこまで言うか!」19:59-25:00

<アンカーマン>
飯田浩司(ニッポン放送アナウンサー)

 <コメンテーター>
勝谷誠彦(コラムニスト)
加藤清隆(政治評論家)
浅川博忠(政治評論家)
青山繁晴(独立総合研究所社長)※電話出演
辛坊治郎(キャスター)※電話出演
上念司(経済評論家)※電話出演
飯田泰之(経済学者)※電話出演 他

 

◇ラジオ日本:「衆議院選挙開票速報」20:30-22:00, 23:00-23:30

第1部・誰に託す日本 20:30-22:00
コメンテーター:長野祐也 (元衆議院議員)
        野上忠興(政治ジャーナリスト)
解説:高倉亨(ラジオ日本報道スポーツセンター記者)
司会:飯島理之(ラジオ日本アナウンサー)

第2部・これからの政局の行方 23:00-23:30
解説:高倉亨(ラジオ日本報道スポーツセンター記者)

 

◇NACK5:「NACK5 衆議院選挙速報」

  • 20:25-20:30
  • 20:55-21:00
  • 21:55-22:00
  • 22:25-22:30
  • 22:55-23:00
  • 23:55-24:00
  • 24:25-24:30

 

◇TOKYO FM:2012衆議院選挙特別番組「列島タイムライン」22:00-26:00

Part I 開票スペシャル 22:00-24:00
パーソナリティー:島田雅彦(作家)
         村田睦(TOKYO FM アナウンサー)

Part II ニッポンの行方 24:00-26:00
パーソナリティー:伊藤洋一(エコノミスト)
         今井広海(TOKYO FM アナウンサー)

 

◇J-WAVE:「衆議院選開票速報」25:00-25:15

※特設サイトなし。

 

◇ラジオNIKKEI第1:衆院選報道特番「ザ・闘論〜ニッポンの選択〜」20:15-22:00

※特設サイトなし。


放送時間分布図(詳細はご確認を)
 
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かんべむさし『こちら、FM遊々です!』(光文社、2001年)

○かんべむさし『こちら、FM遊々です!』(光文社、2001年)

 


かんべむさし『こちら、FM遊々です!』(光文社、2001年)
 

時節柄、今回はラジオと選挙に関する小説のご紹介。かんべむさし『こちら、FM遊々です!』(光文社、2001年)であります。

かんべむさしについて

かんべむさしというと、阪急ブレーブスと阪神タイガースがもし日本シリーズを戦わばというデヴュー短編「決戦・日本シリーズ」(1974年)や(エンディングが面白いんだよね)、遊園地のお猿の電車の車掌の悲哀と夢を軽妙に描き、中学の教科書にも採用された短編「車掌の本分」(1979年)などが真っ先に思い浮かぶ。

ついでに、ラジオに関して言えば、ラジオ大阪で早朝ワイド番組「むさし・ふみ子の朝はミラクル!」(ラジオ大阪、2005年4月2日〜2008年6月30日、月〜金6:15-8:52)を担当していたことがある。

この経験を基にした小説『ミラクル三年、柿八年』(小学館、2010年)も上梓している。ラジオ番組の内幕が解る興味深い小説なので、これもいずれレヴューする予定。

ちなみに、かんべのウェブサイトによると、

大学入学〜広告マン時代が、ちょうど若者向けの深夜放送全盛期。
あれこれ聞きまくり、ラジオCMも大量に作ってきたので、
いまもスタジオに入ると血が騒ぐ、ラジオ大好き人間。
作家になってのち、番組をやらせてもらったときには、
「おれは、幸せな男だなあ!」と、つくづく思ったものである。

原稿以外の仕事(「かんべむさしのホームページです」内)

と、相当ラジオがお好きなご様子。

コミュニティーFMと選挙の話です

さて、本題。

かんべむさし『こちら、FM遊々です!』(光文社、2001年)はFM遊々を舞台にしたドタバタ喜劇。FM遊々は、大阪北域に位置する「いずかた市」のコミュニティーFM。

よくある第三セクターのコミュニティーFM局で、「さわやかウィークデイ」「午後も元気で」「夕焼けステーション」など、いかにも第三セクターのコミュニティーFM局っぽい番組を放送している。

しかし、市長選が近づき、現職市長が持病の心臓病で倒れると、だんだんキナくさい臭いが漂い始め、FM遊々もこれに巻き込まれてゆく。

スポンサーである専門学校の押しの強い理事長が放送を使って事前運動を始めたり、外部から選挙参謀が乗り込んできたり、10年以上凍結中の駅前再開発をめぐって、凍結維持の市長派の助役と凍結解除派の押し引きが展開。他に、UFOを信仰する泡沫候補の老人、宗教団体をバックに付けた候補者、FM遊々のリスナーも巻き込んで、大騒ぎ。

FM遊々はどこだ?

FM遊々の地元「いずかた市」というのは、もちろん、どこにあるか判らない何方かの街の謂であるが、音の響きからは「枚方市」を連想させる。また、FM遊々という名は、FMわぃわぃ(神戸市長田区周辺 77.8MHz)を彷彿とさせるところもある。

しかし、作中から市のプロフィールをいくつか拾ってみると、

  • 爪先を上にしたビーチサンダルの右の足跡の形
  • 高速道路・関西急行・国道が大阪市から北上するように走り、左2本は兵庫県へ、右1本は京都府方面へ抜ける。
  • 面積:35万km2
    人口:38万数千人
    世帯数:14万何千戸
  • 住宅文教都市
  • 北東部に大規模な団地がある
  • その大規模団地に丘陵地を背にした大規模霊園が隣接している

以上から、豊中市をモデルとし、これに改変を加えたものと思われる。

しかし、作品に登場するFM遊々の外観や周辺の様子は、FM千里(大阪府豊中市周辺 83.7MHz)のそれとは異なるような気もするけれど、東京在住の私には直接確認する手だてがないのが残念。

コミュニティーFMあるあるも満載

この本では、コミュニティーFMの営業、スタジオ業務、市議会議員や行政との関係なども比較的細かく描かれていて、その点も興味深い。

営業のシーンでは:

「いかがでしょう。とにかく、御社の営業エリアを過不足なくカバーしつつ、格安の料金でコマーシャルが流せますので、費用対効果も抜群であろうと思われますが」

[……]

「しかし、聞こえるのと聞かれとるのとは、また別やわな」

「は、はあ」

「けど、この資料には、肝心のその数字が載ってないやないか」

市の担当者との会話では:

「ちょっと聞いた話ですけど、ある市会議員が、お宅の赤字問題を追及するとかせんとか、そういうことを言うてるらしいですよ」

「えっ」

「災害緊急時に必要かつ有効であるという、それだけのメリットのために連続赤字を認めるなんて、理屈に合わん。抜本的な構造改革をするべきやとかいうてね」

など、コミュニティーFMあるあるが随所にちりばめられており、そういう話が好きな人には二度美味しい。

私がこの本を買った時には古書でしか手に入らない状態だったけれど、最近kindle版が出た模様。

※関連リンク:

かんべむさしのホームページです (公式サイト)

ブックレビュー:かんべむさし先生ブックレビュー

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FMヨコハマ、FM文字多重放送サービス終了へ。(2012年12月31日)

○FMヨコハマ、FM文字多重放送サービス終了へ。(2012年12月31日)

 

FMヨコハマが、2012年12月31日をもってFM文字多重放送サービスを終了するとのこと。

FM文字多重放送サービスの終了について

FM文字多重放送は2012年12月31日をもちまして、サービスを終了させていただくこととなりました。 長い間、ご利用いただきまして、誠にありがとうございました。

なお楽曲情報につきましては、FMヨコハマホームページをご活用ください。

FM文字多重放送というと、どうしても TOKYO FM の「見えるラジオ」のイメージが強いけれど、正直言って、FMヨコハマがFM文字多重放送をやっていると知らなかった。

Amazon.co.jp でFM文字多重放送対応受信機を検索したら、ヒットしなかった。受信機がないんじゃなぁ。今や、ウェブサイトとradikoで充分か。

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「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(70)

○「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(70)

 

2012年10月のつづき:

福山雅治×小島慶子:「福山雅治のオールナイトニッポン サタデースペシャル・魂のラジオ」(ニッポン放送、2012年10月20日(土)23:30-25:00)

ラジオ局を舞台にしたイギリスのTVコメディー「FM」:FM (ITV2, 25th February 2009 – 1st April 2009)

熊本⇔仙台 東日本大震災で始まったウィスキーのバトン:「Colon de RADIO」vol.1(ネットラジオ、2012年8月12日(日))

谷川俊太郎 即興詩「ラジオ」(1998年)

『ラジオ番組表 2012年秋号』(三才ブックス、2012年)

「ビートたけしの欠陥ってどこだと思う?」:田原総一朗×伊集院光「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」、「小林悠 たまむすび」(TBSラジオ、2012年10月26日(金)13:00-15:30)

ラジオの音声周波数、その他に関する私的メモ&リンク

2012年11月:

今年も浜松町グリーンフェスタ 浜祭(文化放送周辺各会場、2012年11月3日(土・祝))

世界初のラジオ局開局の日(1920年11月2日)

『臨時災害放送局開設等の手引き書』(2012年)

山下達郎による解説「リマスターとは何か?」

浜松町グリーンフェスタ 浜祭(文化放送周辺各会場、2012年11月3日(土・祝))をチラ見してきた。

ワークショップ「ラジオの現場」(川口市メディアセブン:埼玉県川口市 キュポ・ラ7階、2012年11月24日(土)10:00-17:00)

大竹まこと ゴールデンラジオ!(文化放送、2011年11月3日(木・祝)13:00-15:30)

ラジオリスナーのためのラジオ勉強会(東京都豊島区巣鴨1-15-1 ルノアール巣鴨駅前店、2012年12月2日(日)13:30-15:30)

エフエム熊本、原発事故関連書籍を紹介した番組を打ち切りに。

吉木りさのエンジョイ・ドライビング・サンデー(TBSラジオ、2011年4月7日〜6月26日、日12:30-13:00)

岡田惠和 今宵、ロックバーで~ドラマな人々の音楽談議~ ※ゲスト:宇野常寛(NHKラジオ第1、2012年11月6日(火)21:05-21:55)

吉木りさのエンジョイ・ドライビング・サンデー(TBSラジオ、2011年4月7日〜6月26日、日12:30-13:00)

気象通報(NHKラジオ第2、毎日9:10-9:30、16:00-16:20、22:00-22:20)

 

過去の総目次:

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(1)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(2)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(3)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(4)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(5)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(6)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(7)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(8)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(9)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(10)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(11)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(12)

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グリエルモ・マルコーニ(Guglielmo Marconi 1874-1937)、大西洋横断無線通信に成功(1901年12月12日)。

○グリエルモ・マルコーニ(Guglielmo Marconi 1874-1937)、大西洋横断無線通信に成功(1901年12月12日)。

 

1901年12月12日、イタリアの発明家、グリエルモ・マルコーニ(Guglielmo Marconi 1874-1937)が大西洋横断無線通信に成功。

送信所は、イングランドはコーンウォールのポルドゥー(Poldhu, Cornwall, England)で 、受信地は、カナダはニューファンドランド島・セントジョンズ(St. Jon's, Newfoundland, Canada)。距離は約3500km。ちなみに日本の国土は、南北の長さが択捉島から沖ノ鳥島までの2787km、東西の長さが南鳥島しまから与那国島までの3146kである。

火花送信機(spark gap transmitter)により発生する電磁波を、凧で空中につり上げたアンテナで受信し、水銀コヒーラ(mercury coherer)で検波する。

送信機で火花を発生させることで電磁波が生じ、受信機が電磁波を受けるとコヒーラの電気抵抗が低下し回路に電流が流れるという仕組みで、これによりモールス信号の送受信を行い通信する。

高圧電流を用いた火花の発生により、送信所周辺には数kmにわたって爆音が轟いたという。

また、水銀コヒーラはマルコーニの発明ではなく、ジャガディッシュ・チャンドラ・ボース(Sir. Jagadish Chandra Bose)が発明したものを、イタリア海軍のルイージ・ソラーリ中尉(Luigi Solari)から譲り受けたものであることが明らかになっている。

100円ライターやチャッカマンのスパーカー(カチカチいわせて火花を発生させるところ)と、アルミホイルを丸めた粒とフィルム・ケースなどを利用したコヒーラで、同じ原理の送受信機をつくることもできる。


チャッカマンとアルミホイル・コヒーラの工作例
 マルコーニの送受信機と同じ原理
 

マルコーニは、1909年、「無線通信発展への貢献により」ノーベル物理学賞を受賞している。

参考:

偉大な発明品、誕生とその軌跡 | マルコーニ式電波カー | その他の実験 | 大人の科学製品版 | 大人の科学.net

マルコーニの大西洋横断無線電信実験の真実 (「電気の歴史イラスト館」内)
水銀コヒーラ疑惑 (「電気の歴史イラスト館」内)

The Nobel Prize in Physics 1909(ノーベル財団公式サイト内:英語)
Guglielmo Marconi - Nobel Lecture(ノーベル財団公式サイト内:英語)
※マルコーニによるノーベル賞受賞公演。"Wireless Telegraphic Communication" 11 December, 1909.

Marconi Apparatus(John Jenkins SparkMuseum 内:英語)
Marconi Coherer(John Jenkins SparkMuseum 内:英語)


Guglielmo Marconi 1874-1937
 
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月曜JUNK「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ、2012年12月10日(月)25:00-27:00)

○月曜JUNK「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ、2012年12月10日(月)25:00-27:00)

 

月曜JUNK「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ、2012年12月10日(月)25:00-27:00)で、「伊集院、小沢昭一御大の話しないのかな?」と思っていた。

エンディングで急に曲が変わって、何が起きたのかと思ったら、小沢御大の歌唱による童謡「あの町この町」(1924年)がかかった。


童謡「あの町この町」(1924年)

あの町この町

あの町 この町
日が暮れる日が暮れる
今きたこの道
かえりゃんせ かえりゃんせ

お家(うち)がだんだん
遠くなる遠くなる
今きたこの道
かえりゃんせ かえりゃんせ

お空に夕(ゆうべ)の
星が出る 星が出る
今きたこの道
かえりゃんせ かえりゃんせ

本当に、もういないんだなぁ。

お空に夕(ゆうべ)の
星が出る 星が出る
今きたこの道
かえりゃんせ かえりゃんせ

小沢御大の後ろ姿が遠くなってゆく気がする。


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小沢昭一氏、逝去。

○小沢昭一氏、逝去。

 

回復を願っておりましたが、俳優の小沢昭一氏が亡くなりました。

覚悟はしていたものの、ショックですね。


個性派俳優、小沢昭一さん死去(TBSテレビ)

訃報:小沢昭一さん死去83歳…映画、ラジオ、幅広く活動(毎日.jp、2012年12月10日)

ラジオ番組での軽妙な話芸や一人芝居、芸能史研究でも知られた俳優の小沢昭一(おざわ・しょういち)さんが10日午前1時10分、東京都内の自宅で死去した。83歳。葬儀の日程などは未定。

 東京生まれ。早稲田大在学中に俳優座養成所に入所、のちに俳優小劇場の中心的存在となった。「幕末太陽伝」「豚と軍艦」など数多くの映画に出演、1966年の「『エロ事師たち』より 人類学入門」(今村昌平監督)では、ブルーフィルムの製作者を好演。毎日映画コンクール男優主演賞を受賞した。こすっからく意地悪だが、根は善良な人間くさい庶民という役どころを、哀感とユーモアたっぷりに演じた。

 「見せ物の原点に返る」と、75年に劇団「芸能座」を旗揚げ。82年には井上ひさしらと「しゃぼん玉座」を作り、「国語事件殺人辞典」や「吾輩は漱石である」などの井上作品を上演。一人芝居「唐来参和(とうらいさんな)」は83年から00年まで全国各地で660回演じた。

 ◇「小沢昭一的こころ」1万回

 また73年から始まったラジオ番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」は、江戸っ子らしいテンポのある風刺の利いた語りが支持を得て、放送回数が1万回を超える長寿番組に。

 40代になって「芸能の原点」の追究を志し、録音機を携えて日本中を歩き、放浪芸を収集。浪花節、万歳(まんざい)、猿回し、女相撲、ストリップなど従来の学術研究の枠に収まらない芸能の出自や役割を探求し、レコードや「日本の放浪芸」「放浪芸雑録」などの著作にまとめた。

 落語家の春風亭小朝さんの声がけで、10年4月からは、2人を中心とした高座を開始。豊富な芸談や、ハーモニカの演奏、歌などを熱演し、観客を沸かせていた。

 98年に前立腺がんが見つかり治療を続けていたが、12年9月に入院。「小沢昭一の小沢昭一的こころ」の出演も見合わせていた。

 01年勲四等旭日小綬章を受章、07年「小沢昭一的こころ」などの功績で菊池寛賞を受賞した。

私の世代では、映画などでのご活躍よりも、「小沢昭一の小沢昭一的こころ」(TBSラジオ、月〜金12:20-12:30ほか)の口演のイメージが強いです。1万回ですよ、1万回。1973年1月8日に放送開始、今年で39年目で、やがて40周年を迎えようとしていました。

小沢昭一の小沢昭一的こころ(公式サイト)

私が生まれて初めて聴いたラジオ番組のひとつかもしれません。私の田舎では夕方に放送していて、子どもの頃、近所の家のお勝手のそばを通った時に、小窓から聴こえてきたあのお囃子が印象的でした。

実を言うと、私は映画俳優としての小沢御大の姿をあまり観たことがなく、2011年に日活100周年で劇場公開された、川島雄三[監督]『幕末太陽傳』(1957年)デジタル修復版で、ほぼ初めて拝見しました。また、最近観た浦山桐郎[監督]『キューポラのある街』(1962年)にも一瞬ご出演でした。

芸能人が亡くなっても正直言ってそんなにショックは受けないのですが、今回はチョッと感じがちがうなぁ。

寒月や さて行く先の 丁と半  小沢昭一

ご冥福を……なんて湿っぽいぜ。

それでも、明日のココロだぁ〜!


「小沢昭一の小沢昭一的こころ」
 
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「箱から声が聞こえる!ラジオを恐れた大正人たち」、素朴な疑問探求会[編]『明治・大正人の朝から晩まで』(河出書房新社 、2008年)

○「箱から声が聞こえる!ラジオを恐れた大正人たち」、素朴な疑問探求会[編]『明治・大正人の朝から晩まで』(河出書房新社 、2008年)

 


素朴な疑問探求会[編]『明治・大正人の朝から晩まで』
(河出書房新社 、2008年)

 

素朴な疑問探求会[編]『明治・大正人の朝から晩まで』(河出書房新社 、2008年)を読んだら、いちばん最後にラジオについての記述があった……というより、ラジオについて書いてあると知って買ってみた。たった2ページ弱だったけど。

以前このブログで、日本初のラジオ放送について話題にした:

放送記念碑(東京都港区芝浦3-3-6 東京工業大学附属科学技術高等学校外)(当ブログ内)

前掲書によると、その放送初日のタイムテーブルはこんな感じだったようだ:

  1. 第一声(9:30-)
  2. 天気予報
  3. 海軍軍楽隊の演奏
  4. 記念式典(10:00-)
    後藤新平総裁挨拶
  5. 音楽
  6. ラジオ劇

送信機はアメリカ製の電信電話用送信機を放送用に改造したものだったとのこと。

面白い記述もある:

本放送開始にさいしてのラジオの番組広報は、銭湯や床屋などの人の出入りの多い場所に張り出されていたが、やがて新聞にラジオ番組欄が設けられる。

これは当初、ラジオニュースの速報性に売り上げが落ちることを心配していた新聞各社だったが、ラジオ欄を載せた読売新聞が売り上げを伸ばしたため、各社が追随したものだった。[……]

新しいメディアの登場は既存メディアにとって脅威となるけれど、何とかうまくやっていく方法はありそうだ。いつの時代もそうしてきた。

最後に、ひとつ指摘を。

東京・芝浦にあった東京高等工芸学校(現在の東京工業大学)の校内から放送され[……]。

という記述があるが、正確には、東京高等工芸学校は現在の千葉大学工学部であり、東京高等工芸学校跡地にあたる場所は東京工業大学附属科学技術高等学校(東京工業大学の施設を一部内包)。

※当ブログ内の関連エントリー:

放送記念碑(東京都港区芝浦3-3-6 東京工業大学附属科学技術高等学校外)

萩原朔太郎「ラヂオ漫談」(1925年)

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第1回大本営発表(真珠湾攻撃・太平洋戦争開戦)(NHKラジオ、1941年12月8日(月)7:00-)

○「第1回大本営発表(真珠湾攻撃・太平洋戦争開戦)」(NHKラジオ、1941年12月8日(月)7:00-)

※関連リンクを追加(2011年12月8日)

 

下に紹介する音源は、真珠湾攻撃と英米との開戦を伝える大本営発表。1941年12月8日(月)7:00からNHKラジオで放送された。これが第1回目の大本営発表となる。

日本の戦争は、真冬に始まり、真夏に終った。

当時のNHKは既に第1放送と第2放送に分かれていた。もちろん、テレビはまだない。第2放送は1941年12月から戦争の影響で放送休止。正確な休止日が判らないので、大本営発表が第1放送のみだったのか、サイマル放送だったのかは不明。植民地で短波放送で聴いた人たちもいたかもしれない。ご存知のかた、是非ご教示ください。


 

臨時ニュースヲ申シ上ゲマス。臨時ニュースヲ申シ上ゲマス。

大本営陸海軍部、十二月八日午前六時発表。

帝国陸海軍ハ今八日未明、西太平洋ニ於ヒテ、アメリカ、イギリス軍ト戦闘状態ニ入レリ。

帝国陸海軍ハ今八日未明、西太平洋ニ於ヒテ、アメリカ、イギリス軍ト戦闘状態ニ入レリ。

放送されたのは月曜日の早朝で、

真珠湾攻撃の第一報である。この日は月曜日だった。第1 次攻撃隊の攻撃発起は8日午前3時25分。ハワイ時間の7日(日曜日)午前7時55分だった。休日・安息日の朝だからこそ、奇襲になる。[……]「12月8日」という形で日本時間で理解していると、「日曜日の奇襲」の仕掛けがわからない。

米英軍「と」から「ともに」へ 2003年12月8日
(「平和憲法のメッセージ 早稲田大学・水島朝穂のホームページ」内)

上に引用した大本営の音源には、続けて同日午後一時発表の音源が収められている:

臨時ニュースヲ申シ上ゲマス。臨時ニュースヲ申シ上ゲマス。

帝国海軍ハ、ハワイ方面ノアメリカ艦隊並ビニ航空兵力ニ対シ決死ノ大空襲ヲ敢行シ、シンガポール其ノ他ヲモ大爆撃シマシタ。

大本営海軍部今日午後一時発表。

一、帝国海軍ハ本八日未明、ハワイ方面ノアメリカ艦隊並ビニ航空兵力ニ対シ、決死ノ大空襲ヲ敢行セリ。

二、帝国海軍ハ本八日未明、上海ニ於ヒテイギリス砲艦ペトレル号ヲ撃沈セリ。アメリカ砲艦ウエーキ号ハ同時刻我ニ降伏セリ。

三、帝国海軍ハ本八日未明、シンガポールヲ爆撃シテ大ナル戦果ヲ収メタリ。

四、帝国海軍ハ本八日早朝、ダバオ、ウエーク、グアムノ敵軍事施設ヲ爆撃セリ。

アナウンスの読み上げの前にチャイムが流れる。これは緊急放送時に用いられるもので、内容の重要度によって3段階あるとのこと。上掲音源のチャイムは最も重要度の高い放送の時に用いられるものだとか。


NHKの緊急放送チャイム3段階
 

当ブログ内の関連エントリー:

玉音放送(NHKラジオ第1、1945年8月15日(水)12:00-)

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SORA × NIWA GINZA ソラトニワ銀座(ウェブラジオ、松屋銀座屋上:東京都中央区銀座3-6-1)

○SORA × NIWA GINZA ソラトニワ銀座(ウェブラジオ、松屋銀座屋上:東京都中央区銀座3-6-1)

 

2012年2月3日に原宿・神宮前にミニFM局が開局したというので気になっていた。開局特番ではアンタッチャブル柴田英嗣がDJをつとめ、芹那がゲスト出演した。

原宿にミニFM局が誕生。開局特番にアンタッチャブル柴田やSDN48芹那が登場! - Ameba News [アメーバニュース]

原宿に続き、2012年6月19日に銀座、2012年10月24日に大阪・梅田にも開局した。原宿は88.8MHzで電波も出しているらしいけれど、他はウェブラジオのようだ。

6月29日(金) ソラトニワ銀座が、ソラトニワ原宿・神宮前に続き、松屋銀座の屋上にオープンします。 :sora×niwa|ソラトニワ|家を飛び出して、街を、人生を楽しもう
10月24日(水)ソラトニワ梅田ステーション開局! :sora×niwa|ソラトニワ|家を飛び出して、街を、人生を楽しもう

気になっていたのだけれど、一度も行く機会がなかった。2012年11月18日(日)に銀座に行ったついでに見てきた。爆笑問題・太田光じゃないけれど、オレのような田舎者にとっては、原宿よりむしろ銀座の方が敷居が低い。

行かなくても、ウェブサイトからUSTREAMで、アプリを使ってスマートフォンなどで聴取できる。

sora×niwa|ソラトニワ|家を飛び出して、街を、人生を楽しもう
※サイト右側、各局の「LISTEN NOW」ボタンからUSTREAMで聴取可能。


松屋銀座
 

屋上に「ソラトニワ銀座」
 

エスカレーターで行けるところまで進み、最後は階段で屋上へ。


いよいよであります。
 

小洒落スペースが登場。
 

エレベーター・ホールにスタジオ。私のようにエスカレーターを使わずとも、エレベータで直行できる。


エレベーター・エレベーター・スタジオ・エレベーター
 

スタジの中にはテーブルとソファーが置いてあり、こじゃれた感じ。私が来たこの日にはポカスカジャンがゲスト出演していた。スタジオ内の様子はこちらから:

11月18日(日)「オシキリシンイチの脱力主義!」 :sora×niwa|ソラトニワ|家を飛び出して、街を、人生を楽しもう
※この日のスタジオ内部の様子が見られる。


ON AIR中。
 

放送が屋上にスピーカーで流れている。


屋上庭園
ミツバチが来たりするらしい。
 

ライヴ・スペースもある。
 

グっとくる配管
 

外の銀座通りは歩行者天国でごった返しているのに対して、屋上にはビックリするぐらい人がおらず、ラジオに食い付いていると目立ってしまうので、チラっと見て聴いて帰ってきた。

ちょっとオシャレ過ぎかな。

もうちょっと手づくり感があって、貧乏くさくて、地の物って感じで、ゲリラっぽい雰囲気があるほうが、オレは好きだな。

神宮前と梅田はどんな感じだろう?

※この日の銀座の風景


味噌桶を抱えたレポーター
 

♪生麦・生米・生卵
 

みゆき通りに猫
 

その猫を撮る人
 

もともとは3匹でした。
 

当ブログ内の人気記事


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『全方位型お笑いマガジン コメ旬』Vol.005 特集:ラジオで笑え!(キネマ旬報社、2012年)

○『全方位型お笑いマガジン コメ旬』Vol.005 特集:ラジオで笑え!(キネマ旬報社、2012年)

 

このブログのコメント欄で、通りずかりの者ですさんから『コメ旬』Vol.005(キネマ旬報社、2012年)がラジオ特集を組んでいると教えて頂いたので読んでみた。『コメ旬』を買うのはこれが初めて。

『Quick Japan』とどこが違●×△……。


『コメ旬』Vol.005(キネマ旬報社、2012年)
 

まずは、ラジオ特集の目次を紹介して、続いて、気になった記事についてひとことふたこと。

目次 ラジオで笑え!

◇LONG INTERVIEW バナナマン

◇このラジオを聴け!今面白い芸人ラジオ番組リスト

◇INTERVIEW ふかわりょう

◇DISCUSSION 元・ハガキ職人放送作家座談会
大村綾人×小西幸一郎×宇野智史

◇LONG INTERVIEW 伊集院光×山里亮太

◇INTERVIEW 藤井青銅

◇ラジオコラム

  • 「ラジオ生中継で"いま"を伝える芸人たち」河野虎太郎
  • 「芸人ラジオにおける放送作家の役割」宇野智史

◇INTERVIEW 輝け!若手芸人
アインシュタイン/スパローズ/ライセンス

 

気になった記事

LONG INTERVIEW 伊集院光×山里亮太

まずはやっぱりこの記事でしょう。

直接じっくり話す機会はなかったものの、人を介して互いをさぐり合ってきた伊集院と山里。伊集院曰く「気持ち悪い者同士の名人戦みたいだよね」。相思相愛トークが炸裂。

伊集院は山里をこのように評価:

伊集院 山里くんも俺も、芸人として送りバントや犠牲バントができるから、ベンチからサインを出され続ける。でも、大きくバットを振ることはできないタイプ。違うのは、山里くんが自信家だということ。

さらに、山里について「最後のところで、どっかみんなのことを馬鹿にしてるし」「最後はオレが笑うんだと信じてる」と付け加えた。

確かに、誰に対しても下からアプローチするという芸風は、自分が本当に下だと思っていたらできないかもしれない。

伊集院も基本的には似たタイプだと思うけれど、いい良いカッコしいなところがチョッとあるし、理屈で自説の護りを固めるのはひょっとしたら自信のなさの表れなのかもしれない。

当「ラジオ批評ブログ」として興味深かったのは、伊集院と山里がそれぞれのラジオ技法のバックグラウンドについて語るこの部分:

山里 僕は周りから「お前は伊集院さんの論法や話の広げ方をパクってる。でも、質が違う」とよく言われます。それでも普通なら反論するんでしょうけど、実際こっちはパクろうと必死なんです。

伊集院 オレはラジオの教科書みたいなものがあった80年代にこの世界に入ったので、誰かを真似するというんじゃなく、ラジオの基本を教わるという気持ちが強かったね。

ここまで、1ページ目の内容。他には、インターネットとラジオ(恵方巻事件にも言及)などにも話が及ぶほか、全体的に読みどころが多い。全8ページのインタヴュー。

このインタヴューでは、伊集院が、先輩の立場から、やや大局的なアプローチでラジオについて語ろうとしているようにも感じられた。

 

LONG INTERVIEW バナナマン

設楽 話をしながら「若手が聴いてたらシビれるだろうな」と考えているときもありますよ。タカさん(石橋貴明)や三村(マサカズ)さんが来てくれたときは、俺たちもヒリヒリしましたから。自分たちがリスナーだったら「あの番組のとき、こうだったんだ」とか「こんなことまで考えていたんだ」とか聴けるとうれしいと思う。

石橋貴明や三村マサカズが今や大物のポジションというのが、時の流れを感じる。正直言って、オレはそんなに「ありがたい」とか「来て下さった」って感じはしないけど。

石橋貴明の回は2011年12月23日の放送のことだと思うけれど、これについては思いついたことがあるので、いずれ。

2011/12/23 バナナマンのバナナムーンGOLD - YouTube

 

INTERVIEW 藤井青銅

彼の著書、『ラジオにもほどがある』(小学館文庫、2011年)と重複する部分も多いけれど、藤井が放送作家として、伊集院光・オードリー・立川こしらをラジオ・パーソナリティーとして育て上げていった過程が語られている:

藤井 芳賀ゆいよりも、それを生み出した伊集院さんを有名にしたいという気持ちの方が強かったから。CDに写真集、ビデオにイベントといろいろやったけれど、結局は「それを仕掛けている伊集院っていう面白いヤツがいる」っていうことを世間に知らせたかったんですね。

生き馬の目を抜く芸能界にも、こんないい人がいるんだなぁ。放送作家の鏡であります。

radiko については:

藤井 ラジオに詳しい人は違うって言うんですけど、僕はradikoっていいと思うんですよ。やっぱり圧倒的に音質がいいですし、音質が同じならAMもFMも関係ないですから。しかも、横並びでボタンを押せばすぐに聴き比べられる。だったら、サービス精神のある方を選ぶだろうと思うんですよ。

radiko を否定するつもりはないけれどラジオの方が好きな私も、これには一理あると思う。でも、radiko をザッピングしながら聴いてる人っているのかなぁ? あんまりイメージできないけど。

藤井青銅『ラジオにもほどがある』(小学館文庫、2011年) (当ブログ内)

 

20世紀芸人 生ける伝説を訪ねて 毒蝮三太夫「下町育ちというアート」

ラジオ特集とは別枠だけれど、連載記事に蝮さんが登場。

東京圏のラジオ聴きにとってはおなじみの毒蝮三太夫。全国的には、アラシ隊員として知っている人は多いだろうけど、ラジオ・パーソナリティーとしてはどうなのかなぁ? オレも田舎にいる時は噂に聴いていた程度だった。生島ヒロシ伝説みたいに、テレビの深夜番組とかで「ミュージックプレゼント」(TBSラジオ)がフィーチャーされないかなぁ。

俺がただ知らない人との井戸端会議するのをマイクロフォンが拾ってるだけなんだよ

ババアがいたから「ババア」って言っただけだよ

さすがです。


「ミュージックプレゼント」(TBSラジオ、放送日不詳)
 
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南海放送取締役、ラジオのこれからを大いに語る:「まっすんのこれかラジオ♪ そこに風は吹いているか」(南海放送RNBラジオ、2012年6月4日(月)18:00-18:30)

○南海放送取締役、ラジオのこれからを大いに語る:「まっすんのこれかラジオ♪ そこに風は吹いているか」(南海放送RNBラジオ、2012年6月4日(月)18:00-18:30)


先日、田舎リスナーさんから頂いたコメントの中に「私が以前聴いていたラジオ番組を担当されていた”Mr.ラジオマン”さん」という記述があり、気になったので調べてみた。ひょっとして、南海放送取締役 田中和彦氏*のことかしらん?

*2014年7月より代表取締役社長に就任。

アナウンサー 田中和彦(RNB 南海放送)

さらに調べると、田中和彦氏がRNBラジオの番組「まっすんのこれかラジオ♪ そこに風は吹いているか」(南海放送RNBラジオ、2012年6月4日(月)18:00-18:30)にゲスト出演し、ラジオの将来について熱く語っているという。さっそく聴いてみた。

まっすんのこれかラジオ~そこに風は吹いているか~  » Blog Archive   » 第10回これかラジ人 Mr.ラジオマン 南海放送取締役 田中和彦

序盤の、「ラジオが変ったのではなく、聴き手が変った」という語り出しには一瞬引き込まれたが、その直後に続く話が「1983年頃スーパーファミコンが中学生のリスナーを奪った」「メールよりもハガキのほうがリスナーの顔が見える」という感じ。ファミコン(1983年発売)とスーパーファミコン(1990年発売)の区別もつかないアナログおじさんの説教が始まったのかなと、いったんは少し心配になったけれど、後半はなかなか興味深い内容。

総務省の文書にもあるように、「ラジオ局のガラガラポン」が進む見通しの中、生き残れるラジオ局の条件として田中氏は次の3つを挙げた:

  1. 制作力。独自にものを作れるしゃべり手やディレクターがラジオ局にいるか?
  2. 新しい試みや編成。守りに入らずに動いているか?
  3. リスナーの質とレヴェル。

3分の1がリスナーに預けられているのが、おもしろいし、うれしい。とはいえ、総論という感じで、「独自」「守りに入らず」の内容をもうちょっと具体的に聞きたい。

そして、序盤のトークではデジタル否定派なのかと思ったけれど、デジタル・ラジオについては推進派とのこと。

ちなみにRNBラジオは、独自のIPサイマル放送「ウィットIP」を行っている。とにかく受信機を家庭内に入れるという考え方。社長の旗振りらしい。

ウィットIP
※RNB独自のIPラジオ。地上波の音声にスタジオ映像などを付けて配信。配信エリアは愛媛県内。要会員登録。

また、ラジオのデジタル化が進んでいるイギリスと、ラジオがビジネスとして成功し成長すらしているアメリカの双方から学べば、日本のラジオにも活路はあるというお考え。

この話も、もう少し具体的に聞いてみたい/聞いてみないと判らない。個人的にも、ちょっと調べてみたい。

※放送内で言及された「ラジオ局のガラガラポンについての総務省の文書」

別紙1. 平成23年3月. 総 務 省. 放送法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令等の整備について. (放送法等の一部を改正する法律(平成二十二年法律第六十五号)関係)(PDFファイル)

II-(2)-②-ア 基幹放送の業務に係る表現の自由享有基準に関する省令を定める省令案

a ラジオ局(コミュニティ放送は除く。)について、放送対象地域の重複にかかわらず、4局(AM・FMの別を問わない)までマスメディア集中排除原則の適用除外とする特例を新設する。

b 地上放送全般(テレビ局、5局目以降のラジオ局、コミュニティ放送)について、放送対象地域が重複しない場合の議決権保有割合に係る支配基準を、現行の「20%以上」から「33.33333%超」に改正する。

いつもまじめに君のこと, ラジオ局合併が解禁へ 総務省が破綻回避に向け規制緩和 - MSN産経ニュース
※総務省前掲文書に関する記事

※参考

同じ番組の他の回で、南海放送の元代表取締役も出演。民放黎明期の話が興味深い:

第27回 これかラジ人 南海放送ラジオ一期生 元南海放送㈱ 代表取締役「土居俊夫」さん


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『ラジオマニア 2012-2013』(三才ブックス、2012年)

○『ラジオマニア 2012-2013』(三才ブックス、2012年)

 

『ラジオマニア 2012-2013』(三才ブックス、2012年)のレヴュー。

今回の号は、番組関連の記事と受信関連の記事のバランスが良くて、今までに増して面白かったと思う。


『ラジオマニア 2012-2013』(三才ブックス、2011年)
 

まずは、目次を紹介した後、気になった記事についてひとことふたこと。

目次

◇006 業界の1年を振り返る! ラジオマニアニュース 2012

◇012 特別interview ラジオの達人に訊け!
村上信夫/佐藤健一

◇024 味わい深いその魅力とは…? 我が愛しのB級ラジオたち

◇030 日本屈指の蒐集家に訊いた! メイドインジャパン・ラジカセの魅力

◇第1章 日本は面白いラジオで溢れている…マニア的番組ガイド

036 ラジオならではのおもしろさが詰まってる!全国ニッチ&マニアック番組を探せ!
「きかせられないラジオ」(長崎放送、土16:00-16:30)
「森本レオ子の勝ちパチ!」(ラジオ日本、金21:00-21:30)ほか

044 「モノ言う」ラジオがそろい踏み このニュース・教養番組がスゴい!
「報道するラジオ」(MBSラジオ、金21:00-22:00)
「吉田照美 ソコダイジナトコ」(文化放送、月〜金6:00-8:30)
「ザ・ボイス そこまで言うか!」(ニッポン放送、月〜木16:00-17:30)
「ニュース探究ラジオ Dig」(TBSラジオ、月〜金22:00-23:55)
「文化系トークラジオ Life」(TBSラジオ、第4日曜日25:00-29:00)

054 全国ワイド番組 名コンビに聞きました

060 日本全国の名番組を紹介!サイマルラジオで聴けるコミュニティ番組

◇充実のカラー特集

067 超人気ステーションまるっと20ページ特集!NACK5大研究

088 噂のラジオレコーダー RF-DR100を使い倒す!

096 ラジオ&アンテナ…話題の新製品ニュース!

◇第2章 クリアに放送を楽しもう! 最強の受信機材&テクニック

100 中波受信にはやっぱりこれ!ミズホ通信・ループアンテナの威力を改めて知ろう!
106 全国の番組を楽しむ!? ワンランク上のradiko生活!
112 ICF-SW77に見る十和田製ラジオのすごさ 日本が誇る高性能ラジオを愛でる!

◇第3章 受信生活充実のために…ラジオをもっと楽しくするための情報

118 徹底調査!スカイツリー受信になってホントに聴こえやすくなったのか?
122 レアカードもゲット!予備送信所の試験電波を受信してみよう!
126 音をアナログラジオに近づけよう!radiko用「AMラジオサウンド・アダプター」の製作
132 あらゆる疑問を解き明かせ AM中継局の大研究
140 読者投稿コーナー FROM LISTENERS
142 編集部レポート 火曜会ラジオ研修会に行って来た
144 心に残るあの人のあのことば…回想 DJインタビュー
148 付録CDを聴きながら読もう!「AMラジオ・秋の新番組ダイジェスト」をもっと楽しむためのサブテキスト!

◇第4章 15年前の1997年にタイムスリップ! ラジオ番組表アーカイブ

◇付録CD-ROM! 「AMラジオ・秋の新番組ダイジェスト」(43トラック収録)

 

気になった記事

radiko用「AMサウンドアダプター」の制作 

個人的に、今号で一番良かった記事……っていうか、先を越された。

[radikoは]便利ではあるのだが、何だか電子的で、固くて、ちょっとクリアすぎて、それはもう「radikoであってラジオではない」のかもしれないと、思ってしまうのだ。(p.126)

という考えのもと、radikoの音をAMラジオっぽくするフィルターを電子工作しようという記事。いい感じだ。

ちなみに、私は以前このブログにこんなエントリーを書いた:

ラジオの音声周波数、その他に関する私的メモ&リンク(当ブログ内)

実はこれ、「サウンドアダプター」的な物をつくる準備だった。私は単純に、CRフィルターつきの小型外付けスピーカーで、AM/FM/短波/radiko(thru)の切り替えができる物を考えていた。古いラジオについているトーン・コントローラーを見て思いついた。

記事の寄稿者のかたの作品は、AMトランスミッター→クリスタルフィルター→AMラジオという仕組みの送受信機一体型で、目から鱗。これなら確実にAMラジオの音になるに違いない。回路図とパーツ・リストも掲載。電子工作ずきな人は年末年始あたりに是非。

 

業界の1年を振り返る! ラジオマニアニュース 2012

今号から始まった記事。これはいい。

InterFMが名古屋にFM局開局というニュースは、遅れ馳せながら、この記事で知った。

「「震災でラジオ再評価」はどこへ?全体聴取率、過去最低を記録」には、ちょっとショック。大きな流れは変わらず、と。

 

超人気ステーションまるっと20ページ特集!NACK5大研究

FM NACK5 79.5MHz エフエムナックファイブ(公式サイト)

いいところに目を付けたなぁという感じ。

仮に例えば「まるっと20ページ特集!TOKYO FM大研究」とか「…J-WAVE大研究」だったら、正直言ってあんまりグッと来ないもんなぁ。

首都圏のラジオずきな人でNACK5ずきな人は案外多いんじゃないかと思う。2012年2月度ビデオリサーチ首都圏個人聴取率調査では、県域局ながら、在京キー局を抑えて2位だったらしい。

NACK5は、FMのいいところと、AMのいいところが巧いバランスブレンドされている感じ。正直言って私はそれほど聴いていないけれど、大宮のARCHEに「HITS! THE TOWN」(土12:55-17:55)を観に行ったことがある。

HITS! THE TOWN(NACK5、2010年5月22日(土)17:00-21:00)の公開放送を観てきました。(当ブログ内)

ちなみに、なぜか母校の生協では金曜日にいつも小林克也の「FUNKY FRIDAY」(金9:00-17:55)が流れていた。「こんなところでもNACK5が入るんだなぁ」と少し驚いた記憶がある。

 

全国ワイド番組 名コンビに聞きました

CBCラジオのつボイノリオ&小高直子アナのご両人、コンビ歴20年かぁ。

 

レアカードもゲット!予備送信所の試験電波を受信してみよう!

ニッポン放送の足立予備送信所の建物が解体されているという話を近隣さんからコメント欄で教えて頂いて、見に行ったけれど、この記事によれば予備送信所機能は2012年5月21日現在生きているらしい。そういえば、建物は解体されていたけれど、鉄塔は残っていた。ということは、今も残っているのかなぁ。

予備送信所の有無の調べ方も判って、ためになった。

ニッポン放送足立予備送信所(東京都足立区東六月町7丁目11番)(当ブログ内)
ニッポン放送足立予備送信所(東京都足立区東六月町7-11)が解体中とのことなので、見に行ってきた。(当ブログ内)

 

徹底調査!スカイツリー受信になってホントに聴こえやすくなったのか?

たしかに、感覚的にJ-WAVEとNHK-FMの入りが良くなったような気がしていたけれど、そのことがデータで裏付けられている。

それはさておき、なにも山梨まで行って受信しなくても……まぁ、そういうの大好きですけど。

J-WAVEを聴いていたら「Now transmitting from Tokyo Skytree」(東京スカイツリーより送信中)だってさ。(当ブログ内)
J-WAVEの試験放送(2012年7月15日(日)深夜〜16日(月)早朝)(当ブログ内)

 

付録CD-ROM! 「AMラジオ・秋の新番組ダイジェスト」

「ダイジェスト」と言いつつ、番組宣伝の音源を提供している局もある。残念。ラジオ・リスナーとしては、ほんのさわりだけでもいいから番組本編の音源で雰囲気を感じたいのにね。解ってねぇなぁ。

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萩原朔太郎「ラヂオ漫談」(1925年)

○萩原朔太郎「ラヂオ漫談」(1925年)

 

先日、放送記念碑について話題にした。1925(大正14)年3月22日9:30に、東京高等工芸学校内に設けられた東京放送局仮送信所から日本初の放送電波が発せられたことを伝える記念碑。

放送記念碑(東京都港区芝浦3-3-6 東京工業大学附属科学技術高等学校外)(当ブログ内)

その際、放送開始間もないラジオ放送を聴いた萩原朔太郎の感想を、彼のエッセイ「ラヂオ漫談」(1925年)から引用した。初出は『中央公論』大正14(1925)年12月号。

萩原朔太郎 ラヂオ漫談(青空文庫)

今回は、朔太郎の「ラヂオ漫談」を詳しく読んでみることにする。

朔太郎 meets ラヂオ

彼のラジオとのファースト・コンタクトはこうだ:

 東京に移つてから間もなくの頃である。ある夜本郷の肴町を散歩してゐると、南天堂といふ本屋の隣店の前に、人が黒山のやうにたかつてゐる。へんな形をしたラツパの口から音がきれぎれにもれるのである。

「ははあ! これがラヂオだな。」

と私は直感的に感じた。しかし暫らくきいてゐると、どうしても蓄音機のやうである。しかもこはれた機械でキズだらけのレコードをかけてる時にそつくりで、 絶えずガリガリといふ針音、ザラザラといふ雑音が響いてくる。何か琵琶歌のやうなものをやつてるらしいが、唱に雑音がまじつて聴えるといふよりはむしろ雑音の中から歌が聴えるといふ感じである。

ここに出てくる肴町(東京府東京市本鄕區駒込肴町)は、現在の東京都文京区向丘のあたり。


駒込肴町
 

南天堂書房は現在も営業していて、現在の住所では文京区本駒込1丁目に該る(地図)。

南天堂の隣には、レトロなレジが印象的な古い雑貨店がある。この店がラジオの置いてあった「南天堂といふ本屋の隣店」だったらいいのになと夢想したりして。


南天堂書房周辺
 

南天堂書房周辺
 

朔太郎は、「ラヂオといふものを、大変ふしぎなもの、肉声がそのまま伝つてくるものと思つてゐた」という。Hi-Fi 志向。まぁ、当時はさぐり式の鉱石ラジオだろうから、それは期待過多というもの。たぶん当時はこんな感じの受信機で聴いていたはず:

大正14年 ラジオ仮放送 - 大正村のブログ
タマちゃんは見てるよ » 聞こえくる ラッパの向こうに 大正ロマン::メンター・ダイヤモンド

後に朔太郎は「親戚の義兄に当る人」にラジオを造ってもらう:

これはラツパで聴くのでなく、受話機を耳に当てて聴くのである。見た所では、板べつこに木片をくつつけたやうなものであるがこれで聴くと実によくきこえる。不愉快な雑音も殆んどなく、まづ実の肉声に近い感じをあたへる。これならばラヂオも仲々善いものだ。前に悪い印象を受けたのは、拡声機のラツパで聴いた為であることが、ここに於て始めてわかつた。それ以来、往来に立つて聴いてゐる人を見ると、何だか憐れに思へてならない。ラヂオは受話機で聴くに限るやうだ。

朔太郎はヘッドフォン派。自分のラジオを手に入れてご満悦のご様子。それにしても、「板べつこに木片をくつつけたやうなもの」というところが、夏休みの自由研究みたいだけれど、「不愉快な雑音も殆んどなく、まづ実の肉声に近い感じをあたへる」のであればなかなかの力作。

ちなみに当時のラジオの値段は:

米1斗(約14kg)が4円50銭前後の価格の時代、最低でも受話器なしの鉱石受信機が15円、受話器もやはり1個10円程度の価格だったという。

鉱石受信機(「ある自分史」内)

ラジオとカフェ文化

上京間もない朔太郎、以前からラジオに憧れていようで、ラジオを求めて色んなところに出かけている:

一度などは、浅草の何とかいふ珈琲店(カフェ)にラヂオがあるといふので、わざわざ詩人の多田不二君と聴きに行つた。前の南天堂の二階へも、ラヂオをきく目的で紅茶をのみに行つた。しかし運悪くどこでも機械が壊れてゐたり、時間がはづれたりして、いつも空しく帰つてきた。

「浅草の何とかいふ珈琲店(カフェ)」はどこなんだろう? 気になる。

「時間がはづれたり」ということは、放送は断続的に行われていたということだろうか? 別の箇所には、

 受話機を用ゐるラヂオの不便は、放送の始まる時刻が、外部からわからないことである。もちろん新聞で時間は予告されてゐるが、絶えず時計に気をつけてゐ るわけに行かないから、一寸油断してゐるまに時間がすぎて、聞かうと思ふ講演が終つて居たり、音楽が曲の中途から聴えたりする。これはどうも不都合である。何か旨い仕かけで、放送開始と共に合図のベルでも鳴るやうに出来ないだらうか?

ともある。

件の南天堂書房2階のカフェは、『帆船』八月號(大正11年8月1日発行)掲載の広告によると、「本店獨特のシトロンデイー」(citron tea?)が売りで、「部屋の卓子の上には、涼しい西洋草花が置いてあり」「おすゝめに依つてめづらしい飮料水をも調製いたします」とのこと。なかなかハイカラだ。3階は出版部だったらしい。

南天堂書房 - 雀隠れ日記
※『帆船』八月號(大正11年8月1日発行)に掲載された南天堂書房の新築移転広告を紹介。

カフェには特に名前はなかったようで、前掲広告には「階上喫茶店」とある。しかし、岡本綺堂の日記には「カフヱー南天堂」とあるそうで、往時の文士たちはそう呼んでいたのかもしれない。

[カフェー]カフェー南天堂という名の南天堂書房の階上喫茶部(2010-07-30 - 神保町系オタオタ日記)
※『岡本綺堂日記』の一節を紹介。

朔太郎は新し物ずき

朔太郎は新し物ずきだったようで、ちょっと自慢も交えつつこう記している:

 いつたい僕は、好奇心の非常に強い男である。何でも新しいもの、珍しいものが発明されたときくと、どうしても見聞せずには居られない性分だ。だから発声活動写真とか、立体活動写真などといふものがやつてくると、いちばん先に見物に行く。ジヤヅバンドの楽隊なども、文壇でいちばん先にかつぎ出したのは僕だらう。今の詩壇でも、たいていの新しい様式を暗示する先駆者は僕であり、それが新人の間で色々に発展して行く。

朔太郎によれば、これに対して室生犀星は「ラヂオなんか俗物の聴くもの」と嫌っていたとのこと。詩人に対して、小説家は「新奇なものは、美として不完全」とみなして嫌う審美的傾向(「共通の趣味」)があるというのが朔太郎の見立て。

朔太郎は洋楽ずき

朔太郎は洋楽ファンだった模様:

ただ僕の好きなものは、唯一の音楽あるばかりだ。それも義太夫や端歌の如き、日本音楽はさらに解らず、ただ西洋音楽が好きなだけだ。これも「解る」といふ方でなく、気質的に「好き」といふだけである。

しかし、演奏会の「芸術的厳粛味の気分」が「厭やでたまらぬ」朔太郎。

彼によれば 「音楽の芸術的意義」は、「美しい旋律や和声からして、快よい陶酔と恍惚とを求める」ことであり、

人々は音楽に対して、もつと楽なフリーの見解をもつて好いのだ。日本で真に音楽の解つてゐる人々は、あの演奏会に集まるハイカラの青年や淑女でなく、実は市井でハーモニカを吹いてる商店の小僧たちである。日本における西洋音楽の健全な将来は、あの小僧たちの成長した未来にある。もしくは浅草のオペラにあつまる民衆の中にある。彼等だけが、本当に音楽をエンジヨイし、音楽の本質を完全に知つてゐるのだ。文化主義的音楽愛好家などは、時代のキザな流行熱で鹿鳴館時代のハイカラの如く、何の根柢もありはしない。

ポピュリズムに逃げたなという感じがしなくもない。音楽が「解る」人と「文化主義的音楽愛好家」を一見止揚しているように見えるけれど、案外凡庸なまとめ。

ちなみに、

[……]私の大好きなのは、日比谷公園における公衆音楽会である。あれだけは窮屈な空気がなく、実に民衆的で気持ちがよくきける。

今朔太郎が生きていたら、野外フェスずきだったに違いない。

音楽大衆化装置としてのラジオ

ここでラジオが登場する。

そこでラヂオのことを考へたとき、こいつは好いなと思つた。ラヂオの放送音楽なら、イヤな演奏会に行く要もなく、家にゐて寝ころび乍ら聴いてられる。演奏中に酒を飲まうと煙草を吸はうと随意である。もし事情が許されるならば、女を抱き乍らシヨパンのアンプロンプチユを聴くことも自由である。さすがにこれでこそ、ラヂオは文明の利器である。この点だけでも、ラヂオがどれほど民衆に悦ばれてゐるか知れない。

朔太郎は、音楽を「もつと楽に、フリーなゆつたりとした気持ちで聴」くことのできる装置として、ラジオという文明の利器に期待していたようだ。

それにしても、「女を抱き乍らシヨパンのアンプロンプチユを聴くことも自由である」——ベタ過ぎる想像力、逆に童貞っぽい。


Frédéric Chopin, "La Fantaisie-Impromptu
en do dièse mineur, op. 66 (Posth.)"
jouée par Artur Rubinstein

  

そして、締めの言葉は:

放送曲目についても所感があるが、紙数がないから止めにする。

今も昔も、洋楽ファンはメンドクサセぇな。


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InterFM、名古屋に放送局開局へ(報知新聞、2012年10月30日)

○「InterFM、名古屋に放送局開局へ」(報知新聞、2012年10月30日)

 

1か月も前のニュースなのに、全然知らなかった。さっき、『ラジオマニア2013』(三才ブックス、2012年)の「ラジオマニアNEWS 2012」で初めて知った。

InterFM、名古屋に放送局開局へ(報知新聞、2012年10月30日)

外国語放送を中心としたFMラジオ局「InterFM」を運営するエフエムインターウェーブ(東京)は30日、名古屋エリアに2014年春、新たな放送局を開局する方針を明らかにした。

 来年5~7月ごろ、総務省に開局を申請する予定。同局は大阪、福岡のFMラジオ局とネットワークがあり、東海地方に新拠点を置くことで、外国語放送の活性化を狙う。

InterFM公式サイトのプレスリリースには出ていないようだけれど、メディア向けの会合で発表していたとのこと。

2011年3月に、ラジオ局についてマスメディア集中排除原則を緩和し、ラジオ局の合併を解禁する法改正が行われたけれど、もともとはラジオ局破綻回避のための法改正を使って、新たに開局するという攻めに転じた感じ?

RADIO-i が2010年9月30日を以って放送終了してから2年ちょっとが経つけれど、予想していなかった朗報。

タイヘンそうだけれど応援しております。

ラジオの希望になってくれ!


 

※関連リンク:

別紙1. 平成23年3月. 総 務 省. 放送法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令等の整備について. (放送法等の一部を改正する法律(平成二十二年法律第六十五号)関係)(PDFファイル)
※II-(2)-②-ア-a「ラジオ局(コミュニティ放送は除く。)について、放送対象地域の重複にかかわらず、4局(AM・FMの別を問わない)までマスメディア集中排除原則の適用除外とする特例を新設する。」

※当ブログ内の関連エントリー:

名古屋のラジオ局を片っ端から見てきた(6):RADIO-i

名古屋のラジオ局を片っ端から見てきた(6+):RADIO-i

朝霧さぎり『サヨナラ、ありがとう〜FMラジオ局の音が消える日〜』(近代映画社、2011年)

テレビ東京、InterFM の株式を90%売却。

ピーター・バラカン、InterFMの執行役員に就任。

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効果音・BGMのフリー音素材リンク集(NAVER まとめ)

○効果音・BGMのフリー音素材リンク集(NAVER まとめ)

 

かなり前の「桜川マキシム」(ネットラジオ)gyasya氏のTwitterのタイム・ライン上で、効果音・BGMのフリー音源のリストが紹介されていた。

ネット上で公開されているフリー音源が、「無料での商用利用可」と「無料での商用利用不可」に分けてリスト・アップされている:

効果音・BGMのフリー音素材リンク集 - NAVER まとめ
ビリア360氏作成

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