2012年はカセットテープ50周年だそうです。
○2012年はカセットテープ50周年だそうです。
もう年末だけれど、2012年はカセットテープ50周年だそうです。
来年の手帖を買いに行ったとき、売り場にこんな製品が出ていて、初めてそのことを知った。テープ・レコーダーをモチーフにした手帖。
Moleskine the Audio Cassette 50th Anniversary
モレスキン限定版オーディオカセットノートブック
Packet/Large × Ruled(Red)/Plain(Green) で4種類。
ノートブックは良いんだけど、ダイアリーは土日の欄が狭いのが不便で1年でもとの手帖に戻した。
私たちが一般に「カセットテープ」と認識している記録媒体は、1962年にオランダのフリップス社が開発した。オープンン・リールではなく、小さいケース(cassette)に入っているテープということ。
日本では、このタイプのテープを厳密に言うと「Cカセット」「コンパクトカセット」と呼び、英語では "compact cassette" "compact audio cassette" などというらしい。
専らオーディオ用として用いられてきたが、パソコンの記録媒体としても用いられていた時期もある。私の中学校の理科室の隅にほこりをかぶって放置されているのを見たことがある。
聞いた話では、データを音声としてラジオで放送したものを、リスナーが録音してデータレコーダーでパソコンに読み込むと画像などが表示される、といった番組もあったらしい。これも立派な無線データ通信。
さて、生テープに何かを録音することはもうないけれど、以前に録ったテープがそこそこ残っている。特に、私はMDを使ったことがないので、ICレコーダー導入の直前までカセットでラジオを録音していた。
ICレコーダーは便利だけれど、録れているはずのラジオ番組が録れていなかったり、変なノイズまみれで聴けなかったりすることも稀にあり、その点、テープはけっこう信頼できるメディアだったなぁと思う。テープが回っていればたいてい録れている。
以前、荒川の土手を散歩していたら、大量のカセットテープがゴミ袋に入った状態で投棄されていた。「もし、あれが全部、ラジオをエア・チェックしたテープだったらタイヘンだ」と思ったが、大量すぎて救出は断念した。
今さらカセット・デッキを買おうなんていう物好きも少ないだろうから、捨てられていく一方なんだろうなぁ。
「どうせ捨てるんなら、一回聴かせてくれ!」と思わなくはないけれど、時間がかかる。簡単にサーチのできるデジタル音声ファイルは便利だ。
でも、カセット、なんか好き。
※関連リンク:
○カセットテープ紹介サイト tapedeck.org(当ブログ内)
○cassette tape culture(designboom 内、英語)
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コメント
私はカセットでの録音環境が良くなかったので黄金の80年代深夜放送が残ってないんですよね。謎のカセットがたくさんあったので聞いてみましたが、なんじゃこりゃ?みたいなテープでした。かろうじて伊集院さんのオールナイトとか鴻上尚史のオールナイトニッポンとか中島みゆきのオールナイトニッポンとかつボイノリオのハイヤング京都とかちょっとだけ残っていたのでデジタル音源化しました。言っても私はMD導入もICレコーダー導入も遅かったので10年くらい前まで唯一の録音メディアとして第一線で使っていました。深夜の長時間番組なんかは録音スイッチ押して、2時間ほどドライブして切れる頃に家に戻ってテープ入れ替えてまたドライブしてみたいなバカな事をしていました。(家にいると寝落ちするので)2年ほど前に整理してほぼすべてカセットテープは処分しました。今のICレコーダー3台体制に比べたらカセットはやってられません。
投稿: 河内の政 | 2012年12月22日 (土) 23時17分
カセットテープは不思議なメディアですね。
後から出てきたメディアが、どんどん消えていく中
安心のクオリティで生き残ってますね。
フロッピーも風前の灯ですし、MOが消えるとは思いませんでした。
カセットテープがPCの外部記憶だったのも
今や冗談としか聞いてもらえないらしいですね。
真っ只中で使っていた身には、時の流れの速さに
唖然とします。
テレビの副音声でプログラムのダウンロードを
していた番組もありました。
以前、伊集院さんがフリマで投売りになってる中古カセットを
聞くのが好きだと言ってました。
うちには、ラジオの欽ドンが残ってたなあ、、、、
投稿: 通りすがり | 2012年12月26日 (水) 01時14分