2012年に観た映画ベスト5
○2012年に観た映画ベスト5
今年観た映画のベスト5。
話題の吉田大八[監督]『桐島、部活やめるってよ』(2012年)は、とても面白かったけれど、下の5作品には及ばなかった。
○吉田大八[監督]『桐島、部活やめるってよ』(2012年)を観た。(当ブログ内)
5位 浦山桐郎[監督]『キューポラのある街』(1962年)
ラジオでCMしていた『吉永小百合 私のベスト20 DVDマガジン』の第1巻で観賞。こういうのは創刊号が特別定価なので、かなりお得(790円)。
川口市にちょっと土地勘があるので、今と様子は随分違っていても、どの辺で撮っているのかがある程度判るので、個人的には2倍愉しめた。
でも、当時の川口駅の小ささにはビックリした。
この作品の大きなテーマは地方の貧困と東京との格差。50年経った現在も連綿と続く問題。荒川を1本挟んだだけの、東京に一番近い「地方」として川口が象徴的な事例として描かれている。
主人公がその貧困に向かいあう様子が、イニシエイションの物語として描かれる。しかし、主人公の決断も、社会問題を個人が背負わなければならないという相変わらずの事態を象徴しているように見えた。
感想など、詳細はいずれ。
4位 ヤン・ヨンヒ[監督]『かぞくのくに』(2012年)
帰国事業で北朝鮮に渡った兄が病気の治療を目的に25年ぶりに日本に帰ってくる、という話。
イデオロギーではなく人間が描かれているところが良い。
津嘉山正種が相変わらずいい声だ。
3位 新藤兼人[監督]『裸の島』(1960年)
2012年6月に、新藤兼人監督の生誕100年にあわせて企画された川崎市市民ミュージアムの企画上映で観賞。残念ながら、監督が2012年5月29日に亡くなり、追悼企画となってしまった。
これと『竹山ひとり旅』(1977年)を観るために、わざわざ川崎まで通った。
川崎市市民ミュージアムの映像ホールはとても立派なシアターで、しかも低料金で観賞できるところがすばらしい。
新藤監督の作品を、これからもチョッとづつ観てゆきたいと思う。
○2012年6月 | 映画上映 | 展示・上映・イベント | 川崎市市民ミュージアム
○新藤兼人監督に関して、小林信彦のほうが正しいことが判りました:「ニュース探求ラジオ Dig」(TBSラジオ、2012年1月29日(木)22:00-23:50)(当ブログ内)
2位 井筒和幸[監督]『黄金を抱いて翔べ』(2012年)
今年、映画館で2回観たのはこれだけ。
アクション映画として純粋に愉しめるだけでなく、明示的な社会的メッセージはないものの、ちゃんと時代に棹さす作品になっている。
感想などはいずれ。
1位 藤川佳三[監督]『石巻市立湊小学校避難所』(2012年)
今まで観たドキュメンタリー作品のなかでも屈指の傑作だと思う。
ミニコミ誌『野宿野郎』のサイトで紹介されているのをきっかけに知った。
最近は、劇場公開も一段落し、自主上映会へとシフトしているようだ。
近くで観るチャンスがあれば絶対観た方が良いと思う。やってなければ、自主上映会を開くべし(思ったほど高くない)。
○映画『石巻市立湊小学校避難所』 | 映画『石巻市立湊小学校避難所』公式サイト
○藤川佳三[監督]『石巻市立湊小学校避難所』(2012年)を観た。(当ブログ内)
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