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2012年10月

ラジオの音声周波数、その他に関する私的メモ&リンク

○ラジオの音声周波数、その他に関する私的メモ&リンク

※短波放送の音声周波数を加筆(2012年12月2日)

 

ラジオの音声周波数その他に関して、個人的にネット検索で調べた内容のメモ&リンク。

文系の素人なので、極めて恣意的でアット・ランダムです。何のためのメモか気付いた方はコメント欄にでも。何も出ませんけど。

※音声周波数

ラジオ放送の音声周波数:

  • AMラジオの音声周波数(例:NHK秋田放送局
    50Hz~10kHz
    (50Hz0.05dB, 1kHz0dB, 10kHz0.13dB)
  • FMラジオの音声周波数(例:NACK5
    30Hz~15kHz
    (出力される特性はフィルターを通すので50Hz~15kHz)
  • 短波放送の音声周波数(例:八俣送信所)
    50Hz~7.5kHz(フラットは150~3500Hz)
  • 人間の可聴音声周波数
    20Hz~20kHz

ラジオで実際に再生された音声周波数

TalkMaster を GarageBand にライン入力して録音。任意の時点をサンプリング:

  • AMラジオ(TBSラジオ)
  • FMラジオ(J-WAVE)

音声周波数関係あれこれ:アナログ編

音声周波数関係あれこれ:デジタル編

音声周波数関係あれこれ:アナログ・デジタル横断編

  • ラジオの音声周波数 - テレトンボ
    こちらのブログによると:
    • 「AMラジオ放送の音声周波数は7500Hzまで、FMラジオ放送の音声周波数は15000Hz(=15kHz)までなんだそうだ。オーディオ関連の本で読んだ。」
    • 「ということは、ラジオ放送をPCで録音する場合、録音ファイルのサンプリング周波数は、音楽CDの 44100Hz(音声を22050Hzまで録れる)よりも、低く設定してオーケーなのだ。AMなら16000Hz、FMなら32000Hz。データ量を幾分節約できる。」

※おまけ

ラジオの変調など

山下達郎による解説「リマスターとは何か」

---[……] 根本的な質問で恐縮なのですが「リマスターって何ですか?」[……]

録音された音楽1曲1曲が完璧に同じレべル、同じ聴感でミックスダウンされているとは限らないんです。Aという曲よりBという曲が甘かったりすると、A・B・Cと並んだときにBが地味に聴こえてしまう。そうならないようにAとCに合わせるとか。要するに“ならし”ですよね。例えばページレイアウトが1ページ目と2ページ目で全然違ったら、資料としては読みにくいから、きちっと枠を作って読みやすくしますよね?音楽的にそれと同じような作業をする事を基本的にリマスターと言うんです。

リマスターって本当に叫ばれ出したのはデジタルになってからの時代なんですよ。我々がロックンロールのグルーヴと呼ぶモノって基本的に“歪み”で、レコードの溝を針が引っかくエネルギーこそが“歪み”になるんですよね。デジタルっていうのはダイナミックレンジが全然違うので、歪まないんですよ。簡単に言っちゃうと情報量が全然違う。

例えるならアナログレコードって言うのはコップなんです。バケツでこのコップに水を入れようとすると溢れるじゃないですか?その溢れたモノが所謂グルーヴとか音圧なんですけど、デジタルってそれが風呂桶サイズなんですよね。風呂桶にバケツで水入れたって少ししかたまらないでしょ?つまり風呂桶を溢れさせるためにはとてつもないエネルギーが必要なんです。それが中々作れない。

そこで考えられたのが、デジタル・コンプレッサーってやつ。アナログ・コンプレッサーっていうのはピークを叩いて圧縮するんです。ではデジタル・コンプレッサーっていうのが何かと言うと下を上げる。なぜならデジタルって上が決まっているから。CDって44.1kHzの16bitでしょ?127dBまでしか入らない。127dB以上はクリッピングと言って潰れちゃうんですよ。それ以上いくらやっても上がらない。そこで何を考えるかというと下を上げる。今のヒット曲や海外のR&Bを聴くと、音が前に貼り付いてるんですよ。上の8bitくらいしか振ってないようなね。つまり下が無いんですよ。下があると、聴感的に弱く聴こえるから。だからデジコンかけまくって、どんどんどんどん前に出すんですよね。それが今のレヴェル戦争と言われるもので。

--- そういう事なんですね。

じゃあ何でそういうことをやるのか?アナログ時代でもシングルは「いかにレべルを切るか」を重要視したんですけど、それは何のためか?それはラジオプレイのためなんですよね。僕のサンデーソングブックも自分でプレスしてWAVデータにして直接サーバーにぶっこんでオンエアしてるから、いい音するんですよ。[……]

すごく解りやすい解説。

  • リマスターとはレヴェルの「ならし」。
  • リマスターと叫ばれ出したのはデジタル時代になってから。
  • ロックンロールのグルーヴとは「歪み」のことで、レコードの溝を針が引っかくエネルギーが歪みになる(だから「グルーヴ」って言うのかぁ)。デジタルは情報量が多いので歪まない。
  • アナログ・コンプレッサーはピークを叩いて圧縮、デジタル・コンプレッサーは下を上げる。
  • そのようにしてレヴェルを切る理由はラジオ・プレイのため。

でも、この記事、どうして「?」の後に全角スペース入れないんだろう?

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「ビートたけしの欠陥ってどこだと思う?」:田原総一朗×伊集院光「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」、「小林悠 たまむすび」(TBSラジオ、2012年10月26日(金)13:00-15:30)

○「ビートたけしの欠陥ってどこだと思う?」:田原総一朗×伊集院光「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」、「小林悠 たまむすび」(TBSラジオ、2012年10月26日(金)13:00-15:30)

 

「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」(「小林悠 たまむすび」TBSラジオ、2012年10月26日(金)13:00-15:30)のゲストは田原総一朗。


「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」
「小林悠 たまむすび」(TBSラジオ、2012年10月26日(金)13:00-15:30)

 

田原総一朗「ビートたけしの欠陥ってどこだと思う?」

コーナー冒頭で伊集院は、田原と以前に共演した際に生放送で突然「伊集院君、天皇陛下のギャグやってくれる?」などと求められたエピソードを披露。

そして、ゲストの登場・紹介・AKB48の話などを経て、しばらくしたところで突然:

田原総一朗 芸能界でビートたけしの悪口言いにくいでしょ? 

伊集院光 そうですね……。

田原 ビートたけしの欠陥ってどこだと思う?

伊集院 欠陥!? 

小林悠アナ えへへへ。

伊集院 欠陥はシャイなとこです。

田原 シャイって、良いとこじゃない?

伊集院 その、良いとこと悪いとことって……。

田原 悪口言えないでしょ、この人?

伊集院 だって……。

小林アナ そういう発想がないですね、悪口言おうっていう。

田原 全然、悪口なのにほめてるでしょ? お世辞しか言えないんだよ。

伊集院 だけど、ビートたけしってものに、例えば悪い面だけが独立してあるのかっていうと、オレらビートたけしチルドレンたちは……ないですよ、それは。

田原 なんでこの人、ビートたけしの弁護士ばっかりやってんの?

伊集院 僕ホントにそう思うんですけど、ビートたけし世代で、オレたちビートたけしの影響で——

田原 な〜んでビートたけしはさぁ、テレビで売れたのにね、テレビに力入れないで、なんで映画に力入れてんの?

伊集院 だから……たけしさんは……。

田原 テレビはつまんないと思ってんだよ。

伊集院 う〜ん。

小林アナ はぁ〜。

田原 でしょう? だって、テレビで稼いだお金をねぇ、全部映画にブチ込んでるわけよ。

伊集院 う〜ん。

田原 やっぱり、テレビなんてラジオなんてくだらない番組だから、こんなもんに興味もたないビートたけしは素晴らしいと思うけどね。

伊集院 いや、違いますよ。ビートたけし自体はビートたけしがやりたいことをやって、その中の僕らは愉しみたいものを愉しめばいいんじゃないかと思うんですよ。

田原 ね? ここカットされないんでしょ、どうせ?

ここで本題に入り、映画の話。

その後、コーナー終盤で伊集院がビートたけしに話を戻す。

伊集院 なんか、でも、こうやって話してて少し解ったこと、僕が少し解ったこと、「ビートたけしの悪いとこはどこだ?」っていう質問に対して僕がオタオタするっていうのは判ってて訊くじゃないですか?

田原 うん。

伊集院 で、たぶん、僕の悪いところが、ビートたけしさんの悪いところだったら、イコールだったら良いなと思うんですけど——

田原 うん。

伊集院 僕やっぱり、たけしさんに、そのビートたけしに影響されて生きてきたせいで、ビートたけしさんが照れるところとかが、すごく尊敬するところだったりする。

だからたぶん、丸裸には自分からはなるけど、人にはされたくない。

田原 されたくない。そう。

小林アナ あぁ、脱がされたくない。

伊集院 だから、それを僕は尊敬してるんです。僕、人前で自分のムケてないチンコを出すのは全然大丈夫です。だけど、人から脱がされるのはイヤですっていう、それが悪いとこだとすれば悪いとこだと思う。

田原 でもねぇ、芸能人ってねぇ、ある程度脱がされるのが好きじゃないとダメだと思うけど。

伊集院 これ難しいのは——

小林アナ えぇ〜。

田原 そうでしょ? こんなガチガチにねぇ、服装やってたら面白くも可笑しくもないじゃない。

伊集院 これが、僕は、何とか脱がされないように僕が引っぱってるパンツを田原さんが破くって言うんなら、そらぁしょうがないと思います。それは、普通の人よりはカメラ前から逃げようとは思わない、ギリまで行こうと思うんですけど。

田原 破かないよ。それは自分で脱いでもらう。

小林アナ それがねぇ!

伊集院 この戦いになるから、最終的に「オレは脱ぎたくない。自分からは絶対脱ぎたくない」になって——

田原 で、どこまでいけるかやってみようと。これがドキュメントだと思う。

伊集院 はいはい。

田原 どこまで行けるか。

伊集院 その田原さんが推薦するのがドキュメンタリー映画だと思ったら、そうじゃないのもまたちょっと面白いですね。

終り際に伊集院がスタジオの玉袋筋太郎に同じ質問を振った。玉袋は話をはぐらかしつつ、「殿もムケてない」と明していた。

田原総一朗の質問に答えつつ、田原総一朗を批評しながら、田原総一朗のポジションを語らせた伊集院。なかなかの技アリ。

田原総一朗のおすすめ映画:『ブラックブック』(2006年)

田原総一朗のおすすめ映画は『ブラックブック』Zwartboek(2006年)。放送の中ではオランダ映画でナチスとレジスタンスの話であることと、ストーリーのとっかかりぐらいしか説明がなかったけれど、この映画の監督は、ポール・ヴァーホーヴェン(Paul Verhoeven)。

などの人。意外な監督の作品を推めてきたなぁ。


ポール・ヴァーホーヴェン[監督]『ブラックブック』
Zwartboek
(2006年)
予告編
 

『ブラックブック』のDVDがAmazon.co.jpで1,000円しなかったので、さっそく買って観てみたら、けっこうしっかりした古風で本格派の映画。後世に残る超大作という程ではないけれど、現代史に材を取ったサスペンス映画としてはなかなか愉しめると思う。ストーリーそのものはよくあるドンデン返しの連続という感じだけれど、チョッとした台詞などに深長な含意があって「ほぉ」と感心するところがいくつもある。1,000円の価値は充分あった。

トム・ホフマン演ずるアッカーマンによるヒトラーのモノマネがすごい。

あと、ミュンツェ大尉が岡田克也に似ていた。

実は、町山智浩による『スターシップ・トゥルーパーズ』の解説を聞くまで、私はポール・ヴァーホーヴェンを誤解していた。

町山智浩の映画塾!Vol.14(町山智浩の映画塾!|WOWOWオンライン)

町山の解説によると、ヴァーホーヴェンは少年時代をナチス占領下のオランダで送り、友軍である連合国による空爆で多数の人が命を落とす様子を目撃し、善悪の価値観を信じない、死体を見慣れた子どもとして育ったとのこと。

『ブラックブック』も、善悪の価値観を信じない、死体を見慣れた人の映画という感じ。

『トータル・リコール』の人間を盾にするシーンとか、『スターシップ・トゥルーパーズ』で次々に兵士がちぎれて死んでいく様子も、町山の話を聞いた後では意味合いが違ってくる。

『スターシップ・トゥルーパーズ』をまるでナチスのプロパガンダ映画だと真に受けたりはしなかったけれど、ただの露悪的なバカSF映画ぐらいにしか思っていなかった。

'Starship Troopers' (R) The Washington Post ウェブサイト内、英語)
※"Verhoeven draws parallels with vintage World War II movies, right down to a reenactment of D-Day landings at Normandy, but he seems more drawn to Nazi chic than Yankee gumption.  [...] Alas, Verhoeven's tone, which varies from camp to cynical, is so inconsistent that it's impossible to decide whether he's sending up the Third Reich or in love with it. On the other hand, maybe this is just his misguided idea of a big old scary bug movie. In any case, he'd be right at home in a roach motel."

ちなみに、『スターシップ・トゥルーパーズ』原作者のロバート A. ハインライン(Robert Anson Heinlein)が右翼の運動家だというのも知らなかった。私のSFずきの友人はあの映画を観て「原作を台無しにしている」と怒っていたけれど、ヴァーホーヴェンは原作を換骨奪胎、脱構築して、正反対のメッセージを込めて、ナチスのプロパガンダ映画のパロディーとして突き返していたのだ。

また、プロパガンダ映画のパロディーとして作られた『スターシップ・トゥルーパーズ』と、大真面目に作られたであろうローランド・エメリッヒ[監督]『インディペンデンス・デイ』Independence Day(1996年)に類似点が多いのは、笑えない話。

ヴァーホーヴェンの少年時代の話。どこかで聞いたような話だなと思ったら、カート・ヴォネガットJr.(Kurt Vonnegut Jr.)と似たところがある。ヴォネガットの場合は、アメリカ兵としてヨーロッパ戦線に遠征し、ベルギーはアンデルヌでバルジの戦いにおいてドイツ軍の捕虜になる。ドイツのドレスデンに連行され、1945年2月にその地で、味方である連合国軍(英・米空軍)による空襲を経験(ドレスデン爆撃)。『タイタンの妖女』The Sirens of Titan(1959年)の火星人襲来の話なんかも、きっとその影響。

ヴォネガットの小説をヴァーホーヴェンが映画化したら面白いのに。

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『ラジオ番組表 2012年秋号』(三才ブックス、2012年)

○『ラジオ番組表 2012年秋号』(三才ブックス、2012年)

 

自分用のメモも兼ねて、今季もラジオ馬鹿のバイブル『ラジオ番組表 2012年秋号』(三才ブックス、2012年)についてレヴュー。日本全国のラジオ番組表が一冊にまとめられています。


 

表紙 Silent Siren。読者モデル4人によるガールズ・バンドとのこと。

現在、下記の番組を担当中。けっこうラジオやってるんですね:

いつもの番組表・改編トピックス・改編NEWS・「リスナーの主張」以外の読み物記事は以下の通り:

「with...夜はラジオと決めてます」田口壮インタビュー(p.3)

野球解説者の田口壮のインタヴュー。MBSラジオのナイター・オフ番組「with...夜はラジオと決めてます」(火〜木17:54-22:00、金17:54-20:30)の火曜日パーソナリティーを務めている。ラインナップはこんな感じ:

たぶん、TBSラジオの「Wanted!!」(火〜金20:00-21:50)「ニュース探究ラジオ Dig」(月〜金22:00-23:55)を足したような感じ? 顔ぶれとしては「with...」のほうが面白そう。

この記事、目次に出ていないので、記事体広告か?

「注目のDJインタビュー Silent Siren」(pp.4-5)

表紙にも登場した Silent Siren のインタヴュー。「サイサイ」と略すらしい。

インタヴューによると、メンバー同士が誘い合って結成したとのこと。バイト先の「読モのコたちが働いてるカフェ」で誘ったりとか。そんなカフェがあるとは。

第5回 読者が選ぶ好きなDJランキング(pp.252-258)

『ラジオ番組表』のページ下の応募券10枚=10票をハガキに貼って投票するシステム。

今回から、AM・FM・インターネット・コミュニティの4部門に分けて集計。

pp.252-257は各部門上位者のインタヴュー、p.258は各部門の結果発表。

結果発表では、FM部門よりもコミュニティ部門のほうが総得票数が多いのは三才ブックス的?

インターネット部門は、プロの人がランクインしているようだけれど、アマチュアのポッドキャストに投票するのもアリなのだろうか?

また、得票数1票のパーソナリティーまで掲載されている。

上位入賞者に知らない人の多いこと。でも、誰かが強く推している知らないパーソナリティーが発見できるのも、このランキングの良いところではある。

気になった番組

p.7の高城剛の写真が顔色の悪い織田裕二みたいだ。

さて、改編情報の中から気になった番組を。

「Jazz Reminiscence」(JFN系)
ジャズ・ピアニスト山中千尋の番組。菊地成孔の番組と併せて聴きたい(笑)。でも、東京では聴けないのだ。

その昔、店頭のデモDVDで、背中の開いたドレスでピアノを弾く山中千尋の肩甲骨の動きに釘付けになったことがある。

「パノラママンボナイト」(ラジオNIKKEI第1、最終土22:30-24:00)
パラダイス山元ゴンザレス鈴木東京パノラママンボボーイズ)とナカゴメス真理子。さっそく初回を聴き逃したけど……つぎは来月か。生放送で、ライヴもやるらしい。パラダイス山元、痩せた?

「モモっと!DKJKトーク」(RSKラジオ、土16:30-17:00)
岡山県の普通の高校生10人が自ら企画を考えて作っていく番組。こういうの、面白そう。

「空よ!」(RKKラジオ、土21:05-21:30)
空にまつわる話を空にまつわる音楽とともに送る番組。パーソナリティーは塚原まきこ。企画が面白い。RKKラジオ独自のIPサイマルラジオ RADI PARA でも配信。熊本県外からも聴けるらしい。


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谷川俊太郎 即興詩「ラジオ」(1998年)

○谷川俊太郎 即興詩「ラジオ」(1998年)

 


谷川俊太郎 即興詩「ラジオ」(1998年)
「詩のボクシング—鳴り渡れ言葉、一億三千万の胸の奥に—」
(NHK BS2、1998年11月17日)

 

前掲動画の「ラジオ」は谷川俊太郎が「詩のボクシング—鳴り渡れ言葉、一億三千万の胸の奥に—」(NHK BS2、1998年11月17日)内で披露した即興詩。

動画は詩のボクシング第2回大会のもので、前回優勝者・ねじめ正一と挑戦者・谷川俊太郎の対戦。10ラウンド勝負でジャッジの判定により勝敗が決まる。

9ラウンドまでは自作の詩を交互に朗読し、最終10ラウンドは即興詩の勝負となる。即興詩のテーマは、くじ引きで決まる。

同番組は、下記の賞を受賞している。

ちなみに、ねじめ正一が引き当てたテーマは「テレビ」。


ねじめ正一 即興詩「テレビ」(1998年)
「詩のボクシング—鳴り渡れ言葉、一億三千万の胸の奥に—」
(NHK BS2、1998年11月17日)

ねじめの即興詩は、4:40ぐらいから。
 

※リンク

2011.05.09 ことば・文字・目 戸田ツトム(vlog 神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科ウェブサイト内)
※即興詩「ラジオ」の書き起こしが載っています。

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熊本⇔仙台 東日本大震災で始まったウィスキーのバトン:「Colon de RADIO」vol.1(ネットラジオ、2012年8月12日(日))

○熊本⇔仙台 東日本大震災で始まったウィスキーのバトン:「Colon de RADIO」vol.1(ネットラジオ、2012年8月12日(日))

 

東日本大震災のあと、熊本のあるバーと仙台のあるバーとのあいだで起きた、ウィスキーに関するちょっといい話。

内容を詳しく説明してもいいけれど、直接下の動画を観たほうが愉しいと思う。タケル氏の熊本弁の、たいぎゃぁ良か感じバイ。


「Colon de RADIO」vol.1(2012年8月12日(日))
 

東日本大震災のあと、仙台市の Bar Andante のマスター・水戸誠士氏が営業再開までの過程とその時考えたことを綴った記事「バーのあかりを灯す意義」が、サントリーがバーテンダー向けに発行している『Whisky Voice』という業界誌に掲載された。

これを熊本市の Bar:Colon のマスター・鶴田タケシ氏が目にしたことをキッカケに始まる話。

一応説明すると、こういう流れ:

このエピソードは熊本日日新聞の記事にもなったとのこと。

感動的ないい話というのはもちろんだけれど、日本の北のほうと南のほうで、大人たちが何か面白いことをやってやろう、相手がよろこぶことをやってやろうと企んでいる様子がほほえましくて、聴きながらニヤニヤしてしまうゼ。

昨日より面白い明日にしたいと思ったら、昨日までとは違うことを今日やらないとダメだよなぁ。

……などと思いながら、USTREAMの動画をリピートするのでありました。

※関連リンクなど:

Bar:Colon(バー:コロン)のホームページ

Bar Andante

Twitter / bar_andante: BAR ANDANTE本日より再開致します。沢山のお ...

マスタード☆鶴田 の ジョニ黒3本 角8本 : 第45回配信〜3.11のこと〜(2011年7月14日放送分)

仙台→東京 旅報告 1日目★夜① : ピンポンダッシュ日記
※タケル氏公式ブログ

ウイスキーのバトン〜熊日新聞に掲載〜: Bar:Colon(バー:コロン)日記

Vol.652「土曜版/週刊突撃一番」: 日刊・深夜快速
※鶴田氏が出演するウェブラジオFMCの番組。ウィスキーのバトンについて。

FMK RADIO BUSTERS
※タケル氏が出演中のエフエム熊本の番組の公式サイト。

「縁」ENISHI東日本大震災「被災地 宮城 その現状と復興の記録」: 高橋水産のわかめ

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ラジオ局を舞台にしたイギリスのTVコメディー「FM」:FM (ITV2, 25th February 2009 – 1st April 2009)

○ラジオ局を舞台にしたイギリスのTVコメディー「FM」:"FM" (ITV2, 25th February 2009 – 1st April 2009)

 


"FM" (ITV2)
堂々のR15でございます。
 

"FM" (ITV2, 25th February 2009 – 1st April 2009) を観た。


"FM" 第5話
テレビ出演することになったDJのリンジーは、勝負服の "PUNK COCK" Tシャツで出発。この後、テレビ局に着くと観覧客が全員子どもでコートが脱げなくて……という展開。
 

SKiN FM という小さなラジオ局を舞台にした、イギリス ITV2 のシチュエイション・コメディー。全6話。アメリカ映画、FM(1978)とは無関係。

日本では未放送、日本版DVDもBlu-rayも出ていない。Amazon.co.uk からお取り寄せ。英語音声・字幕のみで日本語比対応だけれど、"dick head" とか "wanker" とか "shag" とか、英語の語彙力もアップ!

主な登場人物

主役は下記の3人:

  • リンジー・カロル(Lindsay Carol)、DJ:クリス・オダウド(Chris O'dowd)
  • ドム・コックス(Dom Cox)、DJ:ケヴィン・ビショップ(Kevin Bishop)
  • ジェイン・エドワーズ(Jane Edwards)、プロデューサー:ニーナ・ソーサニア(Nina Sosanya)

"FM" 第3話オープニング
この3人がメインの登場人物。話題はホームレスについて。
ホームレスに厳しいDJのリンジー、同情的なプロデューサーのジェイン。
ジェインの意外な過去が明らかに……。

 

リンジー役のクリス・オダウドは、例えば他にこんな作品に出演:


『パイレーツ・ロック』The Boat That Rocked(2009年)
「ラジオ批評ブログ」的おススメ名シーン。気の毒な役でした。
 

ドム役のケヴィン・ビショップはコメディアンで、"The Kevin Bishop Show" (Channel4) で知られている。ジェイン役のニーナ・ソーサニアは主に舞台とテレビで活躍している女優。


"The Kevin Bishop Show" (Channel4)
任天堂WiiっぽいゲームのパロディCM「FONY PLAYBOX」
アホだ。でも、こういうの好き。
  

ドラマ「FM」はこんな内容

下品なジョーク、おバカな下ネタ連発で、喫煙シーンがやたら多い。R-15。politically incorrect な感じが、いかにもイギリスのユーモアという感じ。

アルコール依存症のDJがグループ・セラピーで大爆笑をかっさらったり、ドアを開けたらスタジオ・ブースの中で立ちバックでやっるヤツがいたり、手をケガしている子どもに「お父さんにやられたのか?」と尋ねると「パパはイラクで死んだよ」と答えたり、終止そんな調子。でも、なぜかオシャレ。

子どもの時にこのドラマを観ていたら、FMラジオのDJになりたいとか血迷ったことを考えたかもしれない。

オープニングは必ずスタジオの生放送のシーンから始まる。また、毎回ミュージシャンが本人役でゲスト出演し、第2話からはスタジオ・ライヴのシーンもある。

※ゲスト・ミュージシャン一覧:

  1. Justin Hawkins
    Guillemots
  2. Wombats, "My Circuitboard City" (2009)
  3. Ladyhawke, "Paris is burning" (2008)
  4. The Subways, "Shake! Shake!" (2008)
  5. Sway, [free style?]
  6. The Charlatans, "You Cross my Path" (2008)

イギリスで活躍しているラジオDJも本人役でゲストとして出演することがある。

最終回では、小さいながらもそこそこリスナーが付いている SKiN FMに、大手からの引き抜きと、野外フェスのステージのオーガナイズの話が舞い込む。見栄とお金と恋に目がくらんで妥協しそうになるのだけれど……

Dom Cox  Yeah, I don't wanna work for a bunch of stiff, suit-wearing, money-loving, celebrity-obsessed, pop-playing wankers.  It's not about the money; it's about the music.
(そうさ、シャッチョコばった、スーツ姿の、お金大好き、セレブ病、ヌルい音楽ばかりかける、そんなオナニー野郎たちのために働くなんてまっぴらだ。カネは問題じゃない、音楽が問題なんだ。)

ここだけ観ると感動作っぽいけれど、9割は前掲動画のような offensive な下ネタとバカ話。

人気ドラマで、続編の話もあったらしい。

ラジオ局が舞台ということで、レコード会社やラジオ局とのタイアップで制作費を捻出する計画だったけれど、今のところ実現していない。


"FM" 第1話ダイジェスト
ゲスト:ジャスティン・ホーキンス
DJのドムがアイドル時代に出した曲がバターのCMに使われることに。

元メンバーと
楽曲使用料についてモメた後、和解したけれど……。
食品のCMで "Spread your love all over me." とはいかがなものか。
 

※当ブログ内の関連エントリー:

イギリスAmazon.co.ukでポンド安と激安DVDを狙え!

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福山雅治×小島慶子:「福山雅治のオールナイトニッポン サタデースペシャル・魂のラジオ」(ニッポン放送、2012年10月20日(土)23:30-25:00)

○福山雅治×小島慶子:「福山雅治のオールナイトニッポン サタデースペシャル・魂のラジオ」(ニッポン放送、2012年10月20日(土)23:30-25:00)

 

「小島慶子 非常階段」で検索してウチのブログに来て下さっている人のナント多いことか!

「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ」(ニッポン放送、2012年10月20日(土)23:30-25:00)をさっき聴いた。

当初は、「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(TBSラジオ、日21:30-24:30)→途中から「オールナイト」と思っていたけれど、「ザ・シネマハスラー」のお題が北野武[監督]『アウトレイジ ビヨンド』、その後のゲストが井筒和幸監督ということで、結局最後まで「ウィークエンド・シャッフル」を聴取。

「オールナイト」は、そそくさと Mac を立ち上げ GarageBand & radiko で録音しておいた。


「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ」(ニッポン放送、2012年10月20日(土)23:30-25:00)
 

さて、福山雅治と小島慶子アナは、今回の放送が初対面とのこと。スタジオには取材陣が入っていて、放送の様子は「ノンストップ」(フジテレビ、2012年10月22日(月)9:55-11:30)で放送&12月20日発売の『SWITCH』SWITCH Vol.30 No.13(スイッチ・パブリッシングのラジオ特集に掲載される予定らしい。

初対面なので仕方がないけれど、終止アウト・ボクシングという感じの内容。全体的には愉しかったけれど、積極的に「ここがスゴく面白かった」というポイントも特になく、探り探りやってるうちにお時間、という感じ。もうちょっと四つ相撲になればよかったのになぁ。でも、普通に面白かったっスよ。

TBSラジオで聞いたことのあるリスナーのメールも読まれていた。仁義なき聴取率調査週間だなぁ。

※当ブログ内の関連エントリー:

小島慶子のオールナイトニッポンGOLD(ニッポン放送、2012年4月20日(金)22:00-24:00)

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福山雅治×小島慶子だそうです:「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ」(ニッポン放送、2012年10月20日(土)23:30-25:00)

○福山雅治×小島慶子だそうです:「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ」(ニッポン放送、2012年10月20日(土)23:30-25:00)

 

河内の政さんのブログ「ラジオの雑談」を拝見したところによると、聴取率調査週間の「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ」(ニッポン放送、2012年10月20日(土)23:30-25:00)のゲストは小島慶子アナとのこと。壇蜜じゃないんだ?

ふだんニッポン放送をほとんど聴いていないので、こういう情報はうっかり聞き逃してしまう。

allnightnippon オールナイトニッポンサタデースペシャル 福山雅治の魂のラジオ

ダダンダ壇蜜、ダダンダ男根 福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル“魂のラジオ”: ラジオの雑談

福山雅治、小島慶子と初共演! 「魂のラジオ」中島みゆき以来の女性ゲスト - MSN産経ニュース

ライムスター宇多丸のウラかぁ……。結局気になって23:30からは福山のほうを聴きそう。

実は、「福山雅治のオールナイトニッポン」もほぼ聴いたことがない。これをきっかけにハマったら、オレもガチ疑惑につながるのか……?

どうでもいいことだけれど、「福山雅治のオールナイトニッポン」が「魂のラジオ」なのは、それ以前に同じ時間帯にやっていた番組が「ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!」(1995年10月14日〜2000年3月18日)だったからだっていうのをみんな忘れてるんじゃないか? 一応確認。

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「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(68)

○「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(68)

 

2012年9月のつづき:

メル・ギブソン[監督]『アポカリプト』(2006年)のラスト・シーンについて

デ ヴィッド・リンチ、『マルホランド・ドライヴ』(2001年)の箱と鍵の正体について語る:David Lynch, Catching the Big Fish: Meditation, Consciousness, and Creativity (Tarcher, 2006)

『サライ』2012年9月号(小学館)特集:〝民俗学放送人〟永六輔が語る 日本人とラジオ

フランス誌で福島原発特集:Fukushima: et si le pire était à venir?  Le Nouvel Observateur, du 23 au 29 août 2012.

ヨーロッパの名作レトロ・ラジオのミニチュア復刻版

キミは「ハマラジ」をおぼえているか?:「ハマラジ」テレビCM(1993年)

祝:コラムニストの神足裕司が退院したらしい。

東日本大震災から1年半が経ちます。

小沢昭一『ラジオのこころ』(文春新書、2012年)

川村亜未 午前1時のシンデレラ(TBSラジオ、2102年9月9日(日)25:00-25:30)

ラジオな一曲(45):Nick DeCaro, "Under the Jamaican Moon" (1974)

問題:秋葉原は東京都の何区でしょう?

DJつぼみのヘッドフォン

東京圏民放AM局2012年秋の番組改編

ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル(TBSラジオ、2012年9月15日(土)21:30-24:30)

岡田惠和 今宵、ロックバーで~ドラマな人々の音楽談議〜(NHK-FM、土18:00-18:50;NHKラジオ第1、火21:05-21:55)

プロフェッショナルなラジオ制作の教科書について

靖國神社と遊就館について:桜川マキシム 第343回 靖国神社並遊就館訪問及批難乃巻(ネットラジオ、2012年9月13日配信)

コトブキツカサ×『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』(2010年):「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」、「小林悠 たまむすび」(TBSラジオ、2012年9月14日(金)13:00-15:30)

放送大学でラジオ番組制作の授業があったらしい:平成24年度(2012年度)第1学期面接授業「ラジオ番組制作実習」(2012年6月16日(土)〜17(日))

過去の総目次:

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(1)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(2)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(3)

「ラジオ批評ブログ——僕のラジオに手を出すな!」総目次(4)

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ラジオな一曲(46):「走れ!歌謡曲」(文化放送)のテーマ曲&BGM

○ラジオな一曲(46):「走れ!歌謡曲」(文化放送)のテーマ曲&BGM

 

寝ながら聴いたり、夜中目が醒めた時に何となく聴いたりしている「走れ!歌謡曲」(文化放送、火〜土3:00-5:00)

最近は土曜日(金曜日深夜)がワリと好き。

走れ!歌謡曲

以下、同番組で流れる曲について。

オープニング・テーマ


Whistling Jack Smith, "I Was Kaiser Bill's Batman" (1967)
邦題「口笛天国」
 

一般には、上の動画で口笛を吹いているビリー・モーラー(Billy Moeller)が Whistling Jack Smith(口笛ジャック)と認知されている。しかし、実際に口笛をレコーディングしたのはジョン・オニール(John O'Neill)と言われている。ただし、これも定かではない。

そもそも、Whistling Jack Smith という名前も、往年のクルーナー "Whispering" Jack Smith のもじり。

曲の邦題は「口笛天国」。原題の "I Was Kaiser Bill's Batman" を訳すと「オレはヴィルヘルムII世の当番兵だった」だが、意味は不明。ドイツ語の歌詞が付いている Die Travellers "Ich war der Putzer vom Kaiser" (1967) というヴァージョンもあるが、Whistling Jack Smith のほうがオリジナルであり、ドイツ語版の歌詞から意味を探るのは本末転倒。

ハイウェイ情報のBGM


Steve Barakatt, "No Regrets" (2002)
邦題「昨日までのことは」
 

天気予報のBGM


Steve Barakatt, "I'm Sorry" (2002)
邦題「わるいのは僕のほう」
 

ネットを検索すると、この2曲が印象に残っている人が少なからずいる模様。

スティーヴ・バラカット(Steve Barakatt)は、カナダはケベック州出身のキーボーディスト・作曲家・プロデューサー。韓国で人気があるらしい。

上の2曲は、フュージョンというか、イージー・リスニングというか、ニューエイジというか、そんな感じ。夜中に寝ながらAMラジオの音で聴くと、けっこう気持ちいい。

Home - Steve Barakatt(公式サイト、英語)

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TBSに送られた遠隔操作ウイルス犯行声明、宛先は「Dig」(TBSラジオ)

○TBSに送られた遠隔操作ウイルス犯行声明、宛先は「Dig」(TBSラジオ)

 

奴が使ったゴースト侵入鍵を複製して逆流させろ。アクセスしたら攻性防壁を突っ込んでやれ!

さて、ウイルス感染させたパソコンを遠隔操作し、犯行予告が書き込まれた先日の事件。

遠隔操作のマニュアルや、犯人しか知りえない情報が添付された犯行声明がTBS宛てに送付されて来たと報道されていた。

「PC遠隔操作、TBSに“犯行声明メール”」 News i - TBSの動画ニュースサイト

宛先は「ニュース探究ラジオ Dig」(TBSラジオ、月〜金22:00-23:55)だった模様。

2012年10月15日(月)の放送によると、犯行声明の送付は10月10日(水)の放送中で、その日のテーマは「パソコンを乗っ取り犯罪予告。警察も把握できないネットウィルスの実態とは」。

どうしてTBS宛てなのか不思議に思っていたけれど、腑に落ちた。

リスナーか、親近感湧くわ……とはならないけど。やっぱ、radikoで聴いてんのかねぇ?

聴取率調査週間にこの大ネタ、てっきり15日の放送はその話題かと思ったけど、杉ちゃんがゲストだったぜぇ。ワイルドだろう?

ラジオに犯行声明って、長谷川和彦[監督]『太陽を盗んだ男』(1979年)みたいじゃない? たぶんこの後、外山惠理アナと犯人の逃避行が始まるに違いない。首都高のカーチェイスのシーンで、助手席の外山アナがゲラゲラ笑ってそう。

冗談はさておき、複数の犯行予告の容疑者として9月1日に逮捕され後に起訴猶予で釈放された福岡市の男性は、警察による取調の過程で犯行を一部認める供述をしてしまっていたり、6月29日の犯行の容疑者として7月2日に逮捕された明治大学の19歳の学生は冤罪のまま保護観察処分になっている例もあり、笑いごとではない。

でも、少しスリリングなピカレスクではある。

10月15日(月)「その日の主なニュース」(Dig | TBS RADIO 954kHz)
※犯行声明送付の経緯について。ポッドキャストは公開後1週間聴取可能。

10月10日(水) 「ネットウィルスの実態とは」(Dig | TBS RADIO 954kHz)

なりすましウイルスによる犯行予告事案をまとめてみた。 - piyolog

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ラジオの詩(ポエム):携帯ラジオ

○ラジオの詩(ポエム):携帯ラジオ

 


BGM:「童神」
 

家への帰り道でなんとなく思いついたので、書いてみました。

* * *

携帯ラジオ

小さな携帯ラジオの
小さなイヤフォンを通して
僕の小さな脳みそは
広大な電界に接続する

まっ暗闇の帰り道
数百キロヘルツの孤独に
僕は思わずくしゃみをした

 

 

by ラジ川俊太郎

* * *

※リンク

asahi.com(朝日新聞社):〈時の回廊〉谷川俊太郎「二十億光年の孤独」 宇宙と向き合う - 文化トピックス - 文化

ラヂオの時代−谷川俊太郎コレクションを中心に−(京都工芸繊維大学美術工芸資料館ウェブサイト)

ラヂオの時代−谷川俊太郎コレクションを中心に−
 

ラジオな一曲(14):新居昭乃「鉱石ラジオ」(2001年)(当ブログ内)

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イギリスAmazon.co.ukでポンド安と激安DVDを狙え!

イギリスAmazon.co.ukでポンド安と激安DVDを狙え!

 

ポンド安を狙え!


Amazon.co.ukで買った商品の一部。
 

だいぶん前の話だけれど、2012年7月の上旬から下旬にかけて円高ポンド安が進行していたので、イギリスの Amazon.co.uk で本やDVDをまとめて買った。月末には反発したのだけれど、その直前に買い抜けたので結構得したはず。


2012年7月のポンド円相場
 

しかし、その後短期的には若干値上がり傾向。とはいえ、2007年7月の最高値1ポンド250円超と比べればままだ安く、長期的に見れば現在もピーク時の半値ぐらいで推移中。


過去10年のオーダーで見たポンド円相場
2012年9月現在
 

リージョン2を狙え!

ヨーロッパのDVDはリージョン・コードが日本と同じリージョン2。

そして、日本では高額なDVDも、正規の欧州版が安く手に入ることがあるので、日本からAmazon.co.uk を利用している人がワリといるらしい。

Amazon.co.jp:DVD/ブルーレイの仕様
※Blu-rayのリージョン・コードはDVDと異なるので注意。


Amazon.co.uk
 

映像方式(NTSC方式とPAL方式)の違いで日本のDVDプレイヤーでは再生できなくても、PC や X-BOX で観れば大丈夫とのこと(要確認)。とりあえず、私が今まで買ったDVDは全て、Macで観ることができた。

amazon.co.uk買い方まとめ - トップページ
※どのハードでどのソフトが観られるか簡単な説明が掲載されている。

ただ、言葉の壁はある。Amazon.co.uk で売られているDVDは基本的にヨーロッパ市場向けのものなので、日本語吹替や字幕は付いていないと考えたほうが良い。私もナチュラル・スピードの英語を完全に聴き取れるわけではないけれど、解らないところは英語字幕に喰らいついて観ている。

ただ、日本の映画やアニメなど、オリジナルの日本語音声が入っているものであれば、そもそもそんなことは気にする必要がない。

で、正味な話なんぼやねん?

例えば、

『攻殻機動隊 S.A.C. 1st GIG』 『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』両方のDVD BOX、総計DVD14枚組の正規品を英国Amazonに発注すると、全部で送料もあわせて4,000円(4076円)ということです。

英国Amazonでのお買い物が危険すぎる - ガジェット通信
※2009年1月28の記事。この時、1ポンド=124円。

また、アンドレイ・タルコフスキー(Андре́й Тарко́вский)の長編映画7作品が全て収録されているBOXセット The Andrei Tarkovsky Collection (日本語吹替と字幕はナシ、英語字幕あり)が39.99ポンド(約5,100円)。ちなみに、日本のAmazon.co.jp で買うと、『ストーカー』Сталкер(1979年)1本で中古「¥13,533より」。(2012年9月23日現在)

アカウントについて

ちなみに、イギリスの Amazon.co.uk で作ったアカウントがアメリカの Amazon.com でもそのまま使えた。その逆もまた真のようだ。あるサイトによると:

アマゾンamazon iconはAmazon.comアメリカ、Amazon.co.ukイギリス、Amazon.deドイツ、Amazon.frフランス、Amazon.caカナダ、Amazon.itイタリア、Amazon.esスペインアカウント情報を共有しています。

つまり、上記のどこかに既にアカウントがあれば、新たに作る必要はない。


uk de fr it es 梱包資材もヨーロッパで共有。
 

この時買った、ラジオに関するドラマ映画のDVDを観終ったら、いずれレヴューしようと思う。

※参考リンク:

英国Amazonでのお買い物が危険すぎる - ガジェット通信

amazon.co.uk買い方まとめ - トップページ

Amazon.fr フランスのアマゾンで買い物する方法 購入の流れ (個人輸入)

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藤川佳三[監督]『石巻市立湊小学校避難所』(2012年)を観た。

○藤川佳三[監督]『石巻市立湊小学校避難所』(2012年)を観た。

 

やっぱり、避難所にはラジオが流れていた。


 

 

さて、だいぶ前のことになるけれど、藤川佳三[監督]『石巻市立湊小学校避難所』(2012年)を観た。新宿の K's cinema で観賞。

石巻市立湊小学校避難所を密着取材したドキュメンタリー映画。

避難所に届いた支援物資が、被災者にどういう風に配られるか知ってるかい? 私は、この映画で初めて知った。

映画『石巻市立湊小学校避難所』 | 映画『石巻市立湊小学校避難所』公式サイト


藤川佳三[監督]『石巻市立湊小学校避難所』(2012年)予告編

ミニコミ誌『野宿野郎』のウェブサイトでこの映画を知って、観に行った。

「石巻市立湊小学校避難所」 [野宿野郎ウェブログ]

監督は、避難所の被災者に寄り添って、彼ら/彼女らの生活を淡々とカメラに収めてゆく。メディアは何でも括弧で括って型にはめたがるけれど、映画では、避難所で暮らすひとりひとりの顔、名前、人格、生活、人間関係が具体的に活写されている。テレビからははみ出してしまうものも、映画にはちゃんと映るんだなぁ。

映画の中で大事件は起きない。大事件が起きたのは映画の前。

東京からメディアを通して知る「被災者」は、ともすると抽象的なカテゴリーに見えることすらある。それどころか、日に日に扱われる機会も減って行き、もはや移り気な国民の関心は竹島だの尖閣だの橋下だのといった話題に席巻された感がある。

印象に残ったのは、津波の被害にあった地域が立ち退きになるのか現地での復興を目指すのかが決まらないので、床下のヘドロかきすらできないという話。住民が希望することと行政に出来ることのミスマッチを、一見些細に見える日常が鋭く剔抉している。

かといって、決して声高な告発調の映画ではないところがこの映画の愛すべきところ 避難所の中の生活、非日常の中の日常をやさしくすくい取ることが、却って強いメッセージを伝えている。

現在は、新宿をはじめ、劇場公開はひと山越えて後半戦という感じ。徐々に上映会へとシフトして行く模様。近くで上映していたら、絶対見るべき作品。近くで上映していない場合は、監督に声をかけて上映会を開いてみるってのもありかもね。

今年見た映画の暫定 No.1。

※関連リンク

:::::: FM76.4 radio ishinomaki ラジオ石巻 ::::::

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足立FM開局準備会がA-Festa2012に出展(荒川河川敷・虹の広場、2012年10月13日(土)〜14日(日))

○足立FM開局準備会がA-Festa2012に出展(荒川河川敷・虹の広場、2012年10月13日(土)〜14日(日))

 

足立区でコミュニティー放送局開局を目指して活動している足立FM開局準備会あだち区民まつり A-Festa2012(荒川河川敷・虹の広場、2012年10月13日(土)〜14日(日))に出展しているとのこと。

足立区民放送 -2013年度開局予定-

あだち区民まつり(A-Festa 2012)

荒川河川敷 虹の広場 - Google マップ
※東京都足立区千住5丁目地先。最寄り駅は北千住駅。

私は、今年も仕事で行けず。なぜか毎年ダメなんだよなぁ。

ミニFM(89.2MHz)もやるらしい。

会場の様子はUSTREAMで中継されるらしい:

USTREAM: 足立区民放送: 足立FM開局準備会がお送りするコミュニティ放送開局に向けたプレ放送チャンネル。毎週土曜日23時の生放送の他、さまざまなイベントプログラムをオンエア!

番組制作体験会も行われるらしい:

当準備会スタッフ指導のもと、お客様に「DJ」「レポーター」「ディレクタ」「ミキシング エンジニア(音響)」等の役割についていただき、実際に10分程度の番組を制作していただくというものです。番組は会場で放送しているミニFMで放送され るほか、録音したCD-Rを記念にお持ち帰り頂きます。

また、現在、以下の通り出資者を募っているらしい:

  • 個人 1口(5万円)以上、上限なし。日本国籍を有する20歳以上の方。
  • 法人 2口(10万円)以上 上限なし。国内に本店を構える法人。

あだちメッセ2012(2012年11月2日〜3日への出展も決まっているらしい。コッチには行けたらいいけれど。

足立区産業展示会 あだちメッセ2012

密かに応援している……足立区民じゃないけどね。

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ヤン・ヨンヒ[監督]『かぞくのくに』(2012年)を観た。

○ヤン・ヨンヒ[監督]『かぞくのくに』(2012年)を観た。

 

久米宏が絶賛

2か月近く前の話だけれど、「久米宏 ラジオなんですけど」(TBSラジオ、2012年8月11日(土)13:00-14:55)のオープニングで、久米宏が、ヤン・ヨンヒ[監督]『かぞくのくに』(2012年)を絶賛していた。

曰く「井浦新がいい。安藤サクラも悪くない。ヤン・イクチュンだけでも1万円払う価値がある」。

前もって劇場の予告編を見て気になっていたでのもともと観るつもりではあった(安藤サクラが出ている作品はだいたい気になる)。

ラジオを聴いた次の日に観に行った。

映画『かぞくのくに』公式サイト || 大ヒット上映中!!


ヤン・ヨンヒ[監督]『かぞくのくに』(2012年)予告編
 

同番組の9月1日(土)の放送にヤン・ヨンヒ監督がゲスト出演したらしい。コッチは聴き逃してしまった。残念。

2012年09月01日 ゲスト:梁英姫(ヤン ヨンヒ)さん(映画監督)(久米宏 ラジオなんですけど)

かぞくのくにのひとだもの - 虚馬ダイアリー
※ヤン・ヨンヒ監督出演回の書き起こし。ヤン・イクチュンはやっぱりタダ者じゃないなぁ。

ヤン・ヨンヒ[監督]『かぞくのくに』(2012年)を観た

帰国事業で北朝鮮に渡った兄が病気の治療を目的に25年ぶりに日本に帰ってくる、という話。

この映画の良いところは、イデオロギーではなく人間が描かれているところだ。

主人公の家族・親戚も、北朝鮮から来た監視役も、どの登場人物も、自分のおかれた立場を自分なりに善く生きようと努めている。

少なくとも、劇中に登場する人物のなかには、誰ひとりとして悪人はいない。北朝鮮から来た監視役のヤン同志(ヤン・イクチュン)ですら、である。彼が悪い人間でないことは、序盤のコーヒーのシーンや、宿泊しているホテルのシーンや、リエ(安藤サクラ)の家を発つシーンなどから判る。

朝鮮半島分断を日本で迎え、たいした情報もないであろう状態で国籍を選択することを余儀なくされ、よかれと思ってソンホ(井浦新)を北に送った父(津嘉山正種)も、その選択が結果として悲劇につながったのは事実だが、悪人ではない。

ソンホと父が初めて一対一で向き合う夜のシーン。ソンホの様子がやや奇異に感じられ、最初は少しあっけに取られた。ただ、その後の周りの人物の話が積み重なって行くにつれて、あのときの、そして北朝鮮でのソンホの心情が徐々に明らかになり、叔父のテジョ(諏訪太郎)の台詞ですべてがひとつの線に繋がり、前身に鳥肌が立った。

映画の中に登場する人物のうち、電話の向こうのヤンの上司だけがどういう人間なのか判らない。顔の見えない声に象徴される北朝鮮の体制が悲劇の元凶であることが示唆されている。

このストーリーは監督の実体験を基にしているとのこと。

惜しいのは、チョリ(ポカスカジャン省吾)の台詞の内容がやや説明的だったところ。

そして、エンディング・テーマもアン・サリーの「白いブランコ」 だったらもっとよかったのになぁ。

※ロケ地探訪

劇中に、戸田のボートコース旧岩淵水門先の中の島、扇大橋あたりの荒川土手、上野駅前など、知っている場所がやたら出てくる。

蔦に覆われたリエの家(喫茶アイビィ)は知らない場所だったけれど、画面に映った住居表示板や商店街の名前などを頼りに、後日ロケ地をいくつか訪ねてみた。


リエの家(喫茶アイビィ)
 

 

 

 

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ピーター・バラカン、InterFMの執行役員に就任。

○ピーター・バラカン、InterFMの執行役員に就任。

 

ピーター・バラカンが、2012年9月14日付けで InterFM の執行役員(放送事業担当)に就任したらしい。

[ 2012年9月14日 ] 重要な使用人の人事に関するお知らせ (PDF)(76.1 InterFM : インターFM)

インターFM 執行役員にピーター・バラカンが就任Announcements from InterFM : インターFM [ 76.1MHz TOKYO / 76.5MHz YOKOHAMA ])

記事も出ている:

DJから首都圏FM局の執行役員に ピーターさん「スポンサーありきの番組は作らない」(SankeiBiz、2012年9月30日)

多様な音楽 ラジオにのせて

 DJが、FMラジオ局の経営者に-。英国出身の音楽評論家で、「ブロードキャスター」の肩書で数多くの番組に出演してきたピーター・バラカンさん(61)が、首都圏を放送エリアとするFMラジオ局のエフエムインターウェーブ(インターFM、品川区)の執行役員に就任した。主に編成の責任者として、放送全体のビジョンを構築していくという。若者のラジオ離れ、音楽離れが進む中、どんなラジオ局を目指していくのだろうか。(櫛田寿宏)

 インターFMは「Tokyo’s No.1 Music Station」(東京のナンバーワン音楽局)をキャッチフレーズにかかげ、音楽中心の編成をしている。放送する音楽の約8割が洋楽で、ニュースは英語を基本とするなど、かなり個性的だ。バラカンさんは「面白い番組をたくさんつくる。面白い番組があればスポンサーもつくはず。まずスポンサーありきの番組は作りません」と強調した。

(続きはSankeiBizウェブサイトで)

「Tokyo No.1 Music Station」が看板の局に、「若者のラジオ離れ、音楽離れ」の時世は厳しい。

「ラジオ離れは」確かだとして、若者は本当に音楽を聴かなくなってるのだろうか? 今の中高生は、何聴いてるんだろう? まぁ、洋楽離れは進んでいるかもしれない。オレが中高のときは、音楽ずきは洋楽も一応聴かないといけないみたいな雰囲気がまだあったような記憶がある。

それに、InterFM の場合もうひとつのハードルとして「英語」がある。帰国子女じゃない日本人の場合、英語は勉強しないと絶対に聴き取れるようにならない。まぁ、日本語の番組もやってるけれど。

InterFM のDJ としてのピーター・バラカンは、スポンサーの意向で日本語による放送を要求されるも英語で通したり、スポンサーが降りて番組が終了たりして辛酸を嘗めた。終了後も、その番組をネットラジオで続けていた

その後、朝ワイド「BARAKAN MORNING」(2012年3月30日、月〜金7:00-10:00)のDJとしてnterFMに復帰したのは意外だった。この番組が終るのと同時に、かつて一旦終了した番組が復活して現在も放送中。

きっと社内に、彼といっしょに面白いラジオ局をつくりたいという同志がいるに違いない。

「放送全体のビジョンを構築」ってところがモヤっとしていて、どういう権限がどのくらいあるのか判らないけれど、良い番組が増えることに期待。

とりあえず、「編成の責任者」の権限で、「BARAKAN BEAT」(InterFM、日15:00-18:00)を夜20:00-22:00に戻してくれないかなぁ。夜のほうが聴きやすい。

※当ブログ内の関連エントリー:

騒動摘出 忌野清志郎「反原発ソング」放送禁止騒動でピーター・バラカンに聞く「放送局の役割と風評被害」、『SAPIO』2011年5月4日・11日号(小学館)

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伊集院光×水道橋博士 園子温[監督]『愛のむきだし』(2009年):「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」、「小林悠 たまむすび」(TBSラジオ、2012年7月20日(金)13:00-15:30)

○伊集院光×水道橋博士 園子温[監督]『愛のむきだし』(2009年):「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」、「小林悠 たまむすび」(TBSラジオ、2012年7月20日(金)13:00-15:30)

 

「小林悠 たまむすび」(TBSラジオ、2012年7月20日(金)13:00-15:30)内、「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」の「先週あれ観たよ編」。ゲストは水道橋博士。だいぶん前の放送だけれど、連休に番組を録音したファイルを整理したついでに聴いてみた。

博士は園子温[監督]『愛のむきだし』(2009年)を紹介。竹内香苗アナは既に観たことがある模様。


園子温[監督]『愛のむきだし』(2009年)予告編
 

「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」
「小林悠 たまむすび」(TBSラジオ、2012年7月6日、20日(金)13:00-15:30)

 

作品を観た伊集院の感想は:

伊集院光 僕、こういう映画をもう求めてない。こういう映画に20代中盤に出会ってたらまた違ったんでしょうけど。

しかも、ここ何年間か僕テーマにしてることの中に、これを切り捨てる、があると思います。

伊集院光 これは才能であって作品ではない。

ちょっと、さみしいなぁ。

ちなみに、オレはこの作品を映画批評論家・町山智浩が絶賛しているのを聴いたのをきっかけに、園作品を観るようになった。

最初に見た園子温作品が『自殺サークル』(2001年)『紀子の食卓』(2006年)のどっちかだったら、「こういう映画を求めてない」と思ったかもしれないし、ハマらなかったと思う。

これに対して水道橋博士は園子温に助け舟:

水道橋博士 日本映画の状況の中で、エンターテイメントは何かって言ったら、テレビの延長上にある映画を撮って、映画をそのままテレビに放送することがいちばん利益が出る構造だっていうような映画が作られ過ぎてる。で、そのなかで面白さを競い合ってるけれども、「それは別にいいですよ。でも映画は違うんだ。映画館で観て、しかもテレビ放送できない映画をつくるんだ」っていう志で撮ってる監督の作品です。

確かに、テレビで観られないものが観られるっていうのが映画のいいところで、特別なところ。

テレビを観なくなってだいぶん経つ。家にテレビはないし、私のエンターテインメント・ライフは目下、ラジオ、映画、読書が三本柱。

オレ、いつの人?


園子温監[督最]『希望の国』(2012年)予告編
2012年10月20日公開
 
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菖蒲久喜ラジオ放送所メガソーラー完成〜2メガワット級の太陽光発電システムがフル稼働〜(NHKプレスリリース、2012年年8月6日)

○菖蒲久喜ラジオ放送所メガソーラー完成〜2メガワット級の太陽光発電システムがフル稼働〜(NHKプレスリリース、2012年年8月6日)

 

2か月前に発表された内容ではあるけれど、NHK菖蒲久喜ラジオ放送所にメガソーラーが完成・稼働している。

◆菖蒲久喜ラジオ放送所メガソーラー完成
〜2メガワット級の太陽光発電システムがフル稼働〜
(平成24年8月6日)

□ NHKが省エネルギー対策の一環として整備を進めてきた、菖蒲久喜ラジオ放送所の太陽光発電システム「メガソーラー」が完成し、8月8日から最大容量の発電を開始します。

□ 日本最大級の送信電力を持つ菖蒲久喜ラジオ放送所は、NHKのラジオ放送(R1、R2)を、関東・甲信越を中心に、北方向は宮城県の一部から、西方向は愛 知県の一部まで、約2,000万世帯(全国総世帯の約4割に相当)に提供しています。

□ 今回整備したメガソーラーは、2メガワット級(2,000kW)の太陽光発電システムで、日中の最大発電時には、この放送所すべての電力を供給できる見通 しです。放送所で、このような大規模なソーラー設備を運用するのは日本では初めてです。

□ 予定されている年間発電量は200万kWhで、削減されるCO2排出量は年間1,100トンに相当します。

□ NHKは、これからも省エネルギー施策に積極的に取り組んで、環境保護に貢献していきます。

(参考)整備の概要
■ 最大発電容量:2,000kW
■ 太陽電池パネル枚数:8,120枚
■ 年間発電量予測:200万kWh(一般世帯約500世帯分に相当)
■ 設置面積:約3万㎡


図1 菖蒲久喜ラジオ放送所 メガソーラー
 

このメガソーラーの詳細は『放送技術』2012年12月号(兼六館出版)でも詳しく取り上げられるらしい。

既に、ネット上にも他の媒体の取材記事が掲載されている。写真も豊富で、かなり詳しい。

家電-コラム-藤本健のソーラーリポート-NHKがラジオ放送所に作ったメガソーラー発電所に行ってみた

上の記事の気になる点をまとめると:

  • 約5万m2(放送所敷地の1/6)にソーラーパネル8,000枚、2,000kW分を設置。
  • メガソーラーは東日本大震災前の2008年から計画されていた。環境経営の重点化が目的。シミュレイションによると、年間発電量は200万kWh。500世帯分の電力に相当。年間110トンのCO2が削減できる。
  • NHKラジオ第1・第2放送の両放送設備の総電力使用量は1,200kW程度。
    AM放送(振幅変調)のため、瞬間最大使用量はそれを上回ることがあり、東京電力とは1,750kWの契約。
    この電力を賄える容量として、今回2,000kWのメガソーラーを設置。
  • 晴天時の昼ごろには、メガソーラーで送信所の電力を100%賄うことができる上に、余りを売電しているほど。しかし、雨天・曇天・夜間も含めたトータルでは、全体の20%程度。
  • 余った土地に売電目的で施設を拡充する予定はない。
  • パネルはSHARP製、PCS(power conditioning system、パワー・コンディショナー)は東芝製。

AMラジオ局の送信所の直下には広大な土地が広がっているので、そこに送信所のためのメガソーラーを作るのはなかなか良いアイディア。

そのうち見に行こうかな。

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石破茂を読み解く:「中島岳志のフライデースピーカーズ」(三角山放送局:札幌市西区周辺 76.2MHz、2012年10月5日(金)15:00-17:00)

○石破茂を読み解く:「中島岳志のフライデースピーカーズ」(三角山放送局:札幌市西区周辺 76.2MHz、2012年10月5日(金)15:00-17:00)

 

「中島岳志のフライデースピーカーズ」(三角山放送局:札幌市西区周辺 76.2MHz、第1金曜日15:00-17:00)の下記の放送が興味深かかった:

USTREAMポッドキャストで聴くことができる。

これはどうでもいいことだけれど、個人的には、CMが入っているポッドキャストの方が好き。知らない土地の知らない商店などのCMを聴くと、遠くのラジオ局を聴いていることが実感できる。

今回は、石破茂の回についてご紹介。

石破茂を読み解く—日本をどうしたいのか(2012年10月5日(金))

防衛以外の論点について、石破茂の理念を彼の著作を通して読み解くという内容。この切り口、おもしろい。

この切り口は、『正論』2012年11月号(産經新聞社)の読者参加型総力特集「この人を総理に」に起因している。

同誌の同特集で読者から最も支持を集めているのは安倍晋三、続いて石原慎太郎。他方、先の自民党総裁選(2012年9月26日)で一般党員票で圧倒的最多得票の石破茂の名前を挙げている人は誰ひとりいないとのこと。

この不思議なズレに、石破茂の思想を読み解く鍵があるとし、

中島岳志 防衛論議においては、9条を変えるとか、日米安保を基軸としてとか、そういうことが出てくるので、極めてタカ派的な印象がある人なんですが、価値の問題に踏み込んだ時には、石破さんという人は、そういうところからかなり距離を取っている人なんですね。

安倍政権が再度成立した後、支持率が落ちた場合には、自民党内で石破が切り札として注目されるだろうという見立ての上で、

中島岳志 石場さんと安倍さんはどこで違って、どこで共通するかですね、っていうのを僕たちは見定めておいたほうが今後のヴィジョンを立てやすいと思うわけですね。

その時に[防衛問題で共通点の多い]石破さんと安倍さんがおそらく最もバッティングしてしまうであろうと思う、ぶつかってしまうだろうと思うのが、今申し上げてきた価値観の問題・歴史問題のようなところですね。

これを踏まえて、靖国問題・南京大虐殺・歴史教育・外国人参政権・原発・核武装・TPP・福祉などについて、石破の見解をひとつづつ紹介してゆく。

防衛に関してはタカ派だけれど必ずしも核武装論者ではないとか、防衛以外の論点についてはリベラル派に近いとか、石破茂の政治思想をひと通りさらうのに好適な放送。

石破茂が、靖国問題や南京大虐殺について、あるいはベーシック・インカムについてどういう考えをもっているか知りたくないかい?

そういう人はぜひご一聴を。

ポッドキャスト(中島岳志のフライデー・スピーカーズ)


「中島岳志のフライデースピーカーズ」
(三角山放送局、2012年10月5日(金)15:00-17:00)

 

※当ブログ内の関連エントリー:

中島岳志のフライデースピーカーズ(三角山放送局:札幌市西区周辺 76.2MHz、2012年2月3日(金)16:00-19:00)

生活保護バッシングを考える:「中島岳志のフライデースピーカーズ」(三角山放送局:札幌市西区周辺 76.2MHz、2012年8月3日(金)15:00-17:00) 

秋葉原無差別殺傷事件・加藤智大の軌跡:「中島岳志のフライデースピーカーズ」(三角山放送局:札幌市西区周辺 76.2MHz、2012年2012年9月7日(金)15:00-17:00)

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秋葉原無差別殺傷事件被告・加藤智大の軌跡:「中島岳志のフライデースピーカーズ」(三角山放送局:札幌市西区周辺 76.2MHz、2012年9月7日(金)15:00-17:00)

○秋葉原無差別殺傷事件被告・加藤智大の軌跡:「中島岳志のフライデースピーカーズ」(三角山放送局:札幌市西区周辺 76.2MHz、2012年9月7日(金)15:00-17:00)

 

「中島岳志のフライデースピーカーズ」(三角山放送局:札幌市西区周辺 76.2MHz、第1金曜日15:00-17:00)の下記の放送が興味深かかった:

感心するのは、問の立て方。どちらのテーマについても、既存の議論を巧く整理して、それらでは説明の付かない間隙を衝いて独自の問題提起を行っていて、聴き応えがある。

USTREAM とポッドキャストで聴くことができる。

今回は、加藤智大の回についてご紹介。

加藤智大『解』を読み解く—秋葉原事件高裁判決を目前に控えて(2012年9月7日(金))

加藤智大——秋葉原無差別殺傷事件(2008年6月8日)の被告人で、第一審(東京地方裁判所)で死刑判決(2011年3月24日)、第二審(東京高等裁判所)では、弁護側の控訴が棄却され、一審の死刑判決が支持された(2012年9月12日)。加藤は一審で起訴事実を認め、二審では法廷に現れていない。

自身も加藤についての著書『秋葉原事件——加藤智大の軌跡』(朝日新聞出版、2011年)を上梓している中島が、加藤自身による手記『解』(批評社、2012年)を読み解くという内容。

たぶん今では、加藤のことを多くの人は忘れ始めていると思われる。

当時あの事件がなぜ大きな関心事となったのか、まず中島は事件前後の時代背景を振り返る。サブプライム・ローン問題、リーマン・ショック、年越し派遣村、政権交代といった、不況・労働格差・新自由主義批判という文脈で事件が注目されたというまとめ。

そして、あの事件がどのようの切り口で論じられたかを総括する。大きく分けて3つ:

  1. 派遣労働問題・貧困・格差
  2. 孤独・社会的包摂の機能不全
  3. インターネットネットと犯罪

その上で、とりわけ2つ目の論点に関連して、「彼をず〜っと調べていくと何が判るかっていうと、友だちがいるっていうことなんですね」「コミュニケイション能力も案外あって、簡単に友だちつくるような、そういうヤツ」と指摘し、

なぜ彼は友だちがいるのに孤独だったのか?

という問を立てて、加藤の半生を読み解く。

加藤に同情はしないけれど、中島により詳らかにされる彼の半生はあまりにも切ない。もし死者や負傷者が出ていなければ、罪を憎んで人を憎まずと言う気にもなるけれど、なかなかそうはいかない。

中島は、加藤自身の手記ではぼかされている部分や事実と異なる記述についても、関係者に直接丹念に取材している。

詳細は番組で。

孤独と格差と貧困と、あの日の騒ぎはどこへやら? 解決されずにフタされて、絆、絆の大合唱。

ポッドキャスト(中島岳志のフライデー・スピーカーズ)


「中島岳志のフライデースピーカーズ」
(三角山放送局、2012年9月7日(金)15:00-17:00)

※参考リンク

「秋葉原事件は止められた」加藤智大の手記から読み解く、現代社会の生きづらさ(1/4) - 日刊サイゾー

※当ブログ内の関連エントリー:

中島岳志のフライデースピーカーズ(三角山放送局:札幌市西区周辺 76.2MHz、2012年2月3日(金)16:00-19:00)

生活保護バッシングを考える:「中島岳志のフライデースピーカーズ」(三角山放送局:札幌市西区周辺 76.2MHz、2012年8月3日(金)15:00-17:00) 

石破茂を読み解く:「中島岳志のフライデースピーカーズ」(三角山放送局:札幌市西区周辺 76.2MHz、2012年10月5日(金)15:00-17:00)

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吉田大八[監督]『桐島、部活やめるってよ』(2012年)を観た。

○吉田大八[監督]『桐島、部活やめるってよ』(2012年)を観た。

 

先日ラジオで絶賛されていた、吉田大八[監督]『桐島、部活やめるってよ』(2012年)をようやく観た。シネ・リーブル池袋で観賞。満席。

8月11日(土)公開 映画『桐島、部活やめるってよ』公式サイト


吉田大八[監督]『桐島、部活やめるってよ』(2012年)予告編

青春映画でなく、青春の終りの映画

今年見た映画のなかでは1、2を争う作品だった。

ただ、前評判では、観終った後に心がザワザワ騒ぐような青春映画という印象を受けたけれど、実際はかなり違っていた。青春映画じゃなくて、どっちかというと青春の終りの映画。

劇場で若い観客が「で、結局なに?」みたいな感想を語っていたという話をチラホラ聞くけれど、私も「これ、高校生に解るかなぁ?」と思った。

ちなみに、私の周りのある大学生の感想は「ぶっちゃけ、桐島はどうなったんですか?」 しっかりしろよ、大学生。

みんなは桐島を待っているのではない、桐島を失ったのだ

この作品について、中森明夫が「桐島=キリスト」説を唱えたり、町山智浩(と中森)はサミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』En attendant Godot(1952年)とのアナロジーで論じたりしている(あのバスケットのゴールが木の代りなんですね)。

確かに的を射ているかもしれないが、この物語にとって重大な意味を持っているのは、桐島を待つということよりも、桐島を失ったということではないだろうか。そもそも、それが物語の起点でもある。仮に、桐島=神あるいはキリストとするならば、この映画は神の喪失=ニヒリズムの映画である。

厳密に言えば、桐島は「神」というよりは「青春の光の側面」を象徴する存在。陳腐だけれど、「夢」とか「希望」と言い換えてもよい。

学業優秀で、部活動では県選抜、学校一の美少女を彼女とする桐島。彼をロール・モデルとする価値の体系を内面化して学校生活を送る生徒たちは、桐島との距離で相対的に自分の位置を確認している。

したがって、彼ら/彼女らは、桐島が部活をやめることで混乱し、恐れおののく。価値体系の軸が失われ、自分が何者なのか判らなくなるという不条理を経験し、実存の危機に放り出される。

そのことは、桐島を最上位に頂く価値のシステムの外にいる、映画部、沙奈、亜矢(吹奏楽部)が直接の影響を受けないことからも判る。映画部はゾンビ映画の撮影が最大の懸案事項であり、沙奈は桐島の不在に慌てふためく同級生に平気で軽口を叩くことができるし、亜矢は屋上に現れすらしない。

ちなみに、学年は違うが、野球部のキャプテンは、桐島的な価値体系の中にいるものの、報われるかどうかに関係なく目の前の努力を積み重ねる。宗教社会学風に言えば、世俗内禁欲の人。プロテスタント的。

一番かわいそうなのは、梨紗だ。学校一の美少女ではあるが、部活にも入っておらず、勉強もできない彼女にとって、桐島の一番近くにいるということがプライドの源泉となっている。すなわち、桐島を失うということは、ほぼ全てを失うということだ。それに、学校一の美少女であることが却って仇となって、桐島以外の男子と付き合うこともできないだろう。

桐島的世界の終り

同じ一日が複数の視点から何度も語り直されるという点で、ひとつの直線上を進む物語が解体されているのは容易に判る。しかし、桐島がいるという噂を聞きつけた生徒たちが列をなして屋上にかけて行く時、バラバラだった物語が精神的にも物理的にも一直線に結ばれ、その先に救済が待っているように見える。

しかし結局、屋上に辿り着いた生徒たちは、桐島の不在を改めて確認する。もう一度物語がバラバラに砕け散り、それぞれの生徒がそれぞれに世界を生きて行かなければならないという現実が突き付けられる。

そして、映画部のゾンビ映画の中で、生徒たちは一度死ぬ。

自分の依って立つものが失われた時、宏樹(野球部休部中)は初めて涼也(映画部)の8mmカメラに気づく。自分と違って、彼には失われないものがあるのだ。カメラを向けられ「やっぱり、カッコいいね」と言われた宏樹の目から涙がにじむ。心を蚕食する絶望の前では、ルックスの良さなんて何の慰めにもならないのだ。そのことは、学校一の美少女・梨紗の動揺からも明らかだ。

複数の視点から語られるバラバラの物語は、宏樹のイニシエイションの物語として終る。

桐島的な価値の体系を失い、そしてキャプテンの言葉が「次の試合に出てくれ」から「応援だけでも来てくれ」に変ったところで野球部に戻る道も断たれている宏樹。依然として桐島に電話は通じず、野球部が練習するグラウンドは遠くかすんで見える。

でも、大人の世界のスタートは、宏樹の絶望から始まる。

そして、そもそも多くの場合、どの職場にも桐島なんていない。

もしも毎日が幸せだらけなら
きっと我慢できないはずサ
何かを探しに生まれてきたから

何もかも捨ててしまえ
そして生まれ変わるのサ
全ては明日の夢に
みちびかれた物語

細かい話だけれど、映画を観終わった後の涼也のあの表情と動作が良かった。あの感じだよね。たぶん、オレも帰り際、あんな感じになっていたと思う。

あと、橋本愛をほめる人が多いけれど、オレはもう一人のバドミントン部員のほうがよかったな。

蛇足:自分の高校時代

前評判を聞いて、心を乱す青春映画を想像していたけれど、私にとってはそういう作品ではなかった。

つまり、それは、自分の高校時代はどうだったかということに関係している。

ひょっとしたら自分が経験したかもしれない青春という意味で胸騒ぎはしたけれど、割と穏やかな気持ちで最後まで観賞することができた。なぜなら、高校時代、私はあのような青春から早い時点で降りていたからだ。

提示している価値としては正反対の作品だけれど、カン・ヒョンチョル[監督]『サニー 永遠の仲間たち』써니(2011年)を穏やかな気持ちで観ることができたのも同じ理由だと思う。

映画の中の生徒たちが抱えている不安を、高校時代の私は、巧い具合に解消できていた。

仮にあの学校に私がいたとしたら、桐島が部活をやめても影響を受けず、学校の外にも世界があるということを知っているという意味では涼也に近いかもしれない(小理屈タレな性格は武文(映画部)的)。ラジオの深夜放送を通じて学校だけが世界の全てじゃないということを知っていたことは大きい。

でも文化系ではなく、大学まで体育会系の部活を続けた。とはいえ、オリンピック種目でもなく、プロ・実業団への道も開かれていない種目で、その先がどうという話ではなかった。しかし、その種目そのものの愉しみを見出して満喫していた。

そして、いざとなれば勉強に逃げ込むこともできた。努力したぶん必ず報われる勉強は自分を決して裏切らないことを知っていたので、心の安定を保つのに充分だった。

つまらない青春時代を送ったなと思う。

※参考リンク

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英語で「経済学ショー歌」、アホの坂田の唄で経済学:Web Extra: The Invisible Hand's Musical Finale (CBC Radio website, Canada)

○英語で「経済学ショー歌」、アホの坂田の唄で経済学:Web Extra: The Invisible Hand's Musical Finale (CBC Radio website, Canada)

 

以前このブログで、カナダの公共放送CBCの "The Invisible Hand" (CBC Radio One, Canada) という番組を紹介した。結構アクセスが多い。経済学的な事象・概念・考え方などを解りやすく紹介する30分番組。日本人にとっては英語の勉強にもなる。

カナダCBCラジオの番組を聴いて、英語で経済のお勉強: "The Invisible Hand" (CBC Radio One, Canada)(当ブログ内)

この番組、残念ながら2012年8月末、全10話で最終回となった。終了後もウェブサイトで引き続き聴くことができる。2ndシーズンを求む。

さて、サイト限定コンテンツの "Web Extra" で、最終回を記念して、経済用語をちりばめた歌詞を "Mexican Hat Dance"(アホの坂田の唄)に乗せて歌った曲が配信されている。作詞は番組ホストのマシュー・レイジン-ライダー(Matthew Lazin-Ryder)。

Web Extra: The Invisible Hand's Musical Finale | The Invisible Hand with Matthew Lazin-Ryder | CBC Radio(公式サイト、英語)
※歌が聴けます。

CBCInvisibleHand, The Invisible Hand Musical Finale(歌詞、英語)

アイディアとしては、小林旭「自動車ショー歌」(1964年) の経済学版みたいなもんだね。

経済学者や院生は、これを憶えて国際学会のレセプションで披露しよう。たぶんウケると思うよ。

"The Invisible Hand" エピソード一覧

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『昭和40年男』vol.14 2012年8月号(クレタパブリッシング)

○『昭和40年男』vol.14 2012年8月号(クレタパブリッシング)


『昭和40年男』vol.14 2012年8月号(クレタパブリッシング)
 

発行から日にちが経ち過ぎてレヴューの体を成していないけれど、『昭和40年男』vol.14 2012年8月号(クレタパブリッシング)について。当ブログのコメント欄で、通りすがりの者ですさんからご紹介頂いていた。

ハッキリ言って、素晴らしい!

ただ、さっき Amazon.co.jp を見たら定価680円の雑誌に5,700円、少し前には最高9,749円などという馬鹿げた値段が付いていた。オレは通りすがりの者ですさんのおかげで定価で買うことができた。

ただ、内容はけっこう充実している。ボッタクリ価格で買う必要はないと思うけれど、機会があれば一見の価値はある。

デジタル版でよければ、そんな大枚はたかなくても下記サイトから定価で購入できるし、ちょっとだけ立ち読みもできる:

昭和40年男  No.14 (2012年07月11日発売)  | 【Fujisan.co.jp】の雑誌・定期購読

誌名の通り、昭和40年(1965年)前後生まれがコアなターゲット。この号全体がフィーチャーしているのは、昭和59年(1984年)。

AM・FMともに勢いがあり、まだ短波放送も人気があった1980年代は、昭和40年生まれの人の青春時代。このころの人気番組がフィーチャーされている。これに加えて、昭和40年生まれのラジオ・パーソナリティーのインタヴューなど。

少し前に出た『なつかしラジオ大全』(三才ブックス、2012年)がAMとラジオたんぱしか扱っていなかったのに対して、『昭和40年男』vol.14はFMも扱っているので、2冊合せると全方位が射程に入る。

私よりはだいぶ上の世代がターゲットだけれど、ラジオ・ファンとしてこの世代に憧れているので読んでいてなんだか愉しい。

気になった記事をいくつか:

Part.2 キングオブラジオ 笑福亭鶴光

笑福亭鶴光のインタヴュー。印象に残ったのは次の言葉:

オレの場合は落語家でしょ。だから落語は真面目にやる代りに、ラジオの世界では無茶苦茶やらせてくれよと言うとるんです。それがオレのはけ口であると、あくまでアルバイトや。だからこれはどう非難されてもええねん。でも落語の方を非難されると困る。これがオレの本職やから(p.31)

ラジオずきをこじらせると、「ラジオが本職だ」と言ってくれる人を礼讃しがちだけれど、こういう考えもあるし、こういう考えが却って面白いラジオ番組をつくることもあると得心した。

Part.3 ラジオに生きるタメ年男 長友仍世

このパートは昭和40年生まれのラジオパーソナリティーのインタヴュー。

「長友仍世のラジ王」(JFN系、1994年4月4日〜1995年2月28日、月25:00-27:00)、なつかしい。

パーソナリティーを務める infixのヴォーカル・長友仍世が使う大牟田弁がウチの田舎の方言に近いので、当時親近感をもって聴いた記憶がある。東京のラジオから九州の方言が聴こえてくるのは不思議でもあり、痛快でもあった。

九州のラジオについてもコメントしている:

各都道府県に、ラジオのローカルヒーローみたいな方が必ずいたじゃないですか。福岡・熊本なら、かなぶんやさん、竹内いづるさん。あと『RKBベスト歌謡50』の林幹雄さんとか。みなさん超憧れの存在で『こんな人になりたか!』って、ずうっと聴いてましたね。(p.36)

現在は、「infix長友仍世のくるめのめくるめくナイ2」(インターネットラジオ:RADIO-GAGA、土曜日更新)を担当。SPACE DiVA 経由で全国のコミュニティーFMで放送中。

infix長友仍世のくるめのめくるめくナイ2(くるめのめくるめくナイト、公式サイト)

Part.4 エアチェック大作戦!

エアチェック特集。ラジカセ、カセット・テープ、ウォークマン、FM雑誌の記事が12ページも続く。充実した内容。個人的には、このパートがいちばん好き。

山下達郎のmaxellの広告の写真が逆光な理由は……。

TEAC のメタル・リール採用のカセット・テープがカッコいい。その名も「SOUND COBALT SERIES」。このころは、放射性物質もオシャレだったんだなぁ。

やっぱり、カセットテープはカッコいい。

ラジカセについては、巨大ラジカセの大仰なデザインもおもしろいけれど、昭和50年ぐらいのものは、メカっぽいけれど無駄が少なくて丁度いいバランス。


 

性能の良いデジタル・レコーダーが安価で手に入る昨今だけれど、生録ブームが再燃しないのは何故だろう?

ラジオ特集目次:

■総力特集:ラジオ
Part.1 あの番組がスゴかった
・オールナイトニッポン
・スネークマンショー
・決定!全日本歌謡選抜
・MBSヤングタウン
・鶴瓶 新野のぬかるみの世界
Part.2 キングオブラジオ
笑福亭鶴光
Part.3 ラジオに生きるタメ年男
長谷川 太長友仍世DJ OSSHY
Part.4 エアチェック大作戦!

ちなみに、「ヤンタン」歴代出演者年表に「MAKOTO」を発見。まだローマ字表記の頃だね。

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TBS小林悠アナ、TOKYO MXに登場?:「5時に夢中サタデー」(TOKYO MX、2012年8月18日(土)11:00-11:55)

○TBS小林悠アナ、TOKYO MXに登場?:「5時に夢中サタデー」(TOKYO MX、2012年8月18日(土)11:00-11:55)

 

こんなことやってたなんて知らなかった。


「5時に夢中サタデー」
(TOKYO MX、2012年8月18日(土)11:00-11:55)

 

TBSの小林悠アナと思われる人物が、「5時に夢中サタデー」(TOKYO MX、2012年8月18日(土)11:00-11:55)エンディングで「小林悠 たまむすび」(TBSラジオ、金 13:00-15:30)を告知。

最後まで顔を出さないところが絶妙。

こういうゲリラっぽいことをやるラジオ番組、減ったなぁ。

永らく家にテレビがないし、今後買うこともないけれど、この番組はチョッと観たいと思うことがある。


「5時に夢中サタデー」
(TOKYO MX、2012年6月16日(土)11:00-11:55)

 
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