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甲子園における熊本・済々黌高校の頭脳プレーについて:「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2012年8月19日(日)10:00-12:00)

○甲子園における熊本・済々黌高校の頭脳プレーについて:「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2012年8月19日(日)10:00-12:00)

 

TBSの安住アナが済々黌高校の頭脳プレーについて話していた

「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2012年8月19日(日)10:00-12:00)で安住アナが、第94回全国高校野球選手権における熊本県代表・済々黌高等学校の中村謙選手の頭脳プレーを話題にしていた:

「野球と私」にち10ポッドキャスティング 2012年08月19日放送分(TBS RADIO 954 kHz > 安住紳一郎の日曜天国)
※上記ページ掲載音源の00:07:35あたりから。

気になったので動画を検索して観てみた:


鳴門 vs 済々黌 7回裏(2012年8月13日)
 

それにしても安住アナ、熊本大学教育学部附属中学校の合唱部を応援したり、熊本のホシサン醤油をイチ押ししたり、何かと熊本づいている。

「皆さんは熊本の合唱する中学生ですか?」にち10ポッドキャスティング 2008年10月19日放送分(TBS RADIO 954 kHz > 安住紳一郎の日曜天国)

安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ、2009年1月18日(日)10:00-12:00) (当ブログ内)

このプレーについて調べてみた

さて、この頭脳プレーについて、安住アナは「説明は上手にできない」と言っていたので、自分なりに調べて整理してみた。

<プレーの概要>
鳴門 vs 済々黌(2012年8月13日)の 7回裏、済々黌の攻撃、1アウト一・三塁から、打者がショート・ライナーで2アウト、飛び出していた一塁走者が一塁送球で3アウト。飛び出していた三塁ランナーは、3アウト成立前にホーム・インしたもののタッチ・アップしていなかった。

<説明>
このプレーは、いわゆる「ルール・ブックの盲点」を突いたプレーで、公認野球規則4.09(a)および7.10(d)に関係する。

まず、三塁ランナーが3アウト成立より早くホーム・インした場合は得点になる(公認野球規則4.09(a))。

しかし、今回の場合、ショート・ライナーで2アウト目が成立した時点で三塁ランナーがタッチアップしていなかったので、3アウト成立後に守備側が三塁に送球あるいはボールを持って塁を踏むアピール・プレイによって「第4アウト」が成立し、この得点を無効にできる。

すでに3アウトでチェンジしているが、この第4アウトを以って改めてチェンジとすることから「アウトの置き換え」と言うらしい。

ただし、守備側の選手全員がベンチに戻るためにファール・ラインを越えて「フェア地域を離れ」てしまった時点で守備側のアピール権が消滅する(野球規則7.10(d))。

鳴門のショート、ナイス・キャッチだったのになぁ……。

実は前年の第83回選抜高等学校野球大会の履正社 vs 九州学院でも同じプレーがあったらしい。九学、こっちも熊本代表じゃないか。

『ドカベン』……だけじゃない。

済々黌の中村謙選手は、小学生のころ読んだ『ドカベン』でこのルールを憶えていたのだとか。『ドカベン』単行本35巻文庫版23巻)に収録されている。明訓 vs 白新の試合で、三塁ランナーは岩鬼正美。

『ドカベン』以外にも、このプレーに見憶え——厳密には聴き憶えがある。

同じプレーが、マンガ『ラストイニング』の全国高校野球県予選決勝 聖母学苑 vs 彩珠学院にも出てくる。

この試合はラジオ番組にもなった。

ニッポン放送が、この試合を実在の試合であるかのように実況中継する番組を放送したことがある。ニッポン放送ホリデースペシャル「ラストイニング 全国高校野球県予選決勝 聖母学苑対彩珠学院」ニッポン放送、2010年12月23日(木・祝)、13:00-15:30)という番組で、ホントの試合と一瞬勘違いしたリスナーもいたらしい。この番組は、第48回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞を受賞した。『ラストイニング』単行本29巻特別限定版にこの放送のCDがついている。

小学館:ラストイニング 野球漫画が実況中継付きで読める!!

第48回ギャラクシー賞受賞作品(放送批評懇談会)

ギャラクシー賞入賞作品を聴いて、語り合う会Vol.13(ニッポン放送イマジンスタジオ、2011年7月3日(日)13:00-17:00)に行ってきた。(当ブログ内)

「打てないから頭を使わんと勝てん」と2年前から練習

『スポーツニッポン』2012年8月14日付の記事によると、

「(ルールは)もちろん知ってましたし、三塁でどうせアウトになるなら本塁に行った方がいい」と中村謙は帰塁せず本塁に向かった理由を説明した。実は5回にも1死一、三塁で遊直の際、三塁走者の安藤が同じプレーを敢行。併殺成立の方が早かったため得点にはならなかったが、この時に鳴門がルールを理解していないことは分かっていたという。

 池田満頼監督は「打てないから頭を使わんと勝てん。こんな1点の取り方もある」と2年前にルールを教え、練習を重ねてきた。試合で決めたのは初めてだが、創立130年の伝統校で偏差値70、今春は東大など国立大に289人の合格者を出した名門校らしい点の取り方で、22年ぶりの勝利を飾った。

進学校・済々黌“頭脳プレー”で22年ぶり勝利 — スポニチ Sponichi Annex 野球

前のプレーで相手がルールを理解していないことを確認したり、2年前から練習していたりってところが、なかなかグッとくる。

ちなみに済々黌は、熊本高校に次いで熊本県で2番目に頭が良いとされる高校で、姜尚中やくりぃむしちゅーなどを輩出している。県立の進学校にも関わらず、たまに甲子園に出場したりする。

私が子どものころにも出場して、その際、新聞の各県代表校紹介記事で、希望する進路の欄に他校の選手がプロ野球や野球の名門実業団・大学を挙げる中、済々黌の選手たちは「東京大学」「京都大学」とかを挙げていたのを憶えている。「早稲田大学」とか「慶応大学」とか書いている選手もいたと思うけれど、たぶん一般入試を受けるという意味だと思う。

でも、「偏差値70」はちょっと誇張してない?


済々黌による応援
 

※当ブログ内の関連エントリー

ロケットニュース「熊本あるある54連発」を、熊本のネットラジオ番組「QIC」が検証しているよ。

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コメント

失礼な~
ほんとに偏差値70とか72ですよ。
一覧表で確認してみてくださいね。

投稿: 卒業生 | 2013年7月20日 (土) 00時32分

ねえ。しつれいしゃうわ。

投稿: 1985年卒業生 | 2013年7月20日 (土) 10時55分

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