「電波報國隊」を知っていますか?
○「電波報國隊」を知っていますか?
第一次世界大戦・第二次世界大戦は「総力戦」と言われます。参戦国は、国内および植民地の人的・物的資源を戦争という目的一点に向けて総動員し、権力は公的・私的生活のあらゆる局面に介入しました。
電波工学も当然ながら動員・介入の対象となりました。
第二次世界大戦中の1943(昭和18)年9月から1944(昭和19年)3月までのあいだ、東京帝国大学・東京工業大学・早稲田大学・藤原工業大学(現・慶応大学理工学部)の電気工学科に在籍する学生は、原則として全員が陸軍または海軍指定の電波兵器工場に学徒勤労動員されました。これが電波報國隊です。
このとき動員された当事者による手記が、東京大学電気系同窓会のウェブサイト内コンテンツ「セピア色の三号館」で公開されています。ラジオ・無線と平和を愛するすべての人びとは読んでおくべき貴重な記録だと思います:
自由と平和は、無条件ですばらしい。
反戦報國。
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コメント
こんにちは。
紹介されている「セピア色の三号館」を拝読いたしました。
ご紹介の通り、ラジオと無線を愛する人は必ず読むべきです。
最近、『日本時間 日系社会向けのラジオ番組 中南米諸国編』(平原哲也・著)を読んでいます。この本もお薦めです。
投稿: 石崎亮史朗 | 2012年8月14日 (火) 17時28分