« 甲子園における熊本・済々黌高校の頭脳プレーについて:「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2012年8月19日(日)10:00-12:00) | トップページ | 10分でわかるアール・エフ・ラジオ日本:「QIC」第824回(ウェブラジオFMC、2012年8月12日放送分) »

カナダCBCラジオの番組を聴いて、英語で経済のお勉強: "The Invisible Hand" (CBC Radio One, Canada)

○カナダCBCラジオの番組を聴いて、英語で経済のお勉強: "The Invisible Hand" (CBC Radio One, Canada)

※若干の加筆修正(2012年9月27日)

 

カナダの公共放送CBC(Canadian Broadcasting Corporation)の経済番組 "The Invisible Hand" (CBC Radio One, Canada) が面白い。

言うまでもなく、番組タイトルの "The Invisible Hand"(見えざる手)はアダム・スミス(Adam Smith)の『諸国民の富』An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations(1776年)からの引用。

経済学的な概念や考え方を、身近な出来事などから説き起こし、一般人や専門家の声を交えつつ易しく紹介する30分番組。語り口もおカタくなくて取っ付きやすい。ホストを務めるのはCBCラジオのプロデューサー、マシュー・レイジン-ライダー(Matthew Lazin-Ryder)。ゾンビ映画が好きらしい。

これまで取り上げられたテーマは:

このブログにも、何がしかのポジティヴな externalities があればと願うばかり。

番組の使用言語は当然英語だけれど、使われる単語もそれほど難しくないし、スピードも思ったほど速くない。英検で言うと、2〜準1級ぐらいの印象。

番組は全10回で終了したけれど、ポッドキャストで引き続き配信中。2ndシーズンやってくれないかなぁ:

Home | The Invisible Hand with Matthew Lazin-Ryder | CBC Radio

※第一回の内容はこんな感じ:

エピソード1:大いなるペテン

自然が最悪の猛威を振るうとき、人間性にも最悪の影響が及ぶ。人災または天災の後には、ボッタクリの話をよく耳にする。他人の苦しみにつけ込んで利益を得るなんてことが何故できるのかと頭を抱えたことがあるかもしれない。

ケベックの寒波の後、プロパンガスの値上がりは天井知らずだった。ハリケーン・カトリーヌがアメリカのメキシコ湾岸を襲ったとき、ペテン師たちは氷や発電機や水の売値を大幅につり上げた。議会はこの手の暴利追求を排除しようと最善を尽くしてきた。しかし、感情が高まり、需要が拡大し、供給が限られているところでは必ず暴利追求が起こる。

The Invisible Hand エピソード1では、カナダのアイスホッケー場から活気づくマリの青果市場まで、いたるところで行われているボッタクリについて見てゆく。さらに、多くの人びとの家を奪った嵐の後、通常の2倍の値段で発電機を売ろうとして逮捕された男もご紹介しよう。

そして、経済学者マイク・マンガー(Mike Munger)のように、ボッタクリを、必要な物を、必要な場所に、最も速く届ける力とみなす考え方もご紹介する。


当ブログ内の人気記事


Google

|

« 甲子園における熊本・済々黌高校の頭脳プレーについて:「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2012年8月19日(日)10:00-12:00) | トップページ | 10分でわかるアール・エフ・ラジオ日本:「QIC」第824回(ウェブラジオFMC、2012年8月12日放送分) »

AM」カテゴリの記事

FM」カテゴリの記事

ラジオ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: カナダCBCラジオの番組を聴いて、英語で経済のお勉強: "The Invisible Hand" (CBC Radio One, Canada):

« 甲子園における熊本・済々黌高校の頭脳プレーについて:「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ、2012年8月19日(日)10:00-12:00) | トップページ | 10分でわかるアール・エフ・ラジオ日本:「QIC」第824回(ウェブラジオFMC、2012年8月12日放送分) »