英国コミュニティメディアの現在:「ハローラジオカフェ」(京都三条ラジオカフェ、2012年4月2日(月)10:30-11:45)※ゲスト:龍谷大学政策学部 松浦さと子教授
○英国コミュニティメディアの現在:「ハローラジオカフェ」(京都三条ラジオカフェ:京都市下京区・中京区周辺 79.7MHz、2012年4月2日(月)10:30-11:45)※ゲスト:龍谷大学政策学部 松浦さと子教授
元中京テレビアナウンサーで龍谷大学政策学部教授の松浦さと子氏が、「ハローラジオカフェ」(京都三条ラジオカフェ:京都市下京区・中京区周辺 79.7MHz、2012年4月2日(月)10:30-11:45)に出演し、イギリスのコミュニティー・メディアについて概説していた。ポッドキャストで聴取できる:
○「英国コミュニティメディアの現在—「複占」に抗う第三の声」ハローラジオカフェインタビュー:龍谷大学政策学部教授 松浦さと子さん: FM797 Podcast2 - 京都三条ラジオカフェ
○Who's Who 龍谷大学教員検索サイト|教員詳細情報 松浦 さと子 |龍谷大学
○松浦さと子オフィシャルページ つなぐ〜媒介の専門知を探る〜
公共放送・海賊放送・民間放送・コミュニティー放送と時代を追ってイギリスのメディア状況を俯瞰しつつ、既存の大メディアによる「複占」という視角からコミュニティー放送に焦点をあてている。
細かいことを言うと、おそらく厳密には「寡占」(oligopoly)であって、「複占」(duopoly)という用語の使い方は経済学的に厳密ではないような気もするけれど、公共放送と民間放送をそれぞれひとまとまりに捕えて、この2つのセクターによる独占に対して、コミュニティー・メディアを「第三の声」 と捕える布置のようだ。
また、同氏は、「京からGreenコミュニケーション」(京都三条ラジオカフェ、2012年4月6日(金)17:00-17:30)でも、コミュニティー・メディアについて語っている
「京からGreenコミュニケーション」
(京都三条ラジオカフェ、20124(金)17:00-17:30)
海賊放送やカウンター・カルチャーの印象が強いイギリスだけれど、コミュニティー放送に関しては、意外なことに日本のほうが先んじているらしい。
そして、イギリスでは、コミュニティー放送は基本的に非営利という考え方があるらしい。
勉強になったなぁ。
同氏の著書『英国コミュニティメディアの現在――「複占」に抗う第三の声』(書肆クラルテ、2012年)も、読んだらレヴューするかもしれません。
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