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そういえば、カレッジ・チャートってのがあったなぁ、と思い出したので調べてみた。

○そういえば、カレッジ・チャートってのがあったなぁ、と思い出したので調べてみた。

 

まだ私がラジオを聴き始めたばかりの頃、TOKYO FM の土曜日か日曜日の午後にカレッジ・チャートの番組があったような気がする。大学生が選ぶ音楽チャートを発表する番組だ。DJも大学生だったかもしれないけれど、記憶が曖昧だ。CRJという団体による番組だったと思う。こっちの記憶には自信がある。

チャートの並びも、例えば同じ TOKYO FM の「KOSE カウントダウン・ジャパン」「コスモ ポップス ベスト10」とは全く違うもので、例えば、まだブレイクする前の cobaSING LIKE TALKING が1位になったりしていたような気がする。面白いなぁと思うと同時に、大学生という存在が一歩進んだオシャレで特別なものに思えた。

でも、最近「カレッジ・チャート」という言葉自体をあまり耳にしなくなった。

ふとした拍子に思い出し、「カレッジ・チャート」「CRJ」というわずかな手がかりでネットを検索してみたら、カレッジ・チャートは現在も存在し、CRJも活動を続けていると判った。大学・短期大学・専門学校などの学生によって運営されているらしい。

音楽とラジオが好きな学生のかたは近くの支部にコンタクトをとってみては?

CRJ-tokyoのウェブサイトによると、

CRJとは、アメリカのCMJ(College Media Journal)を日本にも作ろうと、1987年に現役の大学生たちの手によって設立された団体です。

一過性の流行や従来のコマーシャリズムとは一線を画したジャンル、洋/邦、メジャー/インディーを問わない良質の音楽空間を発信することをコンセプトとして、独自の学生間ネットワークを活かした情報収集を行っています。
さらに、その情報をマスメディアとストリートシーンの両面から発信することを目指し、同世代の人々に新たな音楽シーンを提供するべく活動を展開しています。

ちなみに、CRJとは College Radio Japan の略のようだ。

日本各地のCRJ を発足順に挙げると:

ウェブサイトや Twitter を見た限りでは、支部によって活動状況にバラツキがある。札幌・東京・広島はコンスタントに活動中のようだ。他方、事実上活動していないとみられるとろもある。

担当しているラジオ番組がないと団体が雲散霧消してしまうのかもしれない。また、放送に関わりたい人は、むしろ放送研究会や民間のスクールを選ぶのかもしれない。大学生というブランドの文化的価値や情報発信者としての注目度も薄れているような気がする。

アメリカの場合は、大学の中にラジオ局(ミニFMとかじゃなくて、正規のラジオ局)があったりする。他方、日本ではそう簡単に放送局を開局できないので、カレッジ・チャートを維持するインフラは脆弱かもしれない。

Campus radio - Wikipedia, the free encyclopedia
Category:College radio stations in the United States - Wikipedia, the free encyclopedia

それに、音楽好きな人・DJをやりたい人と、番組制作・組織運営のできる人が必ずしも一致するとは限らないしね。

Google

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