多摩むかし探訪(ネットラジオ)、2011年12月配信分で終了。
○「多摩むかし探訪」(ネットラジオ)、2011年12月配信分で終了。
「多摩むかし探訪」(ネットラジオ)が2011年12月配信分を以って終了した。
2010年3月31日に閉局したコミュニティーFM局・エフエム多摩(東京都多摩市)の番組「多摩の歳時記」を中央大学放送研究会が引き継ぎ、ネット・ラジオ番組として配信していた。1年8か月にわたり20回配信された。
多摩商工会議所前会頭でエフエム多摩元社長の峯岸松三を語り部に、「多摩ニュータウン」として開発される前の多摩の歴史や変遷を聞く内容。番組前半はエフエム多摩でもパーソナリティーを務めていた前岡洋子、後半は中央大学放送研究会が聞き手を務める二部構成。「多摩の歳時記」ディレクターであった宮国洋子も継続して参加していた。
番組ウェブサイトによると、
番組担当者のサークル引退とそれに伴う後継者の選定に難航していたため、来月(平成23年12月)の配信を持ちまして終了させていただくことになりました。
とのこと。
学生には時間の余裕があると思われがちだけれど、その実、時間の余裕がある時間は短い。
その土地の歴史をその土地に永きにわたって暮らしてきた人の肉声で聴くというのは貴重な体験。文章で読むのとはまたちがった味わいがある。それに、大都市のベッドタウンとして開発が進められた土地では、新住民と旧住民が分断されていることが多いので、こういう話を聞く機会そのものがなかったりもする。
勿体ない。
番組終了後も、過去の音源は引き続き聴取可能となる模様。
放送によると、多摩大学の先生も峯岸氏への聞き取りを行っているらしい(多摩大学カリキュラムには「多摩学入門」とういう授業もある)。地域研究とかオーラル・ヒストリーとかの名目で、科研費を使ってネット・ラジオを制作したりできればいいのに。
ともあれ、お疲れさまでした。
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