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ギャラクシー賞入賞作品を聴いて、語り合う会Vol.13(ニッポン放送イマジンスタジオ、2011年7月3日(日)13:00-17:00)に行ってきた。

○ギャラクシー賞入賞作品を聴いて、語り合う会Vol.13(ニッポン放送イマジンスタジオ、2011年7月3日(日)13:00-17:00)に行ってきた。

 

第48回ギャラクシー賞ラジオ部門で入賞した作品を聴くというイヴェントに行ってきた……といっても2か月半以上前の話ですけど(2011年7月3日)。

放送批評懇談会

上演されたのは下記の2作品:

実は同じ日に、「ザ・ベストラジオ2011」(NHKラジオ第1、2011年7月4日(日)16:05-17:55)という番組で、同じラインナップの番組を放送していたらしい。

でもコッチは、番組が聴けるだけでなく、ニッポン放送に潜入できて、制作者の話も聞けると言う特典付きだ!

ニッポン放送イマジンスタジオに到着


有楽町駅
けっこう古い駅舎です。
 

京浜東北線の快速が有楽町で停まらないことを忘れていて有楽町を通過。浜松町であわてて折り返す。なんとか時間までにニッポン放送に到着。


ニッポン放送
2人の男性の向こうが正面玄関、手前がイマジンスタジオの入り口。
 

 

イマジンスタジオ入口を入ると、左手に地下へ通ずる階段。段数を数えてみたところ、7段降りて踊り場・12段・踊り場・10段・踊り場・12段・踊り場・12段・踊り場・13段でようやくスタジオのロビーに到着。けっこう長い。

imagineスタジオ(ニッポン放送/会社概要)

会が始まるまでしばらくスタジオ内をキョロキョロと観察。完全に不審者。さすがに写真は撮れないのでスケッチで再現:


当日のイマジンスタジオ内部
上の絵の感じよりももっと広々としています。
壁は角材・吸音材・角材・吸音材……という感じになっていました。
右側の壁はガラス張り。この日はスクリーンが下りていました。

  

左右の壁の高い位置に2つづつ設置されたアンテナ
ワイヤレス機材を使う時のためのアンテナ?
  

右側の壁の角材
丸くくり抜かれていました。左側の壁は普通の角材。
  

左側の壁の中央あたりのプレート
ジョン・レノン直筆の "Imagine" (1971) の歌詞と
ジョンとオノ・ヨーコのサインが刻まれている。
この曲がスタジオ名の由来。
 

会場で頂きました。
『GALAC』2011年7月号タイムテーブル・
イヴェントのチラシなど。
 

漫画『ラジオでGO!』の原作者のなぐも。も来てたらしい:

今日は有楽町のニッポン放送でやる「ギャラクシー賞をとった番組を聴こうの会」っつーイベントに行ってきます。ニッポン放送に行くのはラジGOの取材以来2度目。(nagumon, 2011/07/03

「ラストイニング 全国高校野球県予選決勝 聖母学苑 対 彩珠学院」(ニッポン放送)

私は、『ラストイニング』の原作を読んでいないので、序盤はなかなか実況に入り込めなかったのだけれど、野球は好きなので戦況を把握してくるにつれてだんだん愉しめてきた。

「これ、原作知らなくて、ラジオの野球中継に馴染みのない人はキツいだろうなぁ……」と思っていたら、実際、寝ている人もいた。私はとても愉しめた。

後の質疑応答でも話題になったのだけれど、アンジャッシュ渡部健が上手かったなぁ。衒いなく淡々とやっているけれどツボを押さえている感じ。もともと台本があるらしいのだけれど、煙山アナと渡部のやりとりはアドリブの比率が高いとのこと。もともと原作のファンである煙山・渡部のご両人はコミックの内容が頭に入っているので、「プロの選手に例えるとどんな選手ですか?」「横浜の筒香選手みたいなタイプですかねぇ」みたいな感じで、ノッってきた煙山アナがどんなネタを振っても渡部が見事に打ち返すという奇跡のやりとりの連続だったとか。

むしろ、声優陣の芝居がかった演技が興を殺いでいたとも言えなくもないような……。

煙山アナがもし別の作品で架空実況ができるなら、ツジモト「GIANT KILLING」(『週刊モーニング』(講談社)連載)をやってみたいとのこと。


質疑応答中の煙山アナのマイクさばき
この握り方、位置は鼻と口のあいだ。
 

実はこの作品、イマジンスタジオで収録されたとのこと。即ち、番組が収録された場所で番組を聴いたということになる。


収録風景
『GALAC』2011年7月号(角川グループパブリッシング)p.21
 

この番組は原作コミックの単行本29巻の付録CDに収録されているので、家に帰ってもう一度聴いてみた。もちろん、トランスミッターで飛ばしてラジオで聴取。

野球実況はやっぱりラジオで聴かないと。イマジンスタジオの素晴らしい音響環境と巨大スピーカーよりも、自分の部屋の自分のラジオで聴いたほうがリアリティー倍増。

「インターが聴こえない〜白鳥事件60年目の真実」(HBCラジオ)

制作は後藤篤志氏。HBCを経てHBCメディアクリエートに移り、社長を務めた後、顧問就任と同時に現場復帰なさったとのこと。HBCメディアクリエートサイトのUSTREAM動画に時どきご出演なさっていることもある。

白鳥事件とは、1952年1月21日に札幌市警の白鳥一雄警備課長が射殺された事件。白鳥は公安警察官として共産党の捜査を担当していたため、共産党関係者が逮捕・起訴された。最高裁においてすでに有罪が確定しているが、冤罪の疑いもささやかれている。実行犯は中国に逃亡したとされる。

このような社会派なテーマをずっと追っていらっしゃる人なので近寄りがたい雰囲気の人かと思いきや、温和で謙虚な「いいおじさん」という感じの雰囲気の人だった。

番組制作にあたっての後藤氏の意図は、白鳥事件を、松本清張に代表されるような単純な陰謀説ではなく、事件に関わった青年たちの群像として描きたいというものらしい。とても共感できる。

白鳥事件に関する取材音源が古い6mmテープで100本ほど残っているそうで、これらを含めた新旧の音源による「録音構成」という感じ。後藤氏ご本人もおっしゃっていたように、6mmテープの音がとてもクリアーな音質で、最近録ったものかと聴き違えるほど。後藤氏曰く「6mmテープの音には芯がある」とのこと。

参考:オールド6mm音声テープの再スプライスとデジタイズ(JH2CLV Web-Site Top Page)

もともと白鳥事件については、それこそ松本清張の本で知る程度の知識しかなかったというのもあるけれど、1時間15分の比較的長い番組であるにも関わらず情報がギッシリで初めて知る内容も多く、今回はなかなかエキサイティングな経験だった。

惜しむらくは、1回聴いただけでは充分に咀嚼できないほど内容が濃すぎるということ。改めてじっくり聴く機会があればよいのだけれど。書籍化してほしい。

北海道では、2011年10月22日(土)14:00-、北海道クリスチャンセンターで「ラジオ番組「白鳥事件60年目の真実」を聞く会」が開催されるとのこと。札幌周辺で番組に興味のある人は参加してみてはいかがでしょうか?

ピース☆カレンダー - 10/22 ラジオ番組「白鳥事件60年目の真実」を聞く会


帰りに裏に回るとラジオ・カーが1台停まっていました
 

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コメント

こんばんは。
ギャラクシー賞の番組を聞ける会合があるんですね。知りませんでした。
私は北海道在住なのですが、白鳥事件の番組、聞き逃しました。来月の放送会にも、仕事が忙しくて行けそうにありません。

投稿: 道民 | 2011年9月23日 (金) 00時13分

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