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アルジェリアのラジオに関する小ネタ:"Politics this week", The Economist, September 17th 2011

○アルジェリアのラジオに関する小ネタ:"Politics this week", The Economist, September 17th 2011

 

アラブ諸国での民主化運動の話題が続く昨今でありますが、The Economist, September 17th 2011 の "Politics this week" という記事(世界の政治をトピックスを国・地域別に概説した記事)に、 アルジェリアのラジオに関する小ネタが載っていたので,その部分だけ訳してみました:

To fend off calls for more freedom, Algeria’s president, Abdelaziz Bouteflika, announced plans to allow independent radio and television stations for the first time since independence in 1962.
(さらなる自由を求める声をかわすべく、アルジェリアのアブデルアジズ・ブーテフリカ大統領は、1962年の独立以来初めて民放ラジオおよびテレビ局を許可する計画を表明した。)

Politics this week | The Economist(September 17th 2011)

"independent stations" は、イギリスでは「民放局」、アメリカでは「独立局(ネットワークに加盟していない局)」の意味だそうです。

ちなみに、現在のアルジェリアには国営放送(Radio Algérienne および Télévision Algérienne)しかないようですが、フランスからの独立革命(1954〜1962年)の際には「アルジェリアの声」(La Voix de l'Algérie)という海賊放送局が、独立戦争の戦況をアルジェリア人に伝え、重要な役割を果たしたようです。

そのあたりは、フランツ・ファノン「『こちらはアルジェリアの声』」、『革命の社会学——アルジェリア革命第5年』(1959年;みすず書房、1969年、新装版:2008年)で詳しく論じられています。アルジェリア人が自らのメディアを獲得してゆく過程が、時に社会科学的に分析され、時にロマン主義的に叙述され、ラジオずきを陶然とさせます。なかなかの読み応えの、熱い論文です。

 

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