ラジオ東京スピリッツ（TBSラジオ、2011年7月2日（土）18:00-18:30）

○「ラジオ東京スピリッツ」（TBSラジオ、2011年7月2日（土）18:00-18:30）

いつも聴き逃してしまう「ラジオ東京スピリッツ」（TBSラジオ、土18:00-18:30）。

この日もラジオをつけたら番組の途中だった。TBSラジオ開局60周年へ向けて放送している番組。

この日は「ラジオパーソナリティって何だ？」というテーマで、「ラジオでしゃべるときにいちばん気を使っていることは何ですか？」という問いにTBSラジオのパーソナリティーが次々に答えているようだった。

私は終盤のライムスター宇多丸・宮川賢・伊集院光の部分だけ聴くことができた。

他には、生島ヒロシ・荒川強啓・森本毅郎・山里亮太・大根仁・鈴木おさむ・大沢悠里・久米宏・永六輔が出演したようだ。聴き逃してしまい、痛恨。

ライムスター宇多丸は、「ラジオでしゃべるときにいちばん気を使っていることは何ですか？」という問に、

• 自分の言葉で話す
• いわゆる「ラジオDJっぽさ」に回収されない
• 自分にしかしゃべれないことを話す

と答えていた。

しかし、いわゆる「ラジオDJっぽい」しゃべりに憧れてラジオDJを目指す人も多い。聴いていて却ってコチラが気恥ずかしくなることが多いけれど、私もラジオずきなので、ラジオへの愛が伝わってくれば微笑ましく赦すことができる。ラジオが好きでラジオをやりたい人なんだからしょうがない。

でも、FMラジオやコミュニティーFMなど、地上派のラジオで「ラジオDJっぽさ」の型にはまっている人の放送を聴くと、なんだか癪に障る。この場合、型にはめる技術が高ければ高いほどカチンとくる。赦せるのは、ネットラジオなどを趣味でやっている人まで。

さらに、自分にしかしゃべれないことを自分の言葉で話すのは案外至難の業だ。プロじゃない人が、自分にしかない何かが表現できるはずだと気負い込んで、ネットラジオに限らず、ブログなりmixiなりTwitterなりを始めてみても、真っ先に気付くのは、他でもなく、自分にしか表現できことなど何もないということだったりする。自分の創造性を発信しようとして、却って自分の凡庸さを突き付けられてしまい、シンドイ日々を送っております。

宮川賢は、

世の中の事象の全てに対して、独自性を含んだ意見を生放送で言える人がラジオ・パーソナリティーだと僕は思うんですよね。

［……］

暑い時に「暑い」とか、寒い時に「寒い」とかしか言わない人はラジオパーソナリティーには含まないイメージが僕にはあります。ラジオ・パーソナリティーもどき。まぁ、でもねぇ、「もどき」もいい味出す人いるんだよねぇ。

と答えた上で、TBSラジオを、「超人数人がいるだけで」「いちばんラジオ・パーソナリティーが少ない、層が薄い局」と評した。

伊集院光の答は、

こういうことは、聴いている人や同業者にバラしてはいけないんです。

まぁ、照れ隠しでしょうけど、至言。

ちなみに、TBSラジオがラジオ・パーソナリティを公募中：

○パーソナリティ公募のお知らせ｜ラジオ東京スピリッツ
※応募期間は、2011年7月2日〜9月30日

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