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町山智浩「町山智浩の言霊USA」第97回「Rapture」、『週刊文春』(2011年6月9日号)

○町山智浩「町山智浩の言霊USA」第97回「Rapture」、『週刊文春』(2011年6月9日号)

 

映画評論家・町山智浩『週刊文春』に連載中の「町山智浩の言霊USA」。アメリカで話題の言葉を毎回ひとつ挙げて解説している。今回は、ラジオにも関係ある話。

今回のお題は「Rapture」というキリスト教用語。日本語では「携挙」と訳すそうで、審判の日に善き魂のキリスト者は天上に携え挙げられ、再臨するイエスと邂逅し、神の国に入るという終末論。福音派(Evangelical)のあいだで広まっているとか。

ちなみに、根拠になっている聖書の記述は下記の通り:

すなわち、主ご自身が天使のかしらの声と神のラッパの鳴り響くうちに、合図の声で、天から下ってこられる。その時、キリストにあって死んだ人々が、まず最初によみがえり、それから生き残っているわたしたちが、彼らと共に雲に包まれて引き上げられ、空中で主に会い、こうして、いつも主と共にいるであろう。

記事によると、アメリカでこの「Rapture」に関する看板がいたる所で見られ、具体的に2011年5月21日という日付を挙げて、審判の日が訪れると喧伝していたのだとか。


「Rapture」に関する看板
画像は Live News Cetral より
 

……今日は6月3日です。

さかんにこの話を広めていたのは Family Radio というキリスト教ラジオ局とのこと。クリア・チャンネル系:

Family Radio Worldwide(公式サイト・トップページ:英語)


Family Radio 公式サイト英語版ページ
画像はWikipediaより

Family Radio——聞いたことのある名前だと思ったら、ロシヤから短波放送(7245kHz)で19:00-20:00に日本語放送も行っている。

Family Radio Japanese - 日本(公式サイト:日本語)

日本語サイトもまだ「Raputure」仕様のまま。「審判の日」、「その日その時は誰も知らない」、「もう一つの確実な証拠」といったmp3ファイルや、関連文献・資料のpdfファイルが公開されている。

「Rapture(携挙)」については、クリスチャンのあいだでも賛否が分かれているようだ。

Bible Basic Digression 14 - "The Rapture"(日本語)
Bible Basics Online 内の日本語ページ。「Rapture(携挙)」に対する異論の例。「間違った解釈14:空中で主に出会う'携擧'」。

Google

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