ラジオの街で逢いましょう+1 モーリー・ロバートソン×遠藤ミチロウ(ラジオデイズ:ネットラジオ、2011年5月30日)
○「ラジオの街で逢いましょう+1」モーリー・ロバートソン×遠藤ミチロウ(ラジオデイズ:ネットラジオ、2011年5月30日)
モーリー・ロバートソンと遠藤ミチロウがネットラジオで原発について語っていた。
モーリー・ロバートソンが司会で、ゲストが遠藤ミチロウ、アシスタントは浜菜みやこ。期間限定の公開のようで、あいにく6月5日まで……って、今日までだ。後日有料配信されるとのこと。今のうちにどうぞ:
※下の動画は全編公開が終了し、6月6日現在はダイジェスト版に差し替えられています。
「ラジオの街で逢いましょう +1」
(ラジオデイズ:ネットラジオ、2011年5月30日)
面白い話がいくつかあった。
原発の所在地である自治体とその隣の自治体との間には一瞥しただけで厳然とした経済格差があるそうで、原発のある町には誰も使わないナイター設備つきの野球場ができているのに対して、原発のない隣の町ではボウリングが廃墟になっていたりするのだとか。しかし、事故が起きれば、被害はどちらの町も甚大というのは全く笑えない話だった。
昨今、ネット上でモーリーは原発推進派と呼ばれているようだ。原発関係の仕事を結構やってきたらしい:
上の動画には、モーリーが原発関係の仕事を受けてきた理由や自分の立場を明らかにしようとしている場面もある。彼の立場やいかに。聴いてのお愉しみ。原発の仕事をした=推進派、という単純な話でもなさそうだ。
いずれにせよ、ペテンにかけられて原発を受け入れてしまった人たちが原発について無知のままで情緒に流されてしまっては、疑似科学的な言葉を弄する扇動的な反対派活動家によって次のペテンにかけられることになりかねないというモーリーの話は、原発反対派の私が聴いても一定の説得力があるとは思う。
上掲の原発関係の仕事リストに出ているイヴェントについてもいくつか、モーリー自身が放送内で言及しており、中でも中学生を原発賛成・反対に分けてディベートさせたという話が興味深い。
上の動画内で披露されている遠藤ミチロウ「原発ブルース」(2011年)は、原発を批判する自分自身を原発に喩えている点にユーモアがあり、なおかつ諷刺が利いている。カッコいい。上の動画の19:00ごろから。もう一曲の「早すぎた父親」(2005年)も凄味がある。
この曲は、遠藤ミチロウらが進めているプロジェクトFUKUSHIMA!のウェブサイトで有料配信されている。500円以上の金額を購入者が自分で設定する投げ銭形式のダウンロード販売。面白いシステム。プロジェクトFUKUSHIMA!の支援金に充てられるとのこと。
随時更新。被災地情報の取得・安否確認等にお役立てください。
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