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山田五郎「デイキャッチャーズ・ボイス」追悼・知られざる “文豪” 団鬼六、「荒川強啓デイ・キャッチ!」(TBSラジオ、2011年5月12日(木)15:30-17:50)

○山田五郎「デイキャッチャーズ・ボイス」追悼・知られざる “文豪” 団鬼六、「荒川強啓デイ・キャッチ!」(TBSラジオ、2011年5月12日(木)15:30-17:50)

 


 

新宿駅東南口近くのピンク映画館・新宿国際劇場の前を通ったら、2011年5月6日に亡くなった団鬼六の追悼企画で、小向美奈子主演の成田裕介[監督]『花と蛇3』(2010年)をリヴァイヴァル上映中。まぁ、オレは写真だけ撮って素通りですけど。

『花と蛇』——改めて考えてみると、案外ベタなタイトルですね。


『花と蛇3』予告編より
小向美奈子、覚醒。
 

ちなみに、みうらじゅんの本で見たのだけれど、初代・静子の谷ナオミは今は熊本市花畑町で「スナック大谷」という店を経営しているらしい。ウェブラジオFMCマスタード☆鶴田氏のお店の近くっぽい。

さて、団鬼六の作品を読んだことがないので、実際どういう内容なのかよく判らない。団鬼六という名前と『花と蛇』という題名が醸成するぼんやりとしたイメージを空費してニヤっとするだけ。ネットを検索してみたら山田五郎が話題にしていたので、聴いてみた:

TBS RADIO 954kHz | 荒川強啓 デイ・キャッチ!(2011年05月12日(木))

デイキャッチャーズ・ボイス [木]山田五郎
※上記ページ「第207回 2011年05月12日(木)」が該当回

団鬼六がSM小説の大家になるまでの紆余曲折・懊悩呻吟がコンパクトに語られていて参考になった。団鬼六が最初は経済小説家として世に出た人だったとは初耳。面白い話。

ただ、即物的な西洋のSMに対して、団鬼六が「恥」と「責め」の概念を導入することで、精神性を新味とする日本のSMを確立したという話、本当なのかなぁ。

団鬼六が日本のSM文学を確立したというのはその通りだろうけれど、精神性が日本のSM文学の新しさというのはやや疑問。

例えば、西洋のSM用具が馬具から派生しているのは、人間を動物として扱うことの隠喩のはずだから、そこには、人間なのに人間扱いされない/しないことから惹起される「恥」と「責め」の概念が組み込まれていると思うのだけれど。

まぁ、どうでもいいか。

ところで、蛇足だけれど、多くの人が思い描くSMの女王様って、だいたいこんな感じだと思うのだけれど、


MARQUIS、解りやすい雑誌名
 

Sの人なのにどうして自分自身が拘束衣(bondage)を身に付けているんだろう? 苦しくないの?

 


『花と蛇3』予告編
 
Google

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