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騒動摘出 忌野清志郎「反原発ソング」放送禁止騒動でピーター・バラカンに聞く「放送局の役割と風評被害」、『SAPIO』2011年5月4日・11日号(小学館)

○「騒動摘出 忌野清志郎「反原発ソング」放送禁止騒動でピーター・バラカンに聞く「放送局の役割と風評被害」」、『SAPIO』2011年5月4日・11日号(小学館)

 

まさかオレが『SAPIO』を買うことになるとは……。

NEWSポストセブン|P.バラカン氏 ラジオでの反原発ソング放送禁止の裏事情語る

『SAPIO』2011年5月4日・11日号(小学館)の記事によると、ピーター・バラカン(Peter Barakan)「BARAKAN MORNING」(InterFM、2011年4月1日(金)7:00-10:00)で、突然、次のように語ったとのこと:

「僕は忌野清志郎さんの声が実はあまり好きじゃないので、これまでかけてこなかった。でも、多くのリクエストがあり、詞を見て、今かけるべき曲じゃないかと考え、『ラヴ・ミー・テンダー』をかけようと思ったのですが、局に止められてしまいました」

放送で言ったというところがスゴい。

その日は、

「それではまた来週お会いしましょう。僕のクビがつながっていれば……」

の言葉で放送終了したとか。

週明けの4月4日(月)に、忌野清志郎の「サマータイム・ブルース」(1988年)をかけ、他にも、Aaron Neville, “Tell It Like It Is” (1967)、Johnny Winnter, "You Lie Too Much" (1991) などをかけたらしい。


RCサクセション「サマータイムブルース」〜
「ラヴ・ミー・テンダー」(1988年)

 

『SAPIO』の記者に対しては、こうも語っている:

「[……]原発事故後、驚くほど多くのリスナーから『ラヴ・ミー・テンダー』のリクエストが殺到しました。それに応えるのが誠意のある対応と考えたわけです」

「ラジオはリスナーのため、テレビは視聴者のためにあるというのが僕の基本姿勢であり、崩したくはない。しかし、日本の放送界は全体的に、視聴者のためというより、局の利益のためにあると思っていると感じることがある。こういうことを言うと、今度こそ僕の仕事はなくなるかもしれないけれど(苦笑)」

ソフトな物腰だけれど、熱いソウルをもつ真のリベラリスト。

そういえば以前、ある雑誌のプレ創刊イヴェントでピーター・バラカンの生DJを聴いたことがある。イヴェントの内容は、その雑誌の創刊号にも掲載された。

「Protest Songs 抵抗の歌10」というテーマで、ステージ上のテーブルにCDラジカセを1台置いて、曲を紹介しつつCDをかけるというスタイル。そのとき、RANKIN TAXI「誰にも見えない、臭いもない」(1989年)もかかったのを想い出した。


RANKIN TAXI「誰にも見えない、臭いもない」(1989年)
 

曲がかかっている間、激しくリズムを取っていたのが印象的だった。

※当ブログ内の関連エントリー:

発推進都知事の花見自粛令に逆らって花見して今こそRCのサマータイムブルースを歌う会」(新宿中央公園、2011年4月3日(日)17:00-19:00)をチョコっとだけ見てきた。


随時更新。
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