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小島慶子 キラ☆キラ(TBSラジオ、2011年3月2日(金)13:00-17:00)

○「小島慶子 キラ☆キラ」(TBSラジオ、2011年3月2日(金)13:00-17:00)

 

市場メカニズムが、人間の運命と人間を取り巻く自然環境の、それどころか、購買力の量と使い途の唯一の支配者となることを許せば、社会は荒廃するだろう。というのも、商品としての「労働力」を無理矢理使っても、無差別に使っても、あるいは使わないままに放置しておいたとしても、たまたまこの特殊な商品の所有者である生身の人間個人に必ず影響が及ぶからだ。システムは、人間が所有する労働力を使うとき、それに付随して「労働力」というタグが付けられた肉体的、心理的、道徳的実在としての「人間」をも使うことになるのである。文化的諸制度という保護膜が取り外されれば、社会に曝された結果、人間は滅びるだろう。人間は、悪徳、堕落、犯罪、飢餓を通じた急速な社会的混乱の犠牲者として死ぬことになるだろう。自然は元素にまで分解され、近隣や風景は穢され、河川は汚染され、軍事的安全保障は伸るか反るかの危険に曝され、食料や原料の生産力は破壊されるだろう。

TBS RADIO 2011年03月04日(金) キラ☆キラ オープニング☆トーク - 小島慶子 キラ☆キラ

放送後記 2月24日(木)「自殺の現状、対策はどうなっているのか?」(Dig | TBS RADIO 954kHz)

FMC/QIC
※上記サイト、2011年3月6日放送分(第751回) C枠「ParaTが斬る!/他事騒音」をお聴きください。放送後3週間聴取可能。

世界各地で革命の機運が盛り上がる昨今、日本では毎年3万人以上が自殺している。

先だって、某が官房長官だったとき自衛隊を「暴力装置」と呼んだことに対して、アホでセンチメンタルなエセ右翼がピーピー騒いで、自分がいかに愛国者であるかをいじましくも競い合っていたけれど、警察・軍隊による暴力の合法的独占は国家の主要な特徴のひとつである。民主国家では、民主的な手続きを通じて政府が承認されることで、この独占が担保されているが、他では、伝統やイスラム法や為政者のカリスマなどを通じて承認されている場合もある。

しかし、いずれにせよ、ひと度この承認が疑問視されれば、権力による暴力の独占の正当性も相対化され、民衆は自ら暴力的な手段を行使して権力を奪還しようとする。これを「革命」と呼ぶ。

「ひと様にだけは迷惑をかけない」という美名のもと、日本の3万の民衆たちは、暴力で不甲斐ない権力を正す代りに、暴力を自分自身に向ける。それまでの人生・家族・友人・仕事・趣味・想い出・その他一切との関係を断ち切って、この世から自らを消す。その結果が、毎年3万人超の自殺者である。

仮にこの自殺志願者3万人が一旦思いとどまり、毎年任意の日にちを定めて、例えば日比谷公園あたりに集合し、列をなして歩みを進め、線路に跳び込む代りに永田町や霞ヶ関に跳び込んだらいったいどうなるだろうかと夢想する。

もはや、国会議員や官僚機構に人の気持ちを解るなどということを期待したりはしていない。毎年3万人の労働力が失われ、それに比例したGDP・国際競争力が削がれているという風にせめて考えてくれればそれで良いと諦めてすらいる。

せめて生身の人間が自ら死を選ばなくて済むなら、もう何だっていいと思っている。


野狐禅「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」(2003年)
LAST LIVE at 札幌 KRAPS HALL(2009年)
自殺志願者が線路に飛び込むスピード - 野狐禅 LAST LIVE at 札幌KRAPS HALL CD

野狐禅「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」(2003年)

「せっかく空を自由に飛べるように
こんな立派な白い羽根がついているのに
こんなところに迷い込んできたら
意味がないじゃない バカだねぇ」
君はそう言うと 便所の小窓を開け
ふわふわ白い羽根のついたタンポポの種子を
そっと逃がしてあげるのだった

ケツをかきながら 隣に突っ立っている
僕を見つめて「あんたも同じだよ」と
僕の睫毛についた目ヤニを指で弾いた

ナメクジみたいに君の体を這う毎日
ナメクジみたいに君の体を這う毎日

自殺志願者が線路に飛び込むスピードで
僕は部屋を飛び出しました

目に映るものすべてをぶっ壊してやりたかったけど
そんな時でも 一番お気に入りのTシャツを
着てきた自分がバカバカしくて…

旭川FOLKジャンボリーではいつも
70年代フォークが流れており
僕は彼のメッセージに応えるべく
全身を硬直させたんだ

「マスター、家も電話もない人間にアルバイトを
させてくれるバカな会社がありましたよ」
マスターは人差し指でメガネを押し上げながら
「バカはおめぇだろ」と笑うのでした

こうして僕は 汗水流して働いて
なんたらかんたらというヤツを経験したわけだけれど
何故だろう 昇る朝日から
眼をそらしてしまうのはいったい 何故だろう

ゴキブリみたいに夜を這う毎日
ゴキブリみたいに夜を這う毎日

自殺志願者が線路に飛び込むスピードで
僕は自転車こいで濱埜の家に行きました
「このまま終わってたまるか」なんて言いながら
ファミリーコンピュータの赤いコントローラを
パチパチやってる自分がバカバカしくて…

自殺志願者が線路に飛び込むスピードで
自殺志願者が線路に飛び込むスピードで
自殺志願者が線路に飛び込むスピードで
自殺志願者が線路に飛び込むスピードで

生きていこうと思うんです


 
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