ネットラジオの歴史・光と闇「白鯨ラジオもっこもこパレード 平成22年12月号 音声 その五」(桜川マシキシム:ネットラジオ、2011年1月17日配信)
○ネットラジオの歴史・光と闇「白鯨ラジオもっこもこパレード 平成22年12月号 音声 その五」(桜川マシキシム:ネットラジオ、2011年1月17日配信)
「白鯨ラジオもっこもこパレード 平成22年12月号 音声 その五」(桜川マシキシム:ネットラジオ、2011年1月17日配信)でネットラジオが話題になっていた:
「BS@もてもてラジ袋」のぶたおさんを中心としたネットラジオの歴史の話、とりわけ、ネットラジオの歴史を技術的変遷と関連づけて第1期〜第4期に区分している話を非常に興味深く聴いた。パラダイムが変るたびに、新技術に対応できずに脱落者が出るという話も面白い。
自分用のメモもかねて、内容をまとめてみた。
第1期:ネットラジオの発明
- 音声コンテンツをインターネットで配信するという着想
- ネットラジオを聴いてネットラジオを始めた世代ではない。
ミニFMからの参入組も- Real Audio(8kbps)
圧縮しても音が良かったので、小容量サーバー時代に適合
mp3は8k・16kでは音質が低く、ラジオには不充分。まともに聴けるのは32kbpsから。- Windows Media Audio(16kbps)も登場
第2期:mp3による配信
- ブロードバンド化(ADSL・光)・サーヴァーの大容量化
mp3(32kbps)がアップロード可能に。- ウェブサイトにアクセスして聴取
- ストリーミング・ねとらじも登場
- 音声ブログが一瞬だけブームに
第3期:ポッドキャスト
- ウェブサイトからiTunesへ
- iTunes Storeがポッドキャストをmp3に一元化(Real Audio・WMAには非対応)。
- iTunes Store上での扱いで有利不利が決定。
- ZOOM H2 に代表されるハンディICレコーダーの登場
第4期(現在):ポッドキャストの一般化
- リスナーと iTunes の関係が強化。
- ポッドキャストが事実上 Apple のコンテンツ化。
ウェブサイトへの誘導ができず、発信者に人気・利益が還元されにくい。今後の展望
- iTunesのアンチテーゼとしてのUSTREAM
- 発信したい人とラジオをやりたい人の違い
技術的な制限からラジオをやっていただけの人(ラジオではなく発信することに関心)とラジオがやりたい人- ネットラジオのニッチ化
話の流れで語られた内容を自分なりにまとめたので、番組の話とズレているところもあるかもしれない(特に,第2期と第3期の切れ目)。レジュメにしたものが物象化するのは本意ではない。あくまでも理念型ということで。
直接番組でご本人の話を確認するのが吉:
「さばラジオ」の射導送水、グッド・ジョブ! 近くに真面目な話をしている人がいたら茶化すのが礼儀です。おかげで、番組としての聴きやすさが増した。
それにしてもマシン語、懐かしい。そういえば小学生のとき、「宮野くんの兄ちゃん、マシン語ば喋りきってった(マシン語を喋れるんだって)」とか言ってるアホがいたなぁ。R2-D2みたいなイメージ?
※等ブログ内の関連エントリー:
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