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「多摩の昔」学生が番組 風景、生活ぶり伝える 中大放送研・加藤さんら(讀賣新聞 東京多摩版、2010年12月26日)

○「多摩の昔」学生が番組 風景、生活ぶり伝える 中大放送研・加藤さんら(讀賣新聞 東京多摩版、2010年12月26日)

2010年3月31日に放送終了したエフエム多摩(東京都多摩市周辺 77.6MHz)の番組「多摩の歳時記」を中央大学の放送研究会の学生がポッドキャスティング番組「多摩むかし探訪」として引き継いでいるという話は、以前このブログでもご紹介した。

昨年のラジオの話題では、数少ない明るい話のひとつ:

多摩むかし探訪

閉局エフエムの看板番組 中大生が継承(東京新聞、2010年12月8日夕刊) (当ブログ内)

今度は讀賣新聞でも紹介されたとの事。応援も兼ねてご紹介:

「多摩の昔」学生が番組 風景、生活ぶり伝える 中大放送研・加藤さんら(讀賣新聞 東京多摩、2010年12月26日)


峯岸さん(左)に話を聞く中央大学放送研究会の加藤さん(右)ら(多摩市鶴牧で)
 

 多摩ニュータウン開発が始まる前の多摩地区の風景や人々の暮らしぶりなどを紹介する番組「多摩むかし探訪」を、中央大学(八王子市)放送研究会の学生がインターネット上で配信している。音声だけの番組で、3月に閉局した「エフエム多摩」の看板番組が前身。同研究会メンバーで、番組の大ファンだった同大2年の加藤創さん(20)が、「何とか番組を残したい」と始めた。

 「多摩丘陵には『谷戸田』と呼ばれる棚田があった」「府中―東八王子駅間には玉南電気鉄道と呼ばれる鉄道が走っていた」「ニュータウン開発で川が埋め立てられ、今では道路の下の水路を流れている」――。

 放送は約20分で、多摩商工会議所前会頭の峯岸松三さん(88)が、ニュータウン開発前や開発中の様子などを語っている。5月から毎月1回配信され、これまで7回が放送された。

 同番組は、多摩市を中心にラジオ放送を行っていた「エフエム多摩」の看板番組で、12年間続いた「多摩の歳時記」を引き継ぐ形で始まった。加藤さんは、峯岸さんがレギュラー出演し、多摩の昔の風景を伝えていた同番組の大ファン。中学1年の頃から聞き始め、「普通のラジオで聞けない昔の生活の知恵などが聞けるのが新鮮だった」という。

 今年2月に閉局の話を聞き、「何とかこの番組を残したい」と、同局のディレクター・武藤洋子さん(35)に連絡を取った。自身が所属している放送研究会で「引き継ぎたい」と訴えると、武藤さんは「学生らしい番組を作ってくれるなら」と快諾。峯岸さんも二つ返事で引き受けてくれ、学生たちによる番組製作が始まった。

 現在、収録は峯岸さんの自宅で行っている。前半は、「多摩の歳時記」でパーソナリティーをしていた前岡洋子さんが聞き手を務めるが、後半は学生が出演。「(中央大近くを走る)『野猿街道』は昔どんな様子だったんですか」など、学生の視点から峯岸さんに質問をぶつけている。

 峯岸さんは「若い人たちが多摩の昔の姿に興味を持って、取り上げてくれるのはありがたい。今では私にとっても生きがいのひとつ」と目を細める。

 加藤さんは「多摩の昔を知らない人たちに、半世紀で多摩はこれだけ変わったということを知ってもらえたら」と話している。

 「多摩むかし探訪」の配信を行っている専用ホームページはhttp://chktama.seesaa.net/


 
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