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閉局エフエムの看板番組 中大生が継承(東京新聞、2010年12月8日夕刊)

○閉局エフエムの看板番組 中大生が継承(東京新聞、2010年12月8日夕刊)

ラジオ局の廃局が相継ぐ昨今、ラジオ界にもほのかな灯、という話題。

2010年3月31日に放送終了したエフエム多摩(東京都多摩市周辺 77.6MHz)。私も廃局前に聴きに行った:

エフエム多摩(東京都多摩市周辺 77.6MHz)を聴いてきた。(当ブログ内)

ちなみに、下記ブログによれば、2010年7月の時点では送信所はまだ残っているらしい:

FM多摩送信アンテナ跡 - 放送まにあ 試験電波発射中!!

そのエフエム多摩の番組「多摩の歳時記」の企画を中央大学文学部2年生で放送研究会の加藤創氏が引き継いで、ポッドキャスト番組「多摩むかし探訪」として無料公開しているとのこと。月1回の更新。私が廃局前に聴きに行った日に「風色の週末〜さくら通りへようこそ〜」(エフエム多摩、2010年3月28日(日)9:00-12:00)を担当していた前岡洋子アナも出演している。

[……]中学一年のとき偶然「歳時記」を聞き、ファンになった。「ウナギが川に上ってきた話や台風で豚小屋が壊れた話を聞き、自然豊かな風景が数十年前まであったことが面白かった」

 大学の放送研に入り、あこがれのエフエム多摩に、番組を持たせてほしいと頼みにいったこともある。それが、まさかの閉局。できることはないか考え抜き、「インターネットラジオで企画を続けさせてほしい」と番組関係者に申し出た。

とか。

多摩むかし探訪(ポッドキャスティング)

ラジオをやりたい人とラジオ局に関わりたいだけの人は全く別モノだということがハッキリ判る。応援したいなぁ。頑張れよ。

ある程度音源が溜まってきたら、CDにして販売するとか、多摩市内の図書館に置いてもらうとかすればいいんじゃないかなぁ。

闇夜には、1本の蝋燭は太陽より明るく輝く

閉局エフエムの看板番組 中大生が継承(東京新聞、2010年12月8日夕刊)

峯岸さん(左)に話を聞く中央大放送研究会の加藤さん(右)ら=東京都多摩市で
峯岸さん(左)に話を聞く中央大放送研究会の加藤さん(右)ら=東京都多摩市で
 

 ニュータウン開発で様変わりした東京・多摩地区の昔の風景や、人々の暮らしを伝える音声だけの番組「多摩むかし探訪」を、中央大学(八王子市)放送研究会の学生がインターネットで無料配信している。3月に閉局したコミュニティーラジオ「エフエム多摩」の看板番組だったが、あかりを消すな、と若者たちが引き継いだ。 (加藤益丈)

 「多摩ニュータウンに鉄道が走る前はどうだったんですか」「聖蹟桜ケ丘駅周辺の線路が大きくカーブしているのは、理由があるのですか」

 多摩市の峯岸松三さん(88)宅での収録。この日のテーマは「多摩ニュータウンの鉄道整備」。峯岸さんは多摩商工会議所前会頭で、エフエム多摩が放送していた番組「多摩の歳時記」にレギュラー出演していた。地元の歴史に詳しい語り部に、学生が熱心に質問を浴びせた。

 五月にスタートした二十分間の番組は、月一回のペースで配信中。「歳時記」で聞き手を務めていたフリーアナウンサー前岡洋子さんが開発前の様子を峯岸さんに尋ねる前半と、開発直後の様子を学生が尋ねる後半の二部構成となっている。

 掛け合いを静かに見守るのが、ディレクターの文学部二年加藤創さん(20)。中学一年のとき偶然「歳時記」を聞き、ファンになった。「ウナギが川に上ってきた話や台風で豚小屋が壊れた話を聞き、自然豊かな風景が数十年前まであったことが面白かった」

 大学の放送研に入り、あこがれのエフエム多摩に、番組を持たせてほしいと頼みにいったこともある。それが、まさかの閉局。できることはないか考え抜き、「インターネットラジオで企画を続けさせてほしい」と番組関係者に申し出た。

 七十近くも年の離れた峯岸さんとの掛け合いには戸惑いもあった。初回の収録では会話が続かず、十五分の番組しか作れなかった。しかし、放送後に届 いたリスナーからの感謝のメールなどを励みに奮闘し、いまでは「行政の記録にはない裏話も引き出せるようになった」と手応えを感じている。

 峯岸さんも「若い人に話を聞いてもらえて、うれしい」と喜ぶ。加藤さんは「好きという気持ちで始めたことが、多くの人に感謝され、やって良かった。これからも地元の人も知らない話を伝えていきたい。特に若い人に」と強調した。

 「多摩むかし探訪」のアドレスはhttp://chktama.seesaa.net 動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」でも聞くことができる

※当ブログ内の関連エントリー

「多摩の昔」学生が番組 風景、生活ぶり伝える 中大放送研・加藤さんら(讀賣新聞 東京多摩版、2010年12月26日)

 


 
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