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泣く子も黙る ウーチャカ大放送(1985年)

○「泣く子も黙る ウーチャカ大放送」(1985年)

※大幅に加筆、および構成を変更しました。(2010年11月12日)


これがウーチャカ大放送だ!
 

「泣く子も黙る ウーチャカ大放送」は、爆笑問題・田中裕二が学生時代に制作していたラジオ番組(カセットテープに録音)。

火曜JUNK「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ、火25:00-27:00)で度たび話題になる。

前掲の音源は「カーボーイ」1997年11月4日の放送。当時は「火曜JUNK」ではなく「火曜UP'S(Ultra Performer'S radio)」。今と比べると、太田光がけっこう早口で、口数が多く、声も若い。しかし、田中はあまり変わっていない。それはそれでスゴい。

このころは「カーボーイ」を聴いていなかったので、実際に「ウーチャカ大放送」を聴いたのは初めて。

「Ultra Performer'S radio」と「泣く子も黙る ウーチャカ大放送」は、ネーミング・センスが同じような気がする。素人なのに「泣く子も黙る」「大放送」という大言壮語。

さて、「ウーチャカ大放送」は、田中の黒歴史としてネタにされることが多いけれど、実際に聴いてみると、素人でこれだけ喋れれば大したものだと思うし、ラジオずきな雰囲気が伝わってくるので、とても好感が持てる。私はかなり好き。

「ラジオが好きだ、好きだ、好きだ」という思いが極限まで昂じると、聴いているだけでは飽き足らずジタバタし、「自分もラジオをやってみたい」という気持ちになる人がいる。

トークに自信がなくても面白いことを考えることに自信がある人のなかには、投稿職人になったり、構成作家を目指したりする人もいる。

自分もそういう気持ちに囚われたことは何度もあるし、コタツの真ん中にマイクを立てて「オレのオールナイトニッポン」を実家から全国ネットしている夢を見たことすらある。しかし、自信がなくて、自分でラジオをやるに至らずじまい。

どちらが上とは言えないが、自分の身を前面にさらして表現する喋り手の立場は、私のような小心者にとってはハードルが高い。そこを一歩踏み出している点で、田中に羨望と敬意さえ抱いている。

そして、今、ポッドキャスト・ミニFMなどを通じて自作の番組を世に問うている全てのアマチュア・ラジオ表現者に敬意を。

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