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TBSラジオVS日垣隆氏 不正流用疑惑巡り激烈バトル(J−CASTニュース、2010年9月27日)

○TBSラジオVS日垣隆氏 不正流用疑惑巡り激烈バトル(J−CASTニュース、2010年9月27日)

※若干加筆(2010年10月4日)

「Science Xitalk(サイエンス・サイトーク)」(TBSラジオ)をめぐって、番組パーソナリティーで作家・ノンフィクションライターの日垣隆三条毅史・TBSラジオ編成局次長が Twitter 上で大激論を展開していたらしい。

何を今さらというかたも多いと思いますが、私は一昨日知りました。

記事を引用:

TBSラジオVS日垣隆氏 不正流用疑惑巡り激烈バトル(J−CASTニュース、2010年9月27日)

   「TBSラジオが制作費を他番組へ流用している」と指摘する、作家でジャーナリストの日垣隆氏と、「流用」を否定する同局社員が、インターネットのツイッター(Twitter)上で激しくやりやっている。ツイッター以外のネット上でも注目を集め始めた。

   同局番組を担当していた日垣氏のツイッター上での指摘に対し、「TBSラジオ&コミュニケーションズ」の三条毅史・編成部次長(ツイッター上 では社名・役職名は非公開)は「これまで日垣隆さんに嘘八百を書き散らされて被害を被ったり、人間性を疑うような行為をされた皆さんはこちらまで情報を」 と、2010年9月26日、ツイッターに書いた。

「スポンサー料金他番組に横流し疑惑」を書きこむ

「トゥギャッター」でも注目された  
  「トゥギャッター」でも注目された  

 番組出演者に反論するにしても、一体当事者間に何があったのか、と驚いてしまうほどの激しい表現だ。本人のツイッターなのか同局に確認すると、三条氏本人のものだという。

 「舞台」となったラジオ番組は、日垣さんが出演してきた「サイエンス・サイトーク」(以下、サイトーク)だ。01年から秋~冬の期間限定で毎年放送されており、当初、10年も10月から放送予定だった。

 日垣氏のツイッターでは、10年9月21日ごろから同番組の今年度分放送スタートに関する話題が出始めた。ほどなく、日垣さんは「(サイトークの)黒字分を、他に流用を続け、出演者全員の出演料も据え置き、下請けスタッフの人員まで半減」「サイトークに対する、村田製作所のスポンサー料金を他番組に横流ししていた疑惑、確定」などと書き込んだ。三条氏の名前を挙げて「番組を潰した」などとも批判している。

 一方、9月26日からこの件でつぶやきを始めた三条氏は、スポンサーが払う番組提供料には制作費と電波料が含まれていると反論している。電波料は「機材購入」や「社員の給与」にあてられ、「さまざまな部門に割り振って放送局は運営されているわけです」と「横流し」を否定している。

 日垣氏に電話取材すると、日垣氏は「制作費と電波料の話など一般的なことは、周知の話だ」と三条氏の説明を一蹴した。電波料ではなく、(サイトークの)制作費を「ほかの3番組に割り振った」と同局社員が「認めた」。さらに「具体的な(流用先の)番組名も聞いている」と指摘した。そして、

「スポンサー提供料は少なくとも下がってないのに、(サイトークの)番組スタッフが極端に減らされるなどした。(そうやって捻出した)黒字分が他番組へ流れているのはスポンサーが納得できるレベルではない。不正流用だ」

と改めて主張した。ただ、「今となっては、どうでもいい」とし、番組降板と休養が決まった従来の担当プロデューサーや、編集プロダクション関係者のことが「心配だ」という。

局側は「近々コメントを発表する予定」

 一方、「TBSラジオ&コミュニケーションズ」の編成局は取材に対し、「番組制作費の不正流用はありません」とし、「近々正式なコメントを発表する予定だ」としている。編成局のある幹部は「なぜ(日垣氏が)このような主張をしているのか、見当がつかない」「『流用』の話だけでなく、事実誤認、事実無根の指摘が多々含まれている」と話した。

 両者の対立は、流用疑惑にとどまらず多岐に亘っている。主張がかけ離れている項目も多い。以前からのプロデューサーが担当を降り会社を休むことになり、その後10月からの同番組は放送されないことが決まった、という点については両者が認めているものの、プロデューサー降板の理由や放送打ち切りの経緯では対立している。ほかに、日垣さんへの未払い金の有無や、三条氏が「土下座して謝罪」したかなどを巡っても真っ向から対立している。

 「なんかすごいことになってるぞ」。日垣氏と三条氏のツイッターでの応酬は、ツイッター上で関心を集めそうなやりとりをまとめる「トゥギャッター」(togetter)の「注目のまとめリスト」に取り上げられたほか、ネット掲示板2ちゃんねるでもスレッド(話題提供のための「板」)が立ち、注目を浴びている。

ちなみに、番組サイトはゴッソリ削除されている。

要は、制作費と電波料の配分をどう捉えるかの問題のようで、「不正流用」とまで言えるかどうかは微妙なとことろ。日垣によれば、スポンサー料の5分の4が他番組に使われていたのだとか上掲記事には「電波料ではなく、(サイトークの)制作費を「ほかの3番組に割り振った」と同局社員が「認めた」」とある。まぁ、スポンサー料の配分に関する放送業界の常識や慣例が解らないので、日垣の批判が批判足り得ているのか判断できない。

その他,番組プロデューサーを務める崎山敏也ニュースデスクをめぐる主張の対立など、私のようないちリスナーには事実関係が確認できないので何とも言えない。そういえば、崎山デスク、「Dig」は10月1日(金)が最後だったなぁ

ちなみに、地方のテレビ局職員・孝好氏の検証によると、TBSラジオ側に理がありそうな雰囲気。「あ、彼、もしかするともしかして、電波料と制作費の按分が8:2なのが詐欺だといってるのか・・・うわあ・・・そいつは・・・あれだぁ。。。」とか。5分の4を他番組に使っても日垣の言う「詐欺」には該らないないようだ

ニセモノの良心 : 日垣氏のTBSラジオ不正告発における矛盾点ほか
ニセモノの良心 : 第2回:日垣氏のTBSラジオ不正告発における矛盾点ほか

まぁ、喧嘩のやりかたは、どっちも下品ですね。

※参考

日垣隆(T-Higaki) (hga02104) on Twitter
Togetter - 「TBSラジオ制作費不正流用事件」 (日垣隆による発言)

三条毅史 (radiosanjo) on Twitter
Togetter - 「「TBSラジオ制作費不正流用事件」に対する反論」(三条毅史による発言)

「Science Xitalk」番組終了に関して|TBS RADIO 954 kHz トピックス&ニュース


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