塩谷達也の Gospel Experience 第51回「ゴスペル講座第3回『ダブル ミーニング』」(キリスト教放送局日本FEBC:1566kHzおよびインターネット、2010年9月7日(火)10:15-10:28)
○「塩谷達也の Gospel Experience」第51回「ゴスペル講座第3回『ダブル ミーニング』」(キリスト教放送局日本FEBC:1566kHzおよびインターネット、2010年9月7日(火)10:15-10:28)
○塩谷達也のGospel Experience: キリスト教放送局日本FEBC
※日本全国1566kHzで聴取可能。ウェブサイトでは最新2回が公開。
2010年8月10日(火)放送分から「ゴスペル講座」と銘打って、ゴスペルの歴史などの話が続いている。これがおもしろい。
第2回の「Hash Harbor」では、黒人奴隷が、他ならなぬ奴隷主の信仰を足がかりに、森の中の静かな隠れ家(hash harbor)で信仰を獲得してゆく話を紹介。いつ聴いても心打たれるし、少し切なくもある。
それにも増して、第3回の「ダブル ミーニング」の話が興味深かった。
綿花プランテイションでの作業中に奴隷たちがハミングで歌うニグロ・スピリチュアルズ(黒人霊歌)の歌詞が、逃亡のタイミングを知らせる符牒になっていたりする、という話。
たとえばリーダーがハミングで "Steal Away"(初期の番組内で塩谷がアカペラで歌ったことがある)を歌うと、それを聴いた他の奴隷が次つぎにハミングで応じることによって、奴隷たちに逃亡(steal away)のタイミングを教えるなどの話。
映画のいちシーンみたいだ。
The Reverend Pearly Brown, "Steal Away"
ちなみに、本で読んだ話では、北米の黒人奴隷の多くは、アフリカから直接つれて来られた人数よりも、アメリカ大陸内で(南米から北米へ)移動させられた者や奴隷同士の結婚で生まれた奴隷の数のほうが多かったらしい。
ゴスペル講座第1回のページは削除されているけれど、音源はサーバー上にまだあるようなので、今のところ聴くことができる。お早めに。
○第49回「ゴスペル講座第1回『それは奴隷船から始まった』」(Googleのキャッシュ)
つづく
そういえば,小田急ハルクの山野楽器で塩谷達也『新版 ゴスペルの本』(ヤマハミュージックメディア、2010年)を見かけた。
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